●「1998年全国交流会/ビデオ記録集」ができました
宮崎大会に参加された会員のみなさま、おつかれさまでした。講座や討論、お酒と、すべてが楽しい交流会でしたね。
さて、あの「感動をもう一度」というわけで事務局では、会員が撮影された素材を元に「1998年全国交流会/ビデオ記録集」を制作いたしました。前編+後編の2本立てとなっています。ご希望の方(交流会に参加できなかった方)には送料込み2000円でお送りできます。事務局までどうぞ(会報の住所を参照ください)。
ところで、今年の全国交流会は広島[尾道、宮島、広島]となります。期日は11月(13日、14日を中心)を検討しています。詳細は別途発表します。ご期待ください。
●「JVAとは何か・・・今年を格闘の年に」
(埼玉県川口市 MATUMOTO TOYOMI & MITHUISHI )
22世紀まであと102年になりました。動く映像が「表現と伝達」の武器、手段となって103年余です。その意味で1999年は中間みたいなものです。のっけから「意味不明」と思われる書き出しになりました。「ボケが始まったのかしら」と思われる方があるかもしれません。確かに年相応に「老化と物忘れ」は進んでいますが・・・
私たちは今、「デジタル社会」を迎えています。一方に猛スピードで進む技術革新があります。ビデオの世界もその波の中にあり、私たちはそれから取り残されない努力を求められています。そして一方には、良い映像作品を作りたいという欲求があり、それは地道な努力の積み重ねによってのみ可能であり、決してハード(技術機器)が解決してくれるものではありません。
この気の滅入りそうなふたつの難題に立ち向かうのは容易ではありません。そんな時、「JVA日本映像ネットワーク」の会員であることを思い出して下さい。全国にビデオ愛好者を持つJVAには、いろんな「特技の持ち主」がいます。ハード(機材技術)にやたらと強い人もいます。カメラワークにかけてはテレビや映画のプロカメラマンに負けない人もいます。エディター(編集者)として抜群の技能を持つ人、オペレーターとして猛スピードでAV処理のできる人、コメント文を書かせれば驚くほど味のある文章を書ける人、作品を見ると長所短所を的確に批評できる人、難しい「取材の壁」を解決する交渉力に長けた人、複雑なテーマを分かりやすく見せる構成力のある人、選曲と効果音楽ではハイセンスな感性を見せる人・・・、あげればキリがありません。現状は未熟な会ですが、それだけの人材を抱えていることも事実です。問題はそのパワーを生かしきっていないことです。今年こそ「JVAの持つパワー」を発揮するチャンスを作りたいと思っています。
動く映像が人類のものになって、たかだか103年。22世紀まであと102年。とりあえずは「中間年」みたいなものです。作品を作る技能に「完全」なものなどありません。腕が良いからと「自慢する」こともなければ、レベルが低いからと「悲観する」必要もありません。ハードもソフトも「映像」は発展途上なのです。素直にものを見て、謙虚に学んでいけば、道は開けてきます。今年の私はこのテーマで仲間たちと格闘する決意です。
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