My Weekly Journal   / この国の形 ミレニアム総選挙

 
                      特集・ミレニアム総選挙  〔2000年〕  

 

 
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トップページHot SpotMenu最新のアップロード          担当:  青木 昌一 <開始/2000.1.24>

 

特集ミレニアム総選挙    

                                                        担当: 青木 昌一

                現状を公平に分析し、一刀両断します!

 

  

   破綻寸前の、日本社会の現状を、“信任投票”するのか

  それとも、あなたの1票で、“21世紀・未来型社会”へのスタートか

 

                                                          (2000.6.17)

   21世紀への決断 !        

 

平成維新への奔流 !!!  

               

 

  今世紀最後となるミレニアム総選挙も、いよいよ決断の時が来ました。日本の社

会は、あらゆるレベルですでに崩壊の兆しを見せ始めています。しかもそれは、犯

罪という最終的な形で顕在化してきています。このような状況下で、なお保守修正

主義による調整的な改革で、この国が治まるのでしょうか。それとも、平成維新とい

う国家大改造が必要なのでしょうか。今回の総選挙では、ここの所の決断が最も重

要であり、21世紀の日本の運命を決する所だと思います。

現状をどう見るか...                    

平成維新への道...                     

2つの奇跡の時代を超えて...               

 

 ≪ 以下、ジャンプ ≫  

 

                                                                                                                                                                                                               (2000.6.20)   

      責任ある1票で、平成維新の国家大改造に参加を!

                                                                            (2000.6.21)

  *********************************************************************************************************************

            VS      

 利権・調整型改革”か、  “国民主権・国家大改造”かの選択!

 

 

INDEX                   

   <1> 利権と既得権の政治から、国民主権と民主主義の政治へ! (2000.1.24)

   <2> 投票率80%の実現を!                      (2000.2.14)

   <3> 政党主体の選挙体制の確立を!                 (2000.2.18)

   <4> 利権政治・既得権政治は、“ネズミ講”のようなもの!     (2000.6.10)

   <5> 21世紀への決断! 平成維新への奔流!    (2000.6.17)

   <6> 責任ある1票で、平成維新の国家大改造に参加を!       (2000.6.20)

   <7> 利権・調整型改革”か、“国民主権・国家大改造”かの選択!(2000.6.21)

 

 

      

 <1>

利権と既得権の政治から、国民主権と民主主義の政治へ!

                                 2000.1.24

 私たちの政治は、利権 既得権 で動いているのか...

 それとも、国民主権 民主主義 の原理で動いているのか...

 今回の総選挙では、21世紀社会の、政治の原点が問われます。

                                                               

 

 <2>

投票率80%の実現を!                  (2000.2.14)

 

  80%の投票率が実現すれば、利権政治組織力の政治も、全て国民

主権民主主義原理の中に呑み込んでしまう事が出来ます。

  どの政党に投票しても、これだけの国民が投票に参加してくれば、

権構造も、特定の人々が作る組織も機能しなくなります。これが、私たち

の手に、真の政治を取り戻す唯一の方法です。

 

  私たちは、大政治家や秩序正しい政党を望む前に、投票というこの国

の主権者としての権利を行使し、かつまた義務を果たすべきです。

  結局、私達が求めている政治は、私達が政治に参加しなければ、決し

て生まれてはきません。そして、この政治に参加する事こそ、私たちの

21世紀社会を建設する原動力であり、また子孫に残してやる事の出来る

未来社会へのかけがえの無い遺産となるのです。

 

  今回のミレニアム総選挙からは、是非、政治は参加する事に意義があ

、とお考えください。80%の投票率が実現すれば、この国の政治も社

会も、必ず変えることが出来ます。一人一人の1票が、巨大な力となるの

です。これが、民主主義社会の基本原理です。

 

 

 <3>

  政治の荒廃 ・ 政党主体の選挙体制の確立を!

 

  現在、この国の社会体制全体が危機的状況にあるのは、誰もが感じていることと

思います。頼りにならない警察...相変わらずの天下り...国家を食い物にしてい

る官僚...学校教育の荒廃...社会全体のモラルの低下...数え上げたらきり

がありません。

 

  さて、そこで総選挙もまじかになった今、政治の荒廃 について考えてみるいい

機会なのではないでしょうか。与野党の議員が広く関与しいてたと言われる、“交

通違反もみ消し疑惑”に象徴されるように、議員全体の質が著しく低下しています。

  他の議員もやっているから、このぐらいの法律違反/悪事はかまわないと思って

いるなら、まさに該当する与野党議員は、自らが極めて質の低下した議員であるこ

とを自覚すべきです。

 

  社会のリーダーであることを認められている代議員が、このように日常的に法律

を破っていて、国家が正常に保てるはずがありません。まさに、あらゆるレベルでの

こうした積み重ねで、国家は瓦解の危機に瀕しています。

 

  社会はそれを構成する上層から腐敗し始め、今は末端の中学生や小学生にまで

信じられないような法律違反が広がっています。中学生による5000万円恐喝など

は、その象徴的事件だと思います。

  一方、私たちは、そうした凶悪ともいえる事件を起こした若者を、批判するのは簡

単です。しかし、彼らもまたこうした社会状況の被害者であり、深く傷ついていること

を、肝に銘じておくべきです。覚醒剤等の薬物で傷つき、金銭的欲望風景の中で傷

つき、夢のもてない人生の中で更に傷ついているのです。これらは全て、私たち大

人の責任であることは明白です。

  そして、特に、人の上に立つことを求められた、代議員の責任は極めて大きいの

ではないでしょうか。まして、率先して法律を侵し、税金や交付金を無駄遣いし、弱

いものいじめをしているなどは言語道断です。代議員は、この日本国家を真に指導

していく立場を自覚し、社会を21世紀対応の未来型に大改造していってほしいもの

です。

  

<政治家の質を高めるには、どうしたらいいのか...>

 

  私は、これは難しいことではないと考えています。それにはまず、うまく行っている

外国を参考にすることです。例えば、イギリスはどうか...労働党と保守党が競い、

極めて厳正な選挙を行っています。それも、かっての大混乱の中から再生し、現在

の厳しいシステムを築き上げたと言われます。また、政党内では、新しい指導者を

育てていくというシステムも機能しているようです。これは当たり前といえば当たり前

なのですが、残念ながら日本では機能していません...

 

  では、具体的に、日本は何処から手を付けたらいいのでしょうか。それは、まず、

 

《1》 しっかりとした政党を育てること

《2》 政党が、システムとして、優秀な人材を吸収し、選抜し、育てていくこと

《3》 選挙は政党が中心になり、政党の顔と、責任において実施すること

 

  これだけで、日本の政治風土はガラリと変わってくると思います。

 

  例えば、二世議員の問題... 私は、実は二世議員は居てもいいと思うのです。

ただし、人物は上記のような政党でしっかりと選抜し、党務の中で力をつけた人を党

の推薦で、世襲ではない別の選挙区から送り出せばいいのです。むろん、ここでの

選考が厳しくなれば、かなりの二世候補はカットされると思います。しかし、それはこ

の国の指導者たちを選考していく過程ですから、当然の難関です。そして、ここら辺

りがはまさに、各政党の真価が問われる所だと思います。

  (現在の各政党は、この最低ラインの国民の信頼に答えるシステムになっているのでしょう

か...)

 

  政党が公的に推薦し、特定の人物を国民の前に提示するからには、最低でもこ

のぐらいの審査や条件は必要なのではないでしょうか。また、そうでなければ、その

政党自体が信頼できないか、国民を愚弄していることになりはしないでしょうか...

 

  それにしても、日本の各政党は、今だに何故こんな簡単な条件さえも作成できな

いのでしょうか。これはもはや、主権者である国民を愚弄しいるとしか思えません。

また、こうした条件さえもクリアしていない現在の日本の代議員は、政治家としての

質と能力が著しく低下しているのではないかと心配しています。

   (すでに、その心配が的中し、国家が空洞化しているわけですが...)

 

  日本で唯一、こうした党運営の選挙を実施しているのは、日本共産党でしょう

か...私は日本共産党のことは、テレビや一般新聞で知リ得る程度の理解しかあ

りませんが、一貫した党運営ということでは、他の政党も学ぶべき所は多いのでは

ないでしょうか...

  ただし、その日本共産党に、一言いたいことがあります。それは、他の人々が真

剣に憲法や法案を議論しているのを、頭から“改悪”という言葉で一蹴するというの

は、悪い印象を与えているということです。言葉としては、確かにインパクトがありま

すが、同党にとっても日本の政治全体にとって、決していいこととは思えません。

 

  さて、政党助成金という多額のお金が政党に交付されています。この政党助成金

は、まさにこの名前の示すように、政党を助成し、育てていくための資金だと思いま

す。そうであるならば、この資金を個人に分け与えることは、全面的に禁止すべきな

のではないでしょうか。そしてまさに

 

政党が、システムとして優秀な人材を吸収し、選抜し、育てていくこと

 

に、使われるべきではないでしょうか。それを現職議員の選挙に当てると言うのは

趣旨に反するように思います。ましてや、個人のマンションの費用(政党助成金で有罪になっ

た、元自民党衆議院議員の事件)に当てるなどはあってはならないことですし、クラブや焼肉店

の支払い(上記事件が問題になっていた当時の新聞記事)に当てるなども論外です。

 (そもそも、こんなことに使っていることが信じられません...)

 

  いずれにしても、この現在の停滞した日本の社会を大改革するには、やはり政権

交代という伝家の宝刀を引き抜く以外にないのでしょうか。たしかに、もはや小手先

の改革ではどうにもならない所まできています。

  そのためには、自民党の一部が割れるのもいいと思います。また、共産党の力

が必要だと言うのであれば、それもまたいいのではないでしょうか。ともかく、この国

がよりよい社会になっていくことを願っています。

 

                                         <執筆: 青木 昌一>

 
 

 <4>

  利権政治・既得権政治は、“ネズミ講”のようなもの!

 

  “利権政治”“既得権政治”は、ネズミ講と同じようなものです。本当に得をして

いるのは、ほんのひと握りの人達です。日本中でこんなことをしていては、国民のほ

とんどが大損をしてしまいます。現にこの国は、社会のあらゆるレベルで破綻が始

まっていますが、元凶はこうした利益誘導型の政治にあったのではないでしょうか。

 

  これは力のある保守系議員に多いと思われますが、その集票マシンとも利権シ

ステムといわれる後援会組織一度冷静に振り返ってみるべきです。組織の中

で、一番得をしているのは誰と誰なのか。どのような利権のヒモが、どれぐらい付い

ているのか。また、その次に、ソコソコにいい顔をしているのはどのグループで、ど

の程度得をしているのか。それから、ピラミッドの一番下のグループで、ただ単に冷

や飯食いで踊らされているのはいったい誰なのか...そしてさらに、後援会組織を

超えた所で、真にこの現在のアンバランスな社会体制を享受しているのは、どのよう

な人達なのか...

 

  日本の官僚機構が、戦後体勢の役割を終えた時に、それが逆に大きな弊害とし

て表面化し、改善を強く求められて来ました。現在、財界や産業構造もまた、同じ意

味で大きな舵取りが迫られているのではないでしょうか。戦後経済から安定経済へ

移行した今日、まさに真の国民主権国家が誕生しつつあります。ここは、国家国民

のために、どのような舵取りが必要なのか、答えはおのずと見えてくるのではないで

しょうか。官僚機構も、産業構造も、また日本の一般的な全ての社会システムも、ま

さに待ったなしの大改革が迫られています。現在、私達の目の前でモラルハザード

が起こり、社会が崩壊し始めているのですから...

 

<話を戻します>

  そこで、この利益誘導既得権益のシステムですが、これは全体がネズミ講のよ

うなもので、地域社会においても、日本の国全体としてみても、恩恵を受けることが

できるのはごくひと握りの人達だけです。また、だからこそ利益誘導であり、既得権

なのです。

  しかし、こうした利権システムを残すために、ほとんどの選挙区で、なりふりかま

わぬ世襲が行われているのが実態です。今回の総選挙ではこの世襲について、少

なくとも国民として、明確な拒否の姿勢を示しておくべきではないでしょうか。そし

て、この拒否の姿勢は、次の選挙ではさらに発展させていくべきです。

  それにしても、馴染みのある有力議員ほど世襲が多いわけですが、ここは議席の

私有財産化は、絶対に拒否しておくべきです。また、そのような世襲が行われてい

る選挙区では、そこに利権という反・民主主義が存在していることに対し、強く恥じる

べきではないでしょうか...

 

  さあ、21世紀は、もうあと数ヶ月の所まで迫っています。ここは、ピエロのように

踊らされているピラミッドの底辺から脱出し、真の21世紀型・新民主主義的人格

して歩み始める時ではないでしょうか...

                               < 特集担当 : 青木 昌一

house5.114.2.jpg (1340 バイト)

***************************************

  《 ネズミ講 》

  無限連鎖講ともいいます。法律で禁止された、極めて射幸性の高い一種の金融組織のことです。

 

                                                        (2000.6.17)

 <5>  21世紀への決断 !     

 

       

平成維新への奔流 

                    

   

  今世紀最後となるミレニアム総選挙も、いよいよ決断の時が来ました。日本の社

会は、あらゆるレベルですでに崩壊の兆しを見せ始めています。しかもそれは、犯

罪という最終的な形で顕在化してきています。このような状況下で、なお保守修正

主義による調整的な改革で、この国が治まるのでしょうか。それとも、平成維新とい

う国家大改造が必要なのでしょうか。今回の総選挙では、ここの所の決断が最も重

要であり、21世紀の日本の運命を決する所だと思います。

 

 現状をどう見るか                

 

  さて、私は、自民党系内閣の調整型の改革では、このあらゆるレベルで行きづま

った日本の現状は、再活性できないと見ています。細川内閣のごくわずかな期間を

除いて、自民党主導の政治が長年続いてきました。しかも、その間にも、幾度となく

抜本的な改革が叫ばれ、また実際に改革も行われてきました。しかし、これらの一

連の改革では、事態の悪化に改革が追いつけなかったというのが実態ではなかっ

たでしょうか。

  むろん、今回の総選挙では、自民党を中心とする与党勢力も、様々なビジョンや

政策を提示し、さかんに改革をアピールしています。しかし、それならば、

 

  何故、そうしたビジョンや政策が、これまで実現されなかったのか!

  何故、政権を担当する側として、それがすでに実行段階にないのか!

 

  いったい与党側は、この選挙が終わったら急に心を入れ替え、その時からこの国

の大改造に取り組むと言うのでしょうか。しかし、これまでの長年の経緯からして

も、それは到底考えられません。それとも、すでに実行段階にあるというのなら、ま

さにこの程度の改革であり、現状が能力の欠如と理念の甘さを証明しています。つ

まり、与党に関しては、あくまでも過去形である実績、そして現在形である現状が判

断基準になります。

  そして誰もが認めるように、まさに日本の現状は、国家が組織レベルを超えて人

間のレベルで破綻し始めています。これは人体で言えば、一部の臓器や骨折等の

障害ではなく、全身の細胞レベルで破壊が進行しているということです。多発・狂暴

化する少年犯罪や、巧妙化する保険金殺人、際限のない金融不祥事等で、人間性

の破綻というものが如実に見えて来ていると思います。おそらく、この傾向がさらに

続いて行けば、日本は21世紀を迎えると同時に、社会的な大混乱になっているの

ではないでしょうか。

 

  また、現在の不況に関しても、責任は当然一連の自民党主導の政権にありま

す。そもそも、この不況は、世界同時株安の“地獄を見た”という、元・橋本内閣の失

政に原因があったわけです。あの世界大恐慌を連想させる地獄を招いたなどという

大失態は、日本の憲政史上でも前例のないものです。いったい何故こんな失政とな

ったのでしょうか。また、再びこのようなことを招かないための、解明や研究は十分

に成されているのでしょうか。

  いずれにしても、この失政のために国家経済がグラつき、国民を苦しめ、次の小

渕内閣で多額の赤字国債の発行を余儀なくされました。そして最近、景気が多少上

向いてきたから、それを評価しろ現・政権を信用しろと言われても...また、景気

のてこ入れ自体が、バラマキ的な公共投資型であり、これがさらに財政悪化を招い

ているわけで...

 

 それにしても、このまま行くと日本が崩壊してしまうと言いましたが、それはどのよ

うなものなのでしょうか。まず、

 

社会全体のモラルハザードの進行...

犯罪の爆発的増加...

行政システムや社会システムの益々のインチキ化...

文化やメディアの堕落...

ゴミや落書きによる街の不潔化...

 

  そして、これらがフィードバックし、自体はさらに加速していくと言うことでしょうか。

すでに、少年達によるホームレスの撲殺なども時々起こっています。また、札幌では

祭りの中で爆弾騒ぎも起きています。事態は、私達が想像しているよりも、はるかに

進行していると考えるべきです。情報開示等、改革も少しづつ進んではいるのです

が、破局点へ向かうカタストロフィー・グラフの傾斜が、改革をはるかにしのいでいる

ということです。何と言っても、現実は一連の警察不祥事に見られるような状態なの

です。いわゆる調整型の政治家が叫ぶ大改革などでは、埒(らち)が開かないことは

明白なのではないでしょうか。

 

 

 平成維新への道                 

 

  さてそこで、ここは抜本的な大改革を主張している、新しい可能性に賭けてみる

べき時です。現在の日本は、まさに明治維新や敗戦後(昭和維新)のような、革命的な

大改革を必要としています。これほどの大改革は、昔なら、血で血を洗う戦争で雌

雄を決するほどのものでした。しかし、民主主義システムの確立している現在は、国

民全員参加(20歳以上の有権者)の選挙で、容易に革命が可能なのです。

 

  具体的には、民主党を中心とする野党勢力に圧勝させることが、平成維新の大

改革につながります。しかし、各小選挙区では、与党3党による選挙協力体制が確

立しているのに対し、野党間ではことごとく対立し、競合しています。つまり、小選挙

区は、与党連合対バラバラな野党という図式になっているのです。2大政党制への

過渡期とはいえ、政権を奪取する戦略としてはいかにも未成熟です。

  しかし、そうかといって、今回の総選挙は、上記のように極めて危機的な背景の

もとで行われる、天王山の衆議院議員選挙です。与党間の戦略的な選挙協力体制

に負け、抜本的な構造改革が見送られることになれば、この国はまさに国家百年の

計を誤ることにもなります。

 

  ここは、中途半端なことはダメで、圧倒的な大改革の意思を、国民の側が明確に

示すべき時だと思います。利権、既得権、世襲、あるいは汚職議員や有罪議員は、

はっきりと拒否し、私達の21世紀社会の正しい礎を築くべきです。そしてそのため

には、雪崩(なだれ)現象的な圧勝を野党に与え、改革への大きな道筋を作るべきで

す。

  ギリギリの勝利では、改革は始まるでしょうが、既得権勢力との厳しい対立の道

程になります。しかし、高い投票率のもとで、国民の意思が明確な圧勝を与えれ

ば、“平成維新の大改革”がスタートします。

 

  思えば、あの明治維新でさえ、始まりは寄せ集めの集団でした。エリート集団でも

なければ、専門家集団でもありませんでした。また、後の数多くの維新の元勲たち

も、もとは下級の侍がほとんどだったのです。したがって私達も、民主党や自由党を

中心とする、青臭くて若い新人達に、思い切ってこの国を託してみてはどうでしょう

か。場を与えれば、彼らも明治維新の群像のような、歴史的な大仕事ができるもの

と思います。

  これで、あの明治維新の、熱い国家建設の情熱が甦って来れば、まさに今回のミ

レニアム総選挙は、大成功になります。21世紀へ向けて、私達は再びあの国家建

設という、灼熱の情熱の時代が体験できるのです。どうせ生まれて来たからには、

自らの人生を、こうした建設的な情熱の中で生き抜きたいものです。

 

 

 つの奇跡の時代を超えて          

                                

 

  ソ連がロシアに変わり、中国も変貌しました。また、ヨーロッパは大統合へ向か

い、アメリカは先進的にトップを独走する体制です。そして、今まさに、朝鮮半島の

38度線(南北の国境線で、両軍が対峙)も、劇的に変わろうとしています。そんな折、日本だ

けが、国家が細胞レベルで内部崩壊していく姿でいいのでしょうか...

 

  私達は、あの明治維新によって、アジアの最果てにある辺境の小さな島国から、

当時のヨーロッパの列強へ参入した国民です。これは世界史において、日本の奇

跡と言われた大変貌でした。そしてまた、あの原子爆弾投下後の、日本中が焼け

野原の状態から、再び世界の冠たる経済大国・技術大国を築き上げた国民でもあり

ます。この戦後時代は、明治維新に次ぐ日本の第2の奇跡と言われた時代でした。

  こうした歴史が示すように、私達は国家が困難に直面していると言えば、増税も

我慢もします。また、新しい産業を興せといえば、努力も惜しみません。その能力も

十分に持っています。しかし...ただ、国家システムや社会システムや文化システ

ムで、全てインチキがまかり通っているのがイヤなのです。私達は努力は惜しみま

せんが、焼け石に水だと分っているから、フラストレーション(欲求不満)が溜まっている

のです。

 

  今、制度疲労を起こしている日本は、近代国家になってから3度目の、国家大改

造を必要としています。この“平成維新”を実現するためには、民主党や自由党を

中心とした、野党勢力の圧勝が不可欠です。是非とも、21世紀社会の正しい礎を

築くために、建設的かつ貴重な1票をお願いします。

 

                                          < 執筆  :   青木 昌一 

********************************************************************************

   

 

  私達の21世紀は、まずは日本の大改造、そして次は地球生態系の回復、そ

してさらに、新・太陽系時代がまっています!

                      

 

                                                          (2000.6.20)

 <6>                                                          

    責任ある1票で、平成維新の国家大改造に参加を!

 

  東ティモールでは、命がけで投票していました。また、台湾ではアメリカから帰国

してまで、1票づつを投じていました。このように、真に国家の進路を決する時、民主

主義における1票とは、それほど重い意味をもつものです...

  20代、30代に選挙を棄権する人が多いと聞きます。しかし、21世紀は、まさに

この世代が中心となって、日本の社会を動かして行かなければなりません。自らの

世代の社会を建設するために、ぜひ投票には参加すべきです。この、混乱・衰弱し

た日本の社会を、一新しておくべきです。

  そして、まさに、その一新のためには、この国の抜本的大改造を主張している民

主党、自由党を中心とした野党勢力を、圧勝 させる以外にありません。ギリギリの

勝利では、既得権勢力との厳しい対立の道程になります。高い投票率の中で、圧

勝させることが不可欠です。

  しかし、逆に考えれば、たったこれだけのことで、この国を根本的に大改造できる

のです。ぜひ、責任あるあなたの1票で、平成維新の国家大改造をスタートさせてく

ださい。

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 <7>

            VS      

 利権・調整型改革”か、  “国民主権・国家大改造”かの選択!

 

  日本の社会のモヤモヤした閉塞感は、いったい何処から来ているのでしょうか。

私は、これは社会が大混乱に陥る破局寸前の状況と見ています。長年、自民党主

導による利権・調整型改革”が行われてきました。しかし、これでは、

 

事態の悪化に、改革が追いつけなかった...           

 

というのが実態です。このままでは日本の社会は遠からず破局に至ります。したが

ってここは、国民主権・国家大改造”しか選択の余地がありません。

 

景気低迷と、財政悪化...

社会全体のモラルハザードと、教育・文化の荒廃...

凶悪犯罪の急増と、警察キャリア行政の実態...

 

  これら全てを吹き飛ばしてくれるのは、民主党や自由党を中心とした、抜本改革

勢力の圧勝以外にありえないのではないでしょうか。もはや、宗教の絡んだ怨念対

決や、惰性で議員を選出している時代ではありません。重ねて言いますが、そんな

ことをしていても、私達の未来型・21世紀社会は建設できません。ここは、何と

しても、それを建設すると約束している勢力に、圧倒的な国民の支持を与えるべき

ではないでしょうか。

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