G★PLOT Filter Circuit Simulator

G(s)=


  pitch
Link with parameter:


<説明>

各種フィルターをシミュレートして周波数特性をグラフ表示します。

モデル選択 [CR LPF,CR HPF,...]

フィルターの種類を選択します。各種のパッシブ、アクティブフィルタが選択出来ます。

増減量 [E6,E12,E24]

上下キーや↑↓ボタンで入力値を増減する場合の、増減量を指定します。 例えばE6を指定した場合は、1⇔2.2⇔3.3⇔4.7⇔6.8⇔10の間隔で数値をが増減します。

容量表記 [pF/uF, pF/nF/uF]

コンデンサーの値を、上下キーや↑↓ボタンで入力値を増減する場合、静電容量の単位が切り替わりますが、 この時の単位にnFで表示するか、uF表示するかを指定します。

伝達関数式表示ON/OFF [Gs show,Gs hide]

伝達関数式G(s)表示エリアを表示するか、表示しないかを指定します。通常は特に表示する必要はありません。

伝達関数式 G(s)=

選択したフィルターに応じた伝達関数式が現れます。編集は不要です。
Resetボタン:式を変更してしまった場合に、元に戻す事が出来ます。
Apply:編集した式を適用し、グラフを再描画します。編集中に上下キーを押した場合にも再描画が行われます。

回路図

選択したフィルターの種類に応じて、回路図が表示されます。

i--R1-+--o | C1 | ~~~

サンプル選択

選択したフィルターの種類に応じて、設定例のサンプルがプリセットされています。サンプルを選択すると、パラメータ入力欄に、設定例がセットされます。

パラメータ入力欄

Z~で始まる入力欄には、抵抗値、静電容量値、インダクタンス値を入力します。
数値の後にKやuFのような単位をつける事で、R,C,L値を表現します。
また、演算子(直列+、並列//)を付けて、もう少し複雑な回路を表現する事が出来ます。
注意点としては、Zで始まる入力欄の場合、演算子+は直列接続を示しており、実数値の加算とは意味が異なる場合があります。

<Z入力欄の入力式の形式>
 単位
  抵抗 K,M (単位無しなら抵抗)
  コンデンサ uF,nF,pF
  コイル H,mH,uH
 演算子
  直列接続 +
  並列接続 //
 例
  (0.01uF+1K)//1H

--+--0.01uF---1K--+-- | | +-------1H------+

・Z入力欄の数値部分に入力カーソルを置いて、キーボードの上下キーを押すことで、 E系列の設定に応じて値を増減する事が出来ます。
・入力欄の数値部分にマウスを近づけると、抵抗のカラーコードや、コンデンサーの3桁コードと単位変換値がツールチップとして表示されます。

<ボリュームの表現>
Z入力欄は、下記のような形で、可変抵抗器やボリュームの表現を記載する事が出来ます。
"50%"のような記載の箇所にカーソルを置いて、上下キーを押すことで、5%おきで設定が増減出来ます。

<例>
VR(100K, 50%) または VR(100K, 50%) または VRB(100K,50%)・・・これらはどれも同じです。リニアカーブの可変抵抗器を示します。
VRA(100K,50%)・・・Aカーブの可変抵抗器(センター50%の場合に、実際は15%として計算される)
VRC(100K,50%)・・・Cカーブの可変抵抗器(センター50%の場合に、実際は85%として計算される)
VRr(100K,50%)・・・最後にrを付けると端子2~端子3間の抵抗値を示します。

可変抵抗の各種カーブの規格に対応して下記の表記が使用出来ます。
・Bカーブ(リニア)
TRIM,VR,VRB,Pot,PotB,
TRIMr,VRr,VRBr,Potr,PotBr,

・Aカーブ(Audio,Log)
VRA,PotA
Pot5A,Pot10A,Pot15A,Pot20A,Pot25A,Pot30A,Pot35A,Pot40A
VRAr,PotAr
Pot5Ar,Pot10Ar,Pot15Ar,Pot20Ar,Pot25Ar,Pot30Ar,Pot35Ar,Pot40Ar

・Cカーブ
VRC,PotC
Pot95C,Pot90C,Pot85C,Pot80C,Pot75C,Pot70C,Pot65C,Pot60C
VRCr,PotCr
Pot95Cr,Pot90Cr,Pot85Cr,Pot80Cr,Pot75Cr,Pot70Cr,Pot65Cr,Pot60Cr

・Wカーブ(4B)
VRW,PotW,VRWr,PotWr

<V入力欄>
可変抵抗器を示す記述の"50%"のような部分が、"Vtone"のようなVで始まる任意の変数になっている場合、 パーセント値を示す入力欄が別途作成されます。 V入力欄の変数名はボタンの形になっており、パーセント値が0~100%と変動させた場合の特性の変化をグラフ表示する事が出来ます。

増減ボタン

パラメータの定数変更の効き方をテストするボタンです。
[R↑C↓][R↓C↑]ボタン
 パラメータ中の全抵抗値を1段増やし、全コンデンサ容量を1段下げる、またはその逆の動作をします。
 多くの場合、フィルターの特性が変わらず、回路全体のインピーダンスだけが変化します。
 抵抗値が低いほど、インピーダンスが低い回路となります。
[C↑C↑][C↓C↓]ボタン
 パラメータ中の全コンデンサ容量を1段下げる、またはその逆の動作をします。
 多くの場合、フィルターのQ特性は変わらず、周波数帯域が変動します。
[R↑R↑][R↓R↓]ボタン
 パラメータ中の全抵抗値を1段下げる、またはその逆の動作をします。
 多くの場合、フィルターのQ特性は変わらず、周波数帯域が変動します。
[C↑C↓][C↓C↑]ボタン
 パラメータ中の全コンデンサ容量のうち、名前に1が付く箇所の容量を1段上げ、名前に2が付く箇所の容量値を1段下げる、またはその逆の動作をします。
 変化は回路(や変数名の付け方)によりますが、Sallen-Key型の回路では、周波数帯域は変動せず、Q特性が変化します。
[R↑R↓][R↓R↑]ボタン
 パラメータ中の全抵抗のうち、名前に1が付く箇所の抵抗値を1段上げ、名前に2が付く抵抗値を1段下げる、またはその逆の動作をします。
 変化は回路により異なります。
[数値↑][数値↓]ボタン
 選択した入力の数値が表示され、その数値を増減できます。

グラフ表示dB範囲

グラフに表示するdB範囲を設定します。autoを選択すると自動的に範囲が決まります。

Link with parameter:

現在の設定内容をURLリンクとして表示します。 外部リンクに使用したり、ブックマークする事で、設定内容の保存用として利用できます。

自分で伝達関数式を書く

G(s)の式を編集する事で、任意の回路をエミュレートを行う事が出来ます。
ただし、任意の回路の伝達関数を書けるような方であればですが。
私は単なる非術師ですので、ネットで伝達関数を調べて埋め込んでいます。

G(s)式は、s(jω つまり j2πf)をくくり出していない形の式を使用します。
Z入力欄の中の1uFや1mH等の個々の表記が、sを含んだ複素数値として扱われます。
#から行末まではコメントになります。/*~*/の間もコメントになります。

[TSC]モデルについて

[TSC]で始まるモデルは、著名なトーンスタックシミュレータ TSC in the web
Github github https://github.com/jatalahd/tsc 相当のロジックを組み込んだものです。
入力欄は、その他のモデルの入力欄と異なり、演算子による並列・直列の表現は出来ません。+は実数値としての足し算になります。 また、Rの入力欄に容量値を設定したり、Cの入力欄に抵抗値を入力する事は出来ません。


本ページの内容に間違いがあったらすいません。自己責任でお願いします。
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サンプル設定は、実際に回路を組んで確認しているわけではありませんのであしからず。