UP CoffeeBreak(59)
作成日:2005/04/24
更新日:2005/04/25

アンチウィルスソフトによる被害
(NOT ウィルスによる被害)

トレンドマイクロのウイルスバスターの件、被害に遭われた方にはご同情いたします。

日本では4月23日の朝から配信されたもので、WinXP SP2とWin2003サーバが被害を受けたようですが、それ以外ではどうだったのでしょう。どうも、ITmediaの記事を読む限り、パターンファイル受信後に再起動すると無限ループに陥るとのことで、再起動が必要の無いサーバには被害が少なかったようです。

Webのマスコミ各社の反応は、24日の1時頃に確認したところ、asahi.comでは大きく取り上げられ、YOMIURI ON-LINEでも取り上げられていました。
また、当然のごとくITmediaでも取り上げられていました。

しかし、MSN-Mainichi INTERACTIVEには載っていないようですし、PC Watchですら出ていませんでした(後、ZAKZAKとかも)。

[追記]PC Watchには載っていませんでしたが、Internet Watchには載っていたようです。失礼しました。[2005/04/25]

全社的に被害を受けたのか、広告費関係で支障があるのか、単にニュースバリューが無いと判断したのか、記者が居なかったのか、知らなかったのかは分かりませんが、Web向けに記事を書いていることを考えると、かなりお粗末な状況かと思います。


このサイトでも、一時期はこんなこと(ウィルスニュース1997ウィルスニュース1998)もやっていたのですが、その後は対策が進んで、P2P絡みくらいしかニュースになるようなことはなくなってます。

それにしても、今回の一件で、トレンドマイクロは窮地に立たされたんじゃないでしょうか。業界再編とかにつながるかもしれませんね。あぁでもMSとか「ほりえもん」とかには暗躍して欲しくないなぁ。

また、企業の情報システム部門の方も頭が痛いのではないでしょうか。
通常、サポートが面倒なので1社に絞ってるでしょうからねぇ。いきなり全社のパソコンが立ち上がらなくなったらと思うとぞっとするでしょう。
これで、アンチウィルスソフトは、全社共通ではなく複数のソフトを意図的に導入するといったリスク回避が行われるんでしょうか。
正直なところ、今回被害者でも関係者(いろんな意味で)でもなかったので、ちょっとだけ安心しています。


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