CoffeeBreak(3)
作成日:1997/01/17

寒さに弱い?


正月明けの最初の日には,必ずどこかで何かトラブルが起こります。
連休明けというのは,どんな時でもそうなのですが,お正月明けは一段とその威力が違ってくるのです。

今回もやっぱり起こってしまいました,しかも強烈なヤツが。
北関東にあるLANのサーバ(NetWare)が,見事に大往生を遂げたという連絡が入ったのは,まだ休暇が明けて2日目の1月の7日のことです。
いろいろと電話で試してもらった(いわゆるリモートテレフォンメンテナンス ^^; )のですが,どーにもならない...ということで急遽北関東まで出向くことになりました。
とはいえ,単に行ってみてもハードの故障が直るわけでもないので,メーカーのメンテの人(北関東の担当の人)も同行して貰うことにして,こちらはメンテ部材をメーカーの流通センタまで取りに行き,現地で落ち合うことになりました。
あぁこういう時のメンテナンス契約のありがたさ。

このサーバはSCSIカードを2枚挿した2重化を行ってました(いわゆるデュプレックスってヤツです)。
状況としては,DOSの立ち上がりでSCSIのハードディスクを認識しないというもの。
何回か電源を入れ直すと見える場合があるけど,SYSボリュームを認識しないというとこで,何ともお手上げの状態です。
メンテの人曰く,SCSIのコントローラが壊れているということで,さっそくSCSIのコントローラとついでにドライブを2個とも交換すると,あっと言う間にドライブが見えるようになります。
さすがっと思う反面,このメンテの人ってかなりこういった事例に対応してるんだな,っと思ったのは私の思い過ごしでしょうか (^_^;
実は最悪の場合も考えて,こちらから代わりのサーバ用のパソコンまで持っていったのです(ハードディスクを載せ代えるつもりだったんです)。
で,とにかくフォーマットとか設定とかをして貰ってる間に,持って行ったパソコンに壊れたSCSIに繋がっていたドライブを繋ぎ直してみました。
but...哀しいかな結局のところ2つとも潰れてました。
通常ディスクを2重化している場合,一方のドライブが壊れても,もう一方のドライブは問題なく動作するはずなのですが,SCSIのコントローラがおかしくなったところで,ついでに中身も壊してしまった(というか,壊れた時点で変なモノを両方のドライブに書き込んだ)のでしょう。
2重化してあるから大丈夫という安心感からか,バックアップの中身は数年前に導入した時のまま...
改めて人による運用の大切さを思い知ったのでした。

まぁ連続運転しているハードディスクって,1度電源を落とすと立ち上げるときにコケることが多いのは確かなんです。
運用上ではバックアップを取ることになっているのですが...
今回の場合,不幸中の幸いというか,メーカーさんの対応の早さでかなり助かりました。
ホントに純正のサーバー機&メンテ契約のありがたさを再認識しました。
何と言っても,当初は長くて2週間かかるかもしれません,って言われた修理が当日のオンサイトですから。
もちろん,その間に長い電話でのやり取りがあったのは水に流して...(^_^;

さて,今年のお正月...そういえば2日/3日あたりは寒かったんですよね。
北関東のサーバの設置場所は,屋内といってもオフィス部分ではないところに置かれています。
でもって,この場所が冷えるんです,人が居ないときは。
当然のことながら空調されてるんですが,連休中はそのブロック全体の電源を落としてしまうので,どーにも対応のしようがない(申し入れはしてますが)。
屋内なので,さすがに零下にはならないと思うんだけどなぁ。

そういえば,もっと北の地方にあるサーバーも,一度「サーバが凍りました...」という連絡を残したままお亡くなりになりました(マザーボード交換)。
雪がシンシンと降る底冷えのする朝だったそうです。
やはり人が暮らせないような状況では,パソコンもとうてい安住の地にはなれないということなのでしょう...合掌

あっもちろん寒さだけじゃないですよ。
なかには,ホントにこんな設置環境でよく動いているなぁと思うことがあります。
一度,ドットプリンタの連続用紙の裏に水滴がビッシリ付くほど湿度の高いところに置かれていたパソコンを見たことがありますが,パソコン本体も用紙と同じように側面に汗ビッショリかいてました。
もちろん慣れない人だと5分と居られないような場所だったので,私も長居せずにすぐに立ち去りました。
あのパソコンは,その後どうなったのでしょう(想像したくない ^^;; )。

ということで,今日の教訓
最低でもサーバの電源を落とす前には,バックアップを取っておきましょう!
2重化で買える安全なんて,やっぱりそんなもの!最後は人が決めて!
サーバーは,せめて人が活動できる環境に置いてあげましょう!

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