My Weekly Journall第1編集室 時事対談 この国の形2005・選挙2005・総選挙対談

                                          2005総選挙対談  GRAND DESIGN

                 グランド・デザイン    

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   トップページHot SpotMenu最新のアップロード/                  政治部長: 青木 昌一

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プロローグ      激動の序曲 2005. 8.28
No.1 〔1〕 グランドデザイン 2005. 8.28
No.2     <30年後...人口爆発食糧問題...> 2005. 8.28
No.3     <30年後/人類文明は、高機能・地下都市空間へシフト> 2005. 8.28

                                                                                   

 

  プロローグ     激動の序曲      

 

「青木昌一です。いよいよ、激動の“2005・総選挙”が始まりました。このたび、政治

・担当から、政治・部長に昇格しました。よろしくお願いします。

 

  私たちは、社会全般の閉塞状況から、必ず、“時代”“コト”が弾け、総選挙は近い

と予感していました。国民としても、おそらくそうだったと思います。時代が、まさに、必

然的に動き出した観があります。これは、“良い兆候”でしょう。いよいよ、“激動の序

曲”が始まったようです。

 

  とは言っても、政界全般が準備不足...社会全般も準備不足...私たちもまた

準備不です...しかし、選挙が走り出しました。“維新”“革命”というものは、こ

んな風に流れ出して行くものなのでしょう。

  “天の時”“地の利”“人の和”、と言いますが、そのうちの“天の時”が動き出し

ました。あの“明治維新”も、おそらくこんな感じだったのだと思います。それほどの

“激震”が、この国で始まっています。そして、それは必然的に、“人類文明に新しい形

態”をもたらします。

 

  いずれにせよ、“維新”が始まれば、全てが全力疾走あるのみです。これは、民主

義というパラダイムの中での、巨大なルネッサンス(文芸復興)の流れになるものと思

われます。まず、結果として、どのような政治状況が出現するのでしょうか...いずれ

にしても、この総選挙は、“激動の序曲”、それに続く“ルネッサンスの序曲”になりま

す。

 

  結局...日本の“正しい社会の器”を創出できるかどうかは...“主権者”である

国民に、ボールが投げ返されて来たわけです。“新・民主主義”とは...国民の“民

主政治への新たな覚醒”であり、“真摯(しんし)な国民の参加”が全てです...それが、

21世紀の社会を動かしていきます...

  さて私たちは、民主主義のパラダイムの中で...この“2005・総選挙”に対し

て、どのように設計図を描き、“新時代”を組み立てて行ったらいいのでしょうか...え

え、まず、そのあたりから...秋月さん、お願いします」

  〔1〕 グランド・デザイン    

「はい...ええ、秋月茜です。うーん、本当に大変なことになったと思います...」

「そうですね...」

「まず、私たちは...

  まさに、現在、“ポスト資本主義”の考察に入った所です...“文明の第3ステージ

/情報革命”グランドデザインに、着手したばかりです。まだ、成果と呼べるほどの

ものは、見えて来ていません。でも...かすかにですが、その“概略”や、“新時代の

糸口”が見えてきた...と、言った所でしょうか...」

「はい、」青木が、うなづいた。「そうした中で、政治が動き始めました。“天の時”が、

動き出したようです」

「はい!ようやく、“時代”が動き始めたのでしょう...

  したがって、私たちは“文明の第3ステージ/情報革命”グランドデザインの中

で、“2005・総選挙”を、私たちの立場で考察して行きたいと考えています。今回の

総選挙は、極めて重要な、“時代の転換点”となると、私たちは見ています...」

「うーむ...」青木が、腕を組んだ。「“激動の序曲”、ということですね?」

「まさに、その通りです。

  ええ、さっそく、そのグランドデザインですが...私たちは、その概略になる、戦略

の太い線を描いてみました...

 

     30年後...日本の社会世界の秩序、    

           人類文明の姿は、どうあるべきか...

 

  ...ここから、現在の時代は、どのようにあるべきかを割り出します。したがって、そ

の全体像の中で、“時代の転換点”である“2005・総選挙”を、どのように位置付け

て行くかということです。30年後の“理想とする社会形態”へ向けて、その第一歩をし

るす事になるわけです...」

「30年後と言えば、」青木が、言った。「おおよそ、2030年から2040年...21世紀

中盤に入っていますね...その時代の“地球の風景”とは...どの様なことになっ

ているのでしょうか?」

「それは、私たちが子孫に対し、“どの様な地球”を残してやれるかどうかにかかって

います...今、中国などで、新たなモータリゼーションが起こっていますが、日本は世

界に先駆けて“脱・車社会”に入り...文明を“コンパクトな高機能・地下空間”へシ

フトして行くべきだと考えています...

  30年後には、本格的な地下へのシフトが始まっていると思いますが、日本はその

先鞭をつけるべきです。そして...モータリゼーションの時代は、終ったのだと...」

「はい、」

「まず...予測できることと、予測できないことがあります...」茜は言って、ノートパ

ソコンのキーボードを叩いた。「...

  例えば、地球規模の巨大地震...地球規模の巨大火山...小惑星の衝突...

感染症による人口の激減...

  このような、突出した事態は想定から外します。危機管理の重要なテーマですか

ら、“危機管理センター”の、響子さんに譲りましょう」茜は、口元に微笑を浮かべた。

「そうですね、」青木も、つられて微笑した。

「まず...そのような大異変は無いものとして...どのような人類文明の姿が、そこ

にあるかということです...」

「はい、」

  <30年後...人口爆発食糧問題...>house5.114.2.jpg (1340 バイト) 

 

「まず...

  “人口爆発”“食糧問題”...、これは必然的に、相当に事態が深刻なっていると

思われます...総人口80億という様な状況で...明るい材料は何もありません。す

でに、地球生態系の中で、飢餓による人口調整が進んでいる状況と考えます。

  人類文明が、生態系の中にある限り、生態系のホメオスタシス(恒常性)波状攻撃

に晒されます。今までは、生態系の頂点として君臨してきたわけですが、その生態系

全体が、沈没し始めているからです...

  ある臨界点に達した時...あるいは地質学的な異変が生じた時...感染症など

生物学的な異変が生じた時...人類文明はいっきに突き崩され、飢餓に陥り、

球上の風景は一変して行くでしょう...

  “還元主義的・機械論”の文明形態が...資本主義による“欲望の論理”が、そし

“文明のグローバル化”が...人類文明を単調で、非常に脆弱(ぜいじゃく)なものに陥

れてきたのです...」

“軌道修正”は、可能でしょうか?」

「はい。そのために、私たちは、努力しているのです」

「そうですね」

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「うーん...それ以前の状況として、長期的な気候変動がありますわ...」茜は、人

差し指を立てた。「そのあおりで、アフリカをはじめとし...飢餓地帯は、相当に範囲

が拡大しているものと思われます...地軸が動き、温暖化が進み...国際社会の

援助にもかかわらず、飢餓は物理的に拡大して行くでしょう...

  そして、その飢餓は、やがて豊な地域にも、深刻な影を落して行くことが、容易に想

像できます。21世紀初頭の現在...すでに、“極端な豊かさ”と、“極端な貧困”が入

り混じり、グローバル化の中で、摩擦と対立が先鋭化しています。それが、西欧文明と、

イスラムアフリカとの、深刻な文明の衝突になっています。

  しかし、生態系のバランスの崩れは...農業の長期的な不作を招き...西欧文

明そのものも、飢餓の海に呑み込まれていきます...」

「人類文明は、急速に縮小して行くわけですね?」

                             house5.114.2.jpg (1340 バイト)

「はい...

  “2005・総選挙”では、“少子化対策”が叫ばれていますが、正気の沙汰とは思

われません。地球生態系の、ホモ・サピエンスの許容範囲として、60億人、70億人

どという選択肢は、もともとないのです。私たちは、現在の世界人口を、まず“半減すべ

き”だと考えています」

「それには、時間がかかりますね、」青木が言った。「軟着陸ができるでしょうか?」

不謹慎なことを承知で言えば...」茜は、口に手を当て、青木を見た。「言っていいで

しょうか?」

「もちろんです。建設的な意見であれば、」

「もし...“新型インフルエンザ”が...世界人口を半減してくれるのであれば...

問題は一気に解決します。しかも、何処からも、文句は出ません...」

「なるほど、不謹慎な話では、ありますね...しかし、それが、人類文明と、地球生態

系を救うかも知れないと...」

「そうです...

  この間、高杉・塾長と話したのです...“新型インフルエンザ”の出現が、あるい

は、“エイズ”“エボラ出血熱”の出現が...地球生命圏のホメオスタシスに端を発

したものなら...もし、そうしたものが起動しているとしたら...それは、避けられな

いだろうと...

  このまま世界人口が減らなければ、地球生態系が沈没して行きます。そして、地球

生態系が沈没すれば、結局、ホモ・サピエンスも絶滅するのです...したがって、選択

の余地はありません...

  しかし、まず襲って来るのは、生態系のホメオスタシスです。人類文明による異常な

環境圧力を、生態系の免疫システムが、排除する方向へ働くはずです...この戦い

は、構造的に、人類文明に勝ち目はありません...」

「なるほど...生物体や生態系には...“復元力”というものがありますからねえ。

極めて強力な、自己修復能力というものがある...そこが、機械とは違うところだと、

高杉・塾長は言っていました...コンピューターなどには、とうてい真似のできないも

のだと...」

「人類文明が、“パンデミック(インフルエンザの世界的大流行)を真剣に封じ込めるというのな

ら...逆に、世界人口の抑制にも、真剣に取り組まなければならないでしょう。そうし

なければ、つじつまが合いません...結局、人口が減少して行かなければ、どうにも

ならないと言うことです」

「しかし、秋月さんの言う“パンデミック”による世界人口の減少にしても...それは

結局、“弱者に皺寄せ”が行くということでしょう」

「その通りですわ...“淘汰圧力”と言うものは、そういうものです。文明の力の及ばな

い所では、それは覚悟しなければなりません。でも、弱者の形態が異なります。飢餓の

版図とは、必ずしも一致しません」

「うーむ...しかし、それを受け入れるわけには、行かんでしょう」

「もちろんです!そのぐらい、深刻な事態だということです...

  “人口爆発”“食糧問題”は、“2005・総選挙”でも、真剣にその“政策の真贋

(しんがん)”が問われます。現在の、地球上のトラブルの元凶は、“人口爆発”にあるの

。日本が“人口減少社会”に転じたことは、 私は非常に喜ぶべきことだと考えて

います。

  あえて、巨大な痛みや、巨大な犠牲を払わずに、日本の人口が急激に減少してい

るのです。大歓迎すべきことです...」

「嬉しいことですか」

「そうです!万病の元になっている肥満が解消し、ダイエットに成功して行くのです!

これは、願ってもない事でしょう!」

「ダイエットですか...なるほど、」

  “人口の減少”は、今後の社会政策を考察する上で、基本となります。推進こそす

れ、これにブレーキをかけるなどは、招来に大混乱を呼ぶことです。日本は、世界に先

駆けて、“急速な人口減少社会”に突入し、その上で、“文明を地下都市空間”へシフ

トして行くべきです。これが、やがて世界標準になると、私たちは考えています。

  こうしたグランドデザインから考えても、“人口減少/少子化”“歯止”をかけること

は...正しい方向ではありません。“自然の減少”に、任せるべきです。私たちは今、

生態系における人口調整を経験している時です。日本の大地に宿る精霊先祖の

社会構造この国の生態系...そうした全ての時の流れが、この国の人口構成

を、“正しい姿”に修正しているのです」

「確かに!」青木が言った。「社会保障社会システムを維持するために、人口を増

やせなどと言うのは、“官僚的発想”ですね。それも、あえて、野放図な自分たちの

ダ使いを繕(つくろ)うためにです...まさに、“官僚的な無責任さ”でしょう」

「官僚が、国家や社会や国民のことを真剣に考えていないことは...残念ながら、益

々その事例が顕在化してきています。官僚本来の“義務と使命”から言っても、信じが

たいことです。しかし、こうした事実が山積しています。それが、この国を狂わせたの

でしょう」

「この、官僚主導の“少子化対策”もそうですが、国家戦略を過って、平気な顔をしてい

ます。ここに、私たちは、1つの“官僚の顔”というものを見ることができます。

  また、“少子化対策”などと声高に叫んでいる政党は、 “人口爆発”“食糧問題”

に対して...そして、人類の“正常な生態系的地位”に対して、責任ある政策見解を

持っているとは、とても言えません。つまり...信用できないということです!」

「そうですね...」茜が、ノートパソコンをスクロールさせながら、うなづいた。

「増え過ぎた種は...」津田・編集長が、口を開いた。「必ず“飢餓の洗礼”を受けるの

が、“生態系の掟(おきて)であり、バランス機能です。ここは政党としての“鼎(かなえ)

軽重”が問われる所でしょう。まあ、尻の軽い政党は、色々と見てきたわけです...」

「まさに、」青木が言った。

「日本は、食糧自給率が40%の国です」津田が言った。「あらゆる要素を加味し、総

合的に考えても、“人口の急激な減少”は、“渡りに船”と喜ぶべきことでしょう。社会シ

ステムの維持などは、主権者である国民が、“正しい社会の器”を創出し、それを弾力

的に運用していけばいいことです」

「そうですね、」青木が言った。「むろん、人口が減るということは、寂しいことです。し

かし、私たちは今、痛みの伴う、国家大改造をしようとしているわけです。その痛みを、

安易に先送りするようなことであっては、真剣に国家を変えようという気概は感じられ

ません。

  さて...その“人口爆発”“食糧問題”“少子化対策”という形で、“2005・総

挙”のマニフェストに載っているわけです...どの政党が、確かな将来ビジョンを持

っているのでしょうか。私たちは、“目先の甘言”に騙されず、しっかりと見極めて行き

たいと思います」

                

<30年後...人類文明は、高機能・地下都市空間”へシフト>

  コンパクトな地下都市へ移住し、莫大なエネルギー消費文明から脱却する! 

  そこから派生する様々な様相.....            

       脱・車社会...半・地下都市の点在と、スローな農業中心の文明

       反・グローバル化...民族・文化の独立性/多様な価値観の創出

       地球政府の創出...文明の多様性の尊重と、地球政府の管理

   <文明の地下都市へのシフト>   wpe4F.jpg (12230 バイト)   

 

「私たちも...」秋月茜が言った。「“ポスト資本主義”“文明の第3ステージ/情報

命”グランドデザインには、着手したばかりです。先ほども言ったように、戦略的方

向性は見えてきましたが、具体的なものは固まっていません。

  とりあえず、上に示したようなことが、“30年後”には、その緒につき...人類文明

全体が、“コンパクト”で、“高機能”な、“地下都市型の空間”へ、本格的にシフトしつ

つあると考えています。また、文明の地下空間へのシフトに伴い、“資本主義の終焉”

起こると考えています。本格的な新しい価値観が生まれるでしょう。

  スト・資本主義”は...反・グローバル化/民族・宗教・文化の独立と多様性

推進する中で、“多様な価値観”が出現してくると考えています。そして、その全体を

“地球政府”が管理・保証して行くという形になります。

  次ぎに、幾つかの、新時代のキーワードを示しておきます...

 

新・民主主義

情報革命時代における、民主主義の直間比率の再構成

【情報公開】【国民参加型評価システム】【富の正しい公平な再配分】

憲法9条に掲げる、絶対平和主義/日本独自の世界平和戦略

人口の抑制/脱・肉食文化

ポスト・資本主義 (/文明の地下都市へのシフトで、資本主義的価値観が終焉)

文明の第3ステージ/情報革命

 

  ...ええと、まず、こんな所でしょうか...これらの概念を、“今後30年の時空間”

の中で、どのように配置し、組み立て、実現していくか...これが今、私たちが取り組

んでいる課題そのものです...

  まず、こうしたグランドデザインの観点から、“時代の転換点”である、“2005・総

選挙”を考察して行きます」

「分りました...では、具体的に、“2005・総選挙”の方に話を移したいと思います」