イタリアオペラの神髄 ヴェルディ没後100年記念

 

イタリアオペラを代表する作曲家、ジョゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)が亡くなってから今年はちょうど100年になります。没後100年を記念して各国から記念切手が発行される予定です。その中からバチカン発行の没後100年記念とイタリア発行の生誕150年、死去50年、エジプト発行のオペラ「アイーダ」の1場面を描いた切手を紹介します。ヴェルディが生きた時代は後期ロマン派の時代ですが、この時代と前後してイタリアでは、プッチーニ、マスカーニ、ポンキエルリ等のオペラ作曲家が登場し、大指揮者トスカニーニが登場し、まさにイタリアオペラの上演面でも改革を行う等、まさにイタリアオペラの黄金時代を築きました。

 

没後100年記念初日カバー

バチカン発行(2001年)

 

生誕150周年

イタリア発行(1963年)

 

 

没後50年

イタリア発行(1951年)

アイーダーの場面と名指揮者トスカニーニ

 

もともとチェロ奏者であったトスカニーニが最初に指揮台に登場したのは南米での演奏旅行で急遽代役で指揮台に立ったのが最初で全てを暗譜で指揮したと言う。トスカニーニはそれまでスター歌手中心のオペラ上演を作品本来の芸術性を至上とする新しい方向性を打ち出し、彼の姿勢が現在のイタリアオペラ上演に引き継がれている。

 

イタリアオペラ黄金時代の作曲家達

  

左からプッチーニ(1853-1924)、マスカーニ(1863-1945)、ポンキエルリ(1834-1886)

 

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