My Weekly Journal 第1編集室事時短評1999年

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No.6  日韓新時代における、竹島問題  1999. 4. 3 
No.7  平成・新民主主義時代の胎動 1999. 4. 6
No.8  新・都知事に期待します 1999. 4.19
No.9  混乱の度を深める東ティモール情勢 1999. 9. 9

 

                          

                                        No.6         (1999.4.3)

 

 日韓新時代における、竹島問題 

 

  日韓双方が領有権を主張する竹島で、韓国が建設した有人灯台が稼動に入った

ようです。ま、困ったことです。しかし、韓国側も、時節柄セレモニーも一切控え、自

重しているようです。日本も、主張すべきことは主張してきたのであり、当面は静観

して行くべきだと思います。

 

  さて、時代はいよいよ21世紀へ突入し、経済・情報・人的交流等で、ますますボ

ーダレスな社会に入って行きます。国境や領土というものが、益々意味の無い曖昧

なものになりつつあります。また、国連正規軍の創設や、地球連邦政府の構想も、

いよいよ現実のものとして視野に入ってきました。

 こうした人類文明・地球文明時代が到来すれば、竹島が何処に所属していよう

と、竹島は単に日本海にある竹島だということになってきます。したがって、この時

代の貴重な地球の風景ではありますが、誰のものでもありません...

 

 それから、もう1つ...

 

 日本はかって朝鮮半島を植民地とし、多大な迷惑をかけてきました。竹島はシビ

アな領土問題であり、これを譲れとは言いません。しかし、かって日本が朝鮮半島

で行ってきたことを考えれば、韓国国民の気持ちも理解できるのではないでしょう

か。ともかく、日韓の問題では、日本人のおごりが先であり、反省すべきは、まずそ

こにあるように思います。

 

 

            

                                       No.7       (1999.4.6)

   平成・新民主主義時代の胎動   < 地方統一選挙 

 

  さあ、今世紀最後の地方統一選挙が始まります。地方の時代と言われ、地方分

権の推進と言われ、いよいよこの国の行政システムが変わって行きます。そのため

に、私たち国民がすべきことは何か。それは言うまでもなく、その新しい行政システ

ムに、私たちが理想とする新しいソフトウエアーを組み上げて行くことです。

 

  未来世紀・21世紀への突入.....

  平成・新民主主義の時代.....

  真の国民主権の時代.....

 

  言い方は色々あります。しかし、何もしなければ、21世紀への扉は、単なる時代

の通過点になってしまいます。では、具体的に何をすればいいのか...

 

  まず、今回の地方統一選挙で、圧倒的な投票率アップを実現することだと思いま

す。そして、現在の閉塞的な社会を打破する、国民運動の第1歩を踏み出して行く

ことではないでしょうか。結局、この日本の社会を良くしていくのも悪くしていくのも、

私たち国民自身なのです。

 

  もっとも、前回の参議院選挙で、すでにこの“国民運動”の兆候が見え始めてい

ます。当初、マスコミや政界の大多数の予想は、自民党の圧勝というものでした。し

かし、結果は、与党・自民党の大敗北となったのです。つまり、国民の総意が、すで

に“モラル・ハザード/失政政権”と評価していた橋本内閣を、早期退陣に追い込ん

だということです。

 

  これは何を意味するのでしょうか...

 

    これこそがまさに、“国民の良識”が、国家という大車輪を、わずかに自らの望む

方向へ動かしたということではないでしょうか。“国民の総意”が、ホンのチョットその

気になっただけで、政治はこれほどダイナミックに動くことが証明されたわけです。

 

  さて.....

 

  そう言われても、東京の都知事選のような盛り上がりも無く、魅力のある候補者も

いないというのが大半の選挙なのかも知れません。しかし、私たちは、“今、まさ

に、ここで”行動を起こさなくてはなりません。したがって、ここはともかく、80%から

90%を越える高投票率へ持って行くこと当面の目標になります。選ぶべき人がいな

いというのなら、白票でもかまいません。ともかく、この高投票率が、“真の国民主

権”の時代へのスタートになります。

 

まず、

投票して意思を示し、後は新時代の胎動を見守って見ましょう!

   そして次は、大衆運動、直接的な大衆行動となります!       

      

  

                  *********************************************************

  “後援会組織”、”支持団体”、“利権構造”といったものも、圧倒的な高投票率で

総て押し流して行くことが出来ます。選挙の形態を、既得権のシステムから、政策

や民意の反映へ脱皮させて行くのも、やはり圧倒的な高投票率にあると思います。

“国民主権の時代”とは、まさにこの“義務”を遂行し、“権利”を発揮することだと思

います。

  また、今回はあえて選ぶべき候補者が見当たらない選挙でも、高投票率が実現

すれば、次の選挙では必ず変わってくるものと思います。

 

 

 

                                   No.8       (1999.4.19)

   新・都知事に期待します

                    

  石原慎太郎・新都知事が誕生したわけですが、早くも都議会は対決ムード。マス

コミも、チクリ、チクリとトゲを含んだ言葉。しかし、都民は石原慎太郎氏の改革の手

腕と意気込みに期待したのであり、まさに“敵役”の登場といったところでしょうか。

このあたりから、一体何が都政の改革を阻んでいたのかが浮き彫りになってくると

思います。そして、何が青島・都政を失敗させたのかも。いずれにしても、私たちも

気を緩めず、しっかりと監視して行く必要があります。

 

  それにしても今回の公明党の動きですが、選挙公約を言う前に、“勝ち馬に乗り

たいんだ”と発言てみたり、終わったらウラミツラミと、大人気ない感じがしました。

 

 

 

                                                      No.9     (1999.9.9 )

 

 混乱の度を深める東ティモール情勢

 

  東ティモールが混乱の度を深めています。これに対し、日本のPKFは、法整備

の段階で間に合わない状態です。どうしたらいいのでしょうか。野中官房長官は、

昨日の(9月8日)テレビで、PKFの経済的負担は日本が引き受けるというようなこと

を発言されていますが、むろんこんな事で済まされる筈もありません。日に日に、犠

牲者が増えています。国連の動きとは別に、日本は出来る事を、早急に実行に移し

て行くべきだと思います。

  私は、OPINIONの中で、“国際・救助船構想”というものを提案してきましたが、

PKFやPKOが間に合わないのなら、こうした難民救済のための艦船を早急に派遣

すべきだと思います。まだ、この種の“国際・救助船”が存在していないのなら、ヘリコ

プター搭載の自衛隊の補給艦等の派遣が出来ないのでしょうか。具体的効果は分

からないにしても、出来る事を、早急に、具体的に行うべき時だと思います。東南ア

ジアの地域では、日本はそれが求められています。