花の万博
●(1)高橋幸宏「Broadcast From Heaven」 の時のライブが行われた(「Expo'90 Sound Special Live Zeal」という企画の一つとして)。野外なのでリハーサルを聞くことができた。夜の野外はとても寒かった。
●(2)「光ファンタジー・電力館」という関西電力のパビリオンの音楽を坂本龍一が担当した。Light&Lifeをテーマに総合プロデュースを石井幹子が手がけた。「ルミナー号」に乗ってパビリオンの中を一回りする。私が行った時、何かの運動グループが関西電力に対して抗議活動をしていた(環境保護運動か?)。(nakanaka)
●(3)「光のファンタジー 電力館」の音楽についてですが、CD化されて、関係者に配られていたようです。(知り合いに貸してもらったのですが、今思えば、譲ってもらえばよかったかも・・・。)(CHATR)
 ★もう手に入らないんでしょうねー。(T_T)(nakanaka)

はっぴいえんど
●(1)言うまでもない、伝説的ロックバンド。メンバーは細野さん、大滝詠一、鈴木茂、松本隆。「All Together Now」(1985@国立競技場)で一度、再結成している。このとき、興奮の余りファンが倒れたという。これにはメンバーが驚いたと伝えられる。(nakanaka)
●(2)日本語ロックのパイオニアと言われ、「ロックは日本語か英語か」で一大論争までおこしたはっぴいえんど。時代的に何かにつけて議論したがる風潮だったんでしょうか。
 松本隆さんは日本語にかなりこだわっていたようですが、細野さんは後に「日本語でなくてもよかった。英語でもよかった。」と語っておられました。
それを言っちゃあおしまいだ。(ブロイラー)HP=「モフモフ〜モスモスのまねまねサイト」
  ★細野さん、そんなことおっしゃってたんですか(どこでおっしゃってたのでしょう?)。でも、言いそうな感じもしますね。(^ ^) 「日本語─英語論争」あったようですね。現在は、どちらでもよいという感じでしょうか。しかし、きっとその論争も音楽史的に意味があったのでしょう。リアルタイムで知っているわけではないので何とも言えませんが、私の世代はむしろ、論争をしないで教育を通ってきた感じがします。それはそれで何か欠けているような気もしないではないです。(nakanaka)

HD-414X
矢野顕子が「テクノポリス2000−20」、第2回ワールドツアーで使用したヘッドフォン。メーカーはSENNHEISER(ゼンハイザー)。
このヘッドフォンが発売されたのは今から30年前。その当時から一般ユーザー、ミュージシャン問わず絶大な支持を得ていたそうです。現在は生産されていませんが(残念)、補修パーツは今でも供給が続いています。(SL500)
  ★ああ!こういうところにも興味深いお話が! いま頭に思い浮かべてます。(^ ^) YMOと言えば、ヘッドセットマイク(でいいのでしょうか)のイメージがありますが、矢野さんはかわいらしかったですよね。それで、私たち(子ども時代に私の周りでYMOを聴いていた奴ら)は、あれに憧れたものです。今では当たり前のように使われてますけど。(nakanaka)

開け心
●(1)スネークマン・ショーに収められている謎のモノラル録音(ホントにモノラルかどうかは未確認)。実はフジカセットのCM曲であり、当時懸賞で当たったブック・カセット「テクノポリス」に収められていた「磁性紀」というのがオリジナル・タイトル。このカセットの、構成主義チックなレーベルデザインは高橋幸宏。(ヤブロック)
  ★長らくこの曲を聴くことができませんでした。ひょっとすると、アルファ・レコードが出した『TECHNO BIBLE』で聴いたのが初めてかもしれません。ふと思い出しましたが、むかし「カルトQ」というクイズ番組で、YMOの問題が出る日がありましたが(因みに、優勝したのは元電気グルーヴの砂原良徳さんです)、この曲のイントロ当てクイズだけは、他の曲より回答が遅れていました。他の曲はイントロが流れ始めた一瞬で、みんなが答えようとしたのですが、この曲は、その間の時間がちょっと長めでした。それだけ、馴染みが薄めの曲だったのかなあと推測しました。(nakanaka)
●(2)「開け心」はスネークマン・ショーのベスト盤(確かタイトルは『急いで口で吸え!』)に入ってたと思います。それ自体今出てるのかわかりませんが。ただ作品としてはそんなに・・・。(ブロイラー)HP=「モフモフ〜モスモスのまねまねサイト」
  ★この曲は、初期のYMOと中期のYMOの間にある感じがしてます。どことなく肩の力が抜けているような感じがして、私は好きです。スネークマン・ショーは、実は私は弱いのです(詳しく知らないのです)。『急いで口で吸え!』はベスト版でしたか。。。とにかくスネークマン・ショーは今からでも聴いてみたいです。(nakanaka)

HIS
細野晴臣プロデュースによる、忌野清志郎、坂本冬美との三人組ユニット。三人の頭文字を取って「HIS」で、ノリ的にはアトムハート、テツ・イノウエとのユニット、「HAT」のはしり。
アルバム「日本の人」は名盤。オリヂナルナンバーだけでなく、「500マイル」「アンド・アイ・ラヴ・ハー」などカヴァー曲も収める。ちなみにHISという名前は、「叡智を極めて愛するために前へ進め」とのダブル・ミーニングらしい。(ヤマグチエリ)

ヒトデ派
●(1)高橋幸宏さん等が、何故か派閥を作りたくなったらしい。そこで、思いついたのが、マン・レイの映画『ひとで』。そこから名を取った。20〜30人いたらしいが、その数は流動的につき、詳細は不明。
温泉、ボーリング、卓球、ビリヤード(「近代温泉三種」というらしい)。
主なメンバーは、高橋幸宏、三浦憲治、信藤三雄(幸宏氏いわく、黄金のおじさんトリオ)。更に、安西肇、高橋キンタロー、ウッディ川勝、その他。今はもうない筈である。<参考:高橋幸宏著『ヒトデの休日』>(gonsi)
●(2)1992年に発売された幸宏氏のアルバム『幸福の調子』(『LIFE TIME, HAPPY TIME』)のジャケット撮影を契機に結成。
音楽業界だけではなく、俗に言う「カタカナ業界」全般から業界人を集め、みんなで揃ってボーリングをする、というわけのわからない活動をしていた。
6月6日の幸宏氏の誕生日には、総勢100名にも及ぶ参加者による「第1回高橋幸宏杯争奪ヒトデ派ボーリング大会」など大規模な活動を行う集団に発展した。  しかし、ボーリング熱が冷めるとともに自然消滅してしまったらしい。残念。(七篠権平)
  ★そんなに集まったんですか! 幸宏さんも面白いことを考える人ですよねー。ただ、「〜派」と言っても、ボーリングをする「派」というのが面白いです。「派」であって「派」でない、七篠さんのおっしゃるように「わけのわからない活動」をする「派閥」だったんでしょうか。(^ ^)(nakanaka)

ひとりになったら本を読む。
1981年の新潮文庫夏のキャンペーン「新潮文庫の100冊」のキャッチ・コピー。この夏のイメージ・キャラクターは、坂本龍一であった。ポスターは、目を閉じた教授を中心に、両脇に後姿の細野さんと幸宏氏が佇んでいる、というもの(キャンペーンに応募して、この特大ポスターをせっかく手に入れたのに、引っ越したときかなんかに紛失してしまい、今となっては入手困難な事態に後悔するおバカな私)。(しでお)
  ★これは懐しいですね。はっきりは覚えていませんが、このコピーは私の若き日々、その漠然とした感覚を思い出させる力を持っているようです。キャンペーンでポスターがもらえることも知りませんでした。(^^; 「しなやかアタマしてます」か何か、フジテレビのキャンペーンのイメージ・キャラクターに坂本さんが選ばれたことがあったと思います。このときの記憶のほうが、ほんの少しだけですが、確かです。……ちょっと青春の夏にひたりたい感じです。(nakanaka)

ほどよい愛情
かれこれ15年くらい前のことと記憶していますが、あの世界のサカモトが、大手スーパーダイエーの御歳暮ギフトの宣伝キャラとして活躍されていました。
テレビCMなどはなかったように思いますが、近所のダイエーに教授の顔が大写しにされたパネルがいっぱい張ってあったのを覚えています。しかも、御歳暮時期の終了後、そのパネルは希望者に抽選であたるようになってまして、うちの妹が1枚getしました。無論、それは私のものになったわけですが、(妹はあまり教授に興味がなかったので) 今はどこへいったのやら・・・。実家を家捜ししたら出てくると思うのですが。値打ちあるかな。
ちなみに、「ほどよい愛情龍一ギフト」というのがそのときのコピーだったです。あのダイエーには似つかわしくなく、B2-UNITがBGMに使われていました。(おーした)

細野本
教授に負けず劣らず、細野さんも無類の本好きだが、細野さん自身の手による本も、数多く出版されている。一番有名なのは『地平線の階段』(八曜社)だが、ほかにも、『レコード・プロデューサーはスーパーマンをめざす』(CBS・ソニー出版。のちに徳間文庫に収録)、『音楽王 細野晴臣物語』(シンコー・ミュージック)、『細野晴臣OMNI SOUND』(リットーミュージック)、『細野晴臣THE ENDLESS TALKING』(筑摩書房)、『音楽少年漂流記』(新潮文庫)、『観光』(中沢新一との共著、角川書店。のちにちくま文庫に収録)などがある(別枠として、『Making of Non-Standard Music』の付録に『GLOBULE』、カセットブック『花に水』の中に『花に水』がある)。(しでお)
  ★細野さんも、かなりの本好きですよね。YMOの魅力の一つは、メンバーの方々のこうした幅の広さにもあるのかもしれません。いえ、きっとそうでしょう。皆さん音楽家ですけれども、音楽だけの枠に収まらない広がりがありますよね。それはYMOと関係の深い音楽家にも当てはまるかもしれません。じつは、この中で『音楽王 細野晴臣物語』『花に水』は持っていないのです。残念ながら。。。前者は、まだ図書館で借りることができますが、後者となるとかなり入手困難ですよね。こうしたレファレンスの情報、非常に重要です。ありがとうございます。
 ただ、『細野晴臣OMNI SOUND』は細野さん以外の方々の共著、『細野晴臣THE ENDLESS TALKING』は細野さんへのインタビュー、『音楽少年漂流記』『観光』は対談、『GLOBULE』は細野さんの編集といった感じでしょうか。『音楽王 細野晴臣物語』は、いま手許にないのではっきりとは言えませんが、これも細野さん自身の著書というより、他の方の著書になりますね。『花に水』は手にしたことがないので分かりません。m(_ _)m(nakanaka)

細野駅・高橋駅・坂本駅
「サンスト」に来た投書の中で、鉄道マニアという少年が調べたところ、キーワードにある三駅が実在するとのこと。そのあと続きで「ちなみに、細野駅、高橋駅は無人です。」とあり、その日のゲストの糸井さんと爆笑していた。(しでお)
  ★これは面白い話をありがとうございます! 私もこの放送、聞いた記憶があります。笑いました〜。(^ ^)(nakanaka)

HP-550
YMOがスタジオやステージにて使用していたヘッドフォンです。(銀色の縁取りでコードが片だしの物です) メーカーはビクターです。YMOはスタジオやステージでの演奏のモニタリングを全てヘッドフォンで行っていたそうなので、その選択は重要であったと思われます。(細野さんはよく飛ばしていたそうです!)
それにしても幸宏さんがよくつけていた、HP-550とSHURE SM-10A(ヘッドセットマイク)のコンビネーションは絶妙だと思いませんか?? 本当にきれいな改造ですよね! 既製品かと思ってしまうくらいです。(TDS)

H2
●(1)細野さんの愛称の一つ。
●(2)細野さんが編集長を務めた雑誌の名前。季刊音楽誌、筑摩書房、1991。私の知っている限りでは、創刊0号のみ発刊。アルジー(Algae)やクワイエットというキーワードが提示されている(のかなあ)。アルジーは「海藻という意味が転じて、苔のような生活といったキーワード」(p.9)と述べられている。(gonsi、nakanaka)