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[saturday night fever] ジョン・トラボルタって「パルプ・フィクション」でひさびさに観たとき、相変わらずかっこわるいって思ったけど、いつもサントラがいいんだよな。トラボルタ自身もレコードを出している(まだ聴いていないが、たぶん聴かない予定)が、映画「グリース」でのオリヴィア・ニュートンジョンとのデュエットが強烈でした。そういえば、マイケル・ジャクソンの「リベリアン・ガール」でなぜか2人そろってカメオ出演。ほんっとこの人って何やるか分かりません。最近は「パルプ・フィクション」ですっかり復活を遂げ、ハリウッド・スターとして第二の黄金期(古いか)を迎えておりますです。はい。サントラは文句なし、ビージーズの「愛のきらめき」収録。
[young soul rebels] これも、映画のサントラなんだけど、映画はイギリスのサブ・カルチャーをゲイのDJを通して描いたものでなかなか面白かったです。ただ、イギリスってアメリカと違って、なんかダサイんだよね。なんでだろ?しかし、ソウルやレア・グルーヴに対するイギリス人の思い入れは普通じゃあない。アメリカでは、ナツメロ扱いされ、ミュージックシーンの隅っこに追いやられている一連のディスコ物って、イギリスではぜんぜん廃れていなくて日本でもレコード屋にいけば、アメリカ編集ものより、UK編集(あるいはヨーロッパ)のコンピレーションがたくさん出てますね。そういう意味では、日本人と感覚が近いと思う。肝心の内容は、エル・ココのlets
get it together,ロイ・エアーズのrunnig awayなど、ツボをおさえた選曲。
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[classic salsoul mastercuts vol.1,2] ある日、悪ダチ(いっしょに悪いことするときの友達って意味だよん。ブーブークッションとか、ガムパッチンとかね)にアメリカ旅行のみやげで、FM放送のテープをもらったことがあって、何も知らなかった俺が洗礼を受けた曲がロレッタ・ハロウェイのlove
sensationでした。日本ではユーロ・ビートが全盛で、それが大嫌いだった俺はearth wind & fireやthe
doobie brothersなどダンス・クラッシクのテープ作りに励んでいたのもちょうどその頃。その後、一連のマスター・カッツ(このコンピレーションでさまざまなジャンルがでていますので、是非レコード屋で見てみて下さい)シリーズで、廃盤で手に入らない12インチや、高値の花だった12インチが続々とCD化されたんのですが、このCDは本当によく聴いています。ラテンのリズムって、本当に血沸き肉踊る(笑)って感じ。曲もすばらしいものばかりです。もしかしたら廃盤かも。
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[the best of love unlimited
orchestra]
[barry white/all time greatest
hits]
バリー・ホワイトと、彼の作品を演奏するオーケストラのベスト。なんといってもlove's
themeが有名ですが、バリー・ホワイトも素敵な曲が多くてとてもこのベスト一枚では・・・ってかんじなんですよね。バラードからアップテンポまで、すべてがバリー・ホワイト流。しっとりした曲が好きな方は是非聴いてみて下さい。
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[ohio players/the mercury
anthology] オハイオ・プレイヤーズの2枚組ベスト。earth,wind &
fireやkool&the gangにくらべると一貫しているのは、どれもファンク色が強いということ。軽さがないというか、重いというか。skin
tightやlove rollercoasterは傑作。未発表曲も入ってます。ジャケも、解説も格好いい仕事ぶり。
[rose royce/greatest hits] ローズ・ロイスのベスト。映画「car wash」の主題歌はもちろんいいですが、マドンナもカバーしお気に入りの(マドンナはこのあたりのR&Bが大好きでステージでもよく演る)love
don'tlive here anymore,wishing on a starなど、ファンクから切ないメロディーのものまで楽しめる一枚。
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[the very best of santana] ここでご紹介するのも、なんなんですがサンタナのベスト。昨年はグラミーまで受賞し(なぜ?)ふたたび注目されたサンタナですが、ギタリストとして地道にプレイし続けるのは、それを支える創作意欲があればこそ。かつてのヒット曲に比べたら新作supernaturalは、力強さはないものの、プリンスが愛してやまない彼のギターは、日本人の歌謡心もつかんで離さないのでした。だからといって、smoothの野口五郎のカバーを認めるわけにはいかないが。
[the best of roy ayers] 名ヴァイブ・プレーヤー、ロイ・エアーズのベスト。映画「ジャッキー・ブラウン」の劇伴でも多用された映画「コフィー」、そのテーマ曲coffy
is the colorや名曲searchingなど、クールでジャジー、そしてソウルフルな彼の世界が楽しめるCDです。暑い夏の午後に。
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[earth,wind & fire/gratitude] 前期earth,wind & fireのキー・パーソンだったギタリスト、アル・マッケイ在籍時の黄金ライブ。これほど録音がすばらしいライブはなかなかありません。ディスコサウンドへ変わる前の彼らがいかに、すばらしいか、聴くたびに痛感する一枚。特に、devotionはほんとうに神がかりな輝きと、熱気が感じられる名曲。earth,wind
& fireのなかでも大好きな一枚。
[earth,wind & fire/all
'n all] 最近、未発表曲や、リミックスを新たに収録して発売されたCD。earth,wind
& fireのここ10年ほどの活動は、ほとんど日本だけをマーケットに考えているんじゃないかというほどのあざとさを感じますが、これも、かつての杵柄でしか飯を食えないといってしまえばそれまで。勝手な企画でくだらないベストを乱発する日本の企画力のなさに比べたら、このCDはまだましかも。録音も、デジタルでリマスタリングしてます。
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[the best of sos band] ちょっと物悲しげなメロディーが印象的なsos band。特にプリンス・ファミリーだったジミー・ジャムとテリー・ルイスの出世仕事ともなった名曲the
finest,just be good to meは高校のころ、大好きで今聴くとその頃の恥ずかしい思い出がおっぱい、いっぱい思い出されます。
[the very best of change] これもプリンス・ファミリーだったジミー・ジャムとテリー・ルイスによるプロデュースが収録されているchangeのべスト。上のsos
bandとどこか通じるものがあるものの、こちらはルーサー・バンドロスやアレクサンダー・オニールなど男性ボーカルをフィーチャーしてます。どちらも、大好きなCDで、ジミー・ジャムとテリー・ルイスはjanet
jacksonでのプロデュースぶりも本当に素晴らしく、どれもシンセを多用した曲作りなのに、単調さがなく、温かみが感じられる構成や、サンプリングやバックトラックの意外性がなんど聴いても飽きさせないんですね。
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[funkadelic/the electric
spanking of war baby] ファンカデリックの俺の大好きなアルバム。題がいい。エレクトリック・スパンキング・・・痛そうだもの(笑)ファンカデリックからPファンクへの変遷、加えてジョージ・クリントンの動向については不案内なんですが(っていうか、だいたいが不明朗、不透明だよな、この連中は)ま、いいじゃないですか。とにかく、いまどきのヒップ・ホップだのソウルだのでいい気になってる若いやつに、一発くらわしてやって下さい。この一枚で!おまえら、これを聴け!ってなかんじで。通ぶれる一枚(笑)
[parliament/p.funk earth
tour] Pファンクが最も、まとまって(ま、なかではいろいろあったらしいが)いた時代のすばらさを知るための一枚。なんだか、このCDを聴くたびに、俺もライブ会場にいるという幻覚におそわれ、しかも知らない黒人から回されたマリワナを吸わされる、という想像を繰り返してしまうのです。なんでだろ?そうそう、友人が5年ほど前にPファンクが来日したときに、ライブの後、なんとジョージ・クリントンのサインをバックステージでもらったそう。そのとき、ジョージ・クリントンはものすごい匂いを(この場合、臭いのほうが適切か)させていたそうだ。もちろんマリワナのね。さすがです。
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[kool&the gang/the
12" collection and more] kool&the gangの12インチを集めたCD。といってもエクステンドがほとんどで、原曲がなにか分からないようなハウスリミックスなどはないので安心して買って下さい(笑)もちろん、ハウスリミックスを否定するつもりはないですが、リミックスって両刃の剣だよな。一昔前までは、曲の構成まで踏み込む人がいなくて(技術的な問題もあるが)イントロを長くして、ミックスしやすくしたりする程度のものが主流だったのにね。これはこれで、ディスコで聴くならともかく、家で聴いていても間延びしていて、なんだかって感じなんだけど(笑)このCDでは、なんと!celebrationのスペイン語バージョン、その名もcelebremosを収録。
[the best of curtis mayfield] カーティスのベストアルバム。なんでこんなかっこわるいジャケットの物をご紹介するかというと、安いんです(笑)いや、でも結構大事なことですよ、実際。だいたいCDは高すぎ。いくらか下がったとはいえ、いまだに、日本人で3000円などという定価を平気でつけてる歌手がいるけど、おかしいと思わないのか?嫌悪感をこえて、殺意すら感じる(笑)で、このCDは廉価版でいろいろだしてるcastle
communicationのもの。よく、駅の構内で、ライブの海賊版とよかうわからないCD(ほんと、よく分からないんだよな)売っているものとは、似て非なるものですのでご安心を。確か、1200円くらいだったと思います。この手の廉価版はタワーレコードよりHMVが豊富なので是非。内容も文句なし。superflyから、山下達郎もぱくったtripping
outまで珠玉の名曲の数々。
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[sugarhill gang/rapper's
delights] 今となっては、恥ずかしささえ募るラッパーズ・デライトですが、当時はおおお!って感じで聴いてましたです。その後、ラップはご存じの通りハイスクールで機関銃ぶっぱなすネオナチ信奉の馬鹿高校生のテーマソングであり、三度の飯よりウー・タン・クランなのでした。今時のヒップホップに比べたら、どうということないと言ってしまう底の浅さを露呈してしまうまえに、このCDを聴いて、真のブラックカルチャーっていったいなんだ?って考えてみてほしい。
[positive force/we got
the funk] 幻のポジティブ・フォースのアルバムも、われらがPーヴァインにかかれば、ご覧の通り、CDで再発。we
got the funkはC+Cmusic factoryの名曲do you wanna get funky の元にもなった曲。ほかにも、うれしはずかしの迷曲がいっぱい。
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