TeaTime(6)
作成日:1998/11/24

横浜線沿線事情(その2)...と,おまけ

確かあれはポカポカした春の日のことだったと思います。
その日は混む先頭車両を避けて,真ん中辺りの車両に座りました。
いつもなら本か雑誌かを読み始めるんですが,その日は最初から寝るつもりに なってました(だってこんなに気持ちいいんだモン)。
横浜線から根岸線直通の電車は,JR相模原からだと一度座ると横浜まで50分 くらいは寝ていられます(ちょうど一眠りできる)。
電車が駅を出る頃には,早くもすっかり寝る体制になってました。
・・・・・・・・・・・・
さて時は過ぎ,ふと目が覚めるとそこは八王子
口を開けてポカーンとしてると,電車が動き出します。
あわてて時計を見ると,ちょうど50分くらいしか過ぎていません。
普通ならちょうど横浜に着いている時間なのです。
東神奈川止まりの電車に乗っていたとしても,八王子まで戻るのには倍近い時間が 必要なのです...これって,もしかしてタイムスリップか???

しばらく頭を捻っていると原因が分かりました。
ちゃんと車内の放送が解決してくれました。
「本日,中山付近にて不発弾の撤去作業が 行われております。電車は中山までの折り返し運転 を行っておりましたが,まもなく再開される予定です。この電車は...」

まぁ,こんな事故処理は別に横浜線に限ったことではないでしょうが,とにかく横浜線は よく遅れます。
JR相模原駅を利用していた数年の間に,何回電話で会社にたどり着けません宣言を したことか。
大体は雨によるものが多い(横浜線は雨に弱い)のです。相模原辺りでは降ってなくても 町田周辺が大雨とか...(そういえば,同じような路線の南武線も似たり寄ったりかな。 なんせ駅が水没する...)

一度,雨上がりの出勤時に駅まで行くとホームが人で溢れていて,あきらめてよく使う 喫茶店にそのまま入ったら,既に会社の先輩が陣取っていて,ゆっくりお茶してから 会社に電話したなんてこともありました。


おまけ

朝の出勤時間帯の横浜線の先頭(と2両目)車両は,新横浜駅前後でムチャムチャ 混みます。
あれより酷いのは,朝の池袋−新宿間とかの限られた区間しか知りません。
JRの相模原駅くらいだと,まだ座れる可能性があったので(最近はどうか 知りませんが),乗り降りするホームの位置関係上,よく先頭に座って乗って ました(座れないと歩いて後ろの車両に移ってた)。
ある冬の日,小机から新横浜に向かう電車の中は暖房を効かす必要がないほど混んで ました。
私はというと,例のごとく固まって寝てました。その頃は混んでようと座ってしまえば 寝ることができました。

その時,電車がちょっとしたカーブで揺れたのですが,それと同時に...

どすっ...

急に座っている膝の上に何やら重いモノが落ちてきたのです。
普通なら棚の上のモノが落ちたというところでしょうが,この時は違いました。
目を開けると何と人,それも女子中学生 (か高校生かな?)が膝の上に座っているのです。
彼女もビックリしたのでしょう,何か小声で言いながら(たぶん謝っていたんだと 思います)一生懸命立とうとしてるんですが,一度塞がった隙間が簡単に開くハズも ありません(周りの人も何とかしようとしてくれているのですが,どうにもならない ようでした)。
女の子は顔を赤くして下を向いているのですが,アレはこっちが恥ずかしかった。
ハッキリ言って私は被害者なんですが,何だか諸悪の根元の ようです...ウッ周囲の視線が白い...(違うんだよぉ〜, 信じてくれよぉ〜)

結局,新横浜駅でも人が乗ってくるだけで更に隙間が無くなり,菊名駅までツイに そのままでした...あぁ恥ずかしい。
その女の子は,菊名駅で降りる人の圧力にもみくちゃになりながら,あっという間に 消えていきました。
おーい,こんなことで人生投げちゃダメだぞぉ〜

菊名駅を過ぎると,後は立つ人もまばらなガラガラの車内です。
このガラガラな状態でさっきの体勢だと,絶対に痴漢で突きだされるな,オレ。
...などと考えている内に,もう東神奈川駅です。さて,今日もこれから仕事,仕事。

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