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アヤシゲ翻訳 テレビシリーズ1 エクストラ / ブーシュの歴史 History of The Boosh



(字幕:ノエル・フィールディング&ジュリアン・バラット, ザ・マイティ・ブーシュのクリエイター)
ジュリアン:俺たちが初めて一緒にパフォーマンスをしたのは…スチュアート・リーのショーだっけ?
ノエル:そう、スチュアート・リーのショーだ。「モビー・ディック&キング・ドン」
ジュリアン:うん。
ノエル:「VS キング・ドン」だな。ジュリアンはキング・ドンのペニス役。
ジュリアン:馬鹿でかいペニス。
ノエル:それから、俺はキング・ドン役。
    俺たちは「ショーをやろうぜ。リーなんてうっちゃって、一緒にショーをやるんだ。」って企てた。


(字幕:イヴァーナ・ゾーン&ナイジェル・コーン,ブーシュのアニメーター)
ナイジェル:あの二人は最初のギグを、オランジ・ブーン・ブーンでやった。チャイナタウンのどこかにある所だ。ロンドンのね。
       へんちくりんなやつでね。つまり、本当にお馬鹿なコスチュームだった。
       それに、連中は自分が何をやってるのか、よく分かっていなかった。


ノエル:だって、普通のスタンド・アップをやってた人間なんだからさ。
    俺たちはギグの時、鉢植えの植物を並べて、音楽をかけた。


(字幕:1998年 デ・ヘンズ・パブ内 オランジ・ブーン・ブーン・コメディ・クラブ)
ノエル:♪きみを愛しているよ まったくお馬鹿な巨人みたいなきみ さぁ、おいで僕の車のトランクに♪
ジュリアン:車か、また車かよ!


ノエル:舞台袖もなかったから、ダンボールの箱の後ろを使って、舞台に出た。


(1998年 デ・ヘンズ・パブ内 オランジ・ブーン・ブーン・コメディ・クラブ)
ジュリアン:このバカ、支離滅裂で、真夜中の空飛ぶ豆つぶ、さっさと来やがれ、こっち見ろ!
       うわぁ、駄目だこりゃ。飛んじまってる!
ノエル:それで良いわけ?


ノエル:俺らはショーを、幕間に10分程度やる、演劇みたいにしようとした。
    若い連中ばっかで、やたら騒々しいパブだったよな?
ジュリアン:うん。
ノエル:あの厚かましさったら、まったく信じらんない。


ナイジェル:ぜんぜん練れてなかったけど…とにかく陽気だった。


ノエル:俺たちは正体不明って評判だったけど、まだまだ素人臭かった。劇場ってものを、分かっていなかったんだな。
ジュリアン:自分の意見を言えよ。
ノエル:そっちこそ。
ジュリアン:俺は大学でサルトルの演劇をやっていたんだ。教えようって思ってたんだけど。
ノエル:あっはっは!
ジュリアン:ああ、「出口なし」だ。
ノエル:「出口なし」?
ジュリアン:うん。え…っと…
ノエル:知ってたよ。(ジュリアンが)演劇バカだってな。

ジュリアン:最初の頃に、俺たちはリッチ・フルチャーに会った。スケッチ・ショーを誰かとやってて…
ノエル:リッチ・フルチャーって人形を作った。


(字幕:リッチ・フルチャー“ボブ・フォッシル”)
リッチ:私たちはその「アンナチュラル・アクツ」というスケッチ・ショーをやっていた。
    私と、ジュリアン、ノエルの三人と、それからショーン・カレンという男も一緒だった。


ジュリアン:ショーン・カレンは仕事が終わると、アメリカに帰ってしまった。カナダだったっけ。
ノエル:アホだね!
ジュリアン:彼はアホをやるのを止めにしたわけ。なんだったっけ?「ブロードウェイのプロデューサーたち」だ。


リッチ:ショーンは運の悪い事に腰骨を痛めてしまって、喋る事も歩く事もできなかった。


ノエル:リッチは俺たちとは別行動を取ろうとはしなかったじゃん?
    窓を叩いて、「入れてくれ!なんかできるから!」とか言ってさ。

リッチ:それで私たち三人で、ショーをやることになった。


ナイジェル:連中は、「エディンバラのショーに出よう」と考えた。そんな事を考え始めてたんだな。
       連中はイスリントンのヘン&チキンズでギグをやっていた。


(字幕:デイヴ・ブラウン,ブーシュの振り付け担当&写真担当)
デイヴ:あいつらはよく、ヘン&チキンズを使っていた。
     よく分からないけど、とにかく何かやるときの足がかりとして使っていたんだ。
     小さいけど良いところで、彼らはレギュラー出演枠を持っていた。いつも月曜日の夜だ。
     一週間のうちに脚本とアイディアをまとめて、その半分は試してみる。
     あとの半分は、まえに演じたものの改良版とか、練りこんだヤツを演じるんだ。


(字幕:2000年 ヘン&チキンズ・シアター・バー)
ノエル:あいつ、犬か?ソーセージか?


ナイジェル:ジュリアンとノエルは「ザ・マイティ・ブーシュ」でエディンバラに乗り込んで、大旋風を巻き起こした。
       新人賞にノミネートされたんだ。


デイヴ:さらに二つのショーだ。「アークティック・ブーシュ」「オート・ブーシュ」。
     連中は最優秀新人賞を「ザ・マイティ・ブーシュ」で受賞した。
     それから、「アークティック・ブーシュ」でペリエ賞にノミネートされた。


ジュリアン:それでラジオ・ショーをやることになって…(*求!お助け)
ノエル:コドモづくしだったろう?
ジュリアン:そうだな。ええと…録音したのは…古くて、線路のところの…
ノエル:廃線。
ジュリアン:鉄橋の下の…
ノエル:ショアディッチにあった。
ジュリアン:そう、俺たちのスタジオを据えたのは…
ノエル:排水溝(ディッチ)。
ジュリアン:子供のおもちゃで防音した。
ノエル:それから、コドモの顔。
ジュリアン:子供のそのもの。
ノエル:俺ら、子作りをして…
ジュリアン:通気孔に子供。
ノエル:俺らがラジオ・ショーをやってる頃、誰もショアディッチになんて来やしなかった。
ジュリアン:それで…
ノエル:随分流行りの連中にも会ったろう?すれ違ったりして。
ジュリアン:そうだな。レイザーライトを壁で締め出したりして。あちこちで。

*求む、お助け!
この部分、ジュリアンとノエルがダラダラと喋るのですが、kidsやらchildrenやら、何を言っているのか、よく分かりません。
お分かりの方、アドバイス願います!

J:So we did a radio show…
N:We took it to the kids, didn’t we?
J:Yeah, we did, um…We sort of recorded iy in a um…sort of old, railway sort of…
N:Disused railway.
J:…arch underneath the…
N:In Shoreditch.
J:And built our studio out of…
N:In the ditch.
J:We had sort of muffled it all with children’s toys.
N:And children’s faces.
J:And children.
N:We made children…
J:Children in the air vents.
N:No one was down in Shoreditch when we used to do a radio show.



(字幕:レイザーライト)
ジョニー:有名じゃないし。
アンディ:ないし。
ジョニー:レイザーライトは丁度…はじめたばっかで…
アンディ:たしか…
ジョニー:防音処理とか、壁の設置とか。


ノエル:あいつ(ジョニー?)は痩せっぽっちだったから、俺ら、あいつを壁と壁の間にねじ込んだりして,言ったんだ。
    「俺らがエピソード6を録音し終わるまで、そこに居ろよ!」


ジョニー:ノエルがいう事にゃ…
アンディ:そこに居ろ。
ジョニー:そこに居ろ。だから…
アンディ:そうした。


ジュリアン:俺たちはテレビがやりたかった。でも、問題があって。
       テレビ局に俺たちが出した脚本は、大掛かりな冒険物語だった。製作に100万ポンドはかかりそうだ。
       それで局の連中が言うには、「一体どうやってステージで演じるのか、想像もつかない。」
       「テレビで一体どうやるんだ?」
ノエル:そもそも、チャンネル4のために書いたんだ。
ジュリアン:その前にステージ・ショー向きに書いたんだよ。
ノエル:そっか。
ジュリアン:とにかく、局の連中は「テレビで一体どうやるんだ?」何せ馬鹿馬鹿しかったし。
       それで、俺らはステージ・ショーでやることにした。
ノエル:ステージでやる、良いアイディアもあったし。
ジュリアン:そしたら言うんだ…
ジュリアン&ノエル:「テレビで一体どうやるんだ?」
ジュリアン:「凄く良いライブだぞ。」テレビ用の屋内セットでやってみるのが良さそうだった。


(字幕:マーク・フリーランド,BBCコメディの粉ミッショニング・エグゼクティブ)
フリーランド:私はエディンバラのえらく暑い一室で、「ザ・マイティ・ブーシュ」のライブを見た。5,6年前だ。
        一瞬にして、あの二人に惚れ込んでしまったね。だからいつも彼らと何か仕事がしたいと思っていた。


デイヴ:ちまたでの噂はどんどん大きくなって、あの二人を沢山の人が見に来た。
     たしか、スティーブ・クーガンや、ヘンリー・ノーマル氏も来て、えらいシロモノを目にしたんだ。


フリーランド:スティーブとヘンリーから(ジュリアンとノエルの)脚本が来て読んだとき、
        「ナイティ・ナイト」の場合と同じように、1ページ目から既に、こいつはこれまでとは全く違った、
        ユニークで素晴らしいものだと分かった。私には理論的説明も無理。とにかく気に入った。


(2002年 パイロット・ライブ)
フォッシル:彼は精神世界で通信するんだ、オーケー?


(字幕:シャーマン,ナブー)
インタビュアー:いかにしてブーシュの仲間入りをしたのか、教えてください。

(2002年 パイロット・ライブ)
ハワード:この男は凄いぞ。こいつは…こいつは神秘的だ。


インタビュアー:あなたはこうやって話しているまにも、視聴者の皆さんの心の中に、
          精神的に形成されたイメージを送っているのですか?


(2002年 パイロット・ライブ)
ナブー:彼はただ、私に自分はゲイだと言っていた。


ノエル:俺らはでかいシロクマの記ぐるみを借りてきて、仲間の一人に着せたんだ。
ジュリアン:あんまり長い間押し込まれていたから、ぶっ倒れちまった。
ノエル:すっかり弱っちゃって。
ジュリアン:あれはピートだったっけ?
ノエル:そう!半殺しの目にあわせちゃった。
ジュリアン:あの時、リッチはイギリスに居なかったよな。マット・ホルネスが…
ノエル:「ガース・マレンギ」のね。
ジュリアン:ああ。


(字幕:マシュー・ホルネス ボブ・フォッシルとしてゲスト出演。)
フォッシル:この男は口が利けず、まったく喋らず、目も見えず、しかも自分が生きているのかどうかも分かっていない!


インタビュアー:だれでもボブ・フォッシルを演じますよね。
リッチ:何を言いやがる、そういうことを言うときは、カメラを止めやがれ!
    畜生め、また他のボブ・フォッシルの話しをする気なら、絶対におめぇのケツに噛み付いてやる!このクソッタレ!
(ピー)
リッチ:ええ、ヘン&チキンズのあるショーでボブ・フォッシルを演じたマット・ホルネスは、私の親しい仕事仲間です。


ノエル:「ガース・マレンギ」のリチャード・アヨーデは最初、ベインブリッジだったよな。


(2002年 パイロット・ライブ)
ノエル:ディクソン・ベインブリッジだ。
ジュリアン:ああ、こいつね。
ノエル:基本的に、探検家ね。


ノエル:彼(アヨーデ)は素晴らしい才能の持ち主だ。お母さんはノルウェー人で、お父さんがアフリカ人。
    俺らは黒人でブロンドのロジャー・ムーアを使いたかった。彼みたいにね。
    でも、彼はテレビのパイロッロには出られなかった。いや、違った。パイロットには出られたんだ。
    で、シリーズには出演できなかった。


デイヴ:みんな、ブーシュの世界をどうテレビに置き換えるか、ちょっと怖気づいていたんじゃないかな。
     何せ、ライブが最高だったから。だから「あの良さを失うのか?」みたいになったんだと思う。
     だから、テレビのパイロットは、観客の前のライブで撮影したんだ。
     あの二人から、パフォーマンスを引き出し、試してみる為にね。


(字幕:字幕:「ザ・マイティ・ブーシュ」パイロット BBC3 2003年)
ヴィンス:それから、あるシーンでは羊の脚で出てくるよ!
ハワード:それ、なし。
ヴィンス:ありだろ。
ハワード:俺が書きなおした。
ヴィンス:一番良いところなのに。
ハワード:持ち場に行けってば。


フリーランド:笑いなどの反応があったほうが、うまくいくだろうと考えたんだ。
        しかしよく分からないが、見た途端に我々は悟った。
        ブーシュには、見る人それぞれの価値と笑いどころがあるってね。
        だから、自分の笑いどころや、自分にとって面白い台詞に対して笑い声を上げる観客からは、
        距離を置いた方が良いんだ。


(テレビパイロット)
フォッシル:私はボブ・フォッシル。ここは私の動物園であります。


(字幕:ポール・キング テレビ・シリーズ・ディレクター)
ポール:私は実際に、録画されたパイロットを見に行った。まったく信じられなかった。
     あのツンドラのエピソードは、いかなる作品の中でも、最高の出来だ。
     ディレクターは、スティーブ・ベンデラックと言う人で、ディレクターとしては私の長年のヒーローの一人だった。
     私にとってとても幸運な事に、彼はテレビ・シリーズのディレクターをする余裕がなかった。


フリーランド:こうなったら、テレビシリーズを依頼するのは簡単なことで、
        一つだけ難点があるとすれば、ああいうのは誰もやったことが無いってことだけだった。


ノエル:俺は南フランスに居たんだ。なんもないところで、ただの田舎さ。牛とかしかいなくて。
    お前(ジュリアン)が俺に電話してきた。「テレビ・シリーズ化だぞ!」でも、俺には牛以外に特に話題もなかった。


(終)
 
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