管球イコライザーから本格的プリアンプ

北斗七星誕生まで

製作当初

改造後の姿 ニックネームは北斗七星、最近でDVD用のプリアンプとして使用しています。

いろいろと管球イコライザーアンプを試作する中で、その後、テープ、PHONO、LINE2系統のセレクタに発展しました。それでも音色の変化といろいろな点に不満があり、ラインアンプを加えました。そうしたら、どうしてもスペースが足らなくなり、同じLEADのAM−2ケースにイコライザー及びプリアンプ部を加えた基盤(平滑回路の1枚の中に収まっている)を収めましたが、トーンコントロールがないのが不満なのでCR型のトーンコントロールも加えました。ラインアンプも12AX7をステレオ回路で2本使用しています。(回路は、「管球アンプ設計自由自在」長真弓著 誠文堂新光社)に掲載されていたもののコピーです。)

また、電源トランスもテクニカルサンヨーが販売しているRコア型トランスに交換し、低ノイズ化を図りました。音の感じは、ラインアンプにトーンコントロールを加えたのでやはり、鮮度が失われましたが、その一方、コクと言うか円やかさが加わりました。特にLPレコードの再生は、従来は、やや低域が不足でシャープな感じがしましたが、トーンコントロールを採用する事でいかにもアナログらしい音色となりました。(残念ながらイコライザー部には、RIAA以外のカーブは省きました。次回は、CR型管球イコライザアンプを製作し、その時にカーブ選択回路も加えようとおもいます。)内部写真も載せました。なんか雑然としています。左に見えるのがRコアトランスです。2ミリのアルミ板でシールドしています。素人の工作は出来るだけケースを大きくして工作しやすい様にする事と、やはり計画的な設計と丁寧な工作が成功の秘訣だと思います。真ん中のメインボリュームは高級品を使用していますが、残りも予算が出来次第高級品に換えたいと思います。音色や安定度が全然違います。上の写真でも判るように、今回はデザインに少し凝ってみました。通常のアルミのフロントパネルの上に半透明の黒色のアクリル版を被せてみました。半透明タイプなので裏からアルミパネルが反射して、なかなか素敵です。サイズは横が420ミリもあり、ラックのスペースが要ります。

その後、右側の4つのつまみは左右独立のトーンコントール機能に変わり、セレクタースイッチの右側にバランススイッチをつけました。更に右側の4つのつまみの右側にはトーンコントロールをスキップするスイッチ、モノラルステレオ切替スイッチの上には、バランスをスキップするスイッチ、テープとソース切替スイッチの上にはテープを2系統選択するスイッチを追加しました。更にその右側の大きなボリュームスイッチの左下にはラインアンプ機能そのものをスキップする機能を追加しました。

メインボリュームはアルプス電気のデテントタイプに換えたら大分音が良くなりました。他の部品もかなり交換しました。単なるパッシブアッテネータからトーンコントール付きのプリアンプの機能まで選択出来る様になりました。

 

 

 

 

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