さあ、今世紀最後の地方統一選挙が始まります。地方の時代と言われ、地方分
権の推進と言われ、いよいよこの国の行政システムが変わって行きます。そのため
に、私たち国民がすべきことは何か。それは言うまでもなく、その新しい行政システ
ムに、私たちが理想とする新しいソフトウエアーを組み上げて行くことです。
未来世紀・21世紀への突入.....
平成・新民主主義の時代.....
真の国民主権の時代.....
言い方は色々あります。しかし、何もしなければ、21世紀への扉は、単なる時代
の通過点になってしまいます。では、具体的に何をすればいいのか...
まず、今回の地方統一選挙で、圧倒的な投票率アップを実現することだと思いま
す。そして、現在の閉塞的な社会を打破する、国民運動の第1歩を踏み出して行く
ことではないでしょうか。結局、この日本の社会を良くしていくのも悪くしていくのも、
私たち国民自身なのです。
もっとも、前回の参議院選挙で、すでにこの“国民運動”の兆候が見え始めてい
ます。当初、マスコミや政界の大多数の予想は、自民党の圧勝というものでした。し
かし、結果は、与党・自民党の大敗北となったのです。つまり、国民の総意が、すで
に“モラル・ハザード/失政政権”と評価していた橋本内閣を、早期退陣に追い込ん
だということです。
これは何を意味するのでしょうか...
これこそがまさに、“国民の良識”が、国家という大車輪を、わずかに自らの望む
方向へ動かしたということではないでしょうか。“国民の総意”が、ホンのチョットその
気になっただけで、政治はこれほどダイナミックに動くことが証明されたわけです。
さて.....
そう言われても、東京の都知事選のような盛り上がりも無く、魅力のある候補者も
いないというのが大半の選挙なのかも知れません。しかし、私たちは、“今、まさ
に、ここで”行動を起こさなくてはなりません。したがって、ここはともかく、80%から
90%を越える高投票率へ持って行くこと当面の目標になります。選ぶべき人がいな
いというのなら、白票でもかまいません。ともかく、この高投票率が、“真の国民主
権”の時代へのスタートになります。
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“後援会組織”、”支持団体”、“利権構造”といったものも、圧倒的な高投票率で
総て押し流して行くことが出来ます。選挙の形態を、既得権のシステムから、政策
や民意の反映へ脱皮させて行くのも、やはり圧倒的な高投票率にあると思います。
“国民主権の時代”とは、まさにこの“義務”を遂行し、“権利”を発揮することだと思
います。
また、今回はあえて選ぶべき候補者が見当たらない選挙でも、高投票率が実現
すれば、次の選挙では必ず変わってくるものと思います。