(1998.6.17) マチコの尾瀬レポート 
<1998/6月10日〜11日>
ハーイ!
“旅シリーズ”担当の折原マチコです。
今回、岡田と一緒に尾瀬へ行ってきました。
天気予報では、二日とも雨の予想だったのですが、バスが“鳩待ち峠”に着くと晴
れ上がっていました。さすがに青空は見えませんでしたが、地面は乾いていまし
た。上空に、輸送用のヘリコプターがブンブン飛んでいて、少しうるさい感じ...
さ、一休みし、“鳩待ち峠”から“山の鼻”へ。これは、山に囲まれた尾瀬湿原へ、
峠から下っていく行程です。尾瀬に入る一番楽なコースだそうです。昼出発で、下田
代十字路の弥四郎小屋に16時集合。
下っていくと、巨大な原生林があり、山の緑へ呑み込まれていきます。じきに“山
の鼻”へ着きました。トイレは、100円程度のチップをポストに入れてと...
さあ、地図によると、ここからが尾瀬湿原のようです。ほとんど平坦といってよい
道で、2本の木道が伸びています。
でも、水芭蕉はもう終わってしまったとか...
湿原には乾燥した白いワタスゲがポツポツ...
やがて広い湿原が見渡せるようになり、遠くの湿原の縁に白樺の木立が見えま
す。この風景は、尾瀬湿原の最も特徴的な風景の一つかもしれません。
うーん...花が何もないのよね...ま、いいか...
水芭蕉は今年は1ヶ月も早く咲いてしまったとか...
それで、ちょうど花が何もない時期になってしまっているよう...
でも、広々とした尾瀬の湿原風景は素敵です...
岡田は、遠くの白樺の木立を、盛んにデジタルカメラで撮っています。それで油絵
を描くんだとか...油絵の方は、まだほんの駆け出しだそうです...ま、こっちの
方は当てになりません。
<“鳩待ち峠”から、“山の鼻”への下り >

<“山の鼻”から、尾瀬湿原へ>

<この先が、ヨッピ橋>
<燧ケ岳。木道の正面は、弥四郎小屋>
By Machiko
(3) 岡田の尾瀬レポート <98/6月10日〜11日>
私は弥四郎小屋からリレーし、それ以降をレポートします。山小屋はどこもそうだ
と思うのですが、食堂が狭いです。まあ、管理が大変だとは思いますが、せめて庭
のテーブルあたりで食べられれば、広い山の景色を楽しみながら、ゆったりと食事
ができるのですが...
さて、私の同室に、80才になるおじいちゃんがいました。大正7年生まれで、一
人でツアーに参加していました。同様の人が数人。夕食の後は、おじいちゃんの海
軍時代の話などを聞きました。9時消灯。
翌、6月11日/6時30分/下田代十字路から尾瀬沼へ向かって出発。昨夜の
雨で濡れた森林の中を登っていきます。途中で、昨夜同室だったおじいちゃんに追
いつきます。暫く一緒に歩き、先に進みます。おじいちゃんとは“兎と亀の寓話”のよ
うに、時々追いついたり追い越されたりしました。私は兎のように眠りはしませんで
したが、写真を撮ったり休憩所でのんびりしたりしていると、おじいちゃんは亀のよう
に先へ進んでいるというわけです。
私は、ずいぶん久しぶりに見る原生林を、パチパチとデジタル・カメラにおさめてい
きます。デジタル・カメラは消去できますので、フィルムを無駄にするわけではありま
せん。フラッシュ・メモリーは10メガバイトを増加してあり、単3の乾電池もバッチリ用
意してあります。
それから木道は、尾瀬沼を回り込み、長蔵小屋へ着きます。そこ
の尾瀬ビジター・センターで一休み。山小屋で用意してもらったオニギリを食べまし
た。すると、ザーッ、と雨が降ってきました。まあ、二日間雨を覚悟していたので、こ
こまで来ての雨はどうということもありません。雨合羽を着ます。が、ズボンははきま
せん。
それから、沼山峠を越え、檜枝岐村のバス停へ出ました。帰りはここから塩原温
泉へ下り、那須から東北自動車道に入りました。
秋葉原着20時。
<
80才のおじいちゃん/写真掲載の許可は取ってあります>

. <花の名前は、後で確認します>
<花の名前は、後で確認します>
<ちんぐるま ?>

<
急に雨が降り出した尾瀬沼 >
< 尾瀬沼>
By
Kenkichi
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