My Weekly Journal /辛口時評/辛口時評・2013 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
トップページ/Hot Spot/Menu/最新のアップロード/ 担当: 折原 マチコ / 秋月 茜 |
No.1 | 経団連・大企業は口出し無用・・・主権者が考えること! | 2013.10.29 |
No.2 |
経団連・大企業は口出し無用・・・
主権者が考える事だ!
えかよ...」 「関係ないよな...」ポン助が、首を横にした。「あんなのは...モグリだよな...」 「うーん...」マチコが、腕組みをし、深くうなづいた。「そういえば...最近、よく出て来るわよね、」 「ま...」ブラッキーが、プカリと円い煙を吐いた。「...ロクなことは、言わないな...」 「ふむ...」津田・編集長が、あごに手を当てた。「まあ、なんだな... 安倍・首相は、確信的な将来展望を持っていない。引きずられている。右寄りではあるが、戦略的遠望 がない。だから、原発・再稼働のような間違った政策で、アッサリと引きずられてしまう。致命的な間違い をする」 「そうよね、」マチコが、うなづいた。 「それにしてもだ... 現在の自民党・国会議員というのも、民主党以上に情けないねえ。民主党・政権は、“アクティブな・・・ 害悪”はなかった。しかし、現在の自民党・政権は、“時代錯誤と・・・アクティブな害悪”が満載だ。なぜ 今、戦前の軍国化が復古するのか... 例の...女性の党3役の起用も、NHKの大河ドラマ的で、悪いわけではないが、何所か柳腰だ。抜群 の政治力があるとも思えない。まあ、党人事ではあるが、安倍・政権の“未熟性”を象徴しているな...」 「うーん...」マチコが、ミミちゃんの耳に触れた。「小泉・元首相が、それを補完かあ...」 「まあ、そういうことだ... 安倍・首相は...“ミニ独裁”の、スキル/テクニックのツボは研究したようだ。それが殊勝なことかど うかは別にして、需要が無い。しかし使ってみたい。“一連の・・・戦争玩具”と同じだねえ。時代錯誤と言 われようと、使ってみたいらしい」 「危険な花火よね...」 「うむ... 民主党・政権と同様、熟成がなく、時代錯誤で、一人芝居だ。自民党・国会議員と公明党・国会議員が、 安倍・首相を支持しているのも、理解できない。冗談にしても、これほどアッサリと、戦前の軍国化を容認 するとは..」 「はい...」マチコが、コクリとうなづいた。「つまり...安倍・首相の“戦争ゴッコ”は...明確に、“20 世紀の遺物・・・過去のパラダイム”...だと?」 「そういうことですねえ... アジアで、軍事的緊張感を呼び起こしているのに呼応しています。これは“戦争ゴッコ”で飯を食ってい る、大国の軍事組織/軍需産業が存在するからです。遅れて近代化した中国人民解放軍と、最強アメリ カ軍の“遊び”です。そして、どうやら、安倍・政権も参加に積極的です...」 「何を、考えているのかしら?」 「うーむ... ロシアは、かっての日本のように、高見の見物を決め込む立場にあります。まあ、EUもそうなんでしょ う。しょせんは、“戦争ゴッコ”です。人類は、あの東西冷戦/核戦略時代を回避したわけであり、今さら、 核戦争をするはずもありません。 ただ、軍事戦略・担当/大川慶三郎が言うように...あの時代に比べて...人類全体の精神性が 薄弱になっています。その辺から、暴発があるかも知れないと言います。テロも、大量破壊兵器を操作す る可能性があると見ています。 まあ、“戦争ゴッコ” は、早く卒業し、大人になるのが一番でしょう」 マチコが、無言でうなづいた。
「さて...一方、経団連ですが... 国民を弾圧し、相対的に経済的・優越感に浸ろうとしているのでしょうか。そうだとしたら、そもそも下司 な発想です。大企業は、十分に食えるし、内部留保の資金を溜めています。貪欲そのものですねえ... そもそも、経済活動は社会・国民に奉仕する方便です。しかし、いつの間にか主権者のように振舞って います。溢れたものを、国民に分け与える発想です。しかし、日本の主権者は、国民なのです。官僚組織 や、公共放送や、方便/・・・企業・産業ではありません。 “行過ぎた・・・資本主義”、“行過ぎた・・・経済のダイナミズム”が...戦後・民主主義社会にひず みを作り出し、グローバル世界の閉塞状況となり、顕在化し、“巨大危機の輻輳”を招来しています。 この種の危機は、すでに聞き及んでいると思いますが...“世界経済・世界金融の破綻の危機”や、 “地球温暖化・海洋酸性化の危機”...そして、“グローバル化による・・・感染症パンデミックの危機”に、 代表されます。 こうした状況下でもなお...超・既得権層は...このまま経済発展を続け、破局点へ向かってもかま わないと...覚悟を決めたのでしょう」 「あ...」マチコが、口をあけた。「そんなものが、あるのでしょうか?」 「うーむ...」津田が、うなった。「実態は、雲のようにつかめませんが...明確に存在します... それが、レーチェル・カーソンの『沈黙の春』を無視し...ローマ・クラブの『成長に限界』を反古にし... 最近では...“地球温暖化”に対処する『京都議定書』を空洞化し...グローバル化世界の中で、ローソ クの残り火のように...あるいは超新星爆発の前のように...最後の輝きに浸っています...」 「現在の文明を、安全神話で包んでいるわけかしら?」 「ま...何も知らないなら...」津田・編集長が、髪を撫でた。「その方が幸福、なのかも知れません... しかし、いやしくも我々は...高度な人類文明を形成しています。つまり、それは神か、悪魔か、文明 の性(さが)か...それを乗り越えるために、我々は、頑張っているわけですがねえ...」 「うーん...」マチコが、うなづいた。「そうよね... 〔自給自足型・・・共生社会〕になれば、“誰かが・・・儲かるシステム”も、終わるわけなのよね...」 「そうです...」津田・編集長が、口に手を当てた。「“経済原理の貪欲” は... 野生のパラダイムの中で...生態系の食物連鎖/弱肉強食の中で...強烈に作用しているというこ とです。アメリカで“全米ライフル協会”が根を張り、銃規制が進まないのも、まさにアメリカはそのパラダ イムの中にあるからです。野性の中で、身を守る手段であり、捨て難い権利だと考えているわけです。 しかし...知的・生命体は、生命潮流の中で...その野性を超えることが要求されているわけです、」 「はい...」マチコが、ミミちゃんの背中を撫でた。
「何度か、言いますが... “文明の第1ステージ/農耕・文明の曙”...そして、“文明の第2ステージ/エネルギー・産業革命” では...まだ、食物連鎖/野生の喧噪/環境圧力から...基本的に脱出していなかったわけです。 しかし...“文明の第3ステージ/意識・情報革命”へのパラダイムシフトが本格化し...ようやく人類 文明は、生命潮流の中で...知的・生命体の地位を、確立できるのかも知れません...」 「うーん...」マチコが、スクリーン・ボードを眺めた。「そうかあ... 〔人間の巣〕で...淘汰圧力/食物連鎖・環境圧力から脱し...生態系と一体化 して、大自然の中 に溶け込んで行く、ということよね...?」 「そうです... 地球ガイア/地球生命圏のホメオスタシス(恒常性)が...本格的にホモサピエンスの排除を起動する 前に、我々としては...“一定の方向へ・・・力を結集する必要がある”...ということです」 「うーん...ハイ!」マチコが、コクリとうなづいた。
|