My Weekly Journal 第1編集室事時短評2000年

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No.10    国民から乖離した定数削減論争 2000. 1.21
No.   道路に置かれた邪魔なガードレール 2000. 3.23
No.12  祝・南北首脳会談 2000. 6.17

 

                                                (2000.1.21)

2000年.冒頭国会

国民から乖離した定数削減論争

 

  いよいよ2000年がスタートし、さあ国会も始まりました。ところが冒頭の定数削

減問題から、いきなり国会全体が宙に浮いてしまっているような感じがします。現在

の定数問題の論争そのものが、国民から乖離(かいり)しているような空虚さを感じま

す。また、そこはまさに党利党略の不毛の大地のようにも見うけられます。 私は、

 

OPINION   ・  No.10政治改革は、まず“国民主権”の回復から

                                            <平成維新の標準的目標・No.3>

 

で、国民主権の回復を考察してきました。そこで言ってきたことの1つに、ともかく議

員の選出は、国民の最大の主権行為であり、選挙のシステムも含めて、議員の身

分は国民が決めるべきものだということでした。ところが今国会で行われているの

は、被選挙人のみで、また選ばれる側の論理だけで、自らの勢力図を決めようと論

戦を展開しています。

  むろん、こんなことを主権者である国民が放置しておくこと自体が問題です。が、

ともかくそれに代わるシステムがありません。我々主権者である国民は、そのシス

テムを早急に作るべきではないでしょうか。一方、国会は、こんなことに勢力の大半

を使い切ってしまうのではなく、真に21世紀の日本の姿を描き出してもらいたいも

のです。

 

                                                     (2000.3.23)                                              

道路に置かれた邪魔なガードレール

 

  最近、道路の空きスペースに、重りの付いたガードレールが置かれているのが目

に付くようになりました。工事とかの関係で、すぐに撤去するのかと思うと、そうでも

ないようです。何故、こんな邪魔なガードレールを置くのでしょうか。こうした所は、狭

い日本の道路事情の中では、貴重な有効スペースなのですが...

 

  火災や地震等の大災害時/交通事故の時/車が故障した時

      /携帯電話をかけたい時/道路地図を見たい時

           /大型トレーラーや大型トラックの駐車スペースとして

 

  こうしたガードレールで空きスペースを囲い込むのは、道路を管理している建設

省なのでしょうか。何の意味があるのか、ぜひ聞いてみたいものです。しかも、こん

なものを作り、運び込んできて設置するのにも、私達の貴重な税金が使われている

はずです。もし、リース会社から借りてきて設置しているのなら、さらに割高な費用

がかけられている事になります...

  もちろん、私はそうした業界の人間ではないので、深い意味や事情は分かりませ

ん。しかし、この国には、“釣堀”になっている港や、使っていない“農道空港”や、必

要のない農業用のダムを建設している例もあります。したがってこれも、そうした類

の象徴的な“ムダ”ではないかと、疑ってかかる根拠は十分にあります。

  それにしても、貴重な空きスペースを単に威圧的に囲っているだけで、見ていて

不愉快な感じがします。こんなものを置くぐらいなら、場所によっては緑地帯にする

なり、せめて花や植木のプランターを置くなりはできないのでしょうか。いや、それ以

前に、やはり道路にはこのぐらいのゆとりのスペースは必要なのではないでしょう

か。こうした空きスペースを囲うガードレールを見かけたら、ぜひ考えてみてくださ

い。

 

                                                     (2000.6.17)

  祝・南北首脳会談 (2000年6月/ 13日〜15日)

      

                     

「夢にも見た北の山河が見たくてここに来ました。長い歳月を遠回りに遠回りして、

やっとのことで来ました」

 

                                       金大中韓国大統領の、平壌到着声明

                                             <東京新聞/2000.6.15/筆洗>より