企画室企画室ロビー

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 トップページHot SpotMenu最新のアップロード               担当 :    里中  響子

              

 < 政治、経済、軍事方面 >  

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  青木 昌一    privateroom

 < 科学、環境、厚生医療方面 >

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 堀内 秀        privateroom 

 

                                                        (1998.11.1)

 青木昌一、堀内秀男の自己紹介       

 

「はじめまして、会議室担当の里中響子と申します」

 里中は、二人が談笑しているテーブルの方へ行き、微笑して頭を下げた。二人はス

ッと椅子から立ちあがり、握手の手を差し出した。

「やあ、青木です」

「堀内です」

 里中は、一人づつていねいに握手を交わし、椅子に掛けた。

「ええ、青木さんは、政治・経済・軍事方面ということで。それから、堀内さんは、科

学・環境・厚生医療方面ということですね」  

「ま、一応そうなっています。しかし、そう割り切れるというものでもありません」青木

は、タバコに火をつけながら言った。「そうかといって、私に物理学のことを解説しろとい

われてもできませんがね」

「たとえば、」と、堀内が慎重に言葉を選ぶように言った。「J−1会議室は、政治・社

会となっていますが、どちらにとっても関連があるし、きわめて重要に場所になります

です」

「ええ。はい。よく分かっております。ええ、それでは引き続き、第1回/J−1会議の

方へ移っていただきたいと思います。よろしでしょうか?」

「ああ、」青木は、灰皿の上でタバコをもみ消した。

 三人は、閑散としているロビーのテーブルから立ちあがった。広く観葉植物のあふ

れるロビーは、天井も壁もガラスになっていた。が、壁の窓ガラスは外へ開け放た

れ、新鮮な外気が吹き抜けている。会議室も含め、このブロックのサイバースペース

は、すべて里中響子の設計によるものだった。

 天井のガラスから入る太陽の光を受け、様々な観葉植物や花が光を反射している。

しかし、すでにその光に夏の輝きはなく、落ち着いた秋の光に変っていた。

「夏からずっと、ここの準備をされてこられたそうですね」堀内が、会議室の方へ歩き

ながら、里中響子の肩に声をかけた。

「ええ、大変でした。設計は好きなのですが、各会議室からロビー、レストハウスのデ

ザインまでありましたから、」

「ほう、レストハウスがあるのですか?」青木が聞き返した。

「はい。それから、街にはレストランや食堂もあります。これらは、いずれ他のブロック

やエリアと結合していきます。あ、それからこのロビーの天井と壁面のガラス部分は、

開閉式のシャッターが下ります。」

「将来の展望が楽しみですな」

「こちらの方は何とか。設計は楽しいですわ」

 三人は、J−会議室の方へ廊下を回り、そこから最初のJ−1会議室のドアを押し

た。