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アヤシゲ翻訳 テレビシリーズ3 エピソード2 / パンク世界への冒険 Journey to the Centre of the Punk


 ナブティック

(防護服を着た男が、ジェラルミン・ケースを持ってやってくると、ハワードの前に置く。中から出てきたレコードをハワードが受取り、防護服の男は出ていく)
ハワード:よーし、ハロー、ネリー。プラスチックの貴婦人。オーゥ、チカチカー!
ヴィンス:はいはい、なんだそれ?
ハワード:これ?これこそ、今ある中でも最も価値のあるジャズ・レコードだ。ハウリング・ジミー・ジェファーソンの!
      “ヴードゥー・スキャット”。
ヴィンス:なんでお家に、閉じこもってるわけ?
ハワード:密封処理だよヴィンス。1950年代の空気ごと護っているんだ。
     これを20年にわたって守り続け、とうとうここにたどり着いたわけだ。
ヴィンス:あっそ。じゃぁ、かけてみようぜ。
ハワード:おまえはこういうのは聞かないだろ。おまえはもっと低俗なノリがお似合いだ。
     これは唯一、ハウリング・ジミー自身が作ったレコードなんだ。
ヴィンス:誰だって?
ハワード:ハウリング・ジミー・ジェファーソン。スキャット唱法の発明者だ。
ヴィンス:ああ、スキャット!ジャズにも色々あるけど、ジャズはとりわけ最悪だ。犯罪だな。
ハワード:本当はどういうものか分かってないだろ。
ヴィンス:まぁね。でも、蕁麻疹が出る。
ハワード:なるほど。じゃぁ、ジャズのスキャット唱法パワーがどんなものか、デモンストレーションさせてくれ。
     ドゥビドゥバッ…♪(ヴィンスにスキャットを披露)
ヴィンス:あー、離れた方が良いな。お前、イカれてる。かゆくなってきた。
(ヴィンス、床にクリップを落とす)
ハワード:それ、拾えよ。
ヴィンス:何を?
ハワード:クリップさ。
ヴィンス:ただのクリップだろ。
ハワード:クリップはクリップ・トレイにあるべきだ。画鋲は画鋲の庭に、セロテープはセロテープの木に。
ヴィンス:セロテープの木?
ハワード:テープの止まり木さ。さらに高い枝にとまる。すごくシンプルなシステムだろ。
     すべてはそれぞれ、文房具村に居るのさ。
(「文房具村」にバスがやってくる)
バス:お乗り換え、クリップ城です!
ヴィンス:くだらない。
ハワード:口答えしてないでクリップを拾えよ。
ヴィンス:こんなものは拾わないね。捨ててやらぁ。
ハワード:そのセリフ、どっから来た?
ヴィンス:俺の内面からさ。今や俺はパンクなんだ。
ハワード:パンク?なんだそりゃ?
ヴィンス:見ろよ、この服を。それからこれ。こいつは凄いぞ。
(ヴィンス、箱に入った巨大安全ピンを見せる)
ハワード:それ、俺の安全ピンだろ。それは安全ピン・コテージに刺しておかなきゃ。
ヴィンス:お前のじゃないよ。これ、カムデンで買ったんだ。これは、シド・ヴィシャスが鼻に通してた、実際のピンなんだ。
ハワード:ヤバい代物じゃないか。
ヴィンス:パンク病にどっぷり浸かってる。ほーら、C型肝炎も伝染っちゃうかも。
ハワード:やめろ。
ヴィンス:ほーら!こいつがお前のジャズ骨髄に突き刺さったら、お前なんてライ麦パンみたいにボロボロになっちゃうぜ。
ハワード:第一、おまえはイカれてるし、そもそもモッズだったじゃないか。
     いちいちファッションの波に振り回されすぎなんだ。
ヴィンス:ふん。今や俺はパンクなの。わかった?
ハワード:あっそ。
ヴィンス:そうさ。怒りも持ってるし。
ハワード:何に?
ヴィンス:いろいろさ。
ハワード:いろいろって?
ヴィンス:今、世界で起こっているいろいろ。
ハワード:どういういろいろ?
ヴィンス:政府とか、気候変動とか。
ハワード:気候変動?
ヴィンス:温暖化とかさ、ハワード。知らないのか?
ハワード:それがお前の髪をボサボサにさせるわけ?
ヴィンス:しかも、湿気もあるし。
ハワード:怒りでいえば、俺の方が上だな。
ヴィンス:そうだろうね。でも、自分自身に八つ当たりだろ。
ハワード:そんなことない。
ヴィンス:そうさ。おまえ、玄関でどっきりに引っかかってたの見たぞ。
     その点、俺は自分の怒りを詩にして表現できるもんね。
ハワード:パンクで詩人なわけ?
ヴィンス:そう。俺、ターミナル・マーガレットのリード・シンガーなんだ。
ハワード:聞いたことない。
ヴィンス:そのうち聞ける。もうすぐ、連中が来るよ。あいつらに、文房具村とか見せるなよ。変態扱いされるぞ。
ハワード:文房具の整理整頓は大事な仕事だぜ。
     たとえば、今朝はあったはずのスティックのりNo.3がどこに行ったのかとか。
     俺はちゃんとホルスターに入れたはずなのに。
(ハワード、スティックのりはさまったホルスター・ベルトを見せる)
ヴィンス:わかった、わかった。借りたんだよ。ちゃんと返すから。
ハワード:なるほど。お前、パンクだもんな。それで今度はのりでシンナー遊びか。結構なこった。
ヴィンス:シンナーなんてやらないよ。スクラップ・ブックを作ってたんだ。俺のお気に入りパンク・ファッションの。見ろよ。
(ヴィンス、スクラップ・ブックを見せる)
ハワード:なかなか良いじゃん。
ヴィンス:お前もジャズ版でやれよ。
ハワード:そうだな。
ヴィンス:とにかく、もうすぐ俺の仲間が来るから。お前、奥にすっこんでてくれよ。
ハワード:引っ込みなんてしないぞ。
ヴィンス:連中がお前を見たら、蹴り倒されるぞ。
ハワード:のり銃で口をくっつけてやる(のり銃を取り出す)。俺は、文房具村の保安官なんだ。

(ヴィンスのパンク仲間がナブティックにやってくる)
ミッキー:ヘイ、ヴィンス!
ヴィンス:よう!
(いきなり頭突きされる)わぁ、ナイスなジョーク!
ミッキー:今夜の準備はできてるか?
ヴィンス:もちろん、このボンテージ・パンツを着ようぜ。良いだろ?
(ヴィンス、両足の間がベルトで繋がっているパンツを見せる。パンク仲間にも好評)
ミッキー:へぇ、超パンクじゃん。
(パンク連中の一人,ジャッキーが、ピアノに傷をつけはじめる)
ハワード:何やっているんだ?それは価値のあるピアノなんだぞ。
ジャッキー:すっこんでな。
ミッキー:おい、ヴィンス。あの地理の先生みたいの、何者だ?
ヴィンス:ああ、こいつはおれの相棒のハワード。ハワード、こいつ、ミッキーだ。
ハワード:ハイ、ミッキー。
ヴィンス:それから、ジャッキーに、ディッキー、ドニーだ。
(ミッキーが、文房具村の画鋲トレイを移動する)
ハワード:
(位置を直しながら)これは、ここなんだ。
ミッキー:こっちの方が良くないか?
ハワード:そうは行かない。
ミッキー:こうじゃなかった?
ハワード:そうかもしれないけど、とにかく元に戻すほうが良い。
ミッキー:もっかいやってみ。
ハワード:こいつは文房具村なんだ。パスポートを持っていないだろ、退去してくれ。
ミッキー:住みたくもないね。このミスター・ペンもそうだろうよ。(ペンを落とす)
ハワード:そんなことはない。
ミッキー:
(レコードのケースと取り上げる)おい、ヴィンス。レコードも扱ってるのか?
ハワード:触るな、よせ舐めるな!
ミッキー:なんでお家にはいってるわけ?
ハワード:貴重なんだ。元に戻せ。
ミッキー:買いたいって言ったら?
ハワード:1000ユーロあれば良いよ。どうせ持ってないだろ。
(ミッキー、札束をハワードに投げる)
ハワード:気が変わった。
ミッキー:手遅れ。
ハワード:よせ!
(カメラマンがやってきて撮影し始める)
ハワード:なんだ、こいつ?!
ヴィンス:仲間だよ。ドキュメンタリーを作っているんだ。ライブとかのさ。
カメラマン:カメラは無視して。ぼくは居ないことになっているから。
ハワード:よせってば!
ミッキー:
(レコードを手にとって)これ、飛ばせるかな?
ハワード:やめろ、空気に触れちゃうじゃないか。
パンク仲間たち:
(レコードを投げて遊び始める)知るか!
ハワード:特別なケースに入れなきゃ!
(ヴィンスがレコードをキャッチする)
パンク仲間たち:ヴィンス、たたき割っちまえ!
ヴィンス:これ、高いんだぜ。
パンク仲間たち:やっちまえ!
(ヴィンス、レコードをかじって落とす。パンク仲間は拍手喝采だが、ハワードは絶叫)
ヴィンス:ハッハー!
カメラマン:ゲロ最高に撮れたぜー!
ミッキー:何か食いに行こうぜー!
(パンク連中、ヴィンスと出ていく。カメラマンが戻ってくる)
カメラマン:サインもらえる?
ハワード:なにそれ?
カメラマン:ドキュメンタリーのリリース許諾書類。
ハワード:なるほど。
(サインする)
カメラマン:サンキュー。ぼけ。


 月夜

月:惑星全員のディナー・パーティに行きました。
  そしたら天王星がスパゲッティ・ボロネーズを大急ぎで作ってくれたんです。
  ところが、パルメザン・チーズがなくって。それで言ってあげたんです。
  「ぼくはお月さんでしょ、チーズでできてるじゃん。おいらの頭削ったらどう?」って。
  それでやってみたら、みんな気持ち悪くなっちゃった。


 ザ・ヴィニール・ドクター(=レコードのお医者さん)

ハワード:それで、レスター。診断は?
レスター:深刻だよ、ハワード。こいつは、明らかにかけらが無くなっている。
ハワード:触った感触だけで分かるなんて、凄いな。
レスター:ひとつの感覚を失うと、他の感覚が鋭くなるんだ。少林寺の修行僧は目隠しをして訓練するだろう?
     彼らは空中のハエを箸で捕えることができる。そう、バイブレーションを感じるだけでな。
     バイブレーションこそが全てだよ、ハワード。音楽のようにな。よし、ひとつ見せてやろう。
     ハワード、あのスパナを私に向かって投げてみろ。ためらわずに、勢いよく投げつけるんだ。
(ハワード、スパナを投げつけると、普通にレスターにあたっただけ)
レスター:別のを。
(再度投げても同じ)
レスター:もう一回。
(やはり同じ結果)
レスター:さて、無くなったレコードのかけらを探しに行こうじゃないか。
(レスター、脇のドアから出ていく)
ハワード:レスター、そこ物置だよ。
レスター:
(出てくる)そうだね。


 ライブハウス,ベルベット・オニオン

(観客たちが大盛り上がりの中、ヴィンスがヴォーカルを務めるパンクバンド,ターミナル・マーガレット登場)
ヴィンス:俺達、ターミナル・マーガレット、”おまえの母ちゃんに、クソしてやる”
(演奏が始まる)
ヴィンス:♪お前の母ちゃんにクソしてやる あっちも好きみたいだし 
     お前の父ちゃんにクソしてやる あっちも好きみたいだし 
     お前のクソにもクソったれ この皮肉最高だろ♪
カメラマン:カメラ見るな!俺は居ないんだぞ!


 ナブティック

(床を探すハワード。レスターはロッキンチェアに揺られている)
ハワード:見つからないよ。そのロッキンチェア、持ってきたのか?
レスター:折りたたみ式なんだ。どこにでも持っていける。
ハワード:なるほど。とにかく、かけらが見つからない。
レスター:問題は、どう探せば良いのかわかっていないことさ。
     その目はおねんねさせておいて、フィーリング君と、嗅覚さんを呼び覚ますんだ。
     さぁ、目を閉じて。深呼吸して耳を澄ますんだ。
(ハワード、言われたとおりにすると、スパナが飛んでくる)
レスター:あっはっは!…
(大爆笑)
ハワード:ああ、おもろいね。どうも、レスター。
レスター:私はお楽しみパイ一切れを持ってるだけの老人だよ。
ハワード:何の助けにもならないだろ。ヴィンスはここでレコードをかじったんだから、ここにかけらがあるはずなんだ。
レスター:じゃぁ、彼が飲み込んだんだ。
(ハワードの当惑顔に、トロンボーンの効果音がかぶる。レスターがトロンボーンを吹いている)
ハワード:それ、意味ないから。
レスター:あ、ごめん。
(もうひと吹き)はい、おしまい。


 ベルベット・オニオン

(ステージ上のヴィンスが、スキャットを始める。)
ミッキー:何事だ?
(ヴィンス、スキャットを続ける。白ける観客一同。ナブーとボロが観客の中に居る)
ボロ:これからのパンクをやってるって事だよね?
ナブー:あれをマネするまえに、確認しておこう。
ボロ:ヴィンスを殺しちゃおう。
観客:引っ込め!
(観客たち、罵声を浴びせ始める。バンド一同、楽屋へ逃げ込む)


 楽屋

ミッキー:おい、ヴィンス!どういうジョークだ?!
ディック:なんてことしやがるんだ?俺達バカみたいじゃないか!
ミッキー:ぶっ殺してやる!
(楽屋にナブーとボロが入ってくる)
ナブー:落ち着いて、暴力は無用だ。
ミッキー:どういうつもりだ、アラジン?
ナブー:別に。ところで、相棒のボロには会ったかい?
(ボロ、威勢良く雄たけびを上げるが、そのうち喘息の薬を使い始める)
ミッキー:やっちまえ!
ナブー:ボロ、ヴィンスを連れ出して!
(ナブーと、ヴィンスを担ぎあげたボロ、逃げだす)
カメラマン:バッテリー切れちゃった。もう一回いい?


 ナブティックへの道

(ヴィンスたちを追いかける、バンド連中。ヴィンスはスキャットを続けている)
ミッキー:待て!おい、みんな急げよ!
ディック:なんで追いつかないんだ?
ジャッキー:このパンツのせいだ!ベルトをきつく締めすぎた!
ディック:戻って来い!


 ナブティック

(ナブーとぼろが、ヴィンスを連れて駆け込んでくる)
ナブー:ヴィンスの具合がおかしいんだ。
ハワード:そりゃいいや。
ナブー:本当に具合が悪いんだよ。意味不明のこと言ったりして。
(ヴィンス、スキャットを歌い続けている)
ハワード:意味不明じゃない。スキャットで歌ってるんだ。俺なら、スキャットが分かる。
ナブー:何て言ってる?
(ハワード、ヴィンスとスキャットで会話する)
ハワード:レコードのかけらを食べちゃったって言ってる。そいつが体を蝕んでいるんだ。
レスター:レコードの名前はなんだったっけ?
ハワード:ハウリング・ジミー・ジェファーソンの”ヴードゥー・スキャット”。
(レスター、ロッキンチェアを止める)
ハワード:あ、レスター…
レスター:なに?
ハワード:椅子の足が俺の足を踏んでる。
レスター:ごめん。様子が分かってきたぞ。さぁ、話してあげよう。近くにおいで。
(一同とともに、背後のカレンダーも寄ってくる)
レスター:お前じゃない、超スポーツ・カレンダー。
(カレンダー、退場)
     昔々。人間がまだ膝に水かきがついていた頃よりも、さらに昔…


 アニメーション

レスター:ミシシッピの湿地帯に、とあるジャズ・ミュージシャンが住んでいた。
     彼はハウリング・ジミー・ジェファーソンと呼ばれていた。
     彼はガラガラヘビ・トーストを食べるのが好きで、ワニをタクシーがわりに使っていた。
ジミー:道が違うぞ。
レスター:ある日、湿地帯の不思議な熱病に罹った。その手は透けて見えるようになり、彼は死を覚悟した。
     彼は自分の音楽を残したかったので、タイニ−・ロバートと言う地元のヴードゥー聖職者と連絡を取った。
     キングサイズ・ベッドの上で、彼はへんてこな儀式を執り行った。
     そしてジミーの血のしずくを使って、最後のアルバム“ヴードゥー・スキャット“を作り上げた。
     ジミーは死に、タイニー・ロバートは前立腺癌にかかった。でも発見が早かったので、摘出に成功した。
     これは、急所の検査をちゃんとするようにという良い教訓になった。(週に2回ね!)


 ナブティック

レスター:かくしてヴィンスがレコードを食べてしまい、ハウリング・ジミーの血が、ヴィンスの体の中に広がったに違いない。
     こうなると、ヴィンスの全てがジャズになってしまう。
ハワード:ヴィンスはジャズが嫌いだ。アレルギーがある。天気予報をきいただけで、首が腫れあがるぐらいだぞ。
ナブー:もっと早く分かっていれば、ジャズ・ウィルスをストゥージェズのシングルや、
     ラモーンズのボックスで中和できたのに。でも、もうジャズは血流に乗ってしまっている。
ハワード:なにかできる事は?
ナブー:たぶん、ある。ちょっと大変だよ。きみの助けが必要だ。
ハワード:木曜はパブが開くのが遅いから、ちょっとなら付き合えるけど。
ナブー:複雑なんだ。誰かを分子レベルまで小さくする必要がある。
     そうして、小さな潜水艦で、その人をヴィンスの血液の中に送り込むんだ。
ハワード:なるほど。
ナブー:ヴィンスの全てを分かってる人でないと。
ハワード:ふむ。
ナブー:それから、百科事典級にジャズに精通している人。
ハワード:そいつは驚きだ。
ボロ:ぼくは無理だよ。ぜんそくがあるから。
ナブー:お前のことじゃないよ、ボロ。馬鹿だな。
ハワード:あのな、ヴィンスはレコードを食べた。自業自得。
ナブー:死んじゃうんだよ、ハワード。
ハワード:無茶言うな。俺は忙しいんだ。文房具村に関しても、もう一度考えなきゃいけないし。
     それに、病弱なレスターも居るから、彼を家まで送り返さないと。
レスター:
(潜水服を着こんでいる)ハッハッハ!よし、行くぞハワード!
ハワード:冗談じゃない、自殺行為だ。
レスター:行こうぜ、ハワード。私らは二人とも年寄りだ。どうしたって死にゆくんだから。
ハワード:あの、俺は性能力的には40歳は若いんですけど
(アヤシゲ)
レスター:だからお前さんとつるんでるんじゃないか。
    
 (このあと意味不明 unless someone wants to make Cocoon V, we are finished.)さぁ、行くぞ!


 ナブティックに潜水艦

ナブー:潜水服は?
レスター:チェック!
ナブー:ロッキンチェアは?
レスター:チェック!
ナブー:銃は?
ハワード:チェック。
ナブー:気をつけてね。ジャズを死滅させる猛毒が仕込んである、銃だから。
     それをジャズ細胞の核に注入すると、死滅する。
レスター:チェッキーチェックチェック!
ナブー:それほど大事じゃないけど、ボロがお弁当を作ってくれたよ。
レスター:ありがとう、モジャモジャくん。
ナブー:よし、縮小の時間だ。
(ナブー、スイッチを押し、潜水艦が縮小される。それをナブーが注射器に吸い込む)
ナブー:ハワード、まず脳に向かうんだ。
ハワード:もう少し小さい声で話せよ、ナブー。
ナブー:ごめん。脳にむかって。ジャズ・ウィルスが来る前に先回りするんだ。幸運を祈るよ。ドクター・ボロ。
(注射器を渡す)
ボロ:ドクター、ナブー。
(ボロ、ヴィンスに注射器を刺して、潜水艦が体内に入っていく)


 ヴィンスの血管内

レスター:このミッションでは、お前が私の目になるんだぞ、ハワード。
     そっちにあるダイヤルが見えるか?そいつを4まで回してくれ。
ハワード:チェック。
レスター:次に潜水鏡をチェックだ。
ハワード:潜水鏡って?
レスター:真ん中にある大きなスクリーンさ。
ハワード:オーケー。
レスター:何気圧?
ハワード:7。
レスター:よっしゃ、いいぞ。じゃぁ、その左にある赤いボタンを押してくれ。
(ハワードが押すと、液体が噴射される)
レスター:ハハハー!そいつはコーヒー用のミルクだよ!
ハワード:どうやら、笑わずにはやってけないようだな、レスター。

(赤血球たちが「やぁ、ヴィンス」と挨拶しながら泳ぎまわる中、ジャズ・ウィルスが現れる)
ジャズ:ヘィ、赤血球のおちびちゃんよ。ちょっとこっち来な。
赤血球1:なに?
ジャズ:トップショップの無料クーポン券欲しくないか?
赤血球1:すごいや。
ジャズ:こっちだ。
(赤血球を攻撃する)ほらよ、おちびさん!これでもくらいな!
赤血球1:大変だ、いったい何をするんだい?痛いじゃないか。
(死んでしまう)
ジャズ:ははは!おい、お前!
赤血球2:なに?
ジャズ:無料のヘアスプレーをそこに置いてあるんだ。欲しくないか?
赤血球2:ヘアスプレー、大好き。もらっていくよ。
(ジャズ、再び赤血球を攻撃する)


 潜水艦

レスター:少林寺の修行僧は足の爪で紅茶占いができるって、知ってるか?
ハワード:レスター、ちょっと黙ってろよ。
レスター:わかった。
(潜水艦の前に、白血球たちが現れる)
白血球たち:止まれ!
ハワード:なんだ、あれは?
レスター:ヴィンスの免疫力が働いているのさ。
白血球:ここは通さないぞ!
ハワード:我々はナブーからの使命を帯びている。脳へ行かねばならないんだ。
白血球:それはならん!
レスター:外に出て説明した方が良いな。
(ハワードに荷物を渡す)このケースに、銃を入れてある。
     これでジャズ細胞の野郎をやっつけるんだ。心配するな。後ろについていてやる。
     助けが必要になったら、頷いて見せてくれ。
ハワード:見えないんじゃないの?
レスター:いいかい、ひとつの感覚を失うと、もう一つの…
ハワード:無線を使うよ。


 船外

(ハワード、潜水服を着て船外へ泳ぎ出る)
白血球:お前は何者だ?
ハワード:ハワード・ムーン。お前を助けに来たんだ。
白血球1:何者かが我々を殺そうとしている。それはお前だ、死ぬが良い!
ハワード:それは俺たちじゃない。助けに来たんだ。お前を攻撃する、邪悪なジャズ細胞がいるんだ。
     俺達はそいつを殺しに来たんだ。
白血球たち:ジャズ!ジャズなんて大嫌いだ!遊びで猫を殺すやつだ!
ハワード:それはジャズじゃない。青っ白いビバップの偽物さ。
(ちょっと意味不明…)
     ジャズ細胞を探し出すのを、手伝ってもらわないと。
白血球1:助けてなどやらん!
白血球2:お前なんて、爆弾の雨あられで粉砕してやる!
白血球1:覚悟しろ!雨あられー!雨あられー!
ハワード:
(無線で)レスター、脱出しよう!
レスター:心配するな、ハワード。バックについてるぞ!
(ボタンを押したら潜水艦がバックに吹っ飛んでいく)わぁー!


 ナブティック

ナブー:どうなってるの?バックしてつま先に向かってるよ。


 血管内

ハワード:ああ、もう!
白血球たち:死ね!死ね!おまえだんて大嫌いだ!破壊してやる!
ハワード:チャンスをくれ。脳へ連れて行ってほしいんだ。
白血球:助けてやるもんか。
ハワード:お菓子をあげたら?
白血球:助けてやろう。
白血球1:いいや!助けてやらん!
白血球2:リコリス・キャンデー入りブーツをもらっても?
白血球1:だめだ!我々はヴィンスを助けるのだ!我々はヴィンスなのだ!
白血球たち:我々はみな、ヴィンスなのだ!
白血球3:ぼく、違うんだけど。
白血球1:なに?じゃぁ何者なんだ?
白血球3:あー、ロジャー・ブラックです。
白血球1:そりゃ、陸上選手だ、あほ!
白血球3:あし速いよ。
白血球1:ロジャー・ブラックじゃない。ヴィンスだ!全員が!
白血球たち:我々はみなヴィンスなのだ!
ハワード:ヴィンス、ハワードだ。俺はヴィンスの一番の親友だよ!
白血球1:誰だって?
ハワード:覚えてるだろ、一緒に楽しくやったじゃないか。
白血球1:いつだ?
ハワード:ほら、パンケーキの時とか…
白血球1:パンケーキ?
ハワード:♪たまご、ミルク、小麦粉、ふくらし粉…♪
白血球たち:♪あのお日さまみたいな黄色いまんまる顔を見ろよ〜 ひっくりかえせ、
     うまくいった ひっくり返せ、うまくいった しょっぱいもの、甘いもの、フルーツ味に、お肉もね 
     薬味を添えて これで美味しくなるよ 食用フリスビー 春の日の火曜日 ブギウギ大好き♪
白血球1:ああ、ハワードか。覚えているよ。脳へ案内してやろうか?
ハワード:そう!ずっとそう言ってるだろ。
白血球たち:脳へ行くぞ!
(白血球たち、ハワードを先導し始める)
白血球2:♪ブギウギ大好き♪
(ナブティックでは、ヴィンスがスキャットを歌い続けている)

白血球1:ハワード、我々はこれより先には行けない。こいつは眼神経。お前を脳まで導いてくれるぞ。
     使命の成功を祈るぞ。
(白血球、去っていく)
ハワード:ありがとう。まぬけども。
白血球1:なんだ?
ハワード:なんでもない。
(ハワード、眼神経をつたって進んでいく)


 脳の入口,秘書の部屋

(ハワードが中に入ると、秘書が迎える)
秘書:いらっしゃいませ。
ハワード:あの…ヴィンスの脳細胞に会いに来たんですが。
秘書:アポはおあり?
ハワード:いいえ。
秘書:あらぁ…
ハワード:大事な用件で、今すぐ脳細胞に会わなきゃ。
秘書:無理ね。来年の7月まで待ってね。
(ハワード、無視して中に進む)
秘書:
(内線で)警備員室?侵入者が脳細胞室に。でっかくて、目がちっさいの。よろしく。
(警備員室では、警備員が雑誌を読んでいる)
警備員1:ヘッド・バンドがまた流行りそうだな。
警備員2:ああ、一つ買っておこう。


 脳細胞の部屋

(テクノ・ミュージックが流れる脳細胞の部屋に、ハワードが入ってくる。そこにイスに腰掛けた脳細胞が居る)
脳細胞:ハァイ。
ハワード:だれだ、おまえ?
脳細胞:脳細胞だよ。
ハワード:細胞?
脳細胞:うん。
ハワード:ここにはお前しか居ないのか?
脳細胞:俺と、秘書。彼女に会った?すごくキュートだろ。もっと残業してくれるように頼もうと思うんだ。
     俺の言いたい事、分かるかな?
ハワード:こんな事をしている場合じゃないんだ。
脳細胞:そのスーツ、すげぇな。そういうのリバイバル・ブームなんだよね。スキューバ・ルック、最高だね!
     ジョッキー・スタイルか、スキューバ・スタイルだな。アクセサリーとか、ワイルドじゃん。
ハワード:俺の事は良いから。いいか、差し迫った危険が…
脳細胞:ちょっと待って。こいつを見なきゃ。
(テレビを点ける)
ファッション評論家:わぁお!スキューバ・ダイビング・スタイルは、マジで最新のファーッショナブル!
     でも、フィンにラメラメを付けるのは忘れちゃだめ!水のきらめきって、大事よ!
脳細胞:良いアドバイスだな。
エレクトロ・ボーイ:♪ぼくはエレクトロ・ボーイ…♪
脳細胞:ははは!こいつ、大好き!
司会者:
(フランス語なまり…らしい)さぁて、楽しんでくれたかな?
     超クール、ヴィンス・ノワーの“エレクトロ・ボーイ”が一位でした!チャオ!
     そんじゃ、ヴィンス・ノワーの天気予報だ!
天気予報:はっは!どうも、ヴィンス!
脳細胞:あっはっは!こいつ、ヴィンスってば超イカれてるよな!
ハワード:黙れないのか?いいか一度しか言わないからよく聞けよ。
     お前はもう有害なジャズ生命体に感染しているんだ。お前の細胞をひとつひとつ、破壊していくんだぞ。
     ジャズがここまで来たら、お前を殺し、全て死滅し、ヴィンスが死にいたる。
(カメラにむかって)どうも。
脳細胞:ああ大変だ…
ハワード:そう、分かったようだな。
脳細胞:俺に考えがある。
(内線に向かって)ヴィンス、スキューバ・ダイビング・スタイルを用意して。
     アクセサリーも全部ね。ああ、それから今夜は遅くまで大丈夫?分かるだろう?
(内線を切る)
     
お前が何考えてるか、分かってるよ。
     女房のヴィンスとガキどもヴィンスが居る家はどうしてするんだろうってな。
     なんて言うのかな。早く結婚し過ぎた。
秘書:
(内線)ヴィンス?


 秘書の部屋

秘書:ここにミスター・悪者ジャズ細胞さんが面会にいらしてますよ。お通しします?


 脳細胞の部屋

脳細胞:いいよ。通して。なかなか面白そう…
ハワード:だめ!ちょっと待て!


 秘書の部屋

秘書:オーケー。
ジャズ細胞:
(「デイリー・ヴィンス」を読んでいる)なんだって?
秘書:少しお待ち下さい。
ジャズ細胞:ああ。
秘書:お水、御自由にどうぞ。


 脳細胞の部屋

(ハワードが脳細胞をクロークに押し込もうとする)
ハワード:ここに入るんだ。
脳細胞:はぁ?
ハワード:入れってば。
脳細胞:そりゃ、俺はどっちもイケるクチだけど、お前は好みじゃないな。
ハワード:いいから、入ってろ。
(押し込む)


 秘書の部屋

秘書:そろそろ良いんじゃない?
ジャズ細胞:ああ。


 脳細胞の部屋

(ジャズが飛び込んでくる)
ジャズ細胞:さぁ、来てやったぞ!
ハワード:
(脳細胞のかぶり物を被っている)ハイ、そう焦らずに。
ジャズ細胞:お前にとびかかって頭をチュッパ・チャプスみたいに吸い上げてやる!
ハワード:そりゃ無理だと思うよ。こいつを見ちゃったらな。
(ハワード、レスターから渡されたケースを開き、中のものを取り出すが、どうみてもお弁当)


 潜水艦
レスター:さてと。おなかがすいたぞ。
(銃に噛みつく)わあ、このパン、固くなっちゃってるな。


 脳細胞の部屋
(ハワード、お弁当を投げつけて逃げ出す)
ジャズ細胞:あ、この野郎。ツナ・マヨネーズが俺の巻き巻き衣装についちゃったじゃないか!
(ハワード、脳を脱出し、血流を泳いで潜水艦にたどりつく。それをジャズ細胞が追う)


 潜水艦のハッチ

ジャズ細胞:捕まえたぞ、このチンチクリン・チキン!
ハワード:そりゃこっちのセリフだ。
(外への扉を閉める)
ジャズ細胞:ああ!なんだこりゃ!
(ハワード、操縦室に上がる)

ハワード:レスター、ありがとう。ツナ・サンドイッチでジャズと戦わなきゃならなかったんだぞ。
(銃のケースを手に取る)
レスター:どうなったの?
ハワード:芳しくないね、どうも。
レスター:待てよ、私がヤツを殺すよ。少しは働かなきゃ。
ハワード:確かにやれるのか?
レスター:私が黒人なのと同じくらい、確かにね。

     (as sure as I’m black. これは、「まったく確かに」という成句 as sure as I am alive. を文字っているらしい)

ハワード:でもあんたは…まぁいいや。すごく危険なんだ。接近戦なんだぞ。
     まっすぐ、核に向かって差し込まなきゃならないんだ。
レスター:じゃぁ、その銃を私に投げつけてみなよ。
(ハワード、ケースごとレスターの顔面に投げつける)
レスター:よし、行こう。
(倒れる)
ハワード:俺がやるからな。
ナブー:
(ハワードの体外から)急いで、ハワード!また大きくなるまで、時間がないんだよ!


 潜水艦のハッチ

(ハワード、降りてきてジャズ細胞に銃を向ける)
ジャズ細胞:何して遊ぼうってんだ?
ハワード:早打ちさ。それがハワード・ムーンの遊びだ。
ジャズ細胞:そして愛するものを破壊するって言うのか?おまえが大事にしていたものを?
ハワード:ええ?文房具のこと?
ジャズ細胞:ジャズだよ、馬鹿!ジャズの話だ。俺こそがジャズなんだ。
ハワード:お前を殺す。
ジャズ細胞:できるかな?
ハワード:覚悟しろ。
ジャズ細胞:ははは!
ハワード:笑うな!何もおかしくない!
ジャズ細胞:おかしいね!ものすごく笑えるさ。教えてやろう。お前は俺を殺せないんだ!
ハワード:どうして?
ジャズ細胞:俺はお前の父親だからさ!
ハワード:嘘だー!!
ジャズ細胞:そうだ、思い知れ!その苦しみから逃げるがいい!パパだぞ、さぁおいで!
(ハワード、絶叫を続けるが、急に思いなおす)
ハワード:ちょっと待てよ。俺の親父はリーズで地理の先生してるんだけど。
ジャズ細胞:ああ、ええと…俺はお前のおじさんだ!
ハワード:嘘だー!!
ジャズ細胞:曇った窓を拭いてみれば、おじさんの姿が見えるだろう!
(強引翻訳)
ハワード:
(急に絶叫をやめて)え、テリーおじさん?スタンステッドで働いていた?


 ナブティック

ナブー:どうなってるの?大きくなるまでに、あと10秒しかないんだよ!外に出さなきゃ!
ボロ:連中、今どこに?
ナブー:涙腺のところ。ボロ、ヴィンスを泣かせるんだ。
ボロ:ええと…ミック・ジャガーがヅラを買ったってさ。
(ヴィンス、泣き始める)
ボロ:体重も増えて、ダブダブの服を着なきゃ。
ナブー:いいぞ、イギー・ポップを試してみよう。
ボロ:イギーが、地下鉄テスコで働いてるって。
(ナブー、更に泣き出す)
ナブー:上手くいったぞ、注射器を使おう。


 潜水艦のハッチ

ジャズ細胞:ええーと、そうじゃなくて、お前の姉ちゃんのはとこの又従兄弟だ!
ハワード:ああ、なるほど。嘘だー!
ジャズ細胞:そうなのだ!我々は家族なんだ!
ハワード:なぜだーーー!
(潜水艦が振動し始める。注射器がヴィンスの涙から潜水艦を吸い上げ、ナブーが元の大きさに戻す)


 ナブティック

(潜水艦が元の大きさに戻り、ヴィンスが目を覚ます)
ヴィンス:ああ、なんか変な気分。
(ハワードとレスターが潜水艦から降りてくる)
ハワード:使命完遂。だろ?俺達がここまでできるとは思わなかっただろう?でも俺とレスターは最高のチームなんだ。
(ナブーが潜水艦を消滅させると、ジャズが現れる)
ジャズ:今晩は、みなさん。仲間に入れてくれるか?
ナブー:なんだよ、ハワード!いったい何して来たの?
ハワード:計画が変って。中で会ったんだ。それで、俺達が実は親戚だったって事が分かって…
ジャズ:ははは、親戚なわけがないだろう、へなちょこラッパ吹き!
ハワード:あんた、俺の母方の姉さんのいとこなんだろ?
ジャズ:作り話だよ。
ハワード:嘘だー!
ジャズ:そうさ!さぁ、貴様ら、全員死ぬがいい!
(パンクバンド・メンバーが駆け込んでくる)
ミッキー:
(ヴィンスに)おい、ここに居たか。
ジャッキー:ぶっ殺してやる!
ジャズ:
(割り込む)俺に殺されちゃ無理だな、ホネホネ野郎ども!
(バンドメンバーが次々にジャズに倒される)
カメラマン:
(ジャズに)くそぉ、露光バランスがダメになっちゃった。もう一回やってくれる?
(カメラマンもジャズに倒される)
ボロ:どうなっちゃうんだ?!
ジャズ:触手攻撃を食らわしてやる!
ナブー:何か、ジャズをやっつける物が必要だ!
(ヴィンスの頭の中で、脳細胞が叫ぶ)
脳細胞:ピンだよ!あの安全ピンを使うんだ!病原菌で一杯になってるだろ!
ヴィンス:ハワード、これだ!
(ヴィンス、安全ピンを投げるがハワードは取り損ね、レスターが背後のピンをキャッチする)
ハワード:刺してやれ、レスター!
(レスター、スキャットの気合と共にピンをジャズに突き刺す。ジャズ、うめき声をあげて苦しみ始める。やがてヘロヘロになる)
ジャズ:痛ぇじゃねぇか、こらぁ…もう行かなきゃ、危なくていけねぇ…タクシー!
(ナブティックから出ていく)
ハワード:レスター、よくキャッチしたな。大した感覚だよ。
(翻訳アヤシゲ)
(ハワード、レスターとハイタッチしようとして、失敗する)

ナブー:ヴィンスはすぐ良くなるよ。経過はともかくとして、すべて元通りだ。
     ただ気になるんだけど。ハワードは普通のサイズに戻ったけど、目は小さいままなんじゃない?
ハワード:ああ、面白いジョークだね。どうもありがとう。
(エンディング)



(終)
 
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