Encyclopedia Booshtanica / ブーシュ百科事典
The Mighty Boosh ザ・マイティ・ブーシュに登場する、様々な事項を一堂に集めました!どんどん増やしていきたいです!
登場キャラクターについては、「キャラクター」コーナーを参照してください。
新しい項目は、赤字で表示しています。
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アインシュタイン / Albert Einstein
アルバート・アインシュタイン(1879-1955)。ドイツ出身の理論物理学者。相対性理論で有名。天才の代名詞でもある。「ミルキー・ジョー」で、ヴィンスがハワードに「誰に髪を切ってもらっていると思う?アインシュタイン」と言う。これはハワードがアインシュタインのようなボサボサ頭だと示唆した台詞であり、決してハワードが天才であると言う意味ではない。
アヴァンギャルド / avant-garde
前衛芸術のこと。なんだか訳の分からないシロモノという感じもしなくもない。S3-E6 [The Chokes 金縛り]に登場した映画監督ユルゲン・ハーベマースターはアヴァンギャルド映画の巨匠。
青いズボン / blue trousers
ラジオシリーズや、TVシリーズ1などで言及される、謎のアイテム。要するにハワードが所有する青いズボン(多分ダサイ)らしいが、なぜネタにされるのかはよく分からない。ヴィンスが勝手にリロイにあげてしまったりしている。
アダム・アント / Adam Ant
イギリスのシンガーで、Adam Ant & The Antsのリーダー(1954-)。パンクから発して、80年代前半に派手なコスチュームの「ニュー・ロマンティック」として一世を風靡した。最近は挙動が怪しいらしく、2002年には逮捕されている。
「ツンドラ」で話題に出たライオンが、アダム・アントの格好をしていたらしい。ハワードはヴィンスがさせたと思っていたが、ヴィンスによると「ライオンが自分でした」。
アーチェリー / archery
フォッシルにとってはゴルフ。
あの世タクシー / death cab
死者の魂を天国か、地獄に送るタクシー。キャッチフレーズは「あなたのお命運びます。」電話番号はあるが、イタズラで営業妨害されると困るので、ここには書かない。天国と地獄の狭間である「リンボ」に事務所がある。従業員はほとんどベランメェ調のコックニー。
アラン / Alan
サインを求める人の名前。「イエティ」では、グローバル・エクスプローラーを届に来た探検家が、そして「若返りの泉」では青い小人が、それぞれヴィンスにサインを求めたときに、「アランへ、って書いてください」と言っている(いずれもリッチの台詞)。このため、ブーシュ・ファンの間で、ジュリアンとノエルにサインを求めるときに「アランへ、って書いてください」と言うのが流行った(TVシリーズ2エクストラ,「宣伝活動の一日」にも出てくる)。
アラン・セーター / Aran Sweater
「エレクトロ」に登場した”グラム・フォーク“のヴィンスと、リロイが着ていたセーター。アイルランド・アラン諸島発祥で、縄目模様の編みこみが特徴。元々は漁師たちの仕事着だった。アメリカへのアイルランド移民たちが着用して広まる。60年代、フォークシンガー・グループのクランシー・ブラザーズが、白いアラン・セーターを着用していた姿が鮮烈で、”グラム・フォーク”でもこのセーターが「フォーク」の要素を表現していた。
アラン・ホールズワース / Allan Holdsworth
イギリスのジャズ・ギタリスト(1946-)。フランツ・リストに例えられるほどの高度な技術の持ち主で、一流のギタリストたちが憧れる存在。ジュリアンが非常に尊敬しており、Boosh公式サイトのジュリアンのページには、
“ my interests “として、ホールズワース公式HPへのリンクだけが、ポツンと貼ってある。
「ジャングル」でハワードがとうとうトミーとめぐり合った時、「君のヒーローは側に居る」と言われて、「ああ!アラン・ホールズワース!」というボケをかますが、ジュリアン自身としては本心であろう。
ホールズワース自身が愛好するミュージシャンの一人が、ジョン・コルトレーン。ジュリアンの好みと考え合わせると興味深い。
アリス・クーパー / Alice Cooper
アメリカ,デトロイト出身のハード・ロック・シンガー(1948〜)の名前(芸名)であり、彼のバンドの名前でもある。「チャーリー」が1976年にコンサートを見に行った事になっているが、この時点でバンドは解散しているので、アリス・クーパーのソロ・コンサートだろう。
派手なメイクに、おどろおどろしい演出など、いかにもヴィンスの好みっぽい。
アリ・ボンゴ / Ali Bongo
インド生まれのイギリス人マジシャン(1929-)。アラビアから来たマジシャンという設定だが、要するに英国紳士。ドタバタギャグを交えたステージで絶大な人気を博し、来日公演を行った事もある。
「ナナゲドン」で、黒魔術に失敗したヴィンスがナブーの部屋に行き、それを追ってきたハワードが「どうすんだよ、このアリ・ボンゴ!」と言う。手品師の代名詞と言うことだろう。ちなみに、アリ・ボンゴは「リトル・ブリテン」でもネタになっている。
イギー・ポップ / Iggy Pop
アメリカのパンクロック・シンガー(1947-)。元ストゥージェス。パンク界のカリスマ。S3-E2「パンク世界への冒険 / Journey to the Centre of the Punk」で、ヴィンスを泣かすために、ボロが「イギー・ポップが地下鉄のテスコで働いてるって!」などと言う。
イケア / IKEA
1943年創業、スウェーデンの大手家具店。ヨーロッパ、北米、オーストラリア、中国に進出して大成功している。大きなショッピングセンターを展開する一方、カタログ販売も行っている。日本にも2006年春に大々的に出店。「ヒッチャー」ではブライアン・フェリー(偽)が森の中にイケアの家具を配置し、「若返りの泉」では、泉がイケア家具でモダンにされていた。
医者とペン / The Doctor and the Pencil
1972年、ユルゲン・ハーベマースター監督のアヴァンギャルド映画作品(S3-E6 [The Chokes 金縛り])。白黒。ブーシュ・ボーイズの「アヴァンギャルド観」がよく出ている作品。
イー・ベイ / eBay
アメリカのインターネット・オークション会社。オークションサイトとしては、世界的に有名だが日本進出は今のところ上手く行っていない。「イエティ」でコディアック・ジャックが、大自然での危険な体験はそう易々とはできない、という意味で「eBayで買えるとでも思っているのか?」と言う。
イルカ・ダービー / porpoise derby
「エレクトロ」で催されていたらしいイルカ競走。ハワードも出走。ズーニヴァースにプールがあるとは、驚きである。
インド音楽 / Indian music
ブーシュでは、主にシタールがナブーのテーマBGMになっている。「ボロ」ではエンディングで甲高い女性歌手の歌声に乗ってヴィンスが踊りまくり、ラジオの「ミュータント」ではハワードとヴィンスの昼休みリラックスBGMになっていた。
印籠 / inro
江戸時代に流行した日本の携帯型薬入れ。今となっては、人を土下座させる道具という印象の方が強い。帯から下げる時に留め具となる「根付」と共に、欧米 ― 特にイギリスでの人気が高い。
「ナナゲドン」の冒頭で、ハワードが首から下げている。アクセサリーは嫌いなはずだが、印籠は良いらしい。続けてサツマ(蜜柑)や、ヤクルトという言葉が出てくるので、多少関連しているだろう。
ウィータビックス / Weetabix
イギリスではポピュラーなシリアル食品。「チャーリー」において、ヴィンスが自作の本を、スーパーのウィータビックス売り場に置いてくるという話が出てくる。
ヴィント / Vimto
イギリスのソフト・ドリンク。グレープ,ラズベリー,ブラックカラントなどのフレイバー。S3-E4 [ジャンキー・フォックスの奇妙なお話]で、フォックスに出されたジュースを、ヴィンスが「これヴィント?」と聞き返す。実際は猫の血。
ヴォイス・レコーダー / dictaphone, recorder
フォッシルの必携アイテム。今時のデジタルレコーダーではなく、テープを使っているため、繰り返し聞いていると音が伸びる。「グォリルァ!」ハワードもツンドラで使用。極寒地でもちゃんと機能するらしい。
ヴォルテールの「キャンディード」 / Voltaire's Candide
フランスの哲学者,作家のヴォルテールが1759年に発表した小説。哲学に対する風刺作品。S-3,E-6 [The Chokes 金縛り]で、ナブーが演じたことがある古典劇ということになっている。
ウェズリー・スナイプス / Wesley Snipes
アメリカ出身の黒人俳優(1962-)。「メジャー・リーグ」や、「ブレイド」など数多くの映画で活躍。「オールド・グレッグ」で、「お前、ちょっと白人っぽ過ぎ」と言ったヴィンスに、ハワードが「お前、何者だよ!ウェズリー・スナイプスか?」と言い返す。要は黒人だということらしい。
ヴェルヴェット・オニオン / Velvet Onion
シリーズ3でおなじみになるライブハウス。フォッシルが支配人を務めている。
ウォルト・ディズニー / Walt Disney
アメリカの漫画家,映画製作者,実業家(1901-1966)。ミッキー・マウスの生みの親であり、ウォルト・ディズニー・カンパニーの創始者。「エレクトロ」で、ハワードに仕事を頼む「おじさん」として名前が出る。
ウッドストック・フェスティバル / Woodstock Festival
1969年に行われたロック・フェスティバル。総勢40万人以上もの観客を集めた。愛と平和、ロックの祭典として名高いが、ドラッグと混乱の現場でもあった。大スターが多数出演しており、ジミ・ヘンドリックス,サンタナ,ザ・フー,ジャニス・ジョプリンなどが有名。
ウナギ / eel
蒲焼きが最高に美味しい魚。UKでも、日本の高級食材と認識されているらしい。S1-E1「うなぎ Eels」で、ヒッチャーがハワードに「ウナギはどうだ?」と尋ねるが、ハワードはスシの方がお好みの様子。
ウールワーズ / Woolsworths
オーストラリア、ニュージーランドに展開する小売店。酒類,食料、家庭用品など手広く扱っている。S3-E5 [Party パーティ]でナブーが、ハッシシケーキを作るのに必要な大鍋は、ウールワースなどで手に入ると勧める。
エッグ・オブ・マントゥンビ / egg of Mantumbi
北極圏のツンドラにあるという、伝説の巨大サファイア。伝説の割には、なぜか実物の写真が存在している。
エドガー・ウィンター / Edgar Winter
アメリカ出身のミュージシャン(1946-)。主にキーボードとサックスを演奏。伝説的なブルースギタリストのジョニー・ウィンターは実兄。ファンク、ソウル、ジャズを織り交ぜたロックンロール・スタイルで人気を博している。兄と同じく先天性色素欠乏症(アルビノ)なので、髪も肌も真っ白。その上少し格好良いので、ヴィジュアル的にも人気がある。「若返りの泉」でヴィンスが日焼け止めの効力を説明した時、引き合いに出す。
エヌ・エム・イー / NME
1952年創刊,イギリスの音楽週刊誌(The New Musical Express)。60年代にビートルズやストーンズの登場により、爆発的に発行部数を増やした。アメリカのビルボード誌と同じように、ランキングやアウォードを発表し、それなりの権威を持っている。Booshも記事になったことがある。
「若返りの泉」で、ヴィンスがハワードのファッションを称して「それじゃNMEの表紙は飾れない」と言っている。
エム・ティー・ヴィー / MTV
1981年にアメリカで誕生した、音楽専門チャンネル。MTVの誕生によって、ミュージックビデオの製作が盛んになり、ヴィジュアル重視のポップスがブームになった。ヴィンスが好きなチャンネル。
エレクトロ / electro
ヴィンスが愛好する音楽分野。定義は難しいが、主に70年代末期から80年代にもてはやされた、電子楽器バリバリな音楽。詳しくは「カルチャー」を参照のこと。
エレクトロ・ボーイ,エレクトロ・ガール / Electro boy, Electro Girl
「エレクトロ」で、ヴィンスがヴォーカルを勤めるバンド,クラフトワーク・オレンジが演奏した曲。どうやら指一本で大方の音は出るような仕掛けになっているらしい。ヴィンスの「一人ボーイ&ガール」が見もの。
お菓子 / sweets
ヴィンスが好きなもの。ハワードによると、「食い物じゃない」。いかにも合成着色料てんこ盛りなシロモノでも、ヴィンスは平気らしい。
奥さん / wife
ヴィンスのこと。同義語は、「ブスなガールフレンド(S1-4),レディフレンド(S2-5)」など。この頻出ギャグは、大抵スルーされる。
ヴィジュアル重視のネタだと思ったら、ラジオの「ミュータント」でも、「美人なヴィンスと、夫のハワード」などと言われていた。当人不在のため、やはりスルー。
お茶 / tea
もちろん紅茶のこと。イギリス物にこれは欠かせない。ハワードとヴィンスはもっぱらマグカップを用いる。
おばあちゃん / nana, granny, old lady
イギリス社会になくてはならない、重要人物たち。カーディガンをはおり、バッグには編物の道具を入れてビンゴゲーム会場にたむろす。かつて、かのモンティ・パイソンも社会不安を煽る「不良老婆たち(Hell’s
Grannies)」のドキュメンタリーを制作した。やはりイギリスのコメディアンたるもの、おばあちゃんは避けて通れないのだ。
(ジ・)オーブ / The Orb
80年代末期に結成された、イギリスのテクノグループ。サンプリング、ミックス、つなぎ目無し、延々と続くコード…という音楽らしい。何せ管理人はテクノがからっきし駄目(いや、他も…)。「ミュータント」でヴィンスがハワードの顔をオーブの三枚目のアルバムに例えた。グールグルグールグルグールグル…
音声さん / sound man
音響効果担当係。テレビシリーズでは「ジャングル」,「ライブ2006」や「シークレット・ポリスマン」でも、ヴィンスやヒッチャーとのバトルが繰り広げられる。
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カセット・テープ / tape
Booshワールドではまだまだ現役の音楽媒体。日本では今や高齢者向きになりつつあるが、アメリカやイギリスでは今でもよく使われる。しかし、MP3などもあるわけで、やはりハワードやヴィンスの世代がテープを使うのは少々時代遅れだろう。そのため、ブライアン・フェリー(偽)にはポイされてしまった。
カニのカラバス / Colobos the Crab
「ミルキー・ジョー」で、ナブーとボロが見ていたテレビ番組。仰々しいナレーションと音楽が特徴。ラジオシリーズの「ストールン」で、ヴィンスが心を奪われる番組もこれだった。「カラバス・ザ・クラブ!海の王者!星々の息子よ!」
カミュ / Albert Camus
フランスの作家(1913-1960)。代表作「嘔吐」など。内容はいささかコムズカシイ。「ミルキー・ジョー」で、ハワードがミルキー・ジョーと交わすサルトル論議の中に出てくる。ちなみにカミュは、日本で活躍するセイン・カミュの大叔父にあたる。
カムデン / Camden
ロンドンの北部の地域。博物館や大学がある。S3-E5 [Party パーティ]でハワードが「カムデンのチャラい女の子は俺のタイプじゃない」と発言する。
カリプソ / calypso
20世紀、カリブ海の国トリニダード・トバゴで発達した音楽。スティール・パンのトロピカルな音色でおなじみ。「ミルキ・ジョー」で、ヴィンスが浜辺で催したのが「カリプソ・パーティ」。
カルロス・サンタナ / Carlos Santana
Boosh頻出アーチストの一人。バンド,『サンタナ』のを率いる、天才ギタリスト(1947-,メキシコ出身)。ブルースやラテンジャズから発して、独自の熱くパワフルでどこがエキゾチックな、ロック・ミュージックを確立した。ウッドストックでの熱演も有名。
ボンゴ・ブラザーズのルディ&スパイダーとは、ウッドストックの後始末で一緒に掃除機をかけた仲。
カレー / Calais
フランス北部の町。イギリス・ドーバーの対岸にあたり、イギリスからフランスに行った際に最初に降り立つ土地となる。「ナナゲドン」で、トニー・ハリスンの「カミさんと海峡渡ってカレーに行ったときなんて、最悪でさ〜ずっとデッキで吐いてた〜」という台詞が出てくる。重要なのは彼がどこの旅券を持っているかではなく、妻帯者だという事だろう。
ガンダルフ / Gandalf
トールキンの小説「指輪物語」の登場人物。老人の姿をした魔法使い,賢者。白い顎ひげに、とんがり帽子。映画ではイアン・マッケランが演じている。
「エレクトロ」でヴィンスがハワードの年齢をからかった時、話題になる。そのつながりで、「若気の至りだ」と言うハワードの姿が、ヴィンスにはガンダルフに見えてしまう。
カンフー / Wing Chun
「イエティ」で突然コディアック・ジャックが登場した時、咄嗟にハワードが身構えながら "I know Wing Chun." と言う。Wing Chunとは、厳密には中国拳法の一派、詠春拳のこと。「カンフー」とは、元々「鍛える人」という意味の「功夫」が訛ったもので、欧米や日本では中国拳法そのものを指す言葉になっている。翻訳ではこの「カンフー」を採用した。
その名もズバリ ” Wing Chun ” という映画があるので、ジュリアンとノエルは「中国武術」と言う意味で選んだと思われる。
機関車トーマス / Thomas the Tank Engine and Friends
イギリスの子供向け人形アニメーション。オリジナルの初期シリーズでは、リンゴ・スターがナレーションを勤めた。ハワードの葬儀で、ヴィンスが流したのが「機関車トーマス」のテーマ。
キース・リチャーズ / Keith Richards
イギリス出身,ザ・ローリング・ストーンズのギタリスト&ソングライター(1943-)。ロック黄金期を象徴する音楽性と、数々の武勇伝を残す伝説の男。「イエティ」で、ナブーがヴィンスに、イエティの魔法から身を守るために「ミックとキースのことを考えろ」とアドバイスする。
キッス / Kiss
最近は一眼レフカメラのCMでもおなじみ。アメリカはNY出身のハードロックバンド。派手なメイクで、グラム・ロック的要素も強い。70年代に全盛期を迎え、ライブに定評がある。ヴィンスの大好きなバンドで、ユニフォームの肩にはキッスのワッペンをつけている。
キット・カット / KitKat
ネスレ社のチョコレート(ちなみに、ポロも現在はネスレ社)。サクサクのウェハースをスイート・チョコレートでコーティング。日本でもおなじみ。
「ツンドラ」で、ハワードとブスなガールフレンドの行方を尋ねられたナブーが、ベインブリッジから報酬として得ようとした。しかも二つ。
キングズ・オブ・レオン / Kings of Leon
2000年にデビューした、若いアメリカのバンド。3人のフォローウィル兄弟とその従弟という構成。豊かなライブ経験と、確かな技術,音楽性で存在感を発揮している。イギリスの若者向けロック雑誌NMEでも大大々的に取り上げられた。「ミルキー・ジョー」で、孤島に漂着したヴィンスが唯一所持していたのが、キングズ・オブ・レオンのセカンド・アルバム” Aha Shake Heartbreak”(2005)だった。
キンダー・サプライズ / Kinder Surprise
イタリア生まれの、卵型をしたチョコレート菓子。中にカプセル入りの小さな玩具が入っている。「ライブ2006」で、ルディ頭部ククンドゥのドアから出てきた。ヴィンスは「キンダー・エッグ」と呼んでいるが、正しくはキンダー・サプライズのことだろう。日本の「チョコエッグ」は類似品。
ククンドゥのドア / Door of Cucundu
ルディのアフロ頭にある小さなドア。心を開き、念じると事態を打開するアイテムが出てくる。ある程度悟った人の頭にしかない。
(ザ・)グーディーズ / The Goodies
1970年代から80年代にかけて活躍した三人組の(ティム・ブルック・テイラー、グラエム・ガーデン、ビル・オディ)、コメディ番組。この三人はパイソンのケンブリッジ組(クリーズ,チャップマン,アイドル)とほぼ同時期に、同大学の名門コメディサークル「フットライツ」に所属していた。「ジャングル」の中で、「トミーを探しに行くぞ!」の後に出てくる、ハワードとヴィンスの歩き方がグーディーズの真似。
クラクソンズ / Klaxons
イギリスのロックバンド。そのダンスビートを取り入れたサウンドが特徴。メンバーがアートスクール出身とのこと。S1-E1「うなぎ Eels」で、ヴィンスの「セレブ探知機」で探して欲しいと依頼されたセレブの中に、「クラクソンズのリードシンガー」があった。
グラストンベリー / Glastonbury Festival
イギリスの大規模な野外ロック・フェスティバル,グラストンベリー・フェスティバルのこと。S3-E4 [ジャンキー・フォックスの奇妙なお話]で、トニーが「グラストンベリーでサブーがマリファナを吸っているのを見た」と言う。
グラム・フォーク / glam folk
ヴィンスとリロイのグループの音楽。顔面と髪型はキッスで、サイモン&ガーファンクルを歌う。もしくは、グラム系をフォークっぽく歌い、当然長続きしなかった。でも、なかなか大したものである(管理人感想)。
グラム・ロック / glam rock
70年代に主にイギリスから発した、ロックスタイルの一つ。ユニセックス的なメイク,ファッション,派手な演出,ステージなどが特徴。そのヴィジュアル的要素を「グラム(glam
魅力的な,魅惑的な)」とカテゴライズした言葉で、音楽的要素についての概念ではない。
クリス・クリストファーソン / Kris Kristofferson
1936年生まれ,アメリカのカントリー・シンガー兼映画俳優。60〜70年代にC&Wの大物として活躍。数多くの映画にも出演している。ワイルドな長髪と髭がトレードマーク。このため、「ミルキー・ジョー」でヴィンスがハワードを「クリス・クリストファーソンみたいにボロい」と評する。
クリス・コーナー / Chris Corner
イギリスのエレクトロ・ポップバンドSneaker Pimpsのボーカリスト。フランスやドイツで活躍した事もある。ドイツではファッションモデルも務め、それがヴィンスの愛読書「月刊モッズ」の「ユーバー・モッド」としてグラビアになっている。
クリス・デ・バー / Chris De Burgh
アイルランド出身のシンガー・ソング・ライター(1948-)。80年代からコンスタントに作品を発表している。ノエルとマイケルのお父さんが、クリスに似ているというジョークが、フィールディング家で通用しており、「聖者と野獣」では「10年以上も新たなサウンドを探しつづけているクリス・デ・バー」を、お父さんが演じた。眉毛が長いらしい。
刑事コロンボ / Columbo
ピーター・フォーク主演,アメリカの刑事ドラマ。レインコートと、葉巻がトレードマーク。「あと、もう一つ…」が口癖。「ヒッチャー」の挿話と、「ライブ2006」でフォッシルの出演番組に関して、言及されている
携帯電話 / mobile phone
軽薄さを演出する小道具。主にヴィンスが使用し、北極圏でも通じる優れもの。
ゲイリー・ニューマン / Gary Numan
イギリスのシンガー・ソングライター(1958-)。シンセサイザーを駆使した、エレクトロ・ポップの先駆者。飛行機好きで、ライセンスも持っている。ヴィンスのお気に入りミュージシャンで、代表曲”Cars“は携帯の着信音にもなっている。
ケヴィン・ローランド / Kevin Rowland
イギリス出身のロック・シンガーソングライター(1953-)で、バンド,ディキシーズ・ミッドナイト・ランナーズのフロントマン。「聖者と野獣」で新たなサウンドを探している人として登場し、ジュリアンが演じた。これは、DMRのヒット曲 ”Come on Eileen” のミュージック・ビデオの真似。
月刊パンダ / Panda Monthly
ヴィンスが読んでいた、パンダ専門誌。かなり熱心に読んでいたので、パンダとの恋愛アドバイスが載っていたと思われる。
月刊ミンキー / Minky Monthly
ヴィンスが読んでいた、ミンク専門誌。ミンクの娯楽誌かと思いきや、「手袋一つに90匹のミンク」など、かなり重い話題が載っているらしい。
月刊モッズ / Mod Monthly
ヴィンスの愛読書。モッズ・ファッションを極める物の必読書。大きなグラビアになっていたユーバー・モッドは、クリス・コーナー
Chris Corberという人物。
ケミカルスティック / Glow Stick
スティックを折って液体を混ぜ、蛍光色を発する道具。ケミカルスティックは日本での呼称。S3,E5 [Party パーティ]で、レスターがお酒と間違えて飲んでしまう。危険なので、マネしないでね!
紅茶占い / fortune-telling by tea leaves
茶漉しを使わずに紅茶をカップに注ぎ、飲み終わったときにカップの底にたまった茶葉の形から判断する占い。ナブーの紅茶占いはシャーマンだけあって、すさまじい高性能。アルファベットを鮮明に形作り、道案内までする。
極細パンツ / drainpipe
S3-E6 [The Chokes 金縛り]に登場するバンド、ザ・ブラック・チューブズ入りの必須条件。プレスリーやビートルズの昔から、ロックスターに極細パンツはつきもの。
ココナツ / coconut
ココヤシの実。無人島ネタでは、これがないと展開する前に餓死してしまう。食料,飲料になる他(鮮度と食べ過ぎに注意)、友達や恋人にもなる。モンティ・パイソンが映画「ホーリー・グレイル」で、馬をココナツで表現したのはコメディ界の伝説である。
ゴーゴリ / Gogol
ロシアの小説家(Nikolai Gogol 1809-1852)。グロテスクで不気味な作風が特徴。「鼻」「外套」など。
「チャーリー」でハワードが読むふりをしていたのが、ゴーゴリの「死せる魂 Dead Souls」。
ゴシック・ファッション / Gothic Fashion
欧米から発したファッションの一つで、不気味なメイク,黒を基調としたハードな服,アクセサリー,髪型などが特徴。マリリン・マンソンのようなゴシック・ロックとも深いつながりがある。ちなみに、これがロリータ・ファッションと結びついているのは、日本だけの傾向らしい。
シリーズ1「ジャングル」では「キング・オブ・モッズ」だったヴィンスは、シリーズ2「ナナジェドゥーン」で、ゴス傾向に転向した模様。化粧が濃い。
ゴス・ジュース / Goth Juice
万有引力の法則も、ものともしない超強力ヘアスプレー。「ナナゲドン」で登場。サツマだって空中にとどめてしまうほどの、強力キープ力。ロバート・スミスの涙で出来ており、ゴス・ファッションの髪型には欠かせない。
コックニー / Cockney
ロンドンっ子。厳密にはボウ教会の周辺とか、イーストエンドとかの地域的限定があるが、下町風の発音をする人にも用いられる。一番顕著なのは「あの世タクシー」の運ちゃん。ヴィンスにもそのケがありそうな感じだが、どうなのか?!
ゴールデン・グラハム / Golden Grahams
ジェネラル・ミルズ社製の朝食シリアル。四角い形が特徴。S1-E1「うなぎ Eels」で、旅行に出かけたトニー・ハリスンが、朝食でいきなりゴールデン・グラハムにシャンパンをかけて食べる。
ゴルフ / golf
フォッシルにとってはアーチェリー。
「さ」行 △ もくじへ
サティスファクション / Satisfaction
ザ・ローリング・ストーンズの代表曲の一つ(1965年)。イントロのギターリフが印象的。「チャーリー」の祭壇シーンで、リフが流れたが、オリジナルの音ではない。
サツマ / satsuma
蜜柑のこと。明治時代、最初に海外へ輸出した蜜柑が主に鹿児島産だったために、このように呼ばれたようだ。ジュリアンとノエルが知っている日本語の一つで、登場した場面の周辺に、他の日本語が出てくる傾向にある。(コイとか、ヤクルトとか…)
シリーズ2では実物も登場し、強力ヘアスプレーで空中浮遊していた。
サルトル / Sartre
ジャン・ポール・サルトル(Jean Paul Sartre 1905-1980)。フランスの文学者,哲学者。実在主義を唱え、晩年は連帯主義を説く。著書に「嘔吐」,「弁証法的理性批判」など … 要するに、小難しい事を言うフランス人の代表であり、モンティ・パイソンもその点でネタにしている。
「ミルキー・ジョー」で、ハワードとミルキー・ジョーが、サルトルについて深い議論を(うんざりするほど)交わした。
触るな / don’t touch me
シリーズ1「ツンドラ」の冒頭に出てくる、ハワードとヴィンスの掛け合い。パイロット版の冒頭でも同じ事をしている。更に、2000年にノエルとジュリアンが出演した短編映画「スイート」にも登場する。
シーウィード / Seaweed
Bumble & bumble社の商品の一つ。海藻エキスが配合されており、優しくマイルドに洗い上げる…らしい。250ml, 11ポンド。「若返りの泉」に登場した王様が愛用している。
シド・ヴィシャス / Sid Vicious
イギリスの伝説的なパンクバンド,セックス・ピストルズのベーシスト(1957-1979)。薬物の過剰摂取のため21歳で他界。S3-E2「パンク世界への冒険 / Journey to the Centre of the Punk」で、ヴィンスが手に入れたピンは、ヴィシャスの鼻に刺さっていた実物とのこと。
ジミー・フリップ / Jimmy Flip
トランポリンの技。後ろに宙返りして脚から着地する。日本語で言うところの「バク(バック)転」。S3-E5 [Party パーティ]で、ヴィンスがバルーン・キャッスルで、できると言った技。
ジミ・ヘンドリックス / Jimi Hendrix
アメリカ,シアトル出身の伝説のロック・ギタリスト(1942-1970)。ウッドストックでギターを歯で弾いたり、叩き壊したり、火をつけたりのパフォーマンスが有名だが、その音楽はブルースに根ざしている。ドラッグのオーバードウズで死去した。すくなくともギターは左利き。
ジャズ / jazz
19世紀後半に、アメリカ南部で誕生した音楽様式。100年の歴史で多様な展開を見せる。ハワードが信奉している。古い音楽という認識が多く、日本ではやや「気取っている」と思われる傾向もある。詳しくは「カルチャー」を参照のこと。
ジャック・クストー / Jacques Coustear
フランスの海洋探検家で、アクアラング開発者の一人(1910-1997)。海底生物の研究、環境保護活動にも熱心で、ドキュメンタリー「沈黙の世界」を制作している。
ラジオシリーズの「ヒッチャー」で、ヴィンスがジャズ奏者のジョン・コルトレーンを、何度もジャック・クストーと言い間違える(わざと?)。
シャーマン・ジュース / Shaman Juice
S3-E4 [ジャンキー・フォックスの奇妙なお話]で、ナブーが売人から買い取った怪しいジュース。400ユーロ。月光を当てないと効力を発揮しないが、ナブーがそのことを瓶に書き添えてしまったため、その秘密はバレバレ。
シャーマンズベリー / Shamansbury's
「イエティ」に登場する、シャーマン御用達のスーパーマーケット。イギリスの大手スーパーマーケット、サインズベリー Sainsbury’sのパロディ。
ジャングル・ルーム / jungle room
ズーニヴァースの中にある、熱帯雨林を再現したエリア。異常に広い。熱帯雨林なのに狼が生息するなど、生態系に深刻な問題が起きている。
週刊ゴス / Goth Weekly
ゴシック・ファッション・ファンの必読書。表紙を飾るのは、全てのゴス・ファッション・ファンの夢だ。それにしても、表紙を飾ったヴィンスを見て、読者は何を思ったのだろうか(この場合、ハワードは度外視)。
ジューサー / juicer
詩作と、その朗読を妨害する道具。
ジュディス・ミルン / Judith Milne
テレビシリーズの女性AD。「ジャングル」の最後で、道路用地買収の交渉に来たビジネスウーマンを演じている。
ジュリアン / Julian
「ジャングル」で、ヴィンスが思わず呼びかけしまった、謎の人物。もちろんNG。同類に「マイク」。
ショアディッチ / Shoreditch
ロンドンの中心部ハックニーの一地域。有名人が多数住んでいる一方、昔ながらの住人も多く、劇場やレストランなども多い。どうやらシリーズ3のナブティックはここにあるらしい。S3-E3 [クリンプ・パワー]で、勝負に負けたヴィンスが、「ショアディッチを出ようともう」と言っている。
ジョージ・クリントン / George Clinton
ファンク・ミュージックを開拓し、代表するアメリカのミュージシャン(1941-)。ブーツィ・コリンズと共に、バンド,パーラメントやファンカデリックを結成。P-ファンクと呼ばれるファンク集団を率い、代表し、ファンキーな容姿と音楽で圧倒的な存在感を示す。「オールド・グレッグ」の挿話では、パーラメントのツアー中、「ファンク」を蹴り飛ばしてしまった張本人として登場する。
ジョニー・サンダース / Johnny Thunders
アメリカ・ニューヨーク出身のパンク・ロッカー(1952-1991)。ニューヨーク・ドールズや、ザ・ハートブレイカーズなどでその名をとどろかせた。1991年にヘロインの過剰摂取で亡くなっている。「イエティ」でナブーがヴィンスに、イエティの魔法にかからないように心に思い浮かべろと言ったパンク・ミュージシャン。
ジョン・ギールグッド / John Gielgud
イギリスの俳優(1904-2000)。シェイクスピア劇を特異年、映画でも大活躍した大物俳優。S-3,E-6 [The Chokes 金縛り]において、ハワードと同じように金縛りに苦しめられたということになっている。
ジョン・コルトレーン / John Coltrane
ジャズ・サックスプレイヤー(1926-1967)。ジャズ界最高のサックス奏者で、めまぐるしいコード使いから発して、自由な旋律や前衛的な取り組み、最終的にはスピリチュアルな表現に挑戦するなど、常に変化していった。いかにもジャズマンらしい人物。ハワードのヒーローの一人。
ジョーン・ジェット / Joan Jett
アメリカの女性ハードロック,もしくはパンク・ロックシンガー(1958-)。S3-E4 [ジャンキー・フォックスの奇妙なお話]で、ヴィンスがジョーン・ジェットのジャンプ・スーツを着ていた。
ジョン・シム / John Simm
イギリスの俳優(1970-)。バンドマンとしてキャリアをスタートし、映画やテレビなどで活躍している。S3-E6 [The Chokes 金縛り]で、モンゴメリー・フランジが突如、「ジョン・シムって何者だ?」と言い出す。
私立探偵マグナム / Magnum, P.I
1980年から放映された、アメリカのテレビ番組。主人公トマス・マグナム(トム・セレック)が、ハワイを拠点で活躍するため、アロハシャツを着ている。「若返りの泉」で、ヴィンスがハワードの衣装を「『私立探偵マグナム』ならそれでも良いけど」と評する。
ジンゴ / Zingo
2003年にロンドンでサービス開始した、タクシー予約システム。携帯電話のGPS機能を利用し、電話をした当人に一番近い位置に居るタクシーの運転手と直接話し、来てもらうことが出来るという優れもの。「ナナゲドン」では、ジンゴで上手くタクシーを呼び出せなかったナブーが、大した用でもないのに空飛ぶ絨毯を使ったと、ヴィンスが看破する。
真珠湾 / Pearl Harbor
ハワイ・オアフ島のアメリカ海軍拠点になっている場所。「ミルキー・ジョー」でハワードが船でアメリカに渡る事について、「真珠湾に入ったら、自由の女神が手を振って迎えてくれる」と述べるが、もちろんデタラメである。日本軍もさすがに、米東海岸までは奇襲してませんよ。
シンボル・フェイス / symbol face
ノエルがデザインした「顔」のデザイン。猿ともいえないし、骸骨とも違う。所によってはイエティと呼ばれている。ストーリーの転換部に挿入されるアニメや、ズーニヴァースのマークになっている「ヘルメット・バージョン」と、タイトルロゴに添えられている「ノーマル・バージョン」がある。正式名称はいかに?!
スカボロー・フェア / Scarborough Fair
イギリスに中世から伝わる民謡。長い伝承期間を経て、様々な形で歌われてきたが、1966年アメリカのフォーク・ロック・デュオ,サイモン&ガーファンクルによって世界的に有名になった。アコースティックギターの伴奏に、美しく穏やかな歌声が特徴で、いかにも「フォーク的」。「エレクトロ」で、かつてヴィンスとリロイが組んでいたグラム・フォークバンドが、この曲を歌っていた。
スキッパー / Skipper
「すきっ歯」ではない。カンガルー研究用にナブーから借りたビデオに登場した、凶暴なカンガルー。
スシ / Sushi
代表的な日本食。ミシュラン三つ星の最高級品から、グルグル回るものまで、種類は様々。世界でも日本の高級料理として浸透しており、S1-E1「うなぎ Eels」でハワードも、スシが好きだと言っている。
(ザ・)スタイル・カウンシル / The Style Council
80年代に活躍したイギリスのポップスバンド。中心メンバーはポール・ウェラー。決まったベースが居なかったため、S3-E6 [The Chokes 金縛り]では、俳優をやめたモンゴメリー・フランジがスタイル・カウンシルのベーシストをやっていたことになっている。これは、ハワードとの会話で、フランジがポール・ウェラーと間違えられたことからの流れのギャグ。
スタンステッド / Stansted
ロンドン郊外の国際空港。S3-E2「パンク世界への冒険 / Journey to the Centre of the Punk」でのハワードの台詞によると、テリーおじさんはここで働いていたらしい。
ストラトキャスター / Stratocaster
フェンダー社ブランドのエレキ。ギブスンのレス・ポールと並ぶエレキの最高傑作。ジミ・ヘンドリックス,エリック・クラプトン,スティーヴ・レイ・ヴォーンなど、一流のギタリストに愛されている。
ルディの愛器で、その関係は果てしなく怪しい(S2-2)。シリーズ1のメイキング映像では、ジュリアンがオフにしたストラトで格好良くブルース・フレーズを弾いていた。管理人はあの手の男がギターを弾くと、条件反射で惚れる。
ズーニヴァース / Zooniverse
Booshテレビシリーズ1の舞台となる動物園。来るのはリピーターばかりに見えるのは、気のせいだろうか。こぢんまりとした作りの割に、パンダなどという珍獣が居たりするので、あなどれない。
スニーカー・ピンプス / Sneaker Pimps
1995年デビュー,イギリスのエレクトロ・ポップバンド。ヴォーカルのクリス・コーナーと、ドラムのデイヴィッド・ウェストレイクが「ジャングル」に出演(コーナーはグラビアで)。Pimpとは「ぽんびき,客引き」と言う意味だが、「ジャングル」で着飾ったヴィンスをハワードが
“Pimp” と呼ぶシーンがある。これもゲストを意識しているのだろう。
スープの歌 / soup song
シリーズ2の「若返りの泉」で、ハワードとヴィンスが歌う変な歌。どうやら「味噌」はスープの名前だと思っているらしい。“dojo”は「道場」だろう。2004年シリーズ1のリハーサルシーン(メイキング)で、既にノエルが口ずさんでいる。隣りでジュリアンが大笑い。
スピーディー・ゴンザレス / Speedy Gonzales
アメリカのワーナー社が製作放映したアニメ番組、「ルーニー・テューンズ Looney
Tunes」に登場する、ネズミのキャラクター。足の速いメキシコ人。「チャーリー」でポンチョを着たヴィンスを、ハワードがこの名で呼ぶ。
スペイン / Spain
西ヨーロッパの国。どうやら、イギリス人にとっては「良い所」らしい。ラジオシリーズでは、ヴィンスの出張先,「ライブ2006」ではククンドゥのルビー所在候補地の一つだった。極寒地であるツンドラとの対比になっている。
制服 / uniform
深緑色のズーニヴァースの作業着。スカート(ギデオン)や、短パン(ジョーイ)などもある。肩にはノエルがデザインした「モンキーフェイス」のワッペンがある。トニーの時代の頃は、胸にもあった。アンダーなどの着こなしは自由らしい。
禅 / Zen
「オールド・グレッグ」でハワードが、釣りについて「禅の境地」とか何とか言うのだが、おおかたの日本人にだって、禅が何であるかトンと分からん。広辞苑によると「心を安定・統一させることによって宗教的叡智に達しようとする修行法」…だ、そうだ。
掃除機 / hoover
大音響と共にごみを吸い込む道具。なぜか「精霊」の類も吸い取れる。登場するのは、70年代風の古いタイプばかり。
ソファ / sofa
ハワードとヴィンスの小屋にあり、二人が下らないお喋りを延々とする場所。大の大人二人で座るには窮屈だが、当人達は平気らしい。
「た」行 △ もくじへ
ターミナル・マーガレット / Terminal Margaret
S3-E2「パンク世界への冒険 / Journey to the Centre of the Punk」に登場する、パンク・バンド。ヴィンスがヴォーカルをつとめ、ベルベット・オニオンでライブをやっている。
ダルストン / Dalston
ロンドン北東部の、カルチャー最先端地区。いまどきのそんな所に、変な妖術使いや、凶暴なゴリラが出るらしいのが、ブーシュ・ワールド(S3-E6 [The Chokes 金縛り])。
ダンス / dance
Booshにおいては非常に重要な要素の一つ。ノエルの学生時代からの友人で、Booshにも役者や写真など重要な役割を果たしているデイヴ・ブラウンが、振付けを担当している。まずジュリアンが曲を作り、CDをデイヴに渡してから、振り付けに入るとの事。ダンスの上手さに関しては、リッチ・フルチャーも特筆モノ。
チェーホフ / Chekhov
ロシアの小説家,劇作家(Anton Chekhov 1860-1904)。代表作に「かもめ」「桜の園」など。「ヒッチャー」でロシア熊に読ませるためにハワードが携帯していたのが、チェーホフの戯曲。
チーズ / cheese
ベインブリッジや、「ジャングル」のトミーの好物。イギリスのコメディ,ドラマには非常によく出てくる。
チーズおろし器 / cheese grader
ハワードを真の英雄にする道具。ワンサイズしかない。
チック・コリア / Chick Corea
アメリカ出身のジャズ・ピアニスト(1941-)。ハワードが好きなミュージシャン。S3,E5 [Party パーティ]において、ハワードがレスターに聞かせようとする。
チャールズ&エディ / Charles & Eddie
アメリカのソウル・デュオ。90年代にイギリスでも大ヒットした。代表曲 "Would I lie to you?" を、S3-E5 [Party パーティ]で、DJをつとめるサブーが流そうとした。
チュッパ・チャプス / chupa chups
スペイン発祥の棒つきキャンディー。「ライブ2006」に登場する殺し屋の武器。その使用方法をハワードがリアルに再現。かなりイヤ。Booshにはお菓子ネタが多いが、「ロリー」と呼ばれる棒つきキャンディーはラジオの「ツンドラ」にも登場した(ただし、実際には凍ったクラゲだった)。
チンクォ / Chinquo
「イエティ」で、ボロの思い出話に出てくる幼馴染。首や足をちょん切られるなど、ロクな目に遭っていない。
使いの精 / familiar
魔女,魔法使いに仕えると信じられている動物の形をした精。シリーズ2において、シャーマンであるナブーがボロを「使いの精」としている。一種の主従関係。「夏の夜の夢」における、オーベロンとパックがれにあたる。「イエティ」に登場したバリーの使いの精は、コウモリのクリッシー。
ツンドラ / arctic tundra
ロシア北部,シベリアなどに広がる極寒の荒野。Booshにとっては重要な活躍の場で、ラジオシリーズ,TVパイロット,TVシリーズ,「ライブ2006」で登場する。巨大白熊や、謎のパーカ男たち、氷付け探検家に、赤フンドシの怪物、ダンス好きなイエティなど、楽しい仲間が待っている。しかも、昼は短く、夜はもっと短い(意味不明)。
デイヴ・リー・トラヴィス / Dave Lee Travis
イギリスのラジオ・パーソナリティー(1945-)。ニック・ネームは"The Hairy Monster"。「ミルキー・ジョー」でハワードがプレシャスに紹介してもらうために、ディナーに来るという話になったとき、ヴィンスが「ちゃんとしろよ、まるでデイヴ・リー・トラヴィスだぞ。」と言う。要するに毛深いということか?みっともないってことか?
ディクソンズ / Dixons
イギリスの家電量販店。「ボロ」に登場したナブーの友達,ピートが勤めている。
デイヴィッド・ウェストレイク / David Westlake
イギリスのエレクトロ・ポップバンドSneaker Pimpsのドラマー。「ジャングル」で、道路用地買収交渉に来たビジネスマンの若い方を演じている。
ディジェリドゥ / didgeridoo
オーストラリアのアボリジニが用いる、管楽器。現地の言葉では「マゴ」や、「イダキ」などと呼ばれる事もある。唇の振動音を拡大させる原理で、非常に複雑な奏法を用いる。独特のビブラートと、低音、呪術的な存在感を醸し出す。「キラールー」において、鍵になる存在。
ティーポット / tea-pot
お茶をいれるための道具。小型の黄色っぽい茶色のポットは、ハワードとヴィンスの小屋で使われていたものと、ナブーの部屋で使われて物が同じに見える。共有?節約?
ティン・ホイッスル / tin whistle
「ジャングル」でヴィンスがルディにもらったアイルランド発祥の笛。35ユーロ。この楽器は高さや調によって様々な大きさがあり、錠前屋さんがくれたお釣りは、ジェネレーション社の小さなバージョン。
デイリー・トンプソン / Daley Thompson
イギリス出身の陸上選手(1958-)。モスクワ,ロサンゼルスのオリンピック十種競技で金メダルを獲得した、スーパースター。「ライブ2006」や「シークレット・ポリスマン」で、楽屋に来ていた人物として言及される。
テスコ / Tesco
イギリスのスーパーマーケット。1924年創業。イギリスでは最大の小売店であり、世界でも5位にランクされるほど、ポピュラーな存在。「エレクトロ」のオープニング・トークに出てくる。
S3-E2「パンク世界への冒険 / Journey to the Centre of the Punk」では、ボロがヴィンスを泣かすために「イギー・ポップが地下鉄のテスコで働いてるって!」などと言う。
デッキブラシ / brush
仕事中であることを表現する小道具。
チューブウェイ・アーミー / Tubeway Army
70年代末期のイギリスのパンク,ニューウェイヴ,エレクトロ・バンド。ゲイリー・ニューマン(当時はゲイリー・ウェッブ)が率いていた。代表曲は
Are ‘Friends’ Electric?
テリー・ヴェナブルズ / Terry Venables
イングランドのサッカー選手、引退後は多くのチームの監督を歴任している(1943-)。S3-E6 [The Chokes 金縛り]で、ハワードの服装を「サッカーの監督のようだ」と言ったモンゴメリー・フランジが、ヴェナブルズを引き合いに出す。
テリー・ウォーガン / Terry Wogan
BBCで活躍するテレビ、ラジオ,人気パーソナリティー(1938-)。Sirがつく。「ヒッチャー」のエンディングで、ブライアン・フェリー(偽)を見たナブーが、「テリー・ウォーガンに似てる」と言う。Wikipediaの英語版などで見るとすぐに分かるが、確かに良く似ている。参照されたし。ちなみに、ヅラ疑惑があるらしい。
テリー・ナットキンズ / Terry Nutkins
イギリスのテレビ・パーソナリティー(1946-)。野生動物ものの番組などに多く出演している、S3-E4 [ジャンキー・フォックスの奇妙なお話]で、ヴィンスがナットキンズの写真を舐めていたのをナブーに目撃されていたことが判明。
テレキャスター / Telecaster
「ジャングル」でモッズ・ウルフが使っていたエレキ。フェンダー社のブランドで、非常に演奏しやすい名器。愛用者としては、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズやブルース・スプリングスティーンが有名。
テン・シー・シー / 10CC
70年代を中心に活躍したイギリスのバンド。優れた楽曲創作と演奏能力で、商業的にも成功。ビートルズの影響が強く窺える。フォッシルが「キラールー」で登場した時に踊っていたのが、10CCの”Dreadlock Holiday“ 「俺はクリケットが嫌いだ!」その後、「あ、いや。やっぱ好き」と続く。
バンド名称については、世に流布した有名な説があるが(それが何であるかは管理人が深窓の令嬢ゆえに言えない)、それは嘘らしい(実際はプロデューサーの夢に出てきた名前との事。ああ、よかった)。
トゥィックス / Twix
アメリカ生まれのチョコレート菓子。キャラメルペーストが乗ったクッキーを、チョコレートでコーティングしている。「ジャングル」でヴィンスが「トゥイックスみたいにバリバリ食われた」と表現している。
トゲウオの歌 / stickleback song
ジュリアンが作ったらしい変な歌。「ツンドラ」で元気付けのために歌ったが、あまり効果は無かった。「ラマをおさえろ」とよく似ている。
栃の実遊び / conker
栃の木(マロニエ)の実を糸に通し、ぶつけ合う子供の遊び。割れたほうが負け。実のこともconkerと呼ぶ。イギリスでは世界選手権まで開催される(しかも2005年は第41回大会だった。)実を低温で焼いたり、酢につけたりすると堅くなるので有利だが、選手権では反則。
「チャーリー」でヴィンスがサイモン・マクファーナビーを「木の実頭」と呼び、「酢につけとけば?」と言うのは、この遊びに由来する。
トップゴス / Topgoth
ヴィンスがゴスっぽい立体腕時計を購入した店。もちろん、トップショップのパロディ。
トップショップ / Topshop
イギリスに実在するアパレルショップ。主に女性向のブランドを展開しているが、最近は男性向にも力を入れている。どうやら「ツンドラ」に登場した「はじめ人間」も、まずはトップショップでお買い物をしてから面接に来たらしい。
トマト / tomato
ボクシングの実況席で食べてはいけない物。
トミーゾーラ / Tommyzola
チーズの品種。何で出来ているかは、ヴィンスが吐きそうなので言いたくない。
トミーはいずこ / Tommy, where you go?
失踪した尊敬する師匠,トミーを思って、ハワードが歌う歌。仰々しいミュージカル系。「ウェスト・サイド物語」の影響か?
トム・セレックと、そのインディアン妻 / Tom Selleck & his Indian wife
ジュリアンとノエルのこと。「メイキング・オブ・シリーズ2」で、このふざけた字幕をつけられた。
トム・セレックとは、おひげが印象的なアメリカ人俳優。「私立探偵マグナム」,「スリーメン&ベイビー」,「フレンズ」(モニカとつきあっていた医者)などに出演。ジュリアンとはそれほど似ていないが…。「インディアン妻」に至っては完全に意味不明。
「な」行 △ もくじへ
謎の親子連れ / mysterious dad & kid
ズーニヴァース内でたびたび目撃される、謎の客。トレンチコートに帽子、パイプをくわえており、台詞は一切ない。これは一体何のネタなのか、楽屋落ちなのか?
ナブーのミラクルワックス / Naboo’s Miracle Wax
ヴィンスが加齢に伴う頭髪の衰えを防ぐために、ナブーにもらったヘアワックス。どんな髪も「馬の脚のように」強くなる。さらにあらゆる髪型も思いのままになる、優れもの。
ナン / naan bread
インドのパンの一種で、カレーをつけて食べるのが一般的。日本と同じく、イギリスでもカレーはポピュラーな食べ物。「オールド・グレッグ」で、ハワードとヴィンスが「ナンつきのカレー」を注文する。その後、ナンはちょっとイカしたジモティーという認識になったようだ。
ニッキー・クラーク / Nicky Clarke
イギリスのヘアスタイリスト。大勢のセレブリティ御用達。サロンはいつも予約で一杯。ニッキー・クラークブランドのヘアケア用品や、ヘア・アイロンなども出しており、ヴィンスが「イェティ」で愛用している。
忍者 / ninja
『チークボーン』の配達人。走行中の車にも届けに来るのだから、さすが忍者。東洋の神秘。車の運転も達者で、スピード違反摘発カメラも巧みにかわす。さすが忍者。東洋の神秘。
呪いの森 / forest of doom
スペインの、「売店の山の向こう」にあると言う森。「ライブ2006」では、ククンドゥのルビーについて知っている男が住んでいる。デリバリーを頼んでも、「呪いの森」では来てもらえない。
「は」行 △ もくじへ
売店 / kiosk
ナブーが店員を務める売店。ガラクタしか売っていない(公式HP)。奥はナブーの副業仕事場で、意外に広い。
パイプ / pipe
格好つけるとき,作家ぶる時に用いる小道具。でかい方が良いらしい。
パイ・フェイス・レコード / Pie Face Records
ブーシュ・ワールドでレコード会社と言えば、パイ・フェイス。ラジオ,テレビシリーズ1,2に渡って出てくる。ハワードとヴィンスが契約を勝ち取ろうと、いつも頑張っている。その珍妙な名前「パイ顔」もネタになっている。
元ネタはイギリスに実在のレコードレーベル、Pye Recordsだろう。キンクスやペチュラ・クラーク(パイソン・ファンならピンと来るあの女性歌手)で有名。
バイロウ / Biro
ボールペンのこと。バイロウとは、ボールペンを発明し商品化したハンガリー人(Laszlo
Biro, 1899-1985)の名前であり、商標でもある。「チャーリー」や「エレクトロ」でボールペンを指す言葉として出てくる。
ハウリング・ジミー・ジェファーソン / Howling Jimmy Jefferson
S3-E2「パンク世界への冒険 / Journey to the Centre of the Punk」に登場する伝説のジャズ・マン。ミシシッピーの湿地帯に住んでいて、死ぬ前に自分の血液で唯一のアルバム、「ヴードゥー・スキャット」を残した。
化け物の歌 / freak song
「キラールー」で、自分の身体的な違いを知ったハワードが、心を痛めつつ涙ながらに歌う大袈裟な歌。秋が良く似合う。
パトリック・ムーア / Patrick Moore
英国の著名な天文学者(1923-)。そもそもはアマチュアなのだが、その豊富な知識や著作、メディアへの出演などで、非常に有名。S1-E1「うなぎ Eels」で、月が自分も天文ファンたちをよく見ているのだという話で、引き合いに出す。
爬虫類館 / reptile house
ズーニヴァースの一角にある屋内展示室。ニシキヘビ(トニー)やコブラ(ミスター・ロジャース)がいて、ミセス・ギデオンが主任。展示ケースのガラスは、チョップで簡単に割れる。ディスコになったり、バンドの練習室にされたり、ろくな使われ方をしていない。
パックマン / Pac-Man
1980年日本生まれのコンピューター・ゲーム。「オールド・グレッグ」に登場したナブーの潜水艦にも搭載されており、職務怠慢の役に立っている。
ハムレット / Hamlet
「ボロ」でハワードがたびたび口ずさむ、シェイクスピアの戯曲。三十路の王子が良い年して、いつまでも「あーだ、こーだ」と思い悩み、なかなか行動しない話。「死」が一応テーマの一つ。
シリーズ3,エピソード6 [The Chokes 金縛り]で、ハワードがハムレットに分した写真を披露している。要するに役者を志す人なら、誰でもやってみたいのがハムレットということ。
パーラメント / Parliament
アメリカで結成されたのは1950年代だが、1970年代にファンク・バンドとしてレコード・デビューする。いわゆる「ファンク・ミュージック」を代表するバンドでもある。ブーツィ・コリンズやジョージ・クリントンが在籍。SFブームを反映してか、宇宙的なイメージなども取り入れている。「オールド・グレッグ」の挿話に、ファンキー・シェイクを飲んだブーツィ・コリンズによって結成されたバンドとして登場する。ツアーは宇宙船で回る。
ハリネズミ / hedgehog
ノエルの得意キャラ。目にはポロ、頭にツンツンしたものを立てただけで、ハリネズミになる。ノエルのソロ作品
“ Voodoo Hedgehog “ はペリエアウォードにノミネートされている。ブーシュでは、「ボロ」の最後に登場。イギリスではなじみの動物なのか、モンティ・パイソンにも巨大ハリネズミが登場する。
ちなみに日本語では「ハリネズミ」だが、分類的にはモグラの仲間である。
バルーン・キャッスル / Balloon Castle
バウンシー・キャッスル(Bouncy Castle)とも言う。お城の形をした大型トランポリンの一種。よくイベント会場などに、子供向けに設置されている。S3-E5 [Party パーティ]で、ハワードが子供の頃、自分の誕生日に設置されるはずだった。
ハワードとヴィンスの小屋 / Howard and Vince’s hut
ズーニヴァースの敷地内にある小さな小屋。おそらく元々は作業小屋&物置で、ハワードとヴィンスが住みついている。小さなキッチンと居間しかない。ソファ,食卓,テレビ,ビデオデッキがある。ベッドは無いので、ハワードとヴィンスは寝袋で床に寝ている。
ピクチョナリー / Pictionary
ボードゲームの一種。言葉当てをするために、絵を描かねばならない。「ナナゲドン」で、ハワードとヴィンスがヒットラーと遊んだ、ということになっている。
(ザ)ビージーズ / The Bee Gees
イギリス生まれ,オーストラリア育ち,アメリカで活躍したギブ三兄弟のボーカル・グループ。70年代のディスコブームも手伝って、世界的な成功を収めた。なぜか頭髪の量を話題にされがち。
「オールド・グレッグ」で、ファンク・シェイクを飲んで成功したミュージシャンとして言及される。
ピーター・オトゥール / Peter O'Toole
アイルランド人俳優(1932-)。「アラビアのロレンス」でも有名な演技派。S-3,E-6 [The Chokes 金縛り]において、ハワードと同じように金縛りに苦しめられたということになっている。
ピーター・ジャクソン / Peter Jackson
ニュージーランド出身の映画監督(1961-)。「ロード・オブ・ザ・リング三部作」が特に有名。2005年には「キング・コング」をリメイクした。「ライブ2006」において、ボロが「キング・コング」出演のためにピーターのオーディションを受けるのだと言うが、この時すでに映画は完成していた。それを知らないボロは、客席のピーターに大熱演を見せる。
ビッギー・シャックルトン / Biggie Shackleton
シリーズ1「ツンドラ」で話題になる冒険家。ブラック・フロストによって氷付けにされてしまった。それを発見したヴィンスに、「ひどい顔」などと失礼な事を言われている。
ヒットラー / Adolf Hitler
ドイツの政治家(1989-1945)。説明無用の独裁者だが、同時にブリティッシュ・コメディでは恰好のネタ(餌食)である。モンティ・パイソンによる「ヒットラーの居る民宿」は必見。
「ナナゲドン」でハワードとヴィンスが、ゴス・ガールズを引き止めるために、「先週なんてヒットラーを召還したんだ!」と言う。しかし「一緒にピクチョナリーをやったけど、絵が下手!」とロクな扱いになっていない。
ピート・ドハーティ / Peter Doherty
リバティーンズのフロントマンをつとめた、イギリスのミュージシャン(1979-)。しょっちゅう、タブロイド誌のネタになっている。「ライブ2006」で、ヴィンスがヨタヨタなピートの真似をする。
ビバ!ラブ・バグ / Herbie Goes Bananas
1980年のディズニー映画。白いフォルクスワーゲン・ビートルに乗ったハービーが活躍する冒険作品のひとつ。S3-E6 [The Chokes 金縛り]で、ヴィンスがハワードに見たかと尋ねた映画。
ビービーシー / BBC
Booshを放映している、イギリスの凄い公共放送。モンティ・パイソンや、レッド・ドワーフなど、コメディにおいては怖いものなしで突き進む、エライ局である。ビートルズや、ゼッペリンの貴重なライブを収録している点でも、エライ。
ピー・ファンク / P-Funk
1970年代にアメリカで活躍したファンク・バンド,パーラメントとファンカデリックを指す言葉。双方のメンバーの多くが重複しており、そのソロ活動も含めてP-ファンクと呼ぶ。「オールド・グレッグ」で「ピー・ファンクは忘れろ!俺達はシー・ファンクだ!」という歌詞が出てくるが、後者はsea(大きな湖)と、Cを掛けた洒落である。
秘密研究所 / secret lab
秘密と言う割に、所在地がバレバレなベインブリッジの研究所。
(ザ・)ヒューマン・リーグ / The Human League
イギリスのテクノ・ポップバンド。1979年デビュー。80年代前半に活躍し、ヴィンスが「エレクトロ」でかけたDon't
You Want Meは代表曲。いかにも80年代風のミュージック・ビデオも有名…らしい(管理人、テクノはからっきし…)。楽器演奏の出来ないソングライターが、コンピューターで曲を作るという辺り、ヴィンスの音楽傾向と近いものがある。
ビョルン・ボルグ / Bjorn Borg
1970年代から80年代初頭にかけて活躍した、スウェーデン人テニスプレイヤー(1956-)。ウィンブルドン5連覇を成し遂げた名選手で、ヘアバンドがトレードマークだった。S1-E1「うなぎ Eels」で月が言うことには、木星が輪っかをクリーニングに出したところ縮んでしまい、ボルグのヘアバンド状になってしまったとのこと。
平手打ち / slapping
時々ヴィンスがハワードに食らわせるもの。シリーズ1、2を見る限り、逆は無い。やっぱり女房を殴ったりはしな…ああ、顔をひっ掴んでいた事はあったな(「ミュータント」)…
ラジオシリーズでは、「ジャングル」でハワードがヴィンスに一発見舞ったが、「ジャズ」でヴィンスがハワードをギターで殴り、「ヒッチャー」でもひっぱたいているので、ヴィンスが優勢。
ビリー・オーシャン / Billy Ocean
イギリスのソウル・シンガー・ソング・ライター(1950-)。トリニダットからの移民。1980年代前半に多くのヒットを飛ばしている。「エレクトロ」でのヴィンスの台詞「ビリー・オーシャンは水族館で働いていたので、名前がオーシャン(海)。」
ヒル・ストリート・ブルース / Hill Street Blues
1980年代に放映されていた、アメリカの警察ドラマ。名作ドラマとしていくつもの賞を獲得している。S1-E1「うなぎ Eels」で、ヴィンスがエレノアからお金を巻き上げる方法を、ヒル・ストリート・ブルースでも見たと言っている。
(ザ・)フー / The Who
1964年デビュー,イギリスの四人組バンド。60年代は主にモッズ系のサウンドで成功し、やがて壮大なロック・オペラの製作や、大胆な楽器使用方などでロック史にその名を残した。
ライブの素晴らしさは群を抜いており、ほとんど伝説的(演奏面,アクション面,双方において)。ウッドストックにも出演している。
ファンク / funk
アフリカ系アメリカ人による、音楽ジャンルの一つ。リズム&ブルース,ジャズなどの影響が強く、分厚く激しいベース・ラインや、ギターカッティング、ホーンセクションなどが特徴。ジェームズ・ブラウンを想像すれば分かりやすいか。60年代にはロックの影響を受け、70年代にはディスコブーム、SFブームなどを吸収した。
音楽ジャンルを指す言葉であり、同時に「グルーヴ感の強い,熱いノリの」 ― そして「ファンキーな」という形容に通じる言葉でもある。「オールド・グレッグ」においてもその言葉の使い方で、ハワードとグレッグの間に多少のずれが生じるシーンがある。しかもBooshでは、「ファンク」という生き物自体が存在する。
フィーリング・ファイン / Feeling Fine
シリーズ1「ボロ」で、ボロが突然快復したのを受けて、ヴィンスが歌った歌。"The
sun is shining and you're feeling fine and the birds are singing in the
trees."これだけの歌詞で非常に短いが、Booshの中で管理人が一番お気に入りの曲。何しろメイキング映像で、片手はマラカスを振り、片手はポケットに突っ込み、楽しくマイクに向かうノエルと、アコギを抱えて弾くジュリアンが素敵だった。 ― いや、要するに曲を作り、ギターを弾くジュリアンが最高に格好良いのだ!
(ザ・)フェイス / The Face
1980年創刊のイギリスのファッション雑誌。「80年代ファッションのバイブル」と称され、20年にわたって時代の最先端を担った。2004年で休刊。「ヒッチャー」でヴィンスが読んでいたのが、この雑誌。
フォッシル夫人 / Mrs. Fossil
ボブ・フォッシルのお母さん。S3-E3 [クリンプ・パワー]において、息子がベトナム戦争で捕虜になり、いまだにベトナムに居ると思い込んでいることが判明。
(ザ・)フォンズ / The Fonz
1950年代を舞台にしたアメリカのコメディ,Happy Days(ABC 1974-1984)の登場人物で、「フォンジー」と呼ばれる。革ジャンを着たバイク野郎のメカニック。
「ヒッチャー」でハワードが「カラハリ砂漠の遊牧民」の話をしたのに対し、ヴィンスが「ボリウッド版のフォンズじゃん」と応える。要するに、ハワードの話を全く聞いていなかったという事。
フクロウのくちばし / owl beak
食べると精力増強剤になる…らしい。本気にしないように。ナブーがハワードに対して、「ヴィンスと二人になるんだし、買ってきてあげる」と不穏当な発言をするきっかけにもなった。変な事言うな!洒落にならないだろう?!(自爆)
ブーツィ・コリンズ / Bootsy Collins
「オールド・グレッグ」において、「ファンク」の挿話に登場するファンク・ミュージシャン。最初は(オハイオ州の?)農夫だったが、ファンクを拾った事でファンク・ミュージシャンに。
ブーツィ・コリンズとは、そもそも実在のファンク・ミュージシャン(1951-)で、容姿はBooshのアニメとほぼ同じ。シリーズ1「ヒッチャー」における、ブライアン・フェリーに近い扱いか。
フーディーニ / Harry Houdini
ハンガリー出身,アメリカで活躍したマジシャン(1874-1926)。脱出術が得意で、「ナナゲドン」で登場したナブー所有の「フーディーニの日記」ががんじがらめなのは、このため。心霊術のインチキを暴いたり、本を残すなど、業績は多く、アメリカでは手品師の代名詞でもある。
ブライアン・フェリー / Bryan Ferry
イギリスのロック・シンガー・ソングライター(1945-)。ロキシー・ミュージックのフロントマンでもある。「ジャングル」ではなぜか、ヴィンスを森で育てた人になっており、ジュリアンが演じた。この白いタキシード姿(多少ナルリスト気味)については、アルバム
” Another Time, Another Place “ のジャケットを参照のこと。
フライング・ブイ / Gibson Flying V
「ボロ」のお猿魔王の手下や、「オールド・グレッグ」のナブーが使っていた、ギブスン社製のエレキ。V字を逆さにしたシェイプが特徴。愛用者も多い。その見た目の格好良さから、撮影用に使われる事も多い。
ブラインド・ボニー・ショートブレッド / Blind Bonny Shortbread
「エレクトロ」でジャズ・バーの壁に写真が飾られていた女性ジャズ・シンガー。
(ザ・)ブラック・チューブズ / The Black Tubes
シリーズ3,エピソード6 [The Chokes 金縛り]に登場したゴス・バンド。ヴォーカリストが、あやしい「妖術使いとゴリラ」にやられたため、ヴィンスをヴォーカルとして迎え入れることに。極細パンツを履くことがメンバーの条件。
フラフープ / Hula Hoops
ヴィンスがハワードに買ってきてくれと頼んだ、スナック菓子。小さなリング状になっている。ノエルはリング状の菓子が好きなのか?
フリートウッド・マック / Fleetwood Mac
元は60年代に結成されたイギリスのブルース・ロック・バンドだったが、その後メンバーがめまぐるしく入れ替わり、黄金期の70年代以降はほとんどアメリカのバンドである。S1-E3
「ツンドラ」でナブーが聞いていた“TASK”は、黄金期の作品。ベインブリッジが言った”Rumours”「噂」はその一つ手前の代表作。
S3-E5「パーティ」で、DJをつとめたトニー・ハリスンが選んだのが、マックの「タスク」。
ブルース・フォクストン / Bruce Foxton
イギリスのロック・ミュージシャン(1955-)。ザ・ジャムのベーシスト。S-3,E-6 [The Chokes 金縛り]で、ザ・ジャムの写真を見て、ハワードがモンゴメリー・フランジのことを、ポール・ウェラーと間違え、「その隣りだ」と言われて、しつこくザ・ジャムの写真を見ながらブルース・フォクストンかと尋ねる。
ブルー・トレイン / Blue Train
ジョン・コルトレーンの代表曲。ハワードがヴィンスに葬儀で流すように頼んだ曲。なぜそんな話をしたのかは謎。
ブルー・マッケンロー・グループ / Blue McEnroe Group
ブルーマン・グループのパロディ。S3-E6 [The Chokes 金縛り]に登場する。全身真っ青に塗り、ジョン・マッケンローのようなスタイルでテニスネタをやる…つもりだったらしいが、舞台に立つ前にカニのサミーに殺されてしまった。
ブレイキング・ザ・ロウ / Breaking the Law
1969年に結成されたイギリスのへヴィ・メタル・バンド、ジューダス・プリースト(Judas
Priest)の曲。プリーストは、レザーファッションに身を包み、男臭いステージを展開するなど、へヴィメタのイメージを確立したバンドで、ビジュアル的にはグラムと分類できなくも無い。
「エレクトロ」のエンディングで、「グラム・フォーク」のヴィンスとリロイが、この曲をジャクソン・ラウン風の穏やかなリフに乗せ、フォークっぽく歌っていた。歌詞内容と曲風のギャップが味噌。
ベイリーズ / Baileys
アイリッシュ・ウィスキーとクリームをベースにしたリキュール。正式にはベイリーズ・オリジナル・アイリッシュ・クリーム(Baileys
Original Irish Cream)。ジュリアンとノエルには、「ムード満点のデートにはベイリーズがつきもの」という偏見があるらしい。そのため、「オールド・グレッグ」ではグレッグがハワードにやたらとベイリーズを勧める。
ベース / bass
音楽において低音とリズムを司る重要な楽器。エレクトリックのメーカーとしてはフェンダーが圧倒的に有名で、「キラールー」や「ヒッチャー」にも登場した。もちろん、ハワードはジャズテイストのファンクなベースが好みであり、ヴィンスとはそれだけで喧嘩が出来る。
ベロッカ / Berocca
ビタミン・タブレット。水に溶かして飲む。S3-E4 [ジャンキー・フォックスの奇妙なお話]で、ヴィンスが路上にあって雨に濡れ、溶けてしまうベロッカについて言及する。S3-E5 [金縛り]では、カニのサミーに元気がなかったら、水槽に入れるようにブラック・チューブスに頼む。
ベン・シャーマン / Ben Sherman
イギリスのアパレルメーカー。イギリス空軍のマークを使用するなど、モッズファッションの牽引役となった。「ジャングル」でヴィンスが持っていた「月刊モッズ」にも載っている。
ベンチ / bench
ハワードとヴィンスが並んで座り、下らないお喋りを延々とする場所。二人の小屋の前と、フォッシルのオフィス前,ガラスケース展示通路にある。
ヘンマン / Tim Henman
イギリス出身のプロ・テニスプレイヤー(1974-)。1930年代のフレッド・ペリー以来、久々に登場したイギリス人強豪選手。ウィンブルドンに強く、毎年イギリス人はヘンマンの活躍を気にしている。「若返りの泉」のカットシーンでは、青い小人がヴィンスに、「ヘンマンは今年、勝てると思う?」と世間話をするのは、このため。
帽子 / hat
ヴィンスには欠かせないアイテム。随分沢山持っていて、かさばるはずだが、あの小屋のどこに収納するのだろうか。
ポケット・カップ / pocket cup
フォッシルが発明した便利なコップ。何の変哲も無いポリスチレンのコップを、胸ポケットに入れるだけで、たちどころに2ユーロ(300円弱。ユーロの高騰は避けたい)もする、ポケット・カップになる。ナブーの売店では2ユーロで売っていたが、ボクシングの試合会場では5ユーロに上がっていた。
ボ・ディドリー / Bo Diddley
アメリカのロック,ブルース・シンガー(1928-2008)。激しいジャングルビートのカッティングと、箱型ギターがトレードマーク。既存のブルースを、ロックンロールへ発展させた当事者の一人で、その功績はチャック・ベリーや、ジョン・リー・フッカーにも匹敵する。彼を尊敬する後輩達との共演も多い。
「ボロ」でフォッシルが引き合いに出したが、意味は良く分からない。2008年、多くの音楽ファン,ミュージシャンたちに惜しまれつつ、死去。それでもまだ、フォッシルの言った意味が分からない。
ボードレール / Charles Baudelaire
フランスの詩人,批評家,小説家(1821-1867)。代表作に「悪の華」など。「チャーリー」の出版記念パーティーで、ハワードがヴィンス先生に呼びかける。「おい、ボードレール!」
ホーム&アウェイ / Home and Away
オーストラリアで1987年から放映されているメロ・ドラマ。S-3,E-6 [The Chokes 金縛り]で、月が演じたと言っているのは、このドラマの登場人物、キャロルとのこと。
(ザ・)ホラーズ / The Horrors
2005年結成のイギリスの5人組ロック・バンド。ビジュアル的には全員ゴシック・ファッションなのが特徴的。シリーズ3,エピソード6 [The Chokes 金縛り]に、全員がザ・ブラック・チューブズのメンバーとして出演
ボリウッド / Bollywood
インド映画製作の中心地となっているムンバイ(旧名ボンベイ)を、アメリカのハリウッドになぞらえてこう呼ぶ。「ヒッチャー」で、ヴィンスが「ボリウッド版のフォンズ」と、トンチンカンな事を言う。
ホール&オーツ / Hall & Oates
エレクトロ・ガールズおよび,ゴス・ガールズを演じた、ディーとスーのこと。「メイキング・オブ・シリーズ2」のふざけた字幕のひとつ。要するに二人組だという話。本物は1972年デビューのアメリカ人デュオ。ソウルなどを白人が演奏するブルーアイド・ソウルに分類される。80年代にはいかにもその時代風のビデオも作っていた。
ポール・ウェラー / Paul Weller
イギリスのロック・ミュージシャン(1958-)。1970年代にザ・ジャムのボーカル,ギタリストとして活躍。ザ・ジャムはパンク,ニューウェイブ、モッズ・リバイバルに分類され、人気を集めた。S-3,E-6 [The Chokes 金縛り]で、ハワードが壁にあったザ・ジャムの写真を見て、一瞬モンゴメリー・フランジのことをポール・ウェラーと勘違いする。
ポロ / POLO
イギリス生まれのミント菓子。ドーナツ型の形状に特徴があり、ノエルのお気に入りモチーフらしい。Booshのオープニングタイトルでは宇宙空間に乱れ飛んでいる。他にも、「キラールー」で夢に出てくるシャーマン,ニシキゴイ,「ボロ」のゴリラのお面,お猿魔王の衣装,インドの謎のダンサー,ヒッチャーとその手下の衣装や持ち物等に出てくる。ノエルは余程のポロ好きと見えて、彼のソロ作品”Voodoo
Hedgehog”でも、片目に巨大ポロを装着していた。
ポンチョ / poncho
中南米の衣服。大きな四角い布の中心に穴をあけ、そこから頭を出す。ヴィンスに言わせると、これを着るだけで陽気になれる。
「ま」行 △ もくじへ
マイクラ(マーチ) / Micra (March)
日産マーチの欧州での商品名。代表的なコンパクトカーとして、人気がある。S3-E5 [Party パーティ]で、デニスが車の話をしているときに、「マイクラすら持っていなかった」と発言している。
マーカス・ホフマン / Marcus Hoffman
S3-E4 [ジャンキー・フォックスの奇妙なお話]で言及された、弁護士。ヴィンスは顔で弁護士を選ぶらしい。
マグカップ / mug
生活感を出す小道具。ハワードとヴィンスの会話にはつきもの。
マークス&スペンサー / Marks & Spencer
創業から120年以上の老舗小売チェーン。スーパーよりは高級だが、デパートよりはリーズナブル。「エレクトロ」のオープニング・トークで話題になる。「テスコ」よりは高級だが、だからと言って大して高級ではないという辺りが味噌と思われる。
S1-E1「うなぎ Eels」では、クラクソンズのリード・シンガーが、ここでオヤジくさいジャケットを買っていることになっている。
マーク・ノップラー / Mark Knopfler
イギリス出身のギタリスト,シンガー・ソングライター,プロデューサー(1949-)。幅広い音楽性と、ギターテクニックには定評がある。「聖者と野獣」で、ナブーがハワードとヴィンスに飲ませたジュースには、マーク・ノップラーの尿が入っている…というのは嘘。
マレット / mullet
後ろの髪だけを長く伸ばした髪型のこと。80年代に流行ったが、最近の日本でこの髪型をしているのはプロレスラーかヤンキーぐらいだろう。「ミルキー・ジョー」ではヴィンスが眠っている船長を、この髪型にしてしまった。
マーロン・ブランド / Marlon Brando
20世紀を代表するアメリカ人俳優(1924-2004)。50年代は反抗的な若者ののシンボルとして、後年は「ゴッド・ファーザー」などの重厚な演技で知られる。S3-E6 [The Chokes 金縛り]で、ヴィンスがカニのサミーの演技を見た後に、ブランドなど見られた物ではないと言う。
ミケーラ・シュトラッケン / Michaela Strachan
イギリスの女性テレビ・パーソナリティー(1966-)。金髪の美女。「リアリー・ワイルド・ショー」にも出演。この番組に同じく出演していたテリー・ナットキンズの写真をヴィンスが舐めてしまったのは、彼女を舐めようとした上での事故と、S3-E4 [ジャンキー・フォックスの奇妙なお話]で言っている。
水ギセル / water pipe
タバコの煙を水に潜らせてから吸う道具。ナブーの愛用品。仲間と一緒に使うので、コミュニケーションの活性化にも役立つ。
味噌 / miso
大豆から作られる、日本の食品。ジュリアンとノエルはスープの名前だと思っているらしい。「脳みそ」という言葉を教えたら、どうなるのだろうか。
ミック・ジャガー / Mick Jagger
ザ・ローリング・ストーンズのフロントマン(1943-)。キースに言わせれば「離婚できない女房」。そのファッション,ライフ・スタイルはヴィンスの憧れ。崇拝しているので、祭壇まである。ヴィンスがミックに誓えば、ハワードもひと安心。
S1-E1「うなぎ Eels」では、ヴィンスを泣かすためにボロが「ミックはヅラだって!」などととんでもない爆弾発言をする。
ミラー・ワールド / mirror world
ワールドと言う割には非常に狭い部屋。でも鏡はお部屋を広く見せるので、気にならない(はず)。
メガボウル / Megabowl
チェーン展開している、ボーリング場。S-3,E-6 [The Chokes 金縛り]で、ナブーが以前務めていたところとして言及される。
メデューサ / Medusa
ギリシャ神話に登場する、頭髪がヘビの女性。その姿を見ると、恐ろしさのあまり石化する。「ミュータント」で、ヴィンスがミセス・ギデオンに「メデューサみたいに、肖像を描いてあげましょう」と発言。相手によっては怒りを買うぞ。
モーガン・フリーマン / Morgan Freeman
アメリカの映画俳優(1937-)。「ドライビング・Missデイジー」や、「ショーシャンクの空に」などが有名。「オールド・グレッグ」の湖上のシーンで、ヴィンスがハワードに「白人っぽすぎるから魚が釣れない」と言うと、ハワードが「陸に戻ったらどうだ、モーガン・フリーマン。」と言い返す。要するに黒人ということ。
モーグリ / Mowgli
キップリングの小説に登場する、動物と会話ができる少年。
モーツァルト / Wolfgang A. Mozart
オーストリアの作曲家(1756-1791)。音楽の天才の代名詞。「聖者と野獣」で、ナブーがハワードとヴィンスに飲ませたジュースに、モーツァルトの涙が入っている…という触れ込みだった。
モッズ / mod(s)
60年代にロンドン近郊から発生した、若者文化,およびそれを信奉する人。日本では複数形のMODSが一般的。ヴィンスは「キング・オブ・モッズ」を目指している。くわしくは「カルチャー」を参照のこと。
モノクル(片眼鏡) / monocle
格好つけるときに用いる小道具。
モルト・ローフ / malt loaf !
イギリスではポピュラーな食品。ドライ・フルーツ,麦芽などが入った甘いパンのようなもので、もちもちした触感が特徴。「イエティ」でナブーが度忘れしてしてしまった、イエティの苦手な物。
「や」行 △ もくじへ
ヤクルト / Yakult
日本生まれの乳酸菌飲料。夏休みのラジオ体操でおなじみ。ナブーも愛飲している(S2-3)。
ヤング・ガール / Young Girl
ゲイリー・パケット&ザ・ユニオン・ギャップ(Gary Puckett & The Union Gap 60年代末アメリカのポップ・ロックバンド)の曲。ロックと言うには、ちとムーディー過ぎる。「ボロ」であの世タクシーの運ちゃんが歌いまくっていた。トラック野郎が鳥羽一郎を愛好するようなものか?
ユーレイ・オイル / Ulay Oil
英米、中国などで有名なスキンケア用品ブランドOlayの、商品のひとつ。「若返りの泉」で、ヴィンスはナブーが「ユーレイ・オイルを使っているに違いない」と推測する。
ユーロ / euro
Booshワールドの通貨。なぜポンドではないのだ?The World of The Mighty
Booshは、国家より先に財政再建,通貨安定を果たしのか?
ユーロ・ディズニーランド / Euro Disneyland
開業した当時はこの名で呼ばれていたが、最近は「ディズニーランド・パリ」と呼ぶとのこと。「イエティ」での会話によると、ハワードとヴィンスはユーロ・ディズニーランドのグーフィー・ハウスで、夏の休暇を過ごしたことがあるらしい。ヴィンスはまた行きたいが、ハワードは二度とごめん。
欲望という名の電車 / A Streetcar Named Desire
テネシー・ウィリアムズの戯曲。映画化もされている。ヴィンスがS3-E6 [The Chokes 金縛り]で、カニのサミーが出演した作品として挙げる。コワルスキーが、サミーの役柄。映画などでは、マーロン・ブランドが演じた。
「ら」行 △ もくじへ
ラジカセ / tape and radio player
ハワードとヴィンスが共同で使っているハイテク・マシーン。70年代か80年代のシロモノと思われる。
なぜかラジオでは隙間風を放送している。
ラマ / llama
脱走武勇伝の残る動物。歌までできた。かつて、モンティ・パイソンでもネタにされていた。イギリス人にとってはネタにしやすい動物なのか?
ラマをおさえろ / Calm a llama down
ラマが脱走した時の様子の歌で、ジュリアンが作った変な曲。「トゲウオの歌」とよく似ている。「ジャングル」では、閉鎖される事になった動物園の思い出語りで歌った。ラジオシリーズの「ストールン」では、「動物園を辞める」と言い出したハワードを引き止めるために、ヴィンスが歌い出してノリノリになるが、効果はなかった。
ランビローズ / Rumbelows
イギリスの家電量販店チェーン。S3-E3 [クリンプ・パワー]で、ヴィンスが再就職先に選んだ企業。
リーズ / Leeds
イングランド北部ヨークシャーの町。ヨークシャー気質は、頑固で無骨,寡黙で一途とのこと。ラジオシリーズやライブで、自分はスペイン人だと言い張るハワードに、ヴィンスが「どう見てもリーズ出身だ!」と看破する。実際、ジュリアンはリーズ出身。
リチャード・ハリス / Richard Harris
アイルランド人俳優(1930-2002)。カンヌ映画祭で主演男優賞を獲得したこともアル、映画スター。S-3,E-6 [The Chokes 金縛り]において、ハワードと同じように金縛りに苦しめられたということになっている。ハリー・ポッター・シリーズにも出演した。
リック・ウェイクマン / Rick Wakeman
プログレの雄,イエスのキーボード奏者で、イギリス人(1949-)。基礎にクラシック音楽があり、アクロバティックで独特の音楽世界を持っている。「オールド・グレッグ」で、ファンク・シェイクを欲しがった人物の一人に挙げられている。
リック・ジェイムズ / Rick James
ニューヨーク出身のアメリカ人,ファンク・ソウルシンガー(1948-2004)。70年代から80年代にかけて、一世を風靡し、マリファナやドラッグを肯定する姿勢は物議をかもした。2004年に死去したときには、体内から大量のドラッグが検出されたと言う。
ジュリアンとノエルがリック・ジェイムズの見すぎ、聞きすぎの影響で、「オールド・グレッグ」というキャラクターが出来上がった。確かにそっくり。エピソードもファンキー一直線である。
リモコン / remote control
離れた場所からテレビの操作が出来る、便利な道具。「ボロ」で、ヴィンスが使い方を親切に教えてくれる。
リンボ / limbo
天国と地獄の中間地。「あの世タクシー」で移動する、宇宙空間のような所。交通ルールは存在するらしいので、曲がるときはちゃんとウィンカーを出しましょう。
リッケンバッカー / Rickenbacker
「ジャングル」でモッズ・ウルフが使っていたエレキ。ジョン・レノン,ジョージ・ハリスン,ピート・タウンゼントに代表されるように、60年代モッズ系サウンドに欠かせないブランド。扱いにくいが、見た目の良さと独特の音色でファンが多く、彼らは「リッケンバカ」と呼ばれている。
リロイ / Leroy
ハワードとヴィンスの共通の友達。よく話題には上るが、姿は見せない(一度だけグラム・フォークで登場したが、顔までは分からなかった)。ハワードの変な噂を流したり、ズボンやCDをもらったりしているらしい。
ルート・ブースター / Root Booster
Garnierブランド(ロレアルブランドの一つ)のヘアケア用品。「若返りの泉」で、ヴィンスが使っているヘアケア用品として名前が出る。
レイザーライト / Razorlight
2002年デビュー,イギリスの若手ロックバンド。日本では、2004年のサマーソニックに参加している。色々な形容があると思うが、基本的にストレートで、素直なやんちゃロックンロール。
2001年にBooshがラジオドラマ化されたとき、スタジオで鉢合った縁で、交流がある。ライブにノエルがヒッチャーの格好でゲスト出演。「聖者と野獣」では、「新しいサウンドを捜し求める連中」として、レイザーライトのギタリストを除く三人がゲスト出演した。メイキング映像でもインタビューに応じている。
レクイエム / Requiem
モーツァルト作曲 K626。ハワードがボクシングでダウンした時と、ヴィンスが失踪した時に用いられた。作曲者死亡のため、未完。弟子等によって補筆されている。「キラールー」では、ご丁寧に「怒りの日」の歌詞がラテン語でクレジットされた。さあ、みんなで歌おう!
レコード / record
ハワードのジャズ・レコードコレクション。彼の趣味から言って、「ブルー・ノート・レーベル」の物が多いと思われる。ヴィンスとボロは無造作に破壊していたが、実はファンの間では高額で取引される物もあるので、注意が必要。
レーニン / Lenin
ロシアの政治家(1870-1924)。1917年のロシア革命を成功させ、史上初の社会主義国家ソヴィエト連邦の建設を指導した。「ヒッチャー」でロシア熊に襲われたフォッシルが、咄嗟に「レーニン愛してる!」と叫ぶ。
レベル42 / Level 42
80年代を中心に活躍した、イギリスのフュージョン・ポップ・ファンクバンド。バンド名の『42』は、「銀河ヒッチハイクガイド」に登場するネタに由来する。リーダーは、ヴォーカル兼ベースのマーク・キング。
S3-E6 [The Chokes 金縛り]で、ボロが極細脚製造マシーンを操作するにあたって、「レベル42で!」ということで、キングのベースプレイの真似をするというボケを演じる。
ロジャー・ダルトリー / Roger Daltrey
イギリスのロック・シンガー(1944-)。ザ・フーのヴォーカリストとしても有名。小柄な体からは想像もつかないようなパワフルな歌唱と、マイクを振り回すパフォーマンスが強烈。
シリーズ2の第二話で、「ウッドストックで散々好き放題やって、逃げた」などと言われたが、エンディングで健気にも掃除機を操って衝撃的なゲスト出演を果たす。それにしても、おっさんになったなぁ…。
ロジャー・ブラック / Roger Black
イギリスの中距離陸上選手(1966-)。バルセロナ,アトランタ両オリンピックでメダルを獲得。S3-E2「パンク世界への冒険 / Journey to the Centre of the Punk」に登場した白血球が、突如自分は「ロジャー・ブラックだ」と名乗ってしまい、即座に否定される。
ロッカーズ / rocker(s)
60年代初頭の、若者文化の一つ。革ジャケットにリーゼントなど、ハードなファッションを好み、軽薄なモッズを敵視している。
ロックンロール・サーカス / The Rolling Stones Rock and Roll Circus
1968年に収録されたザ・ローリング・ストーンズのライブ作品。ジョン・レノンやエリック・クラプトン、ザ・フー、ジェスロ・タル、マリアンヌ・フェイスフルなどがゲスト出演した。S3-E6 [The Chokes 金縛り]の「ヴィンスのロックンロール・サーカス」は、これの真似。ヴィンスの衣装も、ミック・ジャガーを真似ている。
ロッド・スチュワート / Rod Stewart
イギリスのロックシンガー(1945-)。最近はアメリカの懐メロなど歌っているが、60年代から70年代にかけては極上のブルース・ロックシンガーであり、モッズ・ファッションも最高に格好良かった。
「エレクトロ」でヴィンスが、「ロッド・スチュワートはカメの保護区で働いていた」と言っている。管理人の私見だが、外見的にヴィンスと一番近いニュージシャンは、ロッドであろう。じゃぁ、ハワードはジェフ・ベックか?(ギター弾けるし。異議あり?)
ロバート・スミス / Robert Smith
イギリスのロック・バンド,ザ・キュアー(The Cure)の中心人物(1959-)。ザ・キュアーは、当初パンクバンドとして活動を開始。長いキャリアの中でメンバーチェンジを繰り返しながら、音楽も変化しており、現在ではゴシック系と認識されている。スミスもゴシック系のスゴイ容姿。「ナナゲドン」でヴィンスが持ち出したヘアスプレー「ゴス・ジュース」は、このロバート・スミスの涙から出来ている。
「わ」行 △ もくじへ
別れの曲 / Etude op.10-3
回想シーンに用いられる、F.ショパン作曲のピアノ曲。エチュードOp.10-3。「別れの曲」という表題を用いるのは日本だけだが、イギリスでもほぼ同じ捉えられ方をしているらしい。人気のある曲だが、技術的にはかなり高度で、音大生でもそれなりの気合が必要である。
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