back next list random home back next list random home back next list random home

                                                            

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

 2013年 11月 ボブ・ディラン ライブ観戦 & リチャード三世, ロンドン ツアーレポート
 

Part 7 いかにして旅をしたのか


 航空機 British Airways
 去年も利用したBA。今回は旅行会社を通さずに自分で確保した。値段はかわらない。
復路の機内食が超絶的にマズかった以外は、別にこれといったこともなく。
 機内エンターテインメントでは、日本ではまだ公開されていない “The World’s End”(字幕なし) が見られた。期待したほど面白くはなかったが、サイモン・ペグのハイテンションぶりが凄い。
 他には、Goodwood Festival of Speed のドキュメンタリーが、新旧F1マシンやレーサーてんこ盛りで面白かった。

 地下鉄 Underground (Tube)
 毎度お馴染み、ロンドンの地下鉄,チューブ。今回も特に大きなトラブルには見舞われず。
 ロンドンの地下鉄は開業150年を迎えたとのことで、そのポスターもたくさん貼ってあった。遅れなどのトラブルも減ったとアピールしている。

 シタディーン・プレステージ・サウス・ケンジントン Citadines Prestige South Kensington
 去年と同じホテルに宿泊。キッチンつきで便利。綺麗だし、便利な立地で居心地は良い。

 宿泊1日目。夜9時ごろに、どこかで非常アラームが鳴っていることに気づいた。私の部屋ではないし、廊下でもない。どうやら私の部屋の壁の向こうらしい。しかし壁の向こうは通路のはず。廊下に出て様子を見ても、とくに変わった様子はなく、火災だというわけではなさそう。
 アラームが鳴り止まないので、フロントに電話して事情を説明する。フロントはまったく感知しておらず、驚いた様子。とにかく人をやってチェックしてくれと頼んだ。しばらくして、スタッフのお兄さんがあがってきた。廊下で声をかけて、「この音、聞こえる?」というと、確かに聞こえると言う。それから二人して廊下の壁に耳をつけて「ここ?」「こっち?」…などとやっても、よく分からない。
 どうやら私の部屋の壁の先は狭い通路になっており、普段は使っていないらしい。ドアも常に閉まっているのが、センサーの故障か何かで、アラームがなった模様。20分ほどして鳴り止んだ。やれやれ。ホテルで非常ベルが鳴ったのは、初めてサンフランシスコへトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズを見に行った時以来、2回目。

 テレビ TV Programs
 複数の骨董品鑑定番組があるなか、“Flog it!” という、一般人の骨董を鑑定し、実際にオークションにかける番組が面白かった。オークション・シーンではテンションが上がる。
 一方、昔のアイドル歌手や、有名ガーデナーなどが自ら骨董品屋を廻り、安く入手したものをオークションにかけて、いくら儲かるか競う番組もあった。

 料理番組も人気らしく、若いシェフの「料理試合」が毎日30分ずつ放映している。
 一方、ポール・ハリウッドの料理番組もあったのだが、こちらはまずそう。ケーキを作るのに、いきなり小麦粉とバター,全卵、砂糖などの材料を一度にボウルに入れて、ミキサーでかき回した時点でもう駄目だろう。一緒に作っていたイケメン・シェフは器用にマジパン細工を作るのだが…これもまずそう。

 クイズ番組は相変わらず大人気で、有名人や一般人が登場する番組がたくさん流れている。
 中でも、”Pointless” という番組が面白かった。アンケート結果のうち少数派を当てるという趣向で、司会者のほかに回答に対する解説をするお兄さんもいる。この番組の優勝チームが、さらにボーナスポイントを稼ぐクイズに挑戦することになったのだが、いくつかあるジャンルの中に、なんと “Traveling Wilburys” があったのだ。回答者は残念ながら「科学」を選択してしまったが…解説のお兄さんのお勧めはウィルベリーズだったらしい。
 ドキュメンタリー系では、お馴染みの動物ものや、小惑星関連番組、列車の旅番組、ミュージカルの作り方など。中でも “Blues America” というブルースの歴史もの番組には、キース・リチャーズなども登場して面白かった。

 ドラマはあまり見なかったが、”Ripper Street” がやっていた。「切り裂きジャック」の頃のクライム・ドラマ。重厚、かつエグい。そしてゲイてんこ盛り。
 コメディ系では、スティーヴン・フライの “QI”, そしてノエル・フィールディングが出演していた “Never mind the Buzzcocks” 。映画「レザボア・ドッグス」の真似をしよう!…という時に、なぜかミック・ジャガーの真似をするノエルであった。
 一番面白かったコメディは、シット・コムの “Miranda”。コメディエンヌ,ミランダ・ハートのドタバタ劇なのだが、お約束の目白押しで、ずっとゲラゲラ笑い通し。DVDが欲しくなった。

 ニュース
 ニュースでは、しきりにスコットランドの独立白書発表が報じられていた。
 有名シェフ,ナイジェラ・ローソンのドラッグ・スキャンダル、若年層の借金問題、中年層のアルコール問題、EU圏内の入国審査の緩和、リチャード三世の埋葬場所論争など。そして、帰国の日の朝、グラスゴーのパブに警察のヘリコプターが墜落したという惨事が報じられた。

 新聞は、フリーペーパーのイブニング・スタンダードしか見なかったが、ボブ・ゲルドフの娘がツイッターで不適切発言をして謝罪したとか、ジュード・ロウがシェイクスピアの「ヘンリー五世」を演じるなどの記事が載っていた。
 

→ 2013 ロンドン ツアーレポート目次へ