CoffeeBreak(32)
作成日:2001/01/17

久保田利伸のバカヤロォ〜

久しぶりにレンタル屋さんで,CDを借りてきました。
何気なく手に取ったのは,久保田利伸のLA LA LA LOVE THANGなのです。
あ〜最近聞いてないなぁ,と想い始めると,もう手から離れません。

で,借りて帰ってきて,さっそく再生しようとすると...
ピィーゴワァ...ブパァ...ババッ...
曲数表示が,秒読みのごとくカウントアップし,あっというまに終了。

ゲッ...コワレタ...

一度取り出してみて,表面に傷が無いことを確認して,もう一度...
だめだぁ〜同じだぁ〜。
念のため,他のCDを再生して見たのですが,現象は同じ。
数時間前までは元気だったCDプレイヤーは,今や巨大なオブジェと 化している(ついでに,アンプとスピーカーも引き連れて)。

CDが悪いのかと思い,手近にあったノートパソコンで再生してみようと, セットしたら...
いきなりクボタのアニメーションが始まり,野球拳が...
なんだ,こりゃ。普通の音楽CDじゃないじゃん。
そうなんです。これは,音楽とデータの共存するCD-ROMだったのです。
(しかも,くだらねぇーお遊び付きの)
でも,しっかりとゲームとビデオクリップをチェックして,CDプレイヤー で再生してみると,ちゃんと音楽CDとしても聞くことができます。

...ここまでだと,なんだ偶然に壊れたのか,ということにもなりかね ませんが,WinCDRというCD-Rの書き込みソフトのヘルプには,こんなことが 書いてありました。

Mixed Mode CDとは、データトラックの後にオーディオトラックを追加した 形式のディスクです。
データトラックにプログラムやデータ等を記録し、その後ろにBGM として再生 できる音楽などが記録してあるもので、オーディオトラックの部分は音楽用の CDプレーヤーでも再生ができます。
Mixed Mode CDは、記録するディスクの最初のセッションにデータトラックと オーディオトラックが記録されていなければなりません。
Mixed Mode CDのオーディオ部分は音楽用CDプレーヤーでも再生できます。
一部のオーディオ機器では、データトラックを識別できずそのまま再生してしまう 場合があります。

データのトラックを再生するとノイズで機器を壊すことがありますので、お取り 扱いにはご注意ください。

Enhanced CDとは、オーディオトラックの後にデータトラックを追記した 形式のディスクです。
従来のMixed Mode CDフォーマットで書き込まれたディスクは、データ、オーディオの 順に記録されていました。
そのため、オーディオ用のCDプレーヤーで頭のトラック(データの部分)を再生 しようとすると、スキップしてしまう、再生できない、無音が再生される、雑音が 再生される、さらに、場合によっては、雑音の再生によってスピーカーが壊れる という問題点がありました。

Enhanced CDは、この問題を解決するために考え出された記録方式です。

このWinCDRというソフトで,このCDのフォーマットを確認してみると, Enhanced CDと表示されます。

う〜ん,何の解決にもなってないじゃないか!
何というか,非常に中途半端な気分になってしまいます。
限りなく黒に近い灰色といったところでしょうか(イヤ,別に一番悪いのは,そんなの 再生したワタシでしょうけど)。

それにしても,レンタルしてきたCDには,フォーマットが何かなんて書いて あるはずがありません。
作る側の遊び心は十分に理解できるし,結果が何ともなかったら,ビデオクリップが 入っていることすら気がつかなかったかもしれません。
せめて一言,どこかに書いてあれば...
見方によると,非常に借り得なCDとも言えるのでしょうが,わたしゃ声を大にして 言いたい。

クボタのバカヤロォ〜。


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