My Assistant Deskアシスタント・ロビー

              wpe89.jpg (15483 バイト)  アシスタント・ロビー     wpeA.jpg (42909 バイト) 

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  トップページHot SpotMenu最新のアップロード/             担当:折原 マチコ      <1997.8.25 /開始>

  wpe8.jpg (14345 バイト) INDEX                                       wpeA.jpg (21645 バイト)

No.1  G1/マイルチャンピオンシップの準備 1998.11.18
No.2  折原マチコ、98・秋G1シリーズを2度外し、落ち込む  1998.11.27
No.3  がんばれ、貴乃花!   1999.1.16
No.4  ポン助の“銀ヤグラ” 1999. 1.27
No.5  マチコの訓示 1999. 5. 2
No.6  ジャパンカップ・ダート、ジャパンカップ・芝/連続的中 2000.11.27

                                   

                                                                    (1998.11.18)

  G1/マイルチャンピオンシップの準備

                                                          

「今度ははずせないぞ、マチコ」白石夏美が、ドサッ、とソファーに腰を落として言っ

た。

「うん...」マチコは、腰に両手を当て、クルリと体を回した。「今度は絶対にはずせ

ないわ」

「私たち、ちょっと考えが甘かったかしら」枝折が言った。「エリザベス女王杯では、メ

ジロドーベルとランフォザドリームを、2頭ともはずしているわ。これは反省すべきよ」

「うん...」

「もっと、緻密に考えなきゃだめよ」夏美が言った。「強気なだけでは、ギャンブルがう

まいとは言えないわよ」

「うーん...そ...」マチコが、考えながら言った。「私たちだけでは無理ね...よ

し、響子を呼ぼう!」

「会議室の里中響子さん?」夏美が聞いた。

「あの人、競馬なんかするかしら?」枝折が言った。

「多分するわね。秋華賞馬のファレノプシスを知っていたわ。うん。多分、大丈夫よ」

「そう。里中さんなら、頼りになりそうね」枝折が言った。

「夏美、コーヒーを入れといて。私、里中さんの所へ行ってくるから、」

「あいよ」

 

 しばらくして、里中響子とマチコがロビーに入ってきた。

「アラ、皆さんおそろいなのね」里中響子は言い、ぐるりとロビーを見まわした。それ

から、「まだ殺風景ね...ミケ、ミケ、いらっしゃい...」

 ミケは彼女の方を見たが、ニャー、とひとこと言い、ソッポを向いて窓の方へ行っ

た。それから、ヒョイと出窓へ飛び上がった。

「それで?」響子は、ソファーに片手を置き、腰を沈めた。

「今度ははずせないのよ」マチコが言った。

「そうでしょうね。会議室の様子は全て分かってますわ。私の担当ですからね」

 夏美が、コーヒーを盆にのせてきて、テーブルに置いた。4人とも、黙ってコーヒー

カップを取り、口へ運んだ。

「いいわ...」響子が、コーヒーを一口飲んで言った。「まず、データを集めてちょうだ

い。それから、データを慎重にチェックするわ。そして、真に強い馬をピックアップする

の。穴馬や、ジンクスや、勝負運の判定はそれからよ。さ、はじめて!」

「はーい」マチコが立ち上がって言った。

 

 

                                                        (1998.11.27)

 折原マチコ、98・秋G1シリーズを2度外し、落ち込む      

                                                         

「おーい、マチコ、いるかあ?」白石夏美が、ドンとロビーのドアを押した。

「うん...」マチコは、ソファーの上で脚を伸ばし、ボンヤリしていた。夏美の方は見

ずに、「フウー...」と、ため息をついた。

「なーんだ、マチコ、まだ落ち込んでるのかあ!」

「力が抜けちゃったのよ...」

「ま、しょうがないか」

「今度は、ジャパンカップね。うーん...」

「そんなに当たるもんじゃないわよ。さ、競馬コーナーへ行くわよ」

「うん...よいしょ、」マチコは両足をソファーから下ろし、パンパンとスカートを叩い

た。「夏美、ワインを一杯飲んでいこ」

「そうするか」

 夏美は、ワインとグラスを取りに行った。

 

                                                                                  (1999.1.16)

    がんばれ、貴乃花!           

                                      

  最近、貴乃花のファンになりました。

  お相撲さんのキャラクターはあまり面白みが無いのですが、最近の貴乃花関は、

ようやく生の人間性が感じられます。是非頑張って欲しいと思います。 

                                                                                                    < マチコ >

                                                

                                                                                                               (1999.1.24)

 平成11年初場所  横綱・貴乃花関は、痛恨の8勝7敗でした。次の場所は、是

非最強の横綱に復帰してもらいたいと思います。

 

                                                                     (1999.1.27)

  wpeF.jpg (21241 バイト)   ポン助の“銀ヤグラ”   

 

 ロビーの隅に畳が4畳半ぶん敷いてあり、この一角だけが和風になっている。

 パチン、とポン助が短い指で駒を打った。それから、つぶやくように言った。

「できたぜ...」

「何が?」マチコが、畳に片手をつき、けげんそうに将棋盤を眺め直した。

「“銀ヤグラ”...」

「エエーッ...ポンポコちゃんが、何で“銀ヤグラ”を知ってるのよう!」

「マチコの番だぜ」

「うーん、“銀ヤグラ”かあ...エエッ...ちょっと待って...」

 マチコは跳ねるように立ち上がり、パソコンの所へとんでいった。そして、両手で猛

烈にキイボードを叩いた。

「...うーん...銀が泣いている...坂田三吉...うーん...」

「おーい、マチコ!汚ねえぞ!」ポン助が将棋盤の前で言った。

「ちょっと待ってよ...」マチコは、キイを叩きながら振り返って言った。「ねえ、ポンポ

コちゃん、タヌキそば食べる?」

「そんなの食うかよう、」

「じゃ、何がいい?」

「剣菱(伝統的な銘酒。辛口...)を持ってくりゃあよう」

「赤ワインでどう。勝沼の手作りワインよ」

「それでいいか」ポン助は立ち上がった。「どこにある?」

「向こうのテーブルの上。グラスは、食器棚...」マチコはパソコンから目を離さずに

言った。モニターに将棋盤を映し出し、すでに“銀ヤグラ”の解析を始めている。

 

  夏美と支折が、ハイパーリンクのゲートから入って来た。二人はマチコの方を眺

め、それらポン助の方を見た。夏美は、パソコンにかじりついているマチコの方へ行

って、一緒にモニターをのぞき込んだ。

「ポンちゃん!」支折が言った。「何でワインを飲んでるのよ?」

「マチコが飲んでろってさ...」

「ふーん...そう...さては...」

 ポン助は、シッポを揺らし、くるりと支折に背中を向けた。

「ねえ、マチコ、無理よ...」支折も、マチコの方へ歩きながら言った。

「何が?」

「ポンちゃんにはかないっこないわよ」

「とどうして?」

「ポンちゃんは、初段の実力があると言われてるのよ」

「エエエーッ!」

「騙されたのよ、ポンちゃんに...」支折は、ポン助の方を睨んだ。「ワインを飲むた

めに、ポンちゃんの打った手よ」

「エエエーッ!」

 

 

                                                ( 1999. 5. 2 )

 天皇賞/マチコの訓示

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「はい、整列!」マチコは、腰に両手を当てて言った。「よし、番号!」

「1、」ポン助が言った。

「2」ミミが言った。

「3...」タマが言った。

「はい!」マチコは、腰に当てていた両手を下ろした。「ええ...いよいよ、春の天皇

賞を迎えました。桜花賞、皐月賞と外しているので、みんなも是非頑張ってほしいと

思います。ええ、ポンちゃん!」

「おう、」

「ポンちゃんは、小渕総理大臣に似てるのだから、是非頑張ってください!」

「おれが、小渕総理大臣に似てるってのか?」

「そ、頭のいいところが似ています。それから、ミミちゃん!」

「うん!」

「ミミちゃんは、女の子だから、ガッチリとためて、貯金するように!」

「うん!そうする!」

「タマ!」

「ああ、」

「タマは、最年長の招き猫です。みんなの面倒を見て、バッチリと運を呼びこんでくだ

さい!」

「よう、」タマが言った。「おれは、誰に似てるんじゃ?」

「うーん、ポンちゃんが小渕総理大臣だから、タマは中曽根元総理大臣ね」

「マチコ、あたしは誰に似てるの?」

「うーん...ミミちゃんは、土井たか子さんかしら...うーん...?」マチコは、腕組

みし、首を横にした。

「偉いの?」

「元衆議院議長だ」ポン助が、前を向いたまま言った。

「うーん、...?...ちょっと待って、みんなにも聞いてくる...」

  マチコが、枝折と一緒に戻ってきた。その後ろから夏美も来た。

「ポンちゃんは、メガネをかけていないわよ」枝折が言った。「総理大臣は、メガネを

かけてるわ」

「ミミは、土井たか子より福島瑞穂のタイプよ」夏美が、両手で髪を後ろへしごきなが

ら言った。

「うーん、じゃ、ミミちゃんは、福島瑞穂さんに似てるんだから、しっかりと頑張ってくだ

さい!」マチコが言った。

「うん!」

 

    

                                                       (1999.11.18)

最強アシスタント軍団の創設

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「ええ、折原マチコです。アシスタントは、これまでのポンちゃんとミミちゃんとタマの他

に、新たにお化けのPちゃんとチーコちゃんが加わりました。人数も増えましたので、

しっかりと組織化することになりました。そこで、 My Assistant Desk を取り仕切る私が、

アシスタント軍団の最高司令官に就任することになりました。ちなみに私の Assistant

Desk としての主任務は、My Workstation のアシストです。もっとも、高杉塾長の要

望が少ないので、こちらの方の仕事はあまりしていません。さ、そこで、もう一度整理

しておきます。今後のアシスタント軍団の活躍にご期待下さい。」

 

ポンちゃん : 文芸フリートーク/星野枝折のアシスタント

  ミミちゃん  :  My Assistant Desk/折原マチコのアシスタント

    タマ       : イベント・ショッピング生活・/白石夏美のアシスタント

      Pちゃん   : My Assistant Desk/折原マチコのアシスタント

        チーコちゃん : 会議室/里中響子のアシスタント

 

 

                                                   (2001. 1. 1)

New Face の紹介 <ブラッキー、ヘリコくん>

                

「マチコです。アシスタント軍団に New Face が仲間入りしました。アメリカ帰りの元

海兵隊員/ブラッキー軍曹です。ここでのニックネームも、“ブラッキー”とします。うー

ん...かなり、ガラが悪そうねえ...」

                  ブラッキー                                        

「ま、そこんとこは、よろしく頼むぜ。機関銃も、ヘリの操縦も、何でもこなすぜ」

「ここでは、機関銃は必要ないわよ」

「ヘリはどうだい?」

「うん、ヘリは使えるわね。今年は1機導入する予定だから、」

「おう。それじゃあ、ヘリの操縦でもやるか」ブラッキーは、タバコの煙を吐き、脚を組

み直した。

 

「ええと、次は、いま言った、ヘリコプターの“ヘリコ”くんです。安全操縦で、しっかり頑

張ってください」

 

                                               ヘリコ君        

 

「はい。安全操縦が第一です。みんなに信頼されて、大活躍しようと思います」