7.穴埋め企画「基礎からのコントラクト・ブリッ
    ジ講座」第4講

み:今回は、前々々号の続き、「オークション」編
    の第2回です。
レ:ずいぶん久しぶりねっ。
み:うっ、うん。あ、一応言っておきましょう。こ
    のコーナーはネットワークRPGとは全然関係
    の無い、私の趣味の紹介コーナーです。興味の
    無い方は飛ばしてねっ。それから、この個人ペ
    ーパーは途中の号からしか貰ってなくて、第3
    講以前の過去の講座も読んでみたいという酔狂
    な方が万一おりましたら、言っていただければ
    個人ペーパーのバックナンバーをお送り致しま
    す。
レ:毎度ながら前置き長いぞ!とっとと始めろ!
み:やな助手だな〜。さて始めます。第3講で、ビ
    ットやコールにどんな物があるかはわかったね。
    では、まずは、第2講で保留にしていた、2つ
    の点について説明しよう。
レ:一番目は、たしか、プレーの1回目は、誰が最
    初にカードを出すかってことだったな。
み:そう。ちなみに、最初にカードを出す事を、
    「リード」と言います。誰がリードをするかを
    説明するには、まず「ディクレアラー」につい
    て説明せねばなるまい。
レ:なんだ、それ。
み:切り札や、取るべき枚数が決まった後、プレー
    をする訳だけど、このプレーで、宣言を達成し
    ようとする側のペアのプレイヤーは、実は片方
    のプレイヤーしかプレーに実質的に参加しない
    んだ。
レ:へ?
み:片方のプレイヤーは、プレーが始まると、自分
    の手札をすべて表にして、並べてしまいます。
    自分のカードをさらしてしまう方を「ダミー」
    もう一人の方が「ディクレアラー」と呼ばれま
    す。ダミーは、自分の順番も、ディクレアラー
    が指名したカードを機械的に出すだけ。では、
    どちらがディクレアラーになるかというと、オ
    ークションの時に、先に、最終的に決まった切
    り札のスートをビットした方です。
レ:よくわかんね〜よ。例を挙げて説明しな!
み:うん。例えば、自分とパートナーで、自分が、
    ワン ハートとビットし、その後オークションが
    続いて、パートナーがセブン ハートとビットし、
    残り3人がパスでオークションが終わった場合
    は、ディクレアラーは自分で、パートナーがダ
    ミーです。最初にハートのスートでビットをし
    たのは自分だからね。
レ:何となくわかったようなわからないような。
み:で、誰がリードするか。それは、ディクレアラ
    ーの左隣の人です。
レ:二番目は、配られたカード運の要素を少なくし
    ていることの説明だったな。
み:はい。これは、試合のやり方の説明になります。
    なぜ、配られたカードの強弱に、試合の勝ち負
    けが左右されないのか。それは、試合を、テー
    ブルを囲んだ4人だけでやっているのではない
    からです。
レ:どういう事だ?
み:つまり、自分達がやったカードは、別のテーブ
    ルでもプレーされるんだ。そして、試合の勝ち  
  負けの判定は、その別のテーブルで自分と同じ
    所に座った人と自分と、どちらがうまくオーク
    ションやプレーをしたかで決まるからさ。
レ:おっと、紙面が尽きた。続きは次号だね〜。
み:穴埋めコーナーはこれだから...。

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