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< 08秋/新型インフルエンザ考 > <戦略・・・具体策の構築> |
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プロローグ | ・・・ パンデミック(世界的大流行)を直前にして、“気候変動”、“金融恐慌”も・・・ | 2008.11.13 |
No.1 | 〔1〕 まず、パンデミック目前の大戦略とは・・・ | 準備中 |
「《危機管理センター》より、里中響子です... 今年もまた、インフルエンザ・シーズンが到来しました。【H5N1型】/高病原性/鳥インフル エンザウイルスが、いよいよ“フェーズ4”の段階です。未曾有のパンデミック(世界的大流行)の危 機が高まっています。 とくに、“スペイン風邪/1918年ウイルス”と比較した場合...はるかに“強毒性/高病原 性/インフルエンザ・ウイルス”だということです。 ニワトリで100%近い致死率、ヒトでも50% を上回る致死率となっています。 この高い致死率を、格段に下げる手段を...まさに人類文明の総力で、必死に模索している というのが、現状でしょうか。確かに、去年よりは対策が進んでいることは間違いありません。し かし世界中で、確実な対策というものは何もないのです。 しかも、世界は“パンデミックを直前”にして...“気候変動”、“金融恐慌”と、別の方面でも巨 大な不安定要素が増大しています。これらが、カタストロフィー・ポイント(破局点)/文明の破局点 へと、集束して行く可能性も出てきました。これを回避するには、“文明の折り返し”が必至とな りました...」
「私たちは、以前から指摘していたのですが... “抗インフルエンザ薬/タミフルの備蓄”/一本槍という政策は...まさに、非常に脆(もろ)い 面が露呈してきた形になっています。日本においても、インフルエンザ・ウイルスに対する、“タ ミフルの耐性”が広がっている様子です。 厚生労働省は、盤石な戦略基盤というものを、しっかりと構築して行ってほしいと思います。年 金問題のようなことをしていては、それこそ日本民族に未曾有の大悲劇が襲いかかることになり ます。これはもちろん、行政当局の問題ばかりではなく、政治指導の問題もあるわけですね、」
「ええ...では... 戦略的に、どのような対策を実施したらいいかというと、やはり“グローバル化の抑制”という ことになると思います...一方、眼前に迫った非常時の戦略としては、“世界的・航空ネットワ ークの停止/凍結”という事態も、想定して置く必要があります。 現在やって置くべきことは...非常事態を、どの機関が事前予測し、誰が非常事態・指示命 令を出すかということです...“地球政府/世界政府”が存在すればいいのですが、現在、こ れをどの機関が代行するのか、その意志統一と〔世界市民〕への周知徹底が必要です。 “世界的・航空ネットワークの停止/凍結”で、どんな事態が発生するかを、事前にシミュレー ションしておくことも必要ですね。そのことで、事前に可能な対策を講じておくことができます。こ れは、パニックの防止になります。また、こうした新型インフルエンザ対策というのは、個人/家 族/各企業の単位でも、有効なものですね...」
「ええ... そういうわけで...今回は,軍事戦略・担当の、大川慶三郎さんにも加わっていただきまし た...大川さん、そうした大戦略と、対パンデミック戦略の方を、よろしくお願いします、」 「はい...」大川が、ズボンのポケットに手を突っ込み、微笑して頭を下げた。白い歯が光った。 「あと、科学者として厨川アン...そして、バイオハザード・担当の夏川清一さんですね。みな さん、よろしくお願いします」 アンと夏川が、微笑してうなづいた。響子は、近くにきたチャッピーに手を伸ばし、サッと膝の 上に載せた。 〔1〕
まず、パンデミック目前の大戦略とは・・・
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MoMA(ニューヨーク近代美術館)コレクション
こちらにも、別のもの がございます