CoffeeBreak(5)
作成日:1997/01/24

BIOSといわれても...


BIOSといわれても,最近ではAT互換機を使っている人でも,一部の人しかBIOSと付き合った人はいないのでは?って思っています。
ワタシも触るのは立ち上がり時に自動的にNumLockになるようにする設定とか,ハードディスク増設時の確認とかしか触ったことないです。
BIOSのアップデートを追いかけるなんてことも,特に大きな不具合がない限りはしないでしょうねぇ。

で,そのBIOSに起因する(らしい)話。

勤め先では,あるISAボードを結構使用しています。
ある日,メールでこんな話が舞い込んできました。
某社のAというパソコンで,このボードが動作しなかった!
世の中には一般的に相性で片づけてしまうような,個別の製品間でのズレによる動作不良(というか不具合)が起こることがあります。
これも,最初はその手の問題だろうと思っていました。
同じ会社の違う機種では,このISAボードを動かしたことがあったからです。

しばらくして,もう忘れかけてた頃,この話知ってるか?っといって聞かされたのは上記の話。
「あぁ聞いたことあるよ。そんなこともあるらしいねぇ」
と答えると,「知ってたのなら,言ってくれれば...」との返事。
よく事情を聞いてみると, などが分かってきました。
情報不足というか,この機種がそんなに出回ってると思わなかったなぁ,というのが最初の感想。
で,半分はそんなバカな...っていう気持ちでした。

そうこうしているうちに,メーカーからそのボードを試した回答が回ってきました。

中級クラスの機種だったのですが, などです。

で,結局買った5台については,同じ金額で別の会社のマシンに入れ替えて貰い,事なきを終えました。

相性ですませられる問題は,これまでにも何回かあったのですが,互換機の特定機種で利用できないボードがあるっていうのは初めての経験でした。
ISAバスのコネクタの信号の同期あたりの問題なのでしょうか?
昔はあったと思うのですが,実際にそういう話を聞いたのは初めてです。
互換機市場というのは自己責任で成り立っている市場なので,こんなことがあっても不思議ではないのでしょうが(頻発させるメーカーは,ユーザの信頼を失い消えて行くだけ),もうすでに枯れた技術だと思っていただけに,かなりショックでした。

別にメーカーの保証があるもを使いましょう,なんて言うつもりはありませんが,自己責任それを支える情報収集だけは欠かさないようにしなくちゃ,と思った次第です。

でも,自分で買ったボードが使えなかったりすると,絶対に販売店に抗議に行くだろうな>オレ

戻る