My Weekly Journal/第1編集室/時事対談/時事対談・2013/2013・参議院選挙/信頼できるものが |
|
トップページ/NewPageWave/Hot Spot/Menu/最新のアップロード/ 担当 : 二宮 江里香 |
〔1〕 安倍政権// 信頼できるものが消失!
「ええ...」青木が、眼鏡に手を当てて言った。「《My Weekly Journal /政治部長》/青木昌一です... さあ...今回の選挙から、ボス(岡田)が Twitter でコメントを開始しています。しかし、“2013/参議院選 挙”は、大変な様相になっています。日本はどうなるのか。はたして日本に、“信義” はあるのか、ということで す。
まず、“右傾化” している自民党に、このまま政権を預けて大丈夫なのか?私たちは、“右傾化”はそもそも、 ナンセンスと考えています。それは隣を意識した、相対的な価値観です。“文明の折り返し/反グローバル 化”で、国家間の距離が遠くなれば...“互いに・・・礼を尽くした対応が・・・可能になる”...と考えていま す。国家間の礼節の回復です。
“グローバル化・・・灰色に撹乱した・・・世界構造” の中に...民族主義・宗教対立・構造的貧困が持ち 込まれれば、摩擦が起こるのは当然です。しかし今は、そのような“戯れ事”をしている時ではありません。“人 類文明/地球生態系”がまさに...“レッド・ゾーン” ...に突入している非常事態です。 つまり...“地球温暖化/海洋酸性化”...“大型哺乳動物/ホモサピエンスの異常繁殖”...“ホモサピ エンスを一掃のための/地球生態系のホメオスタシス(恒常性/・・・地球生態系を守るための悪性ガンの排除)の起動”... “自然征服型/機械文明で環境を蹂躙(じゅうりん)”で...まさに...地球表層・生態系は過飽和状態です。“持 続可能な経済成長” は、そもそも不可能だったのです。
さて、まずは...“戦争ゴッコ/核弾頭/原発” という...不要な “負の遺産” は完全排除です。基地も、 軍需産業も、放射性廃棄物も...廃棄です。これだけで、人類文明は一息つくことができます。ところが、安倍 ・政権は、“古い体質の・・・政治ロマン” を追い求め、 “真逆” を突き進んでいます...」 「はい...」二宮江里香が、手を固く握り、コクリとうなづいた。
野田・民主党は、消費税でウソをついたし、安倍・自民党も、TPPでウソをついたし...官僚は復興財源でデ タラメをやってるし...検察の絶対正義も、相対化してしまって、分からなくなったわよねえ。それから...公共 放送やマスコミは、半分腐敗している様だしさあ...」 江里香が、無言でうなづいた。 「国民はさあ...」マチコが言った。「何を、信じたらいいのかしら...?」 「そうですね...」響子が、アゴに手を当て、小さくうなづいた。「こんな時に... 憲法改正の議論など無理ですわ。立て直したい、という気持ちはわかります。でも、この状況では無理です」 「うん!」マチコが、腕組みをした。「まず...禊(みそぎ)をしてから...作業に入る...ということよね、」 「そうです...」響子が、厳しくうなづいた。「それから... “ねじれを解消”といいますが...これは、“神聖な・・・国民の意志”ですわ。これを玩具にしてしまった、政 治の側が大反省するべきです。“国民の側で・・・解消せよ”という問題ではありません。“政治の側で・・・国 民の意を誠実に反映し・・・善処すべき課題”です...したがって、これは問題になりません...」 「はい!」江里香が、両手を絞った。 〔2〕 投票は・・・
「さて...」青木が言った。「投票ですが... 安倍・政権は...“原発・再稼動”、“TPP参加”、“憲法改正”、“右傾化”と...いい所はないですね。問 題の景気浮揚も、浮き沈み...まあ、こんなものは、国家戦略に何の関係もありません。ともかく、“将来展望” というものが、まるで示されていません。これでは、国民は付いて行けないでしょう。 これでも付いて行くのは...“夫人/ファースト・レディー”ぐらいなものでしょうか。あ、いや...風のウワサ では、夫人は “原発・再稼動” では...家庭内・反対派とか、なんとかかんとか...?」 「で...」響子が、指で微笑を押さえた。「 どうしたらいいのでしょうか...?」 「まあ...そうですねえ... 野党も同類で、政治不信となっているわけですが、投票を棄権するわけにも行かないでしょう。そうなると、 投票率が下がり...与党/自民党・公明党に大有利に働き...安倍・政権をバックアップすることになる、と いいます。 そうなれば、“原発再稼動”、“TPP参加”、“憲法改正”、“右傾化” が、強力に推進されることになります ねえ。これだけは、何とか阻止したいものです。今回は、投票に行かないということは、“権利の放棄”ではな く、“非常に・・・罪作りなこと”...だと、私は考えます...」 「うーん...」マチコが言った。「そうなっては、“後のマツリ・・・” ということよね... 本当に、後は、全国民が立ち上がり、集会や大規模なデモを創出するということかしら...それしかなくなる のかしら?」 「そうなるでしょう!」青木が、きっぱりと言った。「3年間は、国政選挙がありません... そうした、莫大なエネルギーを惹起(じゃっき)する必要があるのなら、この選挙で反対票を投じるべきだというこ とです。1票が選挙後の、100人分/100倍の威力を持ちます。そして、今がその時です。“やるのは・・・今 でしょう! ”」 「それで...」響子が言った。「投票先は...?」 「まあ...」青木が、髪をなでた。「《生活の党》 でいいでしょう... “原発・再稼動”、“TPP参加”、“憲法改正”、“右傾化” に反対しています。実力者/小沢一郎・代表もい ます。まかせても、大丈夫でしょう... そもそも小沢一郎・代表が、総理大臣の椅子についていたら...こんな “大混乱の日本” にはならなかった はずです。何のための...“反・小沢”だったのか...国民は今でも分らないままです。そんなことで、膨大な 混乱を、引き起こしていました...」 「うーん...」マチコが言った。「ゴチャゴチャしていたわよねえ...本当は、何があったのかしら?」 「まあ... 官僚組織の逆鱗(げきりん)にでも触れたのでしょう。田中角栄・元総理以来の、激突があったのでしょうか。官 僚組織は、検察や与野・野党の国会議員までも動かしたようです。日本の歴史的信用システム/日本の長久 な伝統文化までも崩壊させ...全力を注いだようです」 「そんなことが...」響子が言った。「できるものでしょうか...?」 「伝統的/官僚組織は...」青木が言った。「日本において... それほどの、妖怪的・怪力があったということでしょう。私などには、実態は分らないし、推量ですがね。ま、 最近も、日本のテレビ文化を、大きく捻じ曲げた怪力が観測されますが...これも、その種の妖力なのかも知 れませんねえ...背後に妖怪がいるのでしょう...はは...」 「うーん...」マチコが言った。「ゲゲゲの鬼太郎さんは、何所へ行ってしまったのかしら?戻って来てくれない と、困るわよね、」 「ま...」青木が、眼鏡を押した。「今は...妖怪も白日に晒され、妖力も弱まったようです... そういうわけで...小沢さんには、混乱した日本を鎮めるために、“もう一働き”して欲しいですねえ、」
「はい...」響子が、静かに言った。「あと... 《みどりの風》 や《社民党》 や《共産党》 などの、リベラルな政党で、補完的に投票するということですね?」 「そうです... “TPP参加”、“憲法改正” の政党は...自民党の補完勢力になります...“TPP参加” は “グローバル 化”であり...“人類文明・・・大崩壊の道” です。 “憲法改正” は...無論、改正してもいいわけですが...この状況下で、禊(みそぎ)もせず、やるべきではな い、ということです。まさに、“その前に・・・やるべきことがあるだろう! ”...ということです」 「はい...」響子が、うなづいた。「まず、《生活の党》 ...そして、《みどりの風》 、《社民党》 、《共産党》 な ど、ですね。この方向を、私たちの“推奨”とします!」
|