My Weekly Journal/第1編集室/時事対談/時事対談・2012/脱・冷暖房社会へ |
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トップページ/Hot Spot/Menu/最新のアップロード/ 担当 : 津田 真 |
プロローグ | ・・・・・ 《軽井沢基地》 ・・・・・ | 2012. 7.21 |
No.1 | <響子・近況 ・・・ 悟りの心境は・・・ ①> | 2012. 7.21 |
No.2 | 〔1〕 人間の巣/未来型都市は・・・ 脱・冷暖房社会 | 2012. 7.21 |
No.3 |
〔2〕 人間の巣のパラダイムで・・・争い事を終息・・・ 大自然/生態系に・・・溶け込んで行く・・・ |
準備中 |
No.3 | <核兵器、原発は・・・20世紀の遺物/負の遺産> | |
<真の英知が試される時・・・数々の警告と、欲望原理の横車> |
プロローグ 《軽井沢基地》
<響子・近況 ・・・ 悟りの心境は・・・
①>
「里中響子です...」響子が、スクリーン・ボードの横で手を組み、頭を下げた。「例年のことですが、 今年も、《長野県/軽井沢基地》にやってきました... もう、夏/避暑の季節になったのですね...先日、関東・甲信越は、梅雨が明けたとか...でも、 政府/国土交通省/外局・・・気象庁の発表も...各省庁のご多分に漏れず(/例外ではなく)...いま ひとつ、信頼感が持てません。事実、私は避暑の初日に、ワンピースの上に毛糸のカーディガンを羽 織っています。予報ですから、確率として外れるのは理解しますが、“軽薄感”が漂います... でも...《軽井沢基地》の菜園では...トウモロコシやナスが勢い良くのび...トマトは幾つも、 真っ赤に熟していました。トマト畑の、新鮮な強い香りが、《軽井沢基地》にやってきたのを実感させ ます。さっそく菜園に入り、真っ赤なトマトを1つもぎ取りました。水で洗い、両手で割って、口に入れま した。 ワーッ! 採りたてのトマトです! 今年も大満足です! ...ホホ...この程度のことで、私の心 は、たちまち幸に満ち足ります...他に欲しいものもございません...ただ、存在していることに感 謝しています。 さあ...あとは、無心に仕事をするだけです。その仕事の方も、《当・ホームページ》はだいぶ体 系化されて来ていて、完成度も上がっているように思えます。企画・担当としては、うまくいっていると 考えています。 実際、本当の所は...データもずいぶん蓄積され、安定感も増して来ましたので、もう思い残すこ ともございません。後は...軌道に乗り、順調に成長して行くでしょう。時代とともに、人々に受け継 がれ、進化の波に乗って行くことと思います。 でも人生は...ここら辺りからが...本当に面白いのかも知れませんね。良き事も、悪しき事も、ど んなストーリイが、私を待っているのでしょうか。そんな軽井沢は、昨日・今日と...梅雨明け/猛暑 後の、最高気温18℃の肌寒さです...今年の夏は、不安定な天候になるのでしょうか...? でも...ともかく、仕事が楽しい日々が続いています。《当・ホームページ》が、本領を発揮するの も、今後のデータの蓄積にかかっているのかも知れません。しっかり、頑張ります。私は、今、生命潮 流の、この座標にあり...無心に私自身の仕事を続けています...」
「ええ... 現在、行っている...『万葉集』の考察は...星野支折も一緒にこちらに来ているので、《軽井沢 基地》で行うことになります。 折原マチコは...《永田町/妖怪憑依・説 VS 漫才常数・説》...の仕事で多忙になりました。 そこで、『万葉集』の考察における折原マチコの代役を...<
シンクタンク 学・担当/綾部沙織...にお願いしてあります。 綾部沙織は...軽井沢の近く、長野県/佐久地方の出身ですので、夏は御一緒のことが多いわ けです。いつも近くでブラついていますので、喜んで承諾して下さいました。『万葉集』の考察では、心 理学という別の視点から、お話が聞けるかも知れません...今から、楽しみにしています...」
「ええ... 高杉・塾長...津田・編集長...大川慶三郎さん...2012年/夏の、《軽井沢基地》へようこ そ!そして、よろしくお願いします!」 「よろしく...」高杉が、微笑し、頭を下げた。 「しかし...」大川が、手に持っているコーヒーカップに、指を添えて言った。「この寒さには、驚きまし たなあ、」 「うーむ...」津田が、落葉松林の方を眺めた。「“脱・冷暖房社会”が到来すれば...暑さも寒さも、 自然のままに、受け入れるということでしょう...」 「そうですね...」響子が、深い思いを込めてうなづいた。「その背後には... 〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕という...超安定な〔存在の器〕があるということですわ。 この〔存在の器〕を獲得し...ホモ・サピエンスは、環境圧力/淘汰圧力/食物連鎖の野生の喧噪 を離れ...真に、知的・生命体として、生命潮流の期待値に答えられるのかも知れません。 逆に、この〔存在の器〕に到達できない場合は、“進化の・・・やり直し”なのかも知れません。もち ろん、どの座標系の視点から、見るかにもよりますが...」 「うむ...」高杉が、深くうなづいた。
〔1〕
人間の巣/未来型都市は・・・
脱・冷暖房社会
「さて...」響子が、肩を回した。腰に手を当て、スクリーン・ボードを眺めた。「本題の、“脱・冷暖房 社会へ”、についてです... 〔人間の巣のパラダイム〕では...〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕の建設において... “頑丈な・・・基礎的・都市構造物”の上に...適量の“土/土壌”をかぶせていくのわけです。 地中を掘るのではなく...“基礎的・都市構造物の上に・・・土をかぶせる方法”をとるのは...工 法的に優れている上に...〔構造物が・・・水はけの良い/風通しの良い・・・半地下都市〕...と することができるからです。また、“基礎的・都市構造物に・・・かぶせた土/土壌”が、“万能型・防護 力”を発揮するわけです...」
「同時に... この基本・構造は...〔夏は涼しく・冬は暖かく・・・非常に安定で、コンパクトな高機能空間・・・ 人間環境/文明環境〕...を創出します。しかも...世界中のどの地でも、容易・安価に、建設可 能です。あとは、自給自足・農業が展開できれば...生態系の中で、協調的に自立していけます。 この“万能型・防護力”は...“耐・核シェルター”にもなりうる...強靭(きょうじん)なものです。専守 防衛でもあり、これほどの心強いものは、これまでに存在しませんでした。したがって、既存の様々な 紛争や、自然災害、バイオハザード...そして、世界経済・金融の破綻に対しても...最高度の、持 続性のある防護力を発揮します...」
「ええ... 〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕は...高度な技術を必要とせず、きわめて安価に建設が 可能です。普及段階においては...そこに居住する人々自身が、これを建設することになるでしょう。 “様々な・・・未来型システム”や、“芸術性の・・・デザイン付加”等は...後から長い時間をかけて、 加していけばいいわけです。 私たちは、社会システムとして...〔人間の巣〕の単位での自治を提唱しているわけですが、そこ が、〔極楽浄土・・・パラダイス〕、になる可能性が濃厚です。 〔極楽浄土・・・パラダイス〕は...本来、“目的追求型・組織”の中にあるのではなく...“存在の 器/家族型・組織”の中に、形成されるものと思います。また、対立を許容できる社会単位/社会規 模というものが、きわめて重要な要素になりますわ...」
「ともかく... 〔人間の巣のパラダイム〕では...“必然的に・・・脱・冷暖房社会”...の流れになります。〔安 定で・・・コンパクトな高機能空間・・・人間環境/文明環境〕...を背景とすれば...“最低限の 冷暖房”で十分だからです。 ここまで来て、ようやく、文明社会は...“エコという意味において・・・ホモ・サピエンス以外/ 他の生物種と・・・対等”...になることができます。“人類文明が・・・生態系にかける負荷を・・・ ゼロに近づける”...ということが、可能になって来るからです。 この意味において...〔持続可能な文明形態/社会単位〕...の確立ができて...次の文明 のステージ/“文明の第3ステージ/意識・情報革命”の時代に、橋頭堡(きょうとうほ/渡河や上陸作戦のとき、 上陸地点に確保し、その後の作戦の足場とする拠点)を確保できます。 あとは...この〔安定した・・・文明の器〕を背景に...“人口爆発”...を抑制して行くことになり ます...」
響子が、目を細め...2階から薄日の射す芝生を眺めた。自転車に乗った支折の姿が、チラリと 目に入った。サイクリングを兼ねて、おいしいジャムとパンを買いに行くようだった。
「ええ...」響子が、視線をもどした。「これまで、何度も言っていることですが... 私たちは...“文明の折り返し/反・グローバル化”を提唱・推進しています。その具体策が... 〔人間の巣のパラダイム〕...であり...〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕...の全国展開 /世界展開になります。 その流れから...“脱・資本主義//・・・TPP(環太平洋・戦略的・経済連携協定)絶対反対/・・・LCC (Low-Cost Carrier/格安航空会社)による・・・人間の撹乱/文明の撹乱/生態系の撹乱に・・・反対”、と いうスタンスになります。 “LCC”は...庶民の足/翼になりますが...“グローバル世界の・・・強烈な撹乱要因であり ・・・長くは続かない”...と私たちは考えています」
「ええ... 文明/文化/宗教の“融合”は、美しくダイナミックなものですが...その“撹乱”は、摩擦熱と混 沌の灰色を生み出すだけですわ...現在はまさに、“撹乱・段階”に入り...文明世界と生態系が、 “混沌の・・・灰色”になりつつあります。 人類は...“今こそ”...与えられた豊かな大自然/生態系の中で、もっと謙虚な生活に、立ち帰 るべきだと考えます...」
“社会インフラの脆弱化/・・・脱・原発の加速/・・・1000兆円にのぼる債務残高/・・・バラ マキ行政の破綻”...という状況下で、〔平成維新・・・21世紀維新〕 は、必須の要件となって来ま した。
私たちは...【日本版/ニューディール政策・・・人間の巣/未来型都市/千年都市・・・の全 国展開】...を提唱しいます。
〔既存政治/官僚主導/財界主導の・・・国家運営〕...はもう、立ち行かなくなった様子です。 いよいよ、〔主権者/国民自身〕が、“維新・・・を断行”、する時が来ているようです...」
〔2〕 人間の巣のパラダイムで・・・争い事を終息・・・ 大自然/生態系に・・・溶け込んで行く・・・
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