インターネット/イントラネットの普及により爆発的に増えていった今年<1997>のお騒がせメールの痕を中心に追ってみました(『お知らせ』に載せたニュースと個人的な話題が中心です)。
これ以外にも,まだ沢山あると思いますが,とりあえず主なところということでご了解下さい m(._.)m
ダイレクトTEL&FAXからダイレクト電子メールへ!,相手がよけいに見えなくなっているだけに,事態は悪くなってる気がします。
DMを送ってくるな!公開も辞さないぞ!
と書いてあるにもかかわらず,『ホームページを読みました』と書いたDMを送りつけてきたマツキヨ・エス・アイ合資会社(matt@matt.net)殿。
大概の会社が当方のメールを無視される中,ちゃんと公開を許可する由のメールを送り返して下さったのには感心しますが,それをされるくらいなら,「こんなDMを送るんじゃねぇよ」というのが当方の偽らざる気持ちです。
情報処理振興事業協会(IPA)が発表した調査報告です。
今後,このようなプロバイダが増えると,無差別攻撃が減ってうれしいかな(でも,そういうサイトばかりじゃないだろうから...)。
国内の場合なら,迷惑なDMは相手のプロバイダのWebマスタに抗議するのも手です。
日経BPがJPNICの管理する営利目的では使えないデータを元にDMを送ったことで,JPNICに謝罪文を提出しました(InternetWatch)。
ドメイン管理者向けにDMを出したようですが,誰も止める人がいなかったんでしょうかねぇ。
「日経インターネットテクノロジー」の販促DMということですが,これ申し込もうと思ってたんですが,今回の件で見送りました。
日経BPのBizTechには,6/11現在このことは書いてないばかりか,IPAの4月の報告が最新のように書いてあります(最新は5月ですね)。
何か変だぞ!日経BP!(ちなみに,私は日経オープンシステムを購読してますが)
6月12日のお知らせで日経BPのことを書きましたが,その後,特に発表らしい発表もないので,もしや「ガセ」!と思い,焦って調べてみました。
問題となったDOMAIN-TALKというMLは,Web上に公開されています(JPNICのメイルアーカイブ)。
そこで,問題の発端となった97/6/4日のメール(JPNIC-DOMAIN-TALK 1472)と日経BP社からの97/6/6日の謝罪文(JPNIC-DOMAIN-TALK 1345)を確認することができます。
(「ガセ」でなかった,めでたいめでたい。)
尚,この件は,6月17日に行われたJPNICの運営委員会で協議されるようです。
それにしても,世間にDMのタネは尽きないようですね...
タイフーンという日本のプロバイダが米国で訴訟を起こしたというニュースがありました。
オムロンから,一方的に送られてきた広告や勧誘などの電子メール(SPAMメール)を自動選別するEudora用プラグインソフトソフト「MailJail」が発売されたそうです。もっとも,これ米国での話です。
最近のマクロウィルスの激増や,DMの多さも嫌なんですが,それよりもっと悪質なのが身の回りで急に増えた「ねずみ講まがいメール」。
検察庁のホームページにも情報が載ってます(コンピュータ・ネットワークを利用したネズミ講にご用心!!)ので,他人に転送してしまう前に,ご一読を。
会社のNotesのSMTPゲートウェイから,突如メールの攻撃を受ける。
社内のちょっとしたMLからのメールを某プロバイダに転送(Notesエージェントメール自動転送機能)していた人のメールがトラブッたみたいで,2分に1回の割合で約300通くらいの同じ内容のメールが送られてきました。
とりあえず,システム部門の管理者宛にメールを送っておいて,その間,所属している部門のメールサーバは容量が少ないので,クライアント側で新着メールをを自動的に受信するように設定して,何とか復旧まで持ちこたえました(定時後で管理者がいなかったので,クライアントでしか対応できなかった)。
原因は今のところ不明で,自動転送機能は使用禁止の通達が出たまま...
まぁ,深夜(メールの嵐は深夜2時頃終わったようです)に対応していただいたシステム管理者の苦労には感謝しますが,早く何とかして欲しい!
先ほど所属しているMLでバクダンメールが飛んでました。幸いなことにこれまで事故以外でこの手の自動化攻撃に遭ったことはなかったんですが,やっぱり強烈ですね。
金曜の夜22時からの攻撃ということも含めてかなり巧妙な手口なので,数時間のうちに相手のISVのWebMasterに対応してもらえて幸いでした。
Webのチャット/掲示板の裏技を介しての攻撃ということで,開設している人は踏み台にされないように注意しましょう。
読売新聞にも出てましたが,「早大の通信回線あわやパンク 「有害ネット」卒論調査で3万8000人にメール」ということで,アンケートを電子メールで38,000人の学生に送ったそうです。
アメリカだとspamという呼び方をされるんでしょうけど,この手の迷惑なDMって日本語でいい表現ないですかね。
今年はDM以外にもデマメール,チェーンメール等の悪質なものが目立ったのではないでしょうか。
実際,私の所にも「ねずみ講」まがいの勧誘メール(「MULTI LEVEL MARKETING」のヘタくそな日本語直訳メール)が何度となく送られてきました(もっとも,どーも「ねずみ講」のように複数の親子がいると見せかけた同一犯によるメールのバラマキではないかと思ってるんですが)。
それに,ウィルス関連のデマメールも何度となく繰り替えされたり,上司から嫌がらせのメールの相談を受けたりで,今年は本当に考えさせられる一年でした。
spamメールの撃退方法としてc|netに「stop spam ジャンクメールを撃退しよう」というコーナーがありますから,ぜひご一読を。