The Mighty Booshとは?
ザ・マイティ・ブーシュ The Mighty Boosh とは、イギリスのコメディです。
脚本,主演は、ジュリアン・バラット Julian Barrattと、ノエル・フィールディング
Noel Fieldingの二人。モンティ・パイソンなどが典型的ですが、イギリスでは企画から脚本,演出,主演までをコメディアンがこなすというケースが多く、Booshもこれにあてはまります。
"Boosh"とは、ノエルの弟(マイケル・フィールディング。TVシリーズではナブー役)が子供の頃、髪の毛がカーリーのように爆発していたところ、Mighty
Boosh!(すんごい薮!)と言われた所から取ったそうです。
Booshの概要
ザ・マイティ・ブーシュはいわゆる「シチュエーション・コメディ」です。パイソンのようなスケッチの連続ではなく、一話完結のストーリーがあります。シット・コムは多くの場合「観客の笑い声」が入っていますが、Booshにはありません(パイロット版にのみ入っていた)。
主役はハワード・ムーン(ジュリアン)と、ヴィンス・ノワー(ノエル)の二人。まったく個性の異なるこの二人が、一緒に働ながら展開するドタバタが主体です。主役二人以外の登場人物も、とても個性的。
Booshの舞台設定の変遷
ラジオシリーズ&テレビシリーズ1:動物園ズーニヴァース(ラジオではボブ・フォッシルズ・ファンワールド)
ハワードとヴィンスはここで働く飼育員。
テレビシリーズ2:ダルストンのナブーのフラット
居候するハワードとヴィンスは駆け出しのミュージシャン
2006年ツアー&テレビシリーズ3:ダルストンのナブーのリサイクルショップ
ハワードとヴィンスは店員として勤務
2009年ツアー:イカした音楽と舞台を展開!バンド編成に
Booshの特徴として、毎回必ずイカした音楽とダンスが披露されます。音楽はすべてジュリアンが製作。ノエルもよく歌っていて、かなり上手。ハワードとヴィンスが愛好する音楽の違いなども、重要な要素です。
イラストや、変なかぶりもの系のデザインは、ノエルが担当。ヴィンスが絵を描くシーンもよく出てきます。
奇抜でカラフルなヴィジュアル面と音楽が強調され勝ちなBooshですが、実はハワードとヴィンスの丁々発止の掛け合いギャグも多く、英語訓練のしどころです。
登場する動物は全て着ぐるみ。毎回非現実的,シュールでポップな変な生き物(怪物)が登場し、ナンセンスなアクションとギャグを連発。基本的に馬鹿馬鹿しい(Silly)ギャグなので、真面目すぎる人には向かないでしょう。パイソンが大丈夫な人は、OKというのは私の考え。
Booshの変遷
ステージ:1998年ごろ〜2000年
当初、ジュリアンとノエルのみのステージ公演としてスタート。
徐々にキャストを増やし、数々のコメディ賞を受賞。
この頃は「○○・ブーシュ」という風に、作品ごとに名前が違った。
ラジオ:2001年
「ザ・マイティ・ブーシュ」として、BBCラジオにて一話30分の6作品を放送。
これも幾つかの賞を受賞。現在は、CDで聴く事が出来る。
テレビ / シリーズ1 :2004年
一話30分の8作品を、BBC3, 続いてBBC2にて放映。2005年にDVD化。
テレビ / シリーズ2 :2005年
一話30分の6作品を、BBC3,にて放映。2006年にDVD化。
ライブ・ツアー:2006年
The Mighty Boosh LIVEとして、2,3月に全英43箇所65公演。同年DVD化。
テレビ / シリーズ3 :2007年
一話30分の6作品を、BBC3,にて放映。2007年にDVD化。
ライブ・ツアー:2008年
The Mighty Boosh LIVEとして、9〜12月に全英43箇所59公演を予定。2009年にDVD化。
日本のテレビでもデビュー:2010年1月
「BBCナンセンスコメディ The Mighty Boosh」と題して、フジテレビNEXTにて放映開始。
スカパー!や、ケーブルテレビで視聴できる。
日本版DVD発売:2010年4月
「マイティ・ブーシュ」として、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントから、日本版DVD発売。
映画:2010年〜
BBCフィルムが、映画版The Mighty Boosh制作計画が進行中と発表!
10nd March
2010
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