The Booshmen / ブーシュを作った人々 /ブーシュ・ボーイズ
Boosh Boys:ジュリアンとノエルのこと。リッチ,マイク,デイヴも含める場合もある。
ジュリアンとノエルに関しては、他にもBoosh Mate(メイト)という呼び方もある。
ジュリアン・バラット/ ノエル・フィールディング/ デイヴ・ブラウン / リッチ・フルチャー/ マイケル・フィールデイング
ジュリアン・バラット Julian Barratt
The Mighty Booshのクリエイター。脚本,主演,アソシエイト・プロデューサー,オリジナル音楽担当。ノエルからは、時々「Ju(ジュ)」と呼ばれている(インタビュー,コメンタリー参照)。
1968年5月4日生まれ,ヨークシャーの都市、リーズ出身。ウィキペディアによると、ヨークシャー人気質は「頑固で無骨、寡黙、一途」との事。
身長188cm。レディング大学卒(中々の名門。「英国コメディアン=インテリ伝説」の一片がここにも…!)。
十代でジャズに目覚め、ジャズ・フュージョン・ギタリストとして名を馳せる。特に早弾きが得意で、バンドはヨーロッパツアーを行った事もあった。尊敬するミュージシャンは、アラン・ホールズワース。
音楽活動の傍ら、スタンドアップ・コメディアンとして活躍。映像クリエイターのティム・ホープとThe
Podというユニットを組み、テクノ・ポップ・カルチャーのパロディ作品などを発表。
1996年ごろ、ノエルと出会ってからコンビを組み、Booshを生み出す事になる。
ミュージック・ビデオや、短編映画、長編映画にもいくつか出演。特にピーター・カッタネオ監督の「ラッキー・ブレイク」には、良い脇役で出演している。今でもミュージシャンとしての活動がしたい。
Booshの音楽製作を一手に引き受ける。ノエルが口ずさむ変な歌や歌詞を形にする事もある。様々なジャンルの音楽を書き、かなり器用。ドラマーの演技も堂に入っていた(実際に叩けるのかも?)。そのギターテクの凄さも、随所で聞く事が出来る。
Booshでのキャラとは違って普段は大人しく、喋りも落ち着いている。パブの端っこで黙ってギネスを飲んでいるタイプ。大抵のインタビュアーはそのギャップに驚く。「ハワード・ムーン」というキャラクターに入り込まないと、ハイな事は出来ず、ちょっと歌を歌う事さえ、ためらってしまう。コメントもノエルよりは格段に少ない。
かなり背が高く、顔も小さい。エリック・クラプトン系の渋い容姿。特に2005年頃は髪を伸ばし、ひげも濃く、万年二日酔いのような雰囲気で、クラプトン化が進んでいた。私服はあっさりさっぱりなシャツにジーパン、ジャケットという姿が多く、シャツの洗濯を巡ってノエルと大喧嘩をしたことがある。
ガール・フレンドであり、パートナーであるもあるジュリア・デイヴィス(Julia Davis)は、いかにもイギリス人的な金髪の美女で、脚本も手がける本格派。ジュリアンより二つ年上。代表作はBBCのNighty Night。二人の間には、2007年6月25日双子の赤ちゃんが誕生(両方男の子)。おめでとう、ジュリアン&ジュリア!
2005年,アウォードのパーティに出席したジュリアンとジュリア…と、ノエル!邪魔!
ノエル・フィールディング Noel Fielding
The Mighty Booshのクリエイター。脚本,主演,アソシエイト・プロデューサー,アートデザイン担当。
1973年5月21,ロンドン,ウェストミンスター生まれ。筋金入りのロンドンっ子で、英語の発音も「コックニー」。
生まれた時、両親はティーンエイジャーでゼッペリンやキッスを聞きながら育つ。マイケルは8歳下の弟。
幼い頃から絵と音楽が好きで、まともな職業には就けないと思っていた。クロイドン・アートスクールに進学(クロイドンは南ロンドンの郊外の町)。絵を描く傍ら、スタンドアップ・コメディに出演。これは、学校の先生にコメディを勧められたから。
1996年、友人のデイヴ・ブラウンに薦められたジュリアンのショーを見て、一目惚れ。毎日ショーに通い詰め、ストーカーと化し、コンビを組む。そしてBooshを製作。ミュージック・ビデオや、短編映画にも出演している。
Boosh後も、スタンドアップ・コメディアンとしてテレビ出演しているほか、ソロ作品としての「Voodoo
Hedgehog」でペリエ賞にノミネートされている。
得意の絵で、Booshのイラストや変な生き物などのデザイン等を、一手に引き受ける。各場面なども絵コンテにして、それを画面に再現することもある。言葉遊びから発した歌を作ったり、ジュリアンに歌詞を提供する事もしばしば。
テレビシリーズを見比べると、2で少し痩せた。本来の髪の色が分からない。インタビューや、楽屋入り、宣伝活動などでもヴィンス張りの凄い格好をしている。
普段からハイテンションで喋り、コメディ・パフォーマンスとの差があまりない。そのせいなのか、パフォーマンス中に「ハワード」を「ジュリアン」と呼んでしまうミスをする。
インタビューでも、Booshのキャラと同じようにテンション高くよく喋る。喋るのをノエルに任せてしまうジュリアンの方を、いちいち「な?」と見る癖がある。
2006年の時点で、まだパソコンを持っていない。しかし携帯電話は駆使しているようで、ライブ中の待ちうけ画面は、楽屋を訪れたゲイリー・ニューマンとのツー・ショットだった。
同棲しているガール・フレンドはディー・プリューム(Dee Plume)。エレクトロ・ガールズ・バンドの、ロボッツ・イン・ディスガイズの片割れで、髪の黒い方。Booshにはエレクトロ・ガールズのネオン,ゴス・ガールズのアンスラックスとして出演している。二人はよく連れ立って人前に出ている。
テクノ・ポップ・バンド,スニーカー・ピンプスのクリスは、ノエルの友人。クリスはロボッツのもう一人、スーと付き合っている。
デイヴ・ブラウン Dave Brown (振り付け,写真,出演)
生年や出身地は不明だが、クロイドン・アートスクールで、ノエルと同級生だったことは確か。学校の初日、既に二人は友達になっていた。ノエルとつるんでいたある日、ジュリアンのスタンドアップ・ショーを目にする。気に入ったデイヴは、ノエルもそのショーに連れて行き、ノエルとジュリアンの出会いのきっかけとなった。
Boosh製作開始後は、舞台第三作Autobooshから参加。2000年にBooshがラジオドラマ化された時、初めてオーストラリア人飼育員ジョーイ・ムース役を務め、それはテレビシリーズ1にも引き継がれる。その他にも様々な役で出演し、テレビシリーズ2ではボロ役として、レギュラー出演している(他には、ミュータント,おサル魔王の手下,ブラック・フロスト,モッズ・ウルフ,火,ヒッチャーの手下,ナン,通りすがりの親切なお兄さん等)。
ジュリアン,ノエル双方の良き友人。Booshの写真も担当。ダンスの振付師でもある。ダンスシーンでの活躍も多く、「ミュータント」ではブレイクダンスを披露している。振り付けはジュリアンが曲を作ってCDを渡すまで、何も出来ないとの事。ジュリアンのソングライティングの手助けもしている。
他にもライブでのタイトルコールや、コート投げなど、なんでもござれ。まさに、Booshには無くてはならない存在。
実は青い目をした中々のイケメンだが、出演中は被り物やメイクが多く、めったにそのイケメンぶりを拝む事は出来ない。
リッチ・フルチャー Rich Fulcher (出演)
1968年11月18日 アメリカ イリノイ州 シカゴ生まれ。弁護士を目指してロースクールを卒業したものの、突如コメディアンを目指す。ジョン・ベルーシを生んだシカゴ出身で、ジョン・クリーズばりの経歴とは、恐るべし。
ジュリアンとノエルに出合ったのはいつ、どこなのか判然とはしない。二人がアメリカに行った時という話もあるが…?ともあれ、リッチは活動の拠点をイギリスに移し、ジュリアとノエルはリッチのための役を脚本に入れ始める。
1998年、ジュリアンが最初に脚本に携わったテレビ作品、「(アン)ナチュラル・アクツ」にも、ノエル,ジュリアンと共に出演している。
Boosh最には初の舞台作品から参加し、ラジオ、テレビ、ライブと、Booshには欠かせない出演者となった。ボブ・フォッシルをはじめ、さまざまな強烈なキャラクターを演じ、さらにダンスが得意。振り付けも自分で考える。
2006年にはマット・ベリー(Booshではベインブリッジ役)と組んで、コメディシリーズ
"Snuff Box"を製作。6話がBBCで放映された。
マイケル・フィールディング Michael Fielding (出演)
1981年生まれ。ノエルの弟。「マイク」と呼ばれている。
テレビに先駆けて製作された舞台作品 Arctic Booshから、ナブー役として出演し、それがテレビシリーズにも引き継がれている。
舞台やテレビシリーズでシロクマを演じているピートは、マイケルの友人。テレビシリーズ2「聖者と野獣」に出てくる村の女たちの中に、マイケルの彼女が居るという話も。
The Mighty Booshというシリーズ・タイトルは、マイケルがきっかけになっている。彼が子供の頃、髪の毛が爆発したカーリーヘアで、それを友達が「Mighty
bush ( or Boosh)すんげぇ薮」と表現したのを、ノエルが面白がって、コメディ・シリーズのタイトルにした。
イギリスのエレクトロ・ダンスミュージック・ユニットである、The Young Punxのミュージック・ビデオ"Rockall"に出演している。
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