My Weekly Journal/ 第1編集室/OPINION/2009年 |
(オピニオン=意見、世論)
|
トップページ/Hot Spot/Menu/最新のアップロード/ 編集長 : 津田 真 |
No.30 |
“ダム建設中止”/補償は、未来志向・・・ 安価で頑丈な・・・ 〔人間の巣/未来型都市〕 で! |
2009.10. 1 |
“ダム建設中止”/補償は未来志向・・・ 安価で頑丈な・・・ 〔人間の巣/未来型都市〕 で!
<
2009/総選挙を終えて・・・ > 「政治・部長の青木昌一です... “2009/総選挙”では、お世話になりました。おかげさまで、私たちの主張が通りました。民 主党は、300議席を超える大勝利でした。社会民主党と共産党も、頑張って欲しいと応援してい たわけですが、“次につながる”という意味で、よく健闘したと思います。
しかし...“政治は・・・国民から乖離” したままであり...“中・長期の・・・将来ビジョン”を 提示していないなど、多々、問題があります。“2009/総選挙”は、一応、“国民の側が・・・スジ の通った結果”を示したわけですね。今度は、“政治の側が・・・スジを通す番”でしょう。
民主党/鳩山・新政権は...既存の官僚支配の政治と決別するだけでなく...また、予算編 成と財政的問題に終始するだけなく...“法治国家の・・・回復”...“慣習法の・・・再構築”... “日本文化の・・・再編成”にも...即刻/大車輪で...取り組んで欲しいということです。
国民はすでに、非常に衰弱 しています。心が切れそうになっています。善良な市民までが、短 絡的な犯罪に走りつつあります。こうした状態を脱するためにも、目に見える変化/目に見える 成果を期待しています。こうした成果が、来年/参議院選挙にもつながって行きます。
一方、下野した自民党・公明党は...何故、こんな社会状況になってしまったのか、国民が何 に苦しんでいるのかを、真摯に分析し、猛烈に反省して欲しいと思います。その上で、“国民との 乖離を是正” ...党勢を立て直して欲しいですね。それができなければ、解党ということです。
さて...もし早急に、政治において...国民の納得する成果が見られない場合...国民は、 “第3の政治勢力の結集”が、必要なのかも知れません。国民は、満期/4年後の総選挙はおろ か、来年/参議院選挙までも、待つ気はないと思います。
おそらく...現在〜年末にかけての3か月間に...“国民と政治との乖離を問う・・・最大級 の山場” が到来するでしょう...つまり、“・・・路頭に迷う数十万の国民・・・/・・・将来展望を持 てない過半数の国民・・・”を...無事に越年させ/厳冬期を超え...“将来ビジョン”を実施し て行けるかどうかが問われています。
ちなみに、私たちは...思想集団ですから行動力はありませんが...“2009/難民村= 過疎地での自給自足農業”の立ち上げを、提唱しています。これは、今回のOPINIONのテーマ である、“ダム建設中止/補償”の問題とも連動しています。これらは、〔人間の巣〕の展開という、 同じ土俵の上にあるということです。
すでに、分水嶺の雨水は...無数の細い水流を作っていると思います。これは競争社会を離 脱し、自給自足農業を志向している人々です。過疎地における再開墾事業を、政治・行政が公共 事業として、本格的に推進できるかが、最初のカギになります。 “日本の・・・社会インフラの再構築”は...残念ながら、猛烈な土砂災害の中でも、“2009 /総選挙”の争点の俎上には、上がらなかったわけですね。ここが、まさに、“国民と・・・政治と の乖離”になるわけですが、本来、そんなものはあり得ないわけです。
しかし、ともかく...政治・行政が公共事業として推進できないのであれば...国民運動とな ります。すでに、“分水嶺からの雨水が・・・/日本の社会構造からこぼれ落ちた国民・・・”が... 山肌を削り、無数の細い水流を作り始めています。こうした生きるための行動は、止めることはで きないはずです。
無数の細い水流は、国民が生きるための自然な流れです。水流は、やがて谷川となり、さらに 巨大な渓谷を作って行くでしょう。その奔流の中では、“資本主義の既得権”や“政治と国民との 乖離”など、些細な問題でしかありません...今/現在、時代は大きく変わろうとしています 」
<“ダム建設中止”/補償は・・・ 未来型都市/自給自足農業で! > 「ええ...鳩山・新政権が発足し... 前原・国土交通省大臣が、“八ッ場ダム(/群馬県)”、“川辺川ダム(/熊本県)”の工事中止を次々 に宣言しました。また、現地説明/マスコミ説明もしています。私たちも、この方針に賛成です。 もう、ともかく、これ以上は、自然を破壊しないということです...
ええ...良い政治決断なのですが...ダムに水没予定の当該地域/周辺住民は、計画以来 50年前後も、政治・行政に翻弄(ほんろう)され続けて来ました。怒りが爆発するのは当然でしょう。 民主党・政権は、補償はすると言っていますが、流動化する時代の中で、確実な補償などはある のでしょうか...」
「さて...その確実な補償ということですが... 私たちは...この混乱した事態を...【人間の巣の方程式】に導入してみました。すると、当 該地域/周辺住民に対しては、〔人間の巣/未来型都市・・・自給自足型農業〕 を提供する、 という解になりました。元の地域が、そのまま利用できるかどうかは分かりませんが、これ以上の 補償はないのではないでしょうか。是非、検討して欲しいと思います。
この...【人間の巣=方程式・・・/解 】を、一般化すれば...“ダム建設・中止/以外”に も、広く応用できます。〔人間の巣〕の展開で、パラダイムシフトが起こるからです。是非、“中・長 期の・・・未来志向”で...様々な問題解決に応用して欲しいと思います。
“ダム建設中止”の当該地域/周辺住民も、ここは思案のしどころではないでしょうか。長期展 望でみた場合、目先の利益などは高々知れたものです。それよりも、“万能型・防護力”を手に入 れた方がいいのではないでしょうか。“脱・冷暖房/クリーン・エネルギー”を確保し、“地球温暖 化”にも対処し、子孫の世代まで安心です...」 〔人間の巣/コンパクトな高機能空間〕
の方が・・・ 建設費用/保守・運用面でも・・・はるか安全で安価! 「ちなみに... 山間部=初期段階においては...300〜3000人規模の小さな〔人間の巣〕が、地域で連係 して行くことになるでしょうか。山間部における〔人間の巣〕の展開では、小規模のものが散在し、 複数が連係して機能する形態になるでしょう。これは、“過疎地=2009/難民村”の展開でも、 同様です。
山間部の過疎地では...もともと耕作地が限られているからです。しかし、古き良き時代の村 や町と、ほぼ同じ形態が再現されます。違うのは、〔人間の巣/・・・半地下式/コンパクトな 高機能空間〕が、生活の中心になるということです。
あと、“人間のエリア以外は・・・大自然に還元する”、ということですね。したがって、農地も、 労働集約型/高利用型に整備します。しっかりとした柵で囲い、安全エリアとします。その外側で の収穫は、大自然の恵みとして、他の動物たちと共有です。
居住形態が、“万能型・防護力”となり...高度情報化の中で...共生・共同の社会形態にな るということですね。自給自足型・農業社会という、孤立型/開放系システムは、そのまま残され ます。ただし、これは初期段階の、〔標準型=人間の巣〕の場合です。一般的な、最も暮らしやす いスタイルだと思います...」
「ええと... これまでも、過渡期の都市周辺の〔人間の巣〕として紹介していますが...この構造物はマン ション・スケールでも可能なのです。基本的には、頑丈な構造物に、適量の土をかぶせるだけで す。あとは、クリーン・エネルギー・システムを備え、循環型・自給自足農業を展開して行きます。
“建設費用/保守・運用費”の面でも...コンパクト/高機能空間の方が、はるかに安上がり です。後々の、治水や道路の保守・整備の費用もかかりません。その上で、“万能型・防護力”を 獲得できるわけです。“ダム建設中止”の当該地域/周辺住民も、費用・労力の面でも、検討して みてはどうでしょうか...決断の他に、基本的な難点はないと思うのですが...
ところで、〔人間の巣〕は...これまでよりも、“より強い共同社会・・・より深い運命共同体”と なるわけです。しかし、これが、自然界において観察されている、生物種の生態の姿なのです。 私は、この方面は詳しくはないのですが...生態系は、多様化/複雑化/分化のベクトルの中 にあり、〔人間の巣〕ぐらいが適正な姿なのだそうです。グローバル化は、それに反しています。
あ、もう1つ言っておきましょう...〔人間の巣〕は...非常に、アイデンティティー(自己の存在証 明、自己同一性)の強い社会になるということです。こうした社会では、しっかりとした“慣習法”が確立 されると、推測されます。“勤勉/勇気/優しさ/真心”などが、しっかりと評価される社会です。
私たちは、この〔人間の巣〕の単位で...〔極楽浄土〕 が確立されるのではないかと...研 究を続けています。まだ、道半(みちなか)ばですが...現在は、“万能型・防護力”と、“地球温暖化 対策”の側面が、強くクローズアップしているようです。 これは、“耐・核シェルター”にもなるわけです...将来的には必要のないものと思っています が、核兵器の拡散/テロの国際化の現状では、“日本独自の国際平和戦略/専守防衛・カー ド”として、戦略的・活用が期待されますね...これも、“万能型・防護力”の側面ですが...」
<時代が・・・大きく変わろうとしています! >
「これも...すでに、くり返し説明されていますが... 〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕における...周辺テクノロジーの面では...産業用 道路は必要ありません。自給自足社会であり、外部との物流は多くはありません。 一方、形式的には...“文明の第3ステージ/意識・情報革命”の中で、情報通信量は無制限 になります。山間部では、当面、こうした〔人間の巣〕が、無数に展開して行くものと思われます。
まあ...現在の個人住宅が...安全な集合住宅になるということでしょうか。そして、個人経 営の農業が、共同作業になり...共生社会になって行くということですね。支配階級のない、ゆ とりのある社会は、豊かな文化を育みます。こうした社会の器を、子孫に残していくべきでしょう。
うーむ...そうですね...過渡期が終われば、〔人間の巣〕はより機能的に統廃合されて行く 可能性があります。まあ、これは、次世代が考えればいいことでしょう。それから、〔人間の巣〕の 内部の未来型テクノロジーについても、それぞれ、その時代の住民が、バージョンアップして行け ばいいことでしょう...体を動かすということも、重要ですからねえ...
ただ...山間部の段々畑などは...クリーン・エネルギーの動力を有効に使えば、独特の景 観の〔人間の巣〕が形成されますね...競争社会ではない、労働集約型農業ですから、そういう ことも可能でしょう。そういう所からも、強いアイデンティティーが育まれて行くでしょう...
ともかく、過渡期の状況としては...かつて存在した農村をモデルとし...“脱・車/脱・冷暖 房/脱・大量消費生活”を推進し...クリーン・エネルギー社会を実現し...“地球温暖化”に対 処します。〔人間の巣〕は、集中豪雨による土砂災害や、地震や、感染症も対処できるわけです。
ただし...あまり小規模では...医療・教育・技術サポート等の面で、問題が生じて来ます。 したがって、一定規模の人口が集中する必要があります。どのぐらいが適正人口なのか、どのよ うなネットワークが最適なのか...これは、今後の試行錯誤になって行きます。長い時間をかけ、 洗練されて行くことになるでしょう... また...広域的サービスや、道州制の考察なども、今後の課題になります...あと、国家や、 “世界政府/地球政府”の実現も...時代の推移を見ていくことになります...」
「ええ...民主党には... 是非、未来志向/安全/安価/頑丈な...〔人間の巣〕を展開して行くことを、期待していま す。真に国民の側に立つ政治をするならば...特別に反対する理由もないはずです。もっとも、 これ以上の、“中・長期の・・・将来ビジョン”があるのなら、話は別ですが...
ともかく、“八ッ場ダム、川辺川ダムの・・・建設中止/補償”も...“2009/難民村”も... 〔人間の巣/・・・自給自足型・農業社会〕の創出という形態をとれば...失敗に帰するという ことは無いはずです。十分な検討の上で、決断を期待しています。 時代は、今/現在、大きく変わろうとしています・・・果敢な決断を、お願いします・・・! 」
|