２００1春・Ｇ１シリーズ　 

「大川慶三郎です。いよいよ２００１年のＧ１シリーズが開幕します。今回は、無理に

大穴を狙うのではなく、本当に強い馬を見つけ出し、的中する競馬に心がけます。そ

うした中で、穴馬を１頭ぐらい追加していくデザインでどうでしょうか．．．

　 うーむ．．．どうぞ、ご期待ください！｣

　

　　第１弾・・・・・・　　　（２００１．３．２５）

　　高松宮記念　　　　＜　　射程 ：　中穴　　＞　　　　

　

　　　　　　　　　　　　　　

「どうだい、ポン公．．．」ブラッキーが言った。「だいたい、こんなところ

じゃねえか？」

「まあよ．．．中穴狙いとしては、こんなもんだよな、｣

　

単賞　　　　　　　　　　　１３番／ブラックホーク

馬連　　２−３　、２−８　、２−９　、３−１３　、１３−１７

　

「ところで、ポン公、このおでん屋には、バーボンは無いのかい？」ブラ

ッキーは、屋台の棚をのぞいた。

「おでん屋に、洋酒は無いよな、」

「用意しておきな。金離れはいいぜ。おう．．．Ｐ公、その酒でいいか

ら、こっちへよこしな｣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「うん．．．剣菱だよ。ねえ、ブラッキーはさあ、アメリカの海兵隊に居た

んだ？」

「おう」

「じゃあ、さあ、英語はペラペラなんだ？」

「ば、馬鹿なことを言うもんじゃあないぜ、Ｐ公さんよ。英語ができなく

て、海兵隊をやっていられるかよう｣

　 ブラッキーは、剣菱のコップ酒をあおった。

「ふーん、ボスが、この間さあ、英会話ソフトの“刑事コロンボ”を買うん

だっていってたよ」

「ま．．．いいんじゃねえのかい。好きにすればよ」

　 ブラッキーは、もう一度コップ酒をあおった。

「でも、予算が無いからやめたんだ。この次にするんだって」

「そうかい．．．うーむ．．．よう、ポン公．．．おめえは、いつもこの酒を

飲んでいるのかい？」

「この酒しかないものな．．．｣

「いい酒じゃねえか．．．うーむ．．．おう、おでんの方も頼むぜ｣

「あいよ！」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　＜負け．．．１番人気と２番人気で決着．．．＞

　　第２弾・・・・・・

　桜花賞 　　　　　　　　＜射程 ：　中穴〜大穴＞　（２００１．　４．　８）

「マチコです。さあ、いよいよ桜花賞なのですが、毎年大荒れのレース

です。過去１０年間でも、１番人気馬の優勝は３回。万馬券も３回と言う

荒れ模様です。成長途上の牝馬ということで、まさに気まぐれ．．．で

も、的中すれば、かなりの高配当が期待できます。

　 うーん．．．まず軸馬ですが、圧倒的な１番人気／８番／テイエムオ

ーシャン出大丈夫なのでしょうか。私は、圧勝か、３着以下に沈むかの

どちらかと見ています。うん、枠もいいわねえ．．．逃げ･先行型のテン

ザンデザートも同枠だし、引っ掛かる心配もなさそう．．．でも、あまりに

も、揃い過ぎているのよねえ．．．

　 そこで、軸馬は、１２番／ダイワルージュでどうかしら．．．穴狙いな

ので、薄く手広く流します．．．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

結　論　   

                     ８　〜　２､ ４､ ５、　　　＜ミミちゃん＞

　　　　　　　１２　〜　２、４、５、７、１１、１４、１５、１６、＜マチコ＞

結　果　　　　　　　負け．．．．．８−１３＜１０８０円＞

　　　　　　　　　　　　　１着／テイエムオーシャン　　

　　　　　　　　　　　　　２着／ムーンライトタンゴ

　　　　　　                        

　　　　　　　　　　　　　　　　第３弾・・・・・・　           （２００１．　４．１５）　　

　皐月賞 　　中山２０００Ｍ　　＜射程 ：．．．ＢＯＸ　＞

「ええ．．．大川慶三郎です。

　 うーむ．．．アグネスタキオンが断然の一番人気です。単賞は１．３

倍．．．あえて、この馬に逆らうのは､その理由を見つけるのが大変で

すねえ．．．しかし、もしこの馬が外れれは、即大穴になります。そこ

で､ＢＯＸ馬券と行きます」

「まあ、一発賭けてみる他はあるまい．．．」ブラッキーは､タバコの煙を

輪にして吹き上げた。

　

結　論　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

＜　１．７．８．１８＞　４点ＢＯＸ　／　大川　慶三郎

＜　１．１０．１２．＞　３点ＢＯＸ　／ブラッキー

　

結　果　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

１着／アグネスタキオン

２着／ダンツツフレーム

　　　　　　　　　　　　馬連／　７−１３　＜　７８０円　＞

　　　　　　　　第４弾・・・・・・　   　　　　　　　        （２００１．　４．２９）　　

　天皇賞 　　京都３２００Ｍ　　＜射程 ：　中穴　＞

「Ｈｅｌｌｏ！マチコです !

　 さあ、いよいよ天皇賞よねえ．．．今回は私が担当することになった

のですが．．．うーん．．．難しいわねえ．．．

　 前走４着と負けて信頼を一枚落としたテイエムオペラオー、“泣き”

のコメントのエアシャカール、前走で圧勝の菊花賞馬／ナリタトップロー

ド．．．さらに、４歳時２冠馬のセイウンスカイかあ．．．それから、Ｇ1・２

着常連のメイショウドトウも、今度こそはと虎視眈々よねえ．．．

　 ええ、ともかく、思い切って的を絞り､勝負を賭けてみようとおもいま

す。まず、ブラッキー！あなたの意見はどうかしら？｣

「ああ、オレは決まってるぜ．．．｣ブラッキーは､空を向いて、タバコをプ

カリと吹かした。「３番／マックロウ　だ。名前がオレと似ているし､こい

つは気に入ってるんだ」

「じゃ、単賞で勝負ね？」

「うーむ．．．ま、複勝にしておくぜ、｣

「はい！ええ．．．ポンちゃんは？」

「１−１０の１本だよな！」

「はい！Ｐちゃんは？」

「うん．．．５−１０だと思う、｣

「はい．．．ええ、それでは、私は絶好調の１２番／ナリタトップロードか

ら､流し馬券で行きます。それから、単賞で､エアシャカールを狙ってみ

ます。この馬は､意外と強いのではないかと思います。それに、あのス

ペシャルウイークのような､掴み所のない変化球を予感させます．．．」

　

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結　論

マチコ　　　　　＜１２ - 1、５、６、９、１０＞

　　　　　　　　 ＜単賞：　１０／エアシャカール＞

　

ポン助　　　　 ＜１−１１＞

Ｐ公　　　　　　＜５−１０＞

ブラッキー　　 ＜複賞：　３番／マックロウ＞

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結　果

１着．．．１番／テイエムオペラオー

２着．．．５番／メイショウドトウ

　　　　　　　　　　１−５　＜ 馬連／５００円　＞