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アヤシゲ翻訳 テレビシリーズ2 エピソード3 / ナナゲドン Nanageddon


今エピソードによく出てくるnanaという言葉は、「おばあちゃん」という意味の口語。タイトルにもなっている「Nanageddonナナゲドン」とは、キリスト教における世界の終末での、善と悪の決戦(厳密には決戦場)であるArmageddonと、nanaの合成語。


 共同部屋の居間

(ハワードがお気に入りのジャズレコードをかけて、ノリノリになっている。そこにボロが現れる。)
ハワード:やぁ、ボロ。
ボロ:ハワード。
ハワード:今夜は何をするんだ?
ボロ:ローラー・ディスコでDJ。
ハワード:へぇ。俺もDJやるよ。
ボロ:見たこと無い。
ハワード:だろうね。小さな音でやっているから。マニア向けだしね。先生の研修会とか、村の祝祭とか、そんな所だし。
     アドバイスをしてやろう。俺がDJをやるときは、クラシック・ジャズで通すね。
     それから、イマイチ盛り上がらなくなったら、天気予報を挟むんだ。わぁお!またみんなノリノリになる。やってみな。
ボロ:もう行かなきゃ。
ハワード:じゃあな。
ボロ:役立たず…
(奥へ退場)
(ハワード、レコードの音を上げて、スキャットしながらノリノリを続ける。そこに、全身ゴシック・ファッションのヴィンスが入ってくる。)

ヴィンス:ここで何やってんだ?
ハワード:月曜日はジャズ・ナイト!入る?
ヴィンス:アホぬかせ!
(レコードを止める)この部屋、使うんだよ。
ハワード:だめ。
ヴィンス:なんで?
ハワード:俺の年間予定表を見てみろよ。
(予定表に「ジャズ・クラブ」だけが書き込んである。)
ヴィンス:ああ、キャンセルできない?
ハワード:だめ。キャンセルは出来ない。キャンセルしたら、みんながっかりするだろう?
ヴィンス:みんな?みんなって誰だよ。
ハワード:ジャズ・クラブのメンバーさ。
ヴィンス:ジャズ・クラブのメンバー?お前と、物乞いのホレス爺さんだけじゃん。断れないのか?
ハワード:無理。女房に捨てられて以来、ホレスには俺しか居ないからな。彼は人生のがけっぷちなんだ。
ヴィンス:分かったよ。彼女たちに、今夜はだめって電話するよ。
ハワード:なに?
ヴィンス:別に。ただのゴシック・ガールズだよ。可愛くて、セクシーで、あっちも二人、こっちも二人って、そんだけ。
     楽しくなるだろうと思ったんだけど。まぁ、気にするなよ。俺が、あっちに行ってゴシック3Pでも試してくるわ。

(ハワード、ホレスに電話をしている。)
ハワード:やぁ、ホレス。今夜のジャズは無し。ちょっとあってさ。
     
(受話器のむこうで銃声が起こるが、そのまま電話を切る)ホレスは今夜じゃなくても良さそうだ。
     そんなわけで、俺も暇。女の子たちは、何時に来るって?
ヴィンス:なぁ、来るのはゴス・ガールズだぜ。ちょいと問題があるな。
ハワード:なんだ?
ヴィンス:お前も、俺みたいにダークな感じにしなきゃ。
ハワード:お前みたいに?俺の知る限り、お前ほどダークじゃない奴は居ないぞ。あまったるい飴玉系だな。
ヴィンス:俺の体はブラック・ジャックで出来てるの。切ってみりゃ分かる。
ハワード:フルーツ・サラダの間違いだろ、ヴィンス。バレバレだ。
ヴィンス:ヴィンスじゃない、名前を変えたんだ。
ハワード:はぁ?
ヴィンス:オブシディアンに変えたの。
ハワード:オブシディアン
(黒曜石)
ヴィンス:そう。オブシディアン・ブラックバード・マックナイト。
ハワード:まぁいいや。とにかく、俺はお前よりもダークだぞ。ダークな詩こそ、俺にふさわしい。
ヴィンス:中身は適当にするとして、俺が言ってるのは見た目の問題だよ。だからさぁ…その髪の毛からどうにかしようぜ。
ハワード:何がいけないんだよ。
ヴィンス:貧弱じゃん。
ハワード:貧弱じゃない。きちっとしてるの。
ヴィンス:バカ言え。ボリューム感もないし、茶色い煙がかかってるだけみたいじゃん。
ハワード:あのな、俺の髪は柔らかくて繊細なんだ。よく褒められるぞ。女の子はこういうのが好きだ。
ヴィンス:ゴス・ガールズは違う。
ハワード:どうすりゃ良いんだ?おまえ、どうにかしてくれるのか?
ヴィンス:さぁね…
ハワード:何か髪を立ち上げるものがあるだろう。なぁ、ヘア・デザインの国際職業資格持っているじゃないか。
ヴィンス:よし。運の良いことに、こいつがある。
(ヘアスプレーを取り出す)
     ゴス・ジュース!今、一番強力なヘアスプレーだ。ロバート・スミスの涙から作られてる。
ハワード:よこせ。
ヴィンス:焦るなって。使い方分かってないだろう。ちょっと下がれよ。もっと下がって。
(ハワード、言われたとおりにヴィンスから離れる。)
ヴィンス;よし、俺にむかって、そのサツマを投げてみな。
(ハワードがミカンを空中に投げ、ヴィンスがそれに向かってスプレーを噴射すると、ミカンが空中に浮いたまま固まってしまう。)
ハワード:わぁお!こいつは凄いキープ力だ。
ヴィンス:だろう?控え目に使え。俺の服の中から、自分で適当に選べよ。じゃぁ、後でな。
(スプレーをハワードに渡す)
ハワード:何時だ?
ヴィンス:真夜中。
(居間から出て行く)


 ナブーの寝室

(ノックの音がして、ヴィンスが入ってくる。)
ヴィンス:なぁ、ナブー。ちょっと頼みがあるんだけど。夕べ俺、ブラック・スパイダーに行って、
     可愛いゴス・ガールズに会ったんだ。適当に飲んでいるうちに、俺、自分が魔術師だとか話し始めちゃってさ。
     それで、お前何か魔法のアイテムとか、仕掛けとか持ってないかと思ってさ。わかるだろう、気を引きたいわけ。
ナブー:ヴィンス、助けてあげたいけど、シャーマン規則があるんでね。自分の能力は大事な用件にしか使えないんだ。
ヴィンス:なんじゃそりゃ。タクシーがつかまらなかった時、空飛ぶ絨毯使ってたじゃん。
ナブー:見てないでしょ。
ヴィンス:見ちゃったもんね。ジンゴ・タクシー予約システムをやってみて、うまく行かなけりゃ絨毯に乗るじゃん。
ナブー:わかったよ。誰にも言わないでよ。
ヴィンス:大丈夫。言わないよ。だから助けてくれよ。
ナブー:わかったよ、おいで。
ヴィンス:よっしゃ!サンキュー、ナブー。
(ナブー、部屋の奥の本棚を呪文で開ける。)
ナブー:これが僕のマジック・ブック図書館。
ヴィンス:わぁお!これは何?
(鎖でがんじがらめの本を取り出す。)
ナブー:それはフーディーニの日記。
ヴィンス:マジックの秘密がわかるわけだね。
ナブー:さぁね。何せ開けないから。
ヴィンス:これは?
(分厚い怪しげな本を取り出す。)
ナブー:触らないで!
(本を取り上げる)
ヴィンス:大丈夫、何もしないよ。
ナブー:これは黒魔術の本なんだ。ハードコアだよ。オカルトと混同しちゃだめだよ。
ヴィンス:お前さんには、良さそうだね。
ナブー:え?
ヴィンス:おなかの調子をそいつで整えるんだろう。
ナブー:それはヤクルト。
ヴィンス:なるほど。
(ボロが入ってくる。)
ボロ:準備できたか?タクシーが来てるよ。
ナブー:行くよ。
ボロ:オーケー。
(ボロ、ふたたび出て行く。ナブー、ヴィンスに薄茶色カバーの本を渡す。)
ナブー:これは薄茶魔術の本。レベル的にはこっちが合ってるよ。
ヴィンス:サンキュー、ナブー。お前がいてくれて助かるよ。


 真夜中の居間

(ヴィンスと、二人のゴスガールが床に座っている。教会の鐘の音が聞こえる。)
ヴィンス:俺の新しい腕時計、どう?
(教会型の時計を見せる。)
アンスラックス:いいじゃない。どこで買ったの?
ヴィンス:トップゴス。
エボラ:あんた、本当に魔術師なんでしょうね?
ヴィンス:ああ。
アンスラックス:いつになったら、あたしらに魔術をみせてくれるの?
ヴィンス:今、お見せするよ。俺のアシスタントを呼ぼう。
(ヴィンスがベルを鳴らすと、髪を立て、ゴシック・ファッションに身を包んだハワードが現れる。そもそもヴィンスの服なので、きつい。)
ハワード:どうも、お嬢さん方。
ヴィンス:アンスラックス
(伝染病)に、エボラ(感染症)
ハワード:ハワード・ムーンです。
ヴィンス:こいつはマジでダークだよ。
ハワード:月のダーク
(裏)側なので。ははは…。それが俺。
(座ろうとして、服が裂ける音がする。)
ヴィンス:
(ハワードに小声で)なぁ、ちょっといいか?
ハワード:無理。
ヴィンス:どうした?
ハワード:呼吸困難。
ヴィンス:この子たちはゴス・ガールズだぞ。ジョークは嫌いなんだ。ニコニコするのも駄目。
     いいな?ダークなふりで、変わったところを印象付けなきゃ。
ハワード:
(ゴス・ガールズに)今日は墓場に行ったんだが。
アンスラックス:あらそう?
ハワード:ああ。服を脱いで。墓石にクソしてやった。
ヴィンス:
(気を取り直して)本を持ってきたか?ハワード。
ハワード:これだ、ヴィンス。
エボラ:ヴィンス?
ハワード:ああ…ええと…オブシディアン・ビッグバード・マックナイト…
ヴィンス:オブシディアン・「ブラックバード」・マックナイト。
(*注)
ハワード:マックナイト…のこと。
ヴィンス:どうも。
(本を床に置く)強力な魔術に、心の準備を。
ハワード:見たことあるけど、なかなかやるよ。
ヴィンス:やめろ。
ハワード:ごめん。
(ヴィンス、本を見て呪文を唱え、手を振り回すと、突如花束が出てくる。)
ハワード:わぁ!
アンスラックス:なぁに、ジョークなの?
ヴィンス:ああ、えっと…そう、ちょっとしたジョーク!本を間違えた。別のを持ってくるよ。
(ヴィンス、本を抱えて立ち上がる。)
ヴィンス:
(ハワードに小声で)ハワード、ここはうまく誤魔化しておいてくれよ。絶対上手く行くって!
(ヴィンス、居間から出て行く。)
ハワード:ふぅ…。昨日、白鳥を殺してやったのだが。ついでにクソもしてきた。ばっちり。
     …ちょっと、魔術師の様子を見てこよう。ちゃんと準備できているか…
(居間から逃げ出す。)ヴィンス!

*注
 ヴィンスの変名のミドルネームはBlackbird(ツグミ)で、ハワードはRaven(ワタリガラス)と言い間違えています。双方とも黒い鳥のための間違い。日本語訳では、ビッグバード(セサミストリートのキャラ)にしました。



 ナブーの寝室

(本棚の前のヴィンスのところに、ハワードが駆け込んでくる。)
ハワード:やるじゃないか、アリ・ボンゴ!これで上手く行くって言うのか?このままじゃケツの穴がどうかしちまう。
ヴィンス:どうしてほしい?
ハワード:なんだって?
ヴィンス:ヒゲを剃った方が良いぞ。
ハワード:なんで?
ヴィンス:ゴスはヒゲは生やさないの!おまえ、まるでトム・セレックだ!
ハワード:こいつはこのまま!いいな?生やしなおしたばかりだ。
ヴィンス:そうかよ。
ハワード:ああ。
ヴィンス:心配すんな。俺に考えがある。
(黒魔術の本を取り出す。)
ハワード:おい、それはナブーの黒魔術の本だろう?
ヴィンス:ダークってやつがわかってきたな。
ハワード:確かにな、でもそれは泥棒だ。


 再び居間

ヴィンス:さてと。さらにダークな魔術に、心の準備は良い?
エボラ:なんでもいいわよ。
ハワード:ヴィンス、やっぱりまずいよ。
アンスラックス:どうしたの、ハワード?怖いの?
ハワード:いや。
(ヴィンスが呪文を唱えると煙があがり、赤いカーディガンを着た老婆が現れる。)
老婆:あぁら、今日は。
エボラ:おばあちゃん?あら、怖い。
アンスラックス:ばっかみたい!
(ゴス・ガールズ、出て行こうとする。)
ハワード:待った。これは召還術のひとつで、まだ他にも誰を召喚できるか分からないよ。
ヴィンス:ちょっとした手違いだよ。おばあちゃんを呼び出した翌週には…
ハワード:そうだよ、ええと、先週は誰を呼び出したんだっけ?
ヴィンス:ヒットラー。
ハワード:そうそう、ヒットラーとピクチョナリー・ゲームをしたんだよ。もう上機嫌で…
ヴィンス:あいつ、お絵かきもまともに出来ないでさ。
ハワード:あいつにクソしてやった。
(ゴス・ガールズ出て行ってしまう。)
ヴィンス:上出来!こうなると思った。いつもお前が駄目にしちまうのな。
     やっぱ、俺が行ってゴシック3Pをやれば良かったんだよ。
ハワード:俺のせいじゃないぞ。お前がスクロギンスばあちゃんを呼び出したんじゃないか。
ヴィンス:あれ、彼女は?
(居間を見回すと、老婆が居なくなっている。階下でドアの開く音がする。)
ヴィンス:ナブーだ。
ハワード:本を返さないと、殺されるぞ。
ヴィンス:本はどこいった?
ハワード:知らん。
ヴィンス:どうしよう?
ハワード:自然に振舞え。
(ハワードとヴィンス、何事もなかったかのように、ソファに腰掛けて話し始める。)
ハワード:俺が特に好きなジャズは、50年代後半にビバップからさらに音階旋法のジャズに展開していく辺りで、
     更にフラット九つのようなコードも使い始めるんだ。それに…
ヴィンス:魅力的だね…よう!
ハワード:やぁ!
(ボロとナブーが入ってくる。)
ヴィンス:ローラー・ディスコはどうだった?
ボロ:ブーイングの嵐。一曲かけるたびに大騒ぎ。
ハワード:へぇ。天気予報は入れたか?
ボロ:黙れ。
ハワード:了解。
(ボロ、居間から出て行く。)
ハワード:ナブー、今日はイカしてるじゃん。ひと働きしてきたか?パリっと、きちっと、スマートだ。
ヴィンス:俺たち、お前が大好きだよ、ナブー。前にも言ったかもしれないけど。
ハワード:お前のすべてがさ、あらゆる意味で大好きだ。
ヴィンス:パワフルなキャラも。
ナブー:何かしでかしたね?
ハワード:いや…
ナブー:分かるよ。オカルトと混同しちゃ駄目だって言ったじゃん。
ヴィンス:ごめん。
ナブー:何したの?
ヴィンス:多分、小悪魔を呼び出したんじゃないかと。
ハワード:小悪魔ちゃん。
ナブー:信じられない!
(ナブー、居間から出て行く。)


 ナブーの寝室

(ノックをして、ハワードとヴィンスが入ってくる。)
ハワード:なぁ、ナブー。悪かったよ。
ナブー:出て行け。
ヴィンス:頼むよ、ナブー。
ナブー:とにかく失せろってば。後ろ向くからね。
ヴィンス:ごめん、ナブー。
ハワード:なぁ、機嫌直してくれよ。
ナブー:
(二人に向き直る)少しは勉強になった?とにかく、何が起こったか整理しないと。
(ナブー、本を取り出す。)
ナブー:これは「要注意悪魔目録」。これに全部載っているはず。この中に居る?角があった?
ヴィンス:いや。
ナブー:肌が緑色とか?
ハワード:そういうんじゃないな。ただの小さなおばあさんだった。
ナブー:えっ?
ハワード:無害っぽいおばあさんだよ。
ナブー:これじゃないだろうね。
(老婆のページを見せる。)
ハワード:ああ、この人だ。
ヴィンス:すんなり、上手く呼び出せたと思うよ。
ナブー:ナナトゥーを召喚したんだ。
ハワード:ナナトゥー?
ナブー:彼女はもっとも凶悪な悪魔だ。五つ星だよ。
ハワード:悪いってこと?
ナブー:魔術で封じ込めなきゃ。本はどこ?
ハワード:その…ああ…コピーとってないのか?
ナブー:7000年前のものだよ。
ハワード:なるほど。
ヴィンス:つまりナブー、あの本を返して欲しいってことだよね。
ナブー:何をしでかしたか分かってないね。ナナトゥーが本を手にしたら、どんな事でも出来てしまう。
    悪魔のおばあちゃん軍団を立ち上げる事も出来る。道には血があふれ、空には火炎が渦巻き…
    どういう事か分かる?ナナゲドンだ!


 町の一角

(ナナトゥーがバス停で雨宿りをしていると、若者連れが通りかかる。)
ナナトゥー:あの、すみません。
若者:なんか用かよ、しわくちゃばあさん。
(ナナトゥー、地下鉄カードで若者を殺害する。)


 夜空の月

(ナブーとボロが空飛ぶ絨毯で飛び去る。)
ムーン:月にいらっしゃる時はですね…満月が一番のおすすめです。
    ええと…半月でも…彼でも良いです。でも、満月こそがかの有名な月ですので。
    四分の三とかなんてのは、屁でもないわけです。ええと、あれはいつ来るかといいますと、月に二日は来るんですね。
    でも役立たずですから。満月。これこそ月でございます。メイン・ムーンと呼んでください。


 森の奥深く

(シャーマン委員会の会合が開かれている。)
委員長:こんな状況でお前と会わねばならないとは、悲しむべき事だな、ナブー。
     重大な罪ゆえに、お前はこのシャーマン委員会に出頭を命ぜられた。
     お前は悪魔ナナトゥーの手に魔術の本を引き渡してしまった。
トニー:ナナゲドンだ!
老シャーマン:ナナゲドン!
女性シャーマン:ナナゲドン!
カーク:ナナゲドン!
ナブー:僕はボロとDJをしていて、現場に居なかったんです。
サブー:使いの精とDJ?
委員長:重大な異端行為だぞ、ナブー。たとえそれがお前であってもだ。
ナブー:二人の同居人が、女の子の気を引くために本を使おうとしたのです。
サブー:「僕はナブーだ!僕のせいじゃない」とでも?
ナブー:あんたに何ができる?
サブー:俺なら何とかできただろうし、それ以上だろうな。
ナブー:僕のことが嫌いなだけだろう?
サブー:まぁな。
ナブー:あんたはパーフェクトだとでも?
サブー:だいぶマシな方だ。
ナブー:あんたの業績報告を見たけど、何もないじゃないか。僕には僕のやりかたがある。
サブー:やり方がある?お前は役立たず二人と、サル1匹と一緒にやってるだけだろう。
ボロ:なんだと?
サブー:お前はサルの方だ!
ボロ:ああ、なるほど。
ナブー:そりゃ、あんたは様々な本を読んでいるだろうけど、クランチの箇所に着たらどうだい?逃げ出すんじゃない?
サブー:クランチ?クランチの話を持ち出すのか?クランチが何であるかなんて知りもしないくせに。
     クランチに出くわした事が無いだろう。
ナブー:一度あるよ。
サブー:ちょっとクランチの近くに行ってみただけだろう。そりゃ誰だって見物ツアーぐらいできる。
     「おお、あれがクランチの一角だな…!」
委員長:だまれ!
ナブー:いいですか、僕がけりをつけます。時間を下さい。
委員長:そう、私としてはお前に24時間の猶予を与えてやりたい。
サブー:許可するのですか?!
委員長:仕方が無いだろう。
サブー:ナブーは有罪ですよ。シャーマン法にも明記してある。本を紛失した場合は、その能力を剥奪すると。
委員長:分かっている。
トニー:こんなん、法に対する侮辱じゃぁ〜ん。義務を果たすべきですよぉ〜。
老シャーマン:処罰せねば。
女性ジャーマン:処罰せねば。
カーク:処罰せねば。
トニー:処罰せ〜ね〜ばぁ〜!
委員長:静粛に!たしかに、今回の場合サブーと…
(トニーを見やる)
トニー:トニー。
委員長:トニー。
トニー:ハリスン。
委員長:トニー・ハリスンのいう事が正しい。お前の力を剥奪し、使いの精は裁決が下るまでは拘置する。
ボロ:でも、火曜日にはファブリックでDJをやるんですけど。
サブー:こうなっては無理だな。
トニー:お得意様リストに、僕の名前はのこしてもらえる?
ボロ:多分ね。
(ボロ、老シャーマンに連れて行かれる。)
委員長:さて…私としては甚だ不本意だが、我々全員はお前に背を向けねばならぬ。
ナブー:本を取り戻しますよ。がっかりさせまんせんから。僕はナブーですよ。
サブー:好きにしろ。
(ナブー、空飛ぶ絨毯を広げて飛び乗るが、飛び上がらない。)
サブー:馬鹿め!お前の力はとっくに剥奪されているんだぞ、ナブー!
ナブー:あっそ。でも乗り物カードがあるもんね。
(ナブー、歩いて立ち去る。シャーマンたち、もとの方向に座りなおす。)
サブー:俺が本を取り戻してきますよ、委員長。
委員長:しかし、これは危険な任務だ。パートナーを連れて行け。
サブー:いいでしょう。カークと行きます。
委員長:今回のケースでは、適任ではない。カークは四次元のヤバヤバ・エロエロ作戦継続中だ。
サブー:カーク、本当にまだ最高限度級のスケベェ大冒険中なのか?
カーク:たしかに。
サブー:良かろう。それでは、だれと行きますか?
委員長:このトニー・ハリスンと行け。
サブー:冗談でしょう。
トニー:何かご不満でも〜?
サブー:こいつは足もないし、歩く事さえ出来ないんですよ。
トニー:なんだとぉ〜?赤ちゃん背負い籠で完全武装してくるよ〜。
    あんたが移動するときは、背中にピーナッツみたいに入れば良いのさ〜。
    赤ちゃん籠がいやなら、僕の顎に車輪をつけて、スケートみたいにしてもいいよ〜。
ナブー:お前は装着品か?(委員長に)こんなキンダー・サプライズ・チョコと仕事をして、
     ついでに面倒まで見ろって言うんですか?
委員長:トニーには作戦立案という才能がある。
サブー:作戦立案の才能?
トニー:そうだよ。独自の考え方があるんだ〜。
サブー:なるほど。じゃぁ、そのトニー・ハリスンの作戦とやらを一つ聞かせてもらおうか。
委員長:さぁ、トニー。がっかりさせるなよ。
トニー:ともかくも、さっさと行動すべきで…本を取り戻して…返してもらって…バッグに…ええと、早く、早く…
委員長:だめだこりゃ。
トニー:5分だけちょうだい、何か他に思いつくだろうから。紙と鉛筆があれば、アイディアを書き留めるんだけど〜
サブー:役立たず。
トニー:なんだと〜、もうちょい若けりゃ、お前なんてとっちめてやる〜。さぁ、かかってこいよ〜こいつめ〜!
サブー:おい、こら。
(委員長に)こんな大事な仕事だって言うのに、こんなバカと一緒だなって、やってけませんよ。
委員長:トニー・ハリスンと行くのだ。これしか手は残っていない。
サブー:結構ですよ、委員長。しかしクランチが現れた場合は、こいつは役立たずだから、
     あなたに責任を取ってもらいますよ。
トニー:右に同じく!この嫌なヤツが勝手したら、こいつを即座にドブヘぶちこみますからね〜!
サブー:あのな、お前みたいなボール野郎は…
(サブーとトニーが口論を始める。)
委員長:時々、どうしてこの委員会を招集したのか分からなくなる事がある。


 町の一角

(ナナトゥーが通りがかりのお兄さんに声をかける。)
ナナトゥー:あの、すみません。ブリック・レーンはどうやって行けば良いのですか?
お兄さん:ああ、それなら、あっちに向かって…
(ナナトゥー、お兄さんを編み棒で殺害する。)


 共同部屋の居間

(ナブーが酒に酔いながら入ってくる。)
ナブー:よくもメチャクチャにしてくれたな…
ヴィンス:ナブー、どうなった?
ナブー:あの本は見るなって言ったじゃん。なのに大したこと無いとでも思ったんだろう?
ヴィンス:らしくないじゃないか。
ハワード:わかってる。どうした?ナブー。
ナブー:力がなくなったの!
ハワード:え?
ナブー:ノーザン・ラインで、帰ってくるまで6時間もかかったんだよ!
ヴィンス:なぁ、ナブー。何か手伝えるか?
ナブー:もう沢山だよ。
ハワード:本当に悪かったよ、ナブー。
ナブー:背中向けて…
(ナブー、酔いつぶれてソファーで寝込んでしまう。)
ヴィンス:どうしよう。なんとかしなきゃ。
ハワード:分かっているさ。ナブーを立ち直らせるには、俺たちがやるべきことをやらねば。
     ばあさんを探し出して、本を取り戻し、ナブーの力を取り戻すんだ。
ヴィンス:でも、どこを捜せば良いんだ?おばあちゃんなんて、どこにでも居る。
ハワード:コマンチ・インディアンの古い諺だ。『木の葉を隠すなら森に隠せ。』
ヴィンス:おばあちゃんが森に居るってこと?


 ビンゴ会場の外

(老婆たちが並んで待っている。その最後尾に、老婆に扮したハワードとヴィンスが立っている。ヴィンス、しきりと鏡をのぞきこんでいる。)
ハワード:化粧ならもう十分だろう。
ヴィンス:まぁね。元が良いからな。50年代の生意気な感じのおばあちゃんを目指しているんだ。グラマーおばあちゃん!
ハワード:うまく溶け込まなきゃならないんだぞ。
ヴィンス:そうかい。じゃぁ、お前の髭はどうなんだよ。
ハワード:あのなぁ…
(ヴィンスの背後に気づく)あの子たちだ。どうも、お嬢さん方。
アンスラックス:あら、ステキな服じゃない…
(ゴス・ガールズ、立ち去る。)
ハワード:そうそう、これも魔法の一つだよ。
ヴィンス:おい、ハワード。あのばぁさんじゃないか?
(路地のむこうから、老婆が現れる。)
ハワード:分からない。みんな同じに見える。
ヴィンス:そうだよ。任せとけって。
(ハワードとヴィンス、列を離れて老婆に話しかける。)
ヴィンス:よう、ばぁさん。本はどこだ?
老婆:本が何ですって?
ヴィンス:手間取らせるなよ。意味分かってるだろう?
老婆:何の事やら…
ヴィンス:よこせ。
(老婆からハンドバッグを取り上げる。)ハワード、ちょいと一発食らわせて。
ハワード:え?
ヴィンス:早く!
(ハワード、一瞬ためらいつつも老婆を殴り倒す。ヴィンス、バッグの中を調べる。)
ヴィンス:ハワード、持ってないよ。選り取りケーキだけだ。
ハワード:ごめんなさーい。
(ハワードとヴィンス、ビンゴ会場に入る。)


 町の上空

(サブーとトニーが夜の上空を空飛ぶ絨毯で飛んでいる。)
サブー:トニー、左か、右か?
トニー:ええと…
サブー:左か、右かだ!
トニー:みだり!
サブー:あのな、簡単だろう。左か右かだ!
トニー:プレッシャーかけられて、うまく判断できるわけ無いだろう〜?
サブー:素晴らしい!最高!上出来!お疲れだ、トニー・ハリスン。凄いね!
トニー:なんだよ、完全に迷っているのに!
サブー:俺たちゃずっとグルグル回っているんだぞ。行く先が分かってないから!
トニー:この一人ヨガり!
サブー:言ったな、お前ちゃんとナビできたのかよ?お前、たった一つ、一つしてくれりゃ良いんだ。地図を見るんだ!
トニー:ぼくのナビゲーション手腕は、誰にも負けないよ〜!
    お前が見えないところに地図をおいてくれないのが悪いんじゃ〜ん
サブー:悪かったよ、トニー。悪かった。俺はいつも自分で地図を見に行ける程度には足のあるやつと、
    仕事をしているもんでね。俺たちゃ、今どこに居るんだ?どうすれば良い?
トニー:誰かに道をきけば?
サブー:誰に訊くんだ?月にか?
トニー:悪くないね。
サブー:よし、月に訊いてみようじゃないか。
トニー:そうしよ〜


 夜空の月

ムーン:あるとき、ある人が私を見つめていたんです。ええ、その目でしっかと。
    それでその人、筒を取り出しまして。その筒を覗き込んだんですね。
    そしたらその人、筒の中に月をゲットしました。でっかいツキがツツの中!あっはっは…!ははは…望遠鏡ね…


 町の上空

サブー:見たか、これだから月に訊くなんて無駄なんだ。
トニー:なぁ、まだチャンスがあるぞ。な?月に訊いてみたけど、あれが石膏石の出来損ないなんて、知らなかったんだ。
サブー:お前、クビだな。トニー。
トニー:正直言いまして、実は気持ち悪いんですよ〜。
サブー:ああ、もう…
トニー:気持ち悪いから、うまく行かないんだよ〜
サブー:ああ、そうかい。
トニー:バスに乗った時のほうが、もっと気持ち悪くなるんだけどね〜
サブー:そりゃ凄いな、トニー。
トニー:フェリーともなると、すっかりとっちらかっちゃって〜。
    カミさんと海峡渡ってカレーに行ったときなんて、最悪でさ〜ずっとデッキで吐いてた〜
サブー:とにかく、移動モードにしろよ!こんな言い合いばっかりして、しかも迷っているし…
トニー:馬!馬なら平気何だよね〜
サブー:絨毯もまともに乗れないんじゃ、クランチが出てきたらどうするつもりだよ。
トニー:うー、あー!もう!またクランチかよ!
サブー:クランチだ。どうする?
トニー:知るか!バカヤロー!クランチがあーだ、クランチがこーだ!なんだってそんなにクランチにこだわるんだよ〜?
サブー:クランチの何たるが分かってるか?
トニー:うん!
サブー:だったら、俺よりも先にお前がクランチに出くわせ!
(サブー、トニーを絨毯から叩き落す。)
トニー:ぎゃぁぁあああ〜!この極悪非道〜!サブーのバーカ!


 ビンゴ会場

(老婆たちがビンゴゲームの準備をしている。その中にはワードとヴィンスも加わっている。司会者がステージ上から進行する。)
司会者:今晩は、ビンゴ大会にようこそ。お嬢さんたち、今夜は一段とお綺麗ですよ。
     特に…あなたね。
(ヴィンスに合図する)さて、早速始めましょう。
ヴィンス:あいつ、俺に気があるみたいじゃない?
ハワード:あれは俺の事を言ったんだ。
ヴィンス:そうかい。
司会者:
(ボールの数字を読み上げる)62、トリさんのお風邪…62番。きれっぱし2本、11番。私の初体験の年齢、43番。
ハワード:
(老婆の一人を見やる)あれかな?
ヴィンス:んー?
(ビンゴゲームに集中している)
ハワード:ヴィンス、あれだと思うか?
ヴィンス:静かにしろよ。番号が聞こえないだろう?
ハワード:なんでここに居るのか、分かってるか?
ヴィンス:分かってるよ。でも賞品のブーツみろよ。あれいいじゃん。ゲットして、カスタマイズするんだ。
ハワード:ヴィンス、ばぁさんのカーディガンの色は?
ヴィンス:んー?
ハワード:ばぁさんのカーディガンの色だ!
ヴィンス:赤。
(ハワード、ゲームに夢中になっている老婆たちの中に、ナナトゥーを発見する。)
ハワード:あれだ。ちょっと行ってみる。ここに居ろよ。
ヴィンス:はい、はい。
司会者:シー、バン、ブーン!バリバリブーブー、28番。良い子はみんなご立派だ、46番。
     フィーファイ、フー!32番。んんん〜んん!84番。
(ハワードが姿勢を低くしてナナトゥーの足元までいき、本をそっと抜き取り、出口に向かう。)
司会者:ハウディ、ドッディ、ドッカンドッカン、75番。
(出口近くで、老婆の格好をしたサブーが、ハワードを止めて本を受け取ろうとする。)
サブー:
(小声で)こいつはいただく。
ハワード:あんた、誰?
サブー:委員会から派遣されたシャーマンだ。
ハワード:ナブーに渡すんだ。
サブー:ナブー?聞いてないのか、あいつは干されてるんだぞ。おしまいだ、飲んだくれて。
ハワード:ナブーは友達だ。
サブー:誰だって友達だろうよ。
ハワード:ああ、良いやつだからな。
サブー:あいつはクランチのことを分かっていない。
ハワード:何をだって?
サブー:クランチを分かっていないんだ。
ハワード:だから何だよ。
(サブー、ハンドバッグでハワードを殴る。)
ハワード:何すんだ。
サブー:これがクランチのかけらだ。
ハワード:やめろ。
サブー:クランチでぶん殴るぞ!クランチに埋めるぞ!
(ヴィンスが大きな声を出して立ち上がる。)
ヴィンス:あがり!
司会者:勝者が出たようです!
ハワード:おい、ハワード。ブーツいただきだ!
(ハワードとサブーに注目はあるまる)…ありゃ。
(ナナトゥー、叫び声を挙げて立ち上がる。)
司会者:すべて6、666です!
(ナナトゥーが編み棒でスカーフを作り、サブーを拘束し、編み棒攻撃でサブーを刺していく。)
サブー:クランチのお時間です!
(倒れる)
ハワード:逃げろ!
(ハワード、本を取り上げて逃げ出す。ヴィンス、外に出たところで、会場内にとって返す。)
ハワード:ヴィンス、どこ行くんだ?!
(ヴィンス、商品のブーツを取って、また飛び出していく。)
ハワード:早く!
ヴィンス:ブーツを忘れてた。


 町の中

(ナナトゥーがおばあちゃん軍団を率いて、ハワードとヴィンスを追いかけてくる。)
ハワード&ヴィンス:♪ロンドンのいたるところ 壁には血痕が ナイロン上着を羽織ったサタンの使者が 
              悪魔のケーキ 妖精たちの湖 ナナゲドンがかつらをかぶったデーモンとともにやってくる 
              テムズ川は赤く染まり 月は死に瀕している 可哀想なジミーは編み棒を頭にくらって泣いている
トニー:極悪非道〜!
ハワード&ヴィンス:♪夜の闇が作り出す 老いた野獣ども お前を追い 駆り立て 堕落させる 
              老いたデーモンのように しわしわ悪魔 若作りの顔にしがみつく 
              月は恐れおののき もはや見る影も無い 年老いた悪夢のような しわくちゃ悪魔♪


 共同部屋の居間

(ハワードとヴィンスが駆け込んでくる。)
ヴィンス:ナブー、起きろ!
(ソファーで寝ているナブーを起す)
ナブー:どうかした?
ハワード:本を取り戻したぞ。
ナブー:ひどい二日酔いだ…
ハワード:早く、早く!
ヴィンス:酔い覚まし作るから。
ハワード:早く、早くナブー。早く呪文を見つけろ。
(居間にナナトゥーが迫ってくる。ナブー、本を開く。)
ナブー:このあたりにあったはずだけど…
ハワード:早く!
(窓ガラスをつき破って、ナナトゥーが飛び込んでくる。編み物でハワードとヴィンスを縛り上げてしまう。)
ハワード:殺さないで!何でもあげるから!
(ナナトゥーが二人に向かって編み棒を投げるが、ヴィンスがゴス・ジュースを噴射して、空中で止める。ナブーが呪文を見つける。)
ナブー:ばあちゃん、ばあちゃん、おとといおいで!
(ナナトゥー、煙とともに消えうせる。)
ナブー:酔い覚ましは?クラクラする。


 共同部屋の居間

(天気が穏やかになり、ハワードとヴィンスが雑誌の表紙を見ている。)
ヴィンス:見ろよ、ゴス・ウィークリーの表紙だぜ。
ハワード:やったね。
ヴィンス:4ページの特集記事だ。
ハワード:うまく撮れてる。
ヴィンス:ああ、お前があの本を取り戻した時は、まじで格好よかったよ。
ハワード:そうだな。今まで見た中じゃ、最高のヘアスプレーの使用方法だったな。
ヴィンス:ありがとう。
ハワード:よくやったよ。
(ドアの呼び鈴が鳴る。)
ヴィンス:おい、ハワード。ゴス・ガールズだ。
ハワード:そうだろうな。彼女たちも俺たちの活躍を聞いてるだろう。ダーク・ニュースは伝わるのが早いんだ。
ヴィンス:俺たち、スーパーゴスだもんな。
ハワード:来たぞ。
(アンスラックスとエボラが入ってくる。)
ハワード:どうも、お嬢さん方。
(そこにボロとナブーがゴス・ファッションで現れる。)
ゴス・ガールズ:ハァイ、お兄さん。
ボロ:お先にどうぞ。
(ゴス・ガールズとボロ、出て行く。)
ナブー:待っても無駄だよ。


 エンディング・クレジット

ムーン:♪バーダ ダッダッダッダダ〜 ドゥードゥッドゥッドゥッドゥッドゥ〜 
      なんて素敵な素敵な 素敵なんでしょう〜 きみのためなら何でもしてあげるよ〜 
      クリ…お茶でも一緒に飲みましょう〜 それとも一緒にクリームでも〜 
      暖炉のそばで座って 一緒に眠りましょうか〜 これで完璧ね なんて素敵な夢でしょう〜 可愛いネコちゃ〜ん♪


(終)
 
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