Community Space /ボスの展望台/ボスのTwitter/2016/3月 |
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トップページ/New Page Wave/Hot Spot/Menu/最新のアップロード/ 担当: ボス= 岡田 健吉 |
F-2 支援戦闘機 F-1の後継として開発された航空自衛隊の戦闘攻撃機。F-16 をベースに三菱重工とロッキードマーチンとの共同開発。空対空ミサイル、空対艦
ミサイル、空対地・スマート爆弾などを搭載可能で、20ミリ・バルカン砲を搭載する…マルチロールファイター/多用途戦闘機。 (ネットより画像借用)
![]() オート・メラーラ 76 mm 砲 護衛艦・ちくま/速射砲。 (ネットより画像借用) |
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![]() スタンダードミサイル SM-3 (自衛艦/装備) (パブリック・ドメイン) 米ミサイル巡洋艦レイク ・エリーから発射される、 RIM‐161スタンダード ・ミサイル(SM‐3) 艦隊防空用の SM‐1、SM-2… 対レーダーミサイルの スタンダードARM 弾道ミサイル迎撃用の SM-3… ![]() THAADミサイル Terminal High Altitude Area Defense missile (終末高高度防衛ミサ イル) (パブリック・ドメイン) 大気圏に再突入してい る段階/成層圏よりも上 の高度で…目標を迎撃 (安倍政権が導入検討) (韓国配備は…?) ![]() パトリオットミサイル PAC‐3 (パブリック・ドメイン) 防衛では終末航 程に対応する。 20~35km範囲を防御 PAC‐3弾 を採用 (航空自衛隊/6個高射 群24個高射隊、高射教 導隊が配備) ![]() GBI Ground Based Interceptor (弾道ミサイル迎撃ミサ イル) (アラスカ州フォート・グリ ーリー基地にてサイロに 装填中) (パブリック・ドメイン) ミッドコース段階の迎撃 システムで…地上配備 のGMDと、海上配備の SMDがあり、これは地上 配備型/アメリカ本土 型… |
2連装高射機関砲 L-90 87式自走高射機関砲 (ガンタンク) 対空機関砲 VADS (バッズ) スイス/エリコン 35mm機関砲 スイス/エリコン 35mm機関砲 20mmバルカン砲/6銃身ガトリング砲
射撃管制装置 によって構成される。陸上自衛隊では1969年に採用され、製作は砲部を日本製鋼所、射撃管制装置を三菱電機が担当。L-90とは90口径を意味する。 (★ 日本の零戦の20mm機関砲も、スイス/エリコン社のものです。)調達は、1981年度をもって終了。2009年7月2日、最後の射撃訓練。退役後はモスボール(/再使用することを考慮 して、極力劣化することを防ぎ保管すること。米戦艦/ミズーリのモスボールは有名)はされない予定。
防衛省では・・・略称を87AW、広報向け愛称を<スカイシューター>、部隊では<ガンタンク>や、敵航空機を蝿に見立 てて、<ハエ叩き>とも呼称される。 砲塔の左右にスイスのエリコン社製35mm対空機関砲KDAを1門ずつ、2門装備し、砲塔上部の後方にパルス・ドップラ ー方式の索敵レーダーと、追尾レーダーが配置されている。
対空機関砲は、基地防空の最終段階を担当。低空で侵入する航空機を捕捉、迎撃することを主任務とする、簡易な半自 動独立火器システム。 20mmバルカン砲の高速発射性能に加え、リード・コンピューティング・サイト、測距レーダーの組み合わせによる、見越し
角の自動算定機能を装備。これによって、命中率が向上、対応時間の短縮、射手の負担を軽減しいる。
★ 艦艇用近接防御火器システム (CIWS: Close In Weapon System) ( 20mm バルカン砲 ) 射撃中のファランクス( Phalanx=火器) (パブリック・ドメイン) 20mm弾の装填 (パブリック・ドメイン) 対艦ミサイル迎撃用のバルカン・ファランクス CIWS( Close In Weapon System)は、艦船を目標とするミサイルや航空機を至近距離で迎撃する艦載兵器の総称・・・ 個艦防御システムの1つです。 毎分/6000発 有効射程は数km程度 対処可能時間は 数秒 ~ 十数秒。 通常の装弾筒付徹甲弾(APDS)ではミサイルの弾頭を確実に破壊するには威力不足・・・アメリカ軍では貫徹力の高い 劣化ウラン弾を使用。オーストラリアと日本は、それに代わるものとして、タングステン弾を使用している。
★ CIWS・・・は、M61A1バルカンを使用した、艦載用の近接防御用・機関砲・・・(6銃身/20mmガトリング砲) ★ VADS・・・は、M61A1バルカンを使用した、地上部隊用の低高度防空用・機関砲・・・(6銃身/20mmガトリング砲) ★ 航空機関砲/航空機搭載用・・・ としては… ☆・・・発射開始から規定の回転数までのスピンアップに時間がかかる(風車発電式ガンポッドで数秒・・・電動式で1秒弱 ・・・油圧式で0.3秒程度・・・)ため、その間はスペック通りの発射速度は発揮できず、(油圧式の場合で・・・射撃開始後 1秒間の発射速度は・・・毎秒70発程度)また、銃身の回転が安定していないため集弾も回転方向にぶれる傾向がある。 ☆・・・M61A1は給弾機構に改良が加えられ、当初、F-22戦闘機(ラプター/自衛隊が当初導入を希望していた第5世 代戦闘機・・・ステルス性、アフターバーナーを使用しないでスーパークルーズ(超音速巡航)が可能、STOL(短距離離着 陸)が可能等の特性を持つが…調達費用がかかり過ぎるため、生産を終了している。)用として開発されたM61A2では砲 身の肉厚を削ることで耐久性を犠牲にしつつも、スピンアップ時間の大幅な短縮に成功している。射撃停止には0.5秒程 度の時間を要する(この間…砲弾は発射されないが、供給される砲弾が未使用のまま弾倉へと収容される)他、砲身の加 熱による影響から、1回の発射時間は2秒以内(おおむね100~200発相当)に制限される。
〔艦船の多層防御〕では・・・ 長射程の艦隊防空ミサイル/<スタンダード・ミサイルなど>により迎撃が行われ・・・次に個艦防空ミサイル/<シース パロー、ESSM/発展型シースパローなど>、 <76mm砲、127mm砲などの火砲>により迎撃が行われ・・・<CIWS >が、最も内側での防御を担当します。 ☆ 同時にチャフ(/電波を反射する物体を空中に散布)、フレア(/赤外線センサを欺瞞するために用いる)、ECM(/ 電子対抗手段/電波妨害装置)などの、非破壊的なソフトキルも行われ・・・敵の攻撃を無力化します。
★ スティンガー・ミサイル/携帯式防空ミサイル・システム ( FIM-92 Stinger )
★ 主目標・・・ヘリコプター、対地攻撃機、COIN機/(軽攻撃機、練習機、連絡機、観測機、輸送機等)、低空飛行中の 戦闘機、輸送機、巡航ミサイル。 ★ 誘導方式・・・高性能/赤外線・紫外線シーカーを採用。撃ちっ放し能力(発射後の操作が不要な能力)がある。
〔自衛隊では・・・〕現在は、スティンガーから<91式携帯地対空誘導弾>に更新。 (ただし、自衛隊の部隊内ではスティンガーと呼称している。) ★ 91式携帯地対空誘導弾・・・日本の技術研究本部と東芝が開発した、国産の携帯式防空ミサイルシステム。 自衛及び基地防空用として、3自衛隊に配備。 (派生型として・・・OH-1観測ヘリコプターに搭載する空対空ミサイル型、 高機動車に8連装発射機を搭載する、93式近 距離地対空誘導弾、が存在する。)
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水 爆 ![]() 北朝鮮の核軍拡も 安倍政権の軍拡も しょせんは、同じ… <戦争ゴッコ!> です! |
アメリカの水爆実験 Russian
Atomic Weapon Museum 史上最大威力/Tsar Bomba (King of Bombs)と呼ばれる水爆
核弾頭は更新せず/廃棄を!
<核融合爆弾の、構造の概略> ・・・・・・<ジャンプ> |
3月 31日 |
《 重力波天文学・1 》・・・(30) 【重力波の補足】・・・(30)
「そうです…」高杉が言った。「ブラックホール連星の周りは…重力半径の内部に落ち 込んでいく、高温ガスの渦に包まれています。光さえも、巨大重力に捕捉されていて、 容易に外へ出て来る事ができません…」
《 重力波天文学・1 》・・・(29) 【重力波の補足】・・・(29)
「そうです…」高杉が言った。「太陽が、地球を呑み込むほどに拡大して来ます。そして、 それが冷えていって白色矮星(はくしょくわいせい)となり、星の一生を終えます。これらの現 象は、可視光をはじめとする、電磁波で捕捉が可能です。可視光と、電波やX線やガン マ線などですね、」
《 重力波天文学・1 》・・・(28) 【重力波の補足】・・・(28)
す。それが、中性子星やブラックホールになるわけです」 「太陽も…」支折が言った。「そうなるのでしょうか?」 「太陽質量の程度の恒星だと…」高杉か言った。「まず、超新星爆発は起こりません」
《 重力波天文学・1 》・・・(27) 【重力波の補足】・・・(27)
らに重力崩壊し、ブラックホールになるわけですね?」 「そうです…恒星の核融合反応が燃え尽きると…核融合の爆発力で支えていた星の 重力/質量が…
《 重力波天文学・1 》・・・(26) 【重力波の補足】・・・(26)
鏡>と、どう違うのでしょうか?」 「例えば…」高杉が言った。「巨大な星が、超新星爆発を起こすと、重力崩壊(/自身の圧 力が重力と釣り合う状態の天体が、圧力が減ったり重力が増したりした場合に、急激に収縮に転ずる現象)で、中心 にブラックホールができると考えられています」
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3月 30日 |
《 重力波天文学・1 》・・・(25) 【重力波の補足】・・・(25)
観測の成功自体が…宇宙に<重力波望遠鏡の・・・新しい窓>を創出しました。最 初はガリレオの望遠鏡でした。 それが…20世紀後半にはX線からマイクロ波までの、<電磁波の窓>を確立しまし た。そして、21世紀になり…<ニュートリノ望遠鏡の窓>と、<重力波望遠鏡の窓 >が、立て続けに、開かれたという事になります」
《 重力波天文学・1 》・・・(24) 【重力波の補足】・・・(24)
「それにしても …」高杉が、ゆっくりと頭に手を当てた。「【一般相対性理論】の数値計算 と、細かく比較できるほど…<直接観測>は、重力波の波形を、精密に観測できた様 ですねえ…」 「<強い重力場>での、【一般相対性理論】の検証も、進むということでしょうか?」
《 重力波天文学・1 》・・・(23) 【重力波の補足】・・・(23)
察します」 「はい…」支折が、うなづいた。「私達が、想像しているよりも…具体的な重力波の波形 まで、予想できていたわけですね?」 「まあ…」高杉が、口に手を当てた。「間接的には、重力波の存在は証明されていたわ けですら…」
《 重力波天文学・1 》・・・(22) 【重力波の補足】・・・(22)
しょう。これはあくまでも、【一般相対性理論】のシミュレーションによる予測です。 今回の<直接観測>では…ブラックホールの連星が、実際に合体し、1つのブラック ホールとなり、その時に発した莫大なエネルギーが、<時空間のゆらぎ>として…
《 重力波天文学・1 》・・・(21) 【重力波の補足】・・・(21)
「中性子星やブラックホールが合体する時に、どの様な波形の重力波が届くのか、理 論的に予測しているのです」 「うーん…その重力波の波形を、数値計算で予測できるのでしょうか?」
《 重力波天文学・1 》・・・(20) 【重力波の補足】・・・(20)
ーネル大学(/米ニューヨーク州イサカ市に本部を置く私立大学。アイビー・リーグを構成する1校。)などの理論 物理学者たちは、<極限時空・シミュレーション>のプロジェクトを立ち上げています。 ここで…【一般相対性理論】の、大規模数値計算を行っています。」
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3月 29日 |
《 重力波天文学・1 》・・・(19)
【重力波の補足】・・・(19)
換算すると、太陽質量の3倍と言います。 この様に極端な状態について…【一般相対性理論】が検証されるのは、もちろん、初め てという事です」 「はい、」支折が、コクリとうなづいた。
《 重力波天文学・1 》・・・(18)
【重力波の補足】・・・(18)
ホールが…互いの周りを、1秒間に100回程度の回転をしつつ…最後に合体という、想 像を絶する状況の、重力波の補足です」 「まさに、」支折が言った。「強い重力場ですね!」
《 重力波天文学・1 》・・・(17)
【重力波の補足】・・・(17)
【一般相対性理論】の検証>です。 これまでの様々な検証は、弱い重力場での【ニュートン理論】との微妙なズレを、精密に 観測したものでした」 「はい…」支折が言った。
《 重力波天文学・1 》・・・(16)
【重力波の補足】・・・(16)
すね。それで、連星の周期変化というものが、見事に説明できたと…?」 「そう言うコトですね… これが…<重力波の・・・間接的検証>となり、2人は1993年に、ノーベル物理学賞 を受賞しています」
《 重力波天文学・1 》・・・(15)
【重力波の補足】・・・(15)
が短くなり、公転周期が短くなっている…と考えられたのです。 【一般相対性理論】を使って、放出する重力波エネルギーを計算して見ると、これで見 事に説明ができたのです」
《 重力波天文学・1 》・・・(14)
【重力波の補足】・・・(14)
米国の天体物理学者ラッセル・ハルス(Russell Alan Hulse)とジョセフ・テイラー(Joseph Hooton Taylor)が、連星の公転周期が、短くなって行く様子を観測していた…と言います」 「ふーん…?」支折が、アゴを傾げた。
《 重力波天文学・1 》・・・(13)
【重力波の補足】・・・(13)
けですね?」 「そう言うコトです!」高杉が言った。「クォークなどの様々な素粒子が、理論的予測の 後で、発見されています。最近の、ヒッグス粒子の発見もそうですね…」
《 重力波天文学・1 》・・・(12)
【重力波の補足】・・・(12)
重力波の存在が広く信じられる様になったのは、1957年のファインマン(Richard Phillips Feynman/アメリカの物理学者。1965年に、朝永振一郎、ジュリアン・S・シュウィンガーとともに、ノーベル物理学賞 を共同受賞)の講演によってです。 しかし、最初に言った様に…理論的予測の確立と、<直接観測>では、大きな谷ほど の隔(へだ)たりがあります」
《 重力波天文学・1 》・・・(11)
【重力波の補足】・・・(11)
「うーむ…」高杉が、唇に指を当てた。「日食の時に、太陽の光球が消えるので、それ が観測できるというヤツですねえ、」 「はい…」支折が、うなづいた。「そう言うものかと…ただ、聞き流して来ました」
《 重力波天文学・1 》・・・(10)
【重力波の補足】・・・(10)
しかし、その解釈/意味の理解に、40年もかかったと言われます」 「うーん…」支折が言った。「私達も…星の光が、<太陽の重力による空間の歪で・・・ 曲がって来る>と言うのは…
《 重力波天文学・1 》・・・(9)
【重力波の補足】・・・(9)
義』ということですね、」 「そうです、」 「<第1の意義>は… アインシュタインの科学的予言の検証です。彼は【一般相対性理論】を発表した翌年/ 1916年に…
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3月 28日
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《 重力波天文学・1 》・・・(8)
【重力波の補足】・・・(8)
「それは、分かりませんが…」高杉が言った。「まあ…我々の歩む歴史・ストーリーは、 すでに<1枚の絵の原型/金型>の様な物があり、過去・未来にも浸潤(しんじゅん)し ていて…どうやらその方向に、強いバイアスがかかっている様です。 遺伝子が後生学(/エピジェネティクス)的に発現し、生物体を形成するように、その先に、別 の何かがあるのかも知れませんね。 まあ…有意性の話はまた別の機会にして、重力波に話に戻りましょう」 「あ、はい!」支折が、口元に微笑を浮かべ、うなづいた。
《 重力波天文学・1 》・・・(7)
【重力波の補足】・・・(7)
きく舵を切らせたのだと?」 「うーむ…」高杉が、腕組みをした。「“人類文明史・ストーリー”という、1つの生命潮流 は…<原子力発電/核融合発電/宇宙開発>という、<エネルギー・産業革命の ・・・拡大の方向性>を、頭打ちにした…のかも知れませんねえ。」
《 重力波天文学・1 》・・・(6)
【重力波の補足】・・・(6)
/ニュートリノ望遠鏡>ではなかった様ですね?」 「そうです…」高杉が、うなづいた。「最初は【大統一理論】が予想する、陽子崩壊の現象 を観測するための実験施設だった様です。もちろん、ニュートリノも予想できたのでしょう が…」
《 重力波天文学・1 》・・・(5)
【重力波の補足】・・・(5)
「うーむ…両者の接近かも知れません… 生物体の中に、<量子もつれ/非局所性の素粒子>が大量に存在することも分か って来ました。生物体の中に、物理的な大量の非局所性が存在する、という事ですね え。<物の領域>と<心の領域>の境界が、いよいよ曖昧になって来ています。」
《 重力波天文学・1 》・・・(4)
【重力波の補足】・・・(4)
でしょうか?」 「まあ…」高杉が、口元を緩めた。「こうした、有意性(ういせい/有為とは・・・因と縁との和合によって 生じた現象としての存在)の話が…厳格な【量子力学】や【相対性理論】の場に…出てくること 自体が…はは、」
《 重力波天文学・1 》・・・(3)
【重力波の補足】・・・(3)
石の採掘を中止)の<カミオカンデ>がニュートリノを補足した時は…始動直後に、大マゼ ラン星雲の超新星爆発/1987Aからのニュートリノを、偶然に捉えたわけです。 今回の重力波も…<ブラックホール連星の・・・合体>を、偶然に補足しました。」
《 重力波天文学・1 》・・・(2)
【重力波の補足】・・・(2) >は…米カリフォルニア工科大学とマサチューセッツ工科大学が中心となって推進して 来たものですね、」 「まあ…」高杉が言った。「<直接観測>は、大きな成果です」
《
重力波天文学・1
》・・・(1) 参考文献 : 日経サイエンス 20016・05 <特集/重力波> 重力波の直接観測/3つの意義 ( 大栗博司 米カリフォルニア工科大学 、 東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構)
【重力波の補足】・・・(1)
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3月 27日 ; |
《 響子の・・・ 小倉百人一首
》・・・(924)
頼政は77歳にして…武人としての使命に殉じたわけです。これで平氏は都落ちし、壇 ノ浦に沈み…源頼朝の鎌倉幕府が成立して行くわけです。 一方、娘の讃岐は…頼政の歌才を受け継いだ様で、12世紀末~13世紀はじめの有 名歌人の1人になります。
《 響子の・・・ 小倉百人一首
》・・・(923)
政もまた、この新時代の奔流に、呑み込まれて行ったのでしょうか。長袖者流(ちょうしゅう しゃりゅう)でも、最後は武門の男して散ったわけですね。その男の辞世歌です。
《 響子の・・・ 小倉百人一首
》・・・(922)
<椎(しい)>と四位(しい)を掛けていますよね。この歌が功を奏し(/功績を天子に奏上する意から ・・・効果を現す)、頼政は75歳でやっと従三位に昇進をします。 その頼政が…どういう経緯があったのか、平氏の横暴を憤って以仁王(もちひとおう/第77 代・後白河天皇の第3皇子。<以仁王の令旨>を出して源氏に平氏打倒の挙兵を促した。)を奉じ、決起したわ けです。結局、宇治/<平等院の戦い>で敗れ、自刃(じじん/刀剣を用いて自殺すること)して います。 (★ 平等院・・・ 左大臣で嵯峨源氏の源融(みなもとの・とおる)が営んだ別荘だったものが、宇多天皇に渡り、天皇の孫である源重信を 経て、摂政/藤原道長の別荘<宇治殿>となった。道長没すると・・・長男/関白・藤原頼通は<宇治殿>を寺院に改め た。これが<平等院>の始まりです。) |
3月 26日 |
《 響子の・・・ 小倉百人一首
》・・・(921)
それで…政界トップ(/平清盛)の心を動かし、昇進を重ねていった様です。でも、それも、 四位(しい)まででした。そこで、頼政は、今度は歌を詠んで、同情を引いたと言います。
《 響子の・・・ 小倉百人一首
》・・・(920)
の中で、進退には苦労した様です。 武人でも、都育ちであり、皇族や公卿にも仕え…精神性の半分は長袖者流(ちょうしゅうしゃ りゅう)/公卿・僧侶の類…だった様です。そして、官位が進まない事ばかり苦にしていた 様子と言います。
《 響子の・・・ 小倉百人一首
》・・・(919)
なります。あ…二条院讃岐というのは、第78代/二条天皇に仕えた、讃岐という女房、 という事ですね。 讃岐の父親は武人で、鵺(ぬえ/伝説上の怪獣、妖怪、物の怪・・・サルの顔、タヌキの胴体、トラの手足を持 ち、尾はヘビ・・・とも)退治で有名な源頼政(みなもとの・よりまさ)です。三位(さんみ)に叙せられたこ とから、源三位(げんさんみ)とも称された人物です。
政界に留まりました。平清盛から信頼され、晩年には、武士としては破格の従三位に昇り公卿に列しました。 しかし、平氏の専横に不満が高まる中で、後白河天皇の皇子である以仁王(もちひとおう)と結んで平氏打倒の挙兵を計 画し、諸国の源氏に平氏打倒の令旨を伝えた。しかし、計画が露見して準備不足のまま挙兵を余儀なくされ、平氏の追 討を受けて、<宇治平等院の戦い> に敗れ自害します。=<以仁王(もちひとおう)の挙兵>=)
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3月 25日 |
《 響子の・・・ 小倉百人一首
》・・・(918)
ね>に掛かり…<乾くまもなし>と結びます。 <沖の石>ですから…<乾くま/間>もない、どころではありませんよね。 それにしても、<沖の石>とは…一体、何処で、思い付いたのでしょうか、ほほ…
《 響子の・・・ 小倉百人一首
》・・・(917)
題詠(だいえい/前もって題を決め、それについて詩歌を作ること)/<石に寄する恋といへる心を> …として載っています。 うーん…相当に捻(ひね)った題詠ですね。でも、二条院讃岐もまた、それに劣らぬ見事 さで、虚構の恋心を歌いあげています。“涙で袖が乾く間もない”、というのは常套語 (じょうとうご/ある場合に、いつもきまって使う言葉)ですが…
《 響子の・・・ 小倉百人一首
》・・・(916)
六歌仙の1人。父は源頼政。母は源斉頼の娘。同母兄に源仲綱、従姉妹に宜秋門院 丹後(女房三十六歌仙の1人)。内讃岐、中宮讃岐とも称される。 九条兼実家に出仕、後に兼実の息女任子(宜秋門院)に仕え、多くの歌会・歌合に出 詠した。建仁元年(1201年)に出家。)
引き潮の時でさえ… 海中に隠れて… 見えない沖の石のよう… 他人は知らないが… 涙に濡れて… 乾く間もない… >
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3月 24日 |
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