My Weekly Journal /辛口時評/辛口時評・2011 |
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トップページ/Hot Spot/Menu/最新のアップロード/ 担当: 折原 マチコ / 秋月 茜 |
No.1 | 復興の司令塔/・・・ 再編成は必至! | 2011. 5. 1 |
No.2 |
<1>
復興の司令塔/・・・再編成は必至!
マグニチュード・9.0の・・・超巨大地震! 最大クラスの・・・巨大津波災害! 最悪レベル/レベル7の・・・原発事故!
“万能型・防護力”/〔人間の巣・・・の全国展開/世界展開/・・・人間の巣のパラダイム〕 を...提唱してきました!」 「そうですね、」茜が唇を結び、コクリとうなづいた。「あ、秋月茜です!御無沙汰しております! 私たちは...“産・官・学の・・・原発サークル”...というものを...実は、それがどんなもの かはよく存じ上げないわけですが...かねてから、その体質を非常に危惧して来ました。“大小 の事故の頻発!”...“くり返されるデータのねつ造!”...“官僚的体質と責任の所在不 明!”・・・等々...外部/一般人が漏れ聞くだけでも、目に余るものでした。 今回の、大事故以前から、任せてはおけないと思ってきました。でも、そう思っていても、なす術 (すべ)もありませんでした。そしてた、結果はこの有様です。 むろんそれは...政治全体がそうですし...日本文化全体がそうです。日本相撲協会も、日 本放送協会/NHKもそうですね。〔常識的な国民/主権者である一般人〕...とはかけ離れ た所に存在しています!」 「はい!」マチコがうなづき、両手を組んだ。「本物/プロフェッショナルが、いなくなったと言います よね!」 「そうですね... でもここでは...“巨大複合災害からの・・・復興の話”...に的を絞りましょう。私たちは、 “原発・プラント”というものが...“生態系とは・・・協調的できない存在”...“放射能は・・・ コントロールが難しく・・・非常に危険な存在”...ということで、“脱・原発”に舵を切ってきたわ けです。 でも直接的なきっかけは...“産・官・学/原発サークルの・・・官僚体質への危惧”...で した。私たちは、この次に...“チェルノブイリ/スリーマイル島・クラスの・・・原発・事故”が起こ るとしたら、それは日本だと警告しました。まさに、それが的中してしまったわけです。でも、ありが たくない的中ですわ...」 「うーん...」マチコが、体を乗りだした。「“原発・事故”は、人災だという意見もありますよね?」 「そうですね... “初期対応のまずさ”、が言われています...“スリーマイル島・事故(1979年/レベル5)”/“チェ ルノブイリ・事故(1986年/レベル7)”/“東海村臨界・事故(1999年/レベル4)”は...全てが、いわゆ る...“ヒューマン・エラー(人間的ミス)からくる・・・原発・事故”...なのです。 そして今回も...“初期対応のまずさ”...そして...“地震/津波の想定の甘さ”...と いう意味では...“設計上の・・・ヒューマン・エラー”...ということができるでしょう。この...“設 計上の・・・ヒューマン・エラー”...というのは、今後の“原発”の継続/存続の上で、大問題をは らんできます...」 ・・・・・詳しくは《人間的ミスによる/重大事故》へどうぞ・・・・・ 「はい、」マチコが、うなづいた。 「いいでいか...」茜が、頭を斜めにした。「何度も指摘されていることですが... ともかく...“津波の想定が・・・非常に甘かった”...ということですね。過去には、“貞観地 震/貞観津波(じょうがんつなみ: 貞観11年5月26日・・・西暦869年7月9日)”の...今回と非常によく似た、巨 大津波の痕跡も、明確に残っていたわけです。 “想定の甘さ”...というものは、今回の津波被害で顕在化しましたが、これは“原発・全体”に 一般化されるということです。つまり、“活断層”や“想定震源域”...“放射性廃棄物の最終処分 場”においても、“甘い想定”...がなされているのではないかということです。まず、総点検する 必要があります」 「はい...」 「また、そうであれば... “原発”に関しては...“国際機関が・・・統一的に管理”...する必要性も、出て来るのかも 知れません。ともかく、まずもって...“世界は・・・脱・原発へ舵を切る”...ということですわ」
「うーん...」マチコが、頭をかしげた。「菅・政権の、“原発・事故”の対応もまずかったわよね、」 「そうですね... 人類史上初の、“原発の被災・・・巨大地震・津波災害”に直面したわけです。でも、リーダー シップがほとんど発揮されませんでした。会社で言えば、課長・部長レベルていどの、危機意識/危機 対応だったようですね、」 「それから... 行政組織や、報道官の対応もまずかったわよね。“原子力安全・保安院の・・・のび太君(ドラえも んの登場人物)”も...“官房長官の・・・ジャイアン(ドラえもんの登場人物)”も...その下の“副官房長官 の・・・出来杉君(ドラえもんの登場人物)”もさあ...頭がよくて、頑張っているんだけど...信頼感が無 いのよね、」 茜が口を押さえた。 「ホホ...“のび太君”のような信頼感ですか...それと、“ジャイアン”のような...」 「そう...」マチコが、口を尖らせ、うなづいた。 「ええと...こんなことを、言うつもりもなかったのですが... 菅・民主党代表=菅・総理大臣の選出には...私たちは“指導力の欠如”という意味で... 例外的に、強く警告しました。前の、民主党・代表選挙の時ですね。管さんは、総理大臣としては、 “著しく・・・的確性に欠ける”と指摘してきたわけです。こうした極端な結果になって、残念ですわ」 ・・・・・詳しくは《2010/民主党・代表選挙/ミス・キャストの反省と責任の所在は?》へどうぞ・・・・・ 「うーん...」 「“災害/復興・・・原発事故/対応”においても... ほとんど全てが...後手後手となり...収拾を困難にさせていますわ。総理大臣という重責を 担っているわけですから、あえて指摘しておきます。 ともかく...総理大臣として、国民の期待する指導力を発揮しているとは思えません。また、総 理大臣であるからには...自分自身の力量も見極め、自らの出所進退も判断するべきです...」 「そうよね... 3代前/福田・元総理大臣は、その重責をしっかりと見極め、身を引いたわよね。菅・総理には その謙虚さがないのかしら?」 「そして、“全体を見渡す能力”がないようですね... 戦国時代の国取り合戦のように...総理大臣のポストというものを...“王道の座”ではなく、 “覇道の座”、とでも思っているのでしょうか。言うまでもないことですが...日本は、〔国民主権 の・・・民主主義国家〕なのです...覇道は、見当違いです...」
「結局...」マチコが、宙を見た。「次の総理大臣は...誰がいいかしら...?」 「そうですね... 現在の状況下では...小沢一郎・元代表に...緊急事態ということで...就任して欲しいと 思っています。“政治と金の問題・・・本音と建前の使い分け・・・検察審査会の問題”...は、 非常に見苦しいものがあります。これらは、リセットするべきでしょう... 今は...“難破している日本丸の舵取り”...が最重要です。ゴチャゴチャした意見は、もう 聞きあきています。それよりも、“国家が危機の瀬戸際”...にあります。やらせてみる価値は、 十分にあると思います...」 「はい!」マチコが、口に指を当て、うなづいた。
「政治/官僚/マスコミは... 過去の対立・偏見を捨て...ノーサイドで1つにまとまり...“全力を出しつくす時”です。そ れができない時は、〔国民/主権者〕が、政治/官僚/マスコミを見捨てます。その時は、〔国民 が・・・独自の歩みを始める〕...ということになるでしょう...」 「うーん...」マチコが、うなづいた。「ともかく... “小沢さんに・・・やらせてみる!”、ということですね。それで、今の“膠着状態が動きだす” ということですよね...?」 「そうです!」茜が強くうなづき、インターネット・正面カメラの方を向いた。「今のところは、そうで す!後は、それからのことです! いずれにせよ、近いうちに総選挙を行い、国民の審判を仰ぐ必要があります。でも、それには、 “選択肢の整理・・・が不可欠”...になります。マスコミにはしっかりして欲しいですね。 公共放送/NHKも...“浄財で運営されている・・・本来の使命”...に目覚めて欲しいと 思います。〔国家の命運/人類の未来社会〕...が左右される時です...」 「はい!」 「ともかく... AED(自動体外式除細動器)で...電気的ショック/・・・除細動を与え...異常な電気信号経路を 遮断し...正常な電気信号の経路へ心臓の働きを戻す...ということですわ。それが、小沢さん の仕事になると思います。本格的治療/本格政権は...それから、考えればいいわけです!」 「はい!」マチコが、うなづいた。「小沢さんの仕事は、救急車で病院まで運ぶ政権ということかし ら?」 「そうですね!それで、急場をしのぐということです!」
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