My Weekly Journal 第1編集室事時短評2004年

                   時事短評   <社会部/2004年>     
 

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 トップページHot SpotMenu最新のアップロード                    編集長 :   津田  真

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No.16 新春/ボスからのメッセージ 2004. 1. 2
No.17 利権政治と国民との、全面対決 2004. 1. 5

 

                                                          (2004. 1. 2)

   新春・ボスからのメッセージ        

 

  穏やかな元旦の朝だった...

  まぶしい朝日が、葉の落ちたケヤキの梢の中を昇って行く...

  寒気の中、人気のない道路をバイクで飛ばしていると、頭上でカラスが鳴いた。そ

れから、カラスはバイクを追いかけ、さらに「カア、カア、」と鳴いた。

  岡田(ボス)は、キッ、とバイクを止めた。バイクの補助スタンドを立て、カラスの鳴い

ている空を見上げた。すると、大カラスが一羽、バサ、バサと羽ばたき、近くの松の枝

に舞い降りて来た。

「おお、ブラッキーか...」

「オウ!」ブラッキーは、黒い羽を立て、キッチリと挙手を切った。

「フム!何か、用か?」

「郵便配達なんか、やってるんじゃねえぜ!」

「やかましい!何の用だ?」

「津田・編集長がよ、ボスのメッセージをもらって来いとよ」

「そうか...ファックスで送るのを忘れてたな...ちよっと待て、」

「オウ、」

  岡田は、胸のポケットからメモ帳を取り出した。そして、上の3枚をはぎ取った。

「ブラッキー!」岡田は、メモ用紙を二本の指で挟み、空にかざした。「持って行け!」

  ブラッキーは、バサッ、と羽を開いて滑空して来た。そして、嘴でバッとメモをくわえ

取ると、バサ、バサ、と大きく羽ばたき、ケヤキの巨木を超え、朝日の中へ消えて行

った。

「うーむ...」岡田は、首を回し、正月の青い天空を見上げた。

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「ええMy Weekly Journal・編集長 の津田真です。

  新年、明けまして、おめでとうございます。いよいよ、激動の2004年が始まりまし

た。この激動の年にあたり、ボス(岡田)からの特別メッセージを伝えします...」

 

≪ボスからの特別メッセージ≫ 

 “正しい社会の器”を確立すること

「今、日本が緊急にやるべき社会改革は、常識的な、“正しい社会の

器”を、再生し、確立することです!」

景気回復モラルハザードからの脱出教育・文化の再生と創出は、

“正しい社会の器”に、自然に後から入ってくるものです!」

 

「国民が今、真に求めているのは、“正しい社会の器”です。今は、非常に

卑しい、“不誠実な社会”になっています。

  政治が本来やるべきことは、“国家システム”を正しく機能させることで

す。そして、それが納得でき、“信頼できるシステム”であれば、勤勉な日本

国民は“我慢”もするし、“努力”もするのです。

  日本を、この未曾有の大混乱に陥れたのは、まさに野党をも含めた日

本の政治全体です。しかし、教育水準が高く、純朴で勤勉な日本国民は、

こうした政治風土よりもはるかな高みから、国家全体を見ています。

  国民の意識よりもはるかに遅れ、幼稚な権力闘争をしていることを、政

治家はもっと真剣に恥じるべきです。それとも、その“恥じる心”さえも、なく

してしまっているのでしょうか...」

 

“潰れるよりはマシだ...”“一銭も戻って来ないよりはいいだろう...”

という論理で、銀行に膨大な税金をつぎ込み...保険のシステムを捻じ曲

げ...大手企業の借金の棒引きを繰り返し...ついには、“社会の器”そ

のものの信頼性を著しく低下させてきたのが、ここ数年の政治です...

  しかし、こうした手法こそ、単なる対処療法であり、まさに本末転倒なの

です。くり返しますが、国民が真に求めているのは、目先を誤魔化したよう

な景気対策ではなく、“正しい社会の器”なのです。これが、私たちが子供

達の世代に残してやれる、“より良い社会”という貴重な財産なのです...

 

  社会全体の信頼性が高く、正しく機能しているのであれば、国民は“増

税”“不自由”もいとわないし、“我慢”“努力”もするのです。しかし、シ

ステムが“インチキ”だと分っているから、“モラルハザード”が起っているわ

けです。政治家や政党は、ここの所を、もっとしっかりと再認識して欲しいも

のです...」

 

「そもそも、自民党長期政権が作り出した、利権がらみの裁量行政が、国

家をここまで大混乱に陥れたのは、明白な事実です。そして、ここを超えて

行くには、まさに、“維新”による革命的な構造改革が必要なのです...」

 

「さて、ここで、私たち国民に、今すぐできることは何か...

  それは、“正しい社会の器”を国民全体で支持し、支えていくことです。

“正しいことは正しい”“間違っていることは間違っている”と言うことです。

また、勇気や努力や勤勉な者を評価し、インチキ不道徳エチケット

わきまえて行くことです。

  もちろん、こうした社会状況ですから、人に注意するのは、容易ではあり

ません。しかし、少なくとも、自分自身はそうした社会のルールを守っていく

という姿勢が大事です...

  さらに、こうした国民的な注視は、政治家や官僚、医療現場やマスコミ

に対しても、同様です。国民がしっかりと監視し、常に発言し、絶対に放置

したり諦めたりしないことです。これが、やがて時代を動かす大きな力とな

っていきます...」

 

                                ボス(岡田) 2004年1月2日  house5.114.2.jpg (1340 バイト)     

 

 

                                                        (2004. 1. 5)

   ≪ボスからの特別メッセージ≫ <第2便>   

利権政治と国民との、全面対決!   wpeA5.jpg (38029 バイト) 

 

さて...

  橋本派の支配も、“ネタ”が割れた以上、もう“国民の総意”が許さないという

ことです。国が、ここまで壊れてしまった現在、私たちは“国民主権”の大儀のも

とに立ち上がり、“正しい社会の器”を確立して行かなければなりません。

  今年は、まさに、日本にとって、“新世紀・維新”正念場の年になります。行

動するのは、国民自身です

 

「主権者である国民の対抗手段は、集中的な“情報公開”と、国民全体による徹

底的な“監視”“コメント”です。

  これらは、いずれにしても、“新・民主主義の血液”のようなものです。こうした

高い政治意識が、“正しい社会の器”を育て、守っていきます。透明なガラス張り

の行政が、不正を排除し、活力ある社会を生み出して行きます

                                           ボス(岡田) 2004年1月5日  house5.114.2.jpg (1340 バイト)