Community Space /ボスの展望台/ボスのTwitter/2014/6月 |
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トップページ/New Page Wave/Hot Spot/Menu/最新のアップロード/ 担当: ボス= 岡田 健吉 |
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記 録 ![]() |
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6月 30日 |
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(267) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(173-73) 黄帝(こうてい/神話伝説上では、三皇の治世を継ぎ、中国を統治した五帝の最初の帝であるとされる)が、崆 峒山(こうどうざん)に広成(こうせい/広成子は・・・古代の仙人で、崆峒山の石の部屋で暮らしていた。彼が 千二百歳の時に黄帝が至上の道の要旨について尋ねてきた)を訪ねた昔…帝は師を敬って膝で進 み、額づいて道を問うた。 また釈尊は…かつて父王(/浄飯王(じょうぼんおう))の王宮を出て山に入られた。しかし 父王は山を恨まず、山にあって王子釈尊を導いた者達を怪しまなかった。
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6月 29日 |
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(266) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(172-72) その様な時には… 帝は師礼をもって敬い、世間のしきたりに従わない。帝の権威が、山の賢人に及ぶ ことは全く無いのである。帝たちは、山が俗界から離れていることを、知っていたに 違いない。
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(265) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(171-71) それは… 聖賢たちが彼等に徳を及ぼすからである。山が賢人聖人を好むことを、知るべきで ある。帝王たちが、しばしば山に行幸(ぎょうこう/天皇が出かけること。行き先が2か所以上の時は 巡幸という〕)して、賢人を拝し、聖人を拝して教えを乞うたことは、古今の誉れた事実 である。
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(264) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(170-70) もともと… 山は国家に属しているとはいえ、山を愛する人に属している。山がその主(あるじ) を愛する時、聖賢、高徳の人は必ず山に入る。聖賢が山に住む時、山は彼等に 属するから、樹石は繁茂し、鳥獣はすぐれている。
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6月 28日 |
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(263) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(169-69) 諸仏祖が言う… <焦熱地獄へ行きたくなくば、仏の教えを謗(そし/・・・謗る=人を悪くいう。非難する)って はならない> この言葉を身心に銘記(めいき/しっかりと、心に刻み込んで忘れないこと)しなさい。身心の内外 に銘記しなさい。形の無い所にも有る所にも銘記しなさい。木・石・田・里にも銘記し なさい。
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(262) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(168-68) 同じことについて、一方は流れると言い、一方は流れないと言う。ある時は流れる と言い、ある時は流れないと言う。 このコトを学ばなければ…仏の教えを学んだとは言えない。
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(261) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(167-67) 人間や天神は、それぞれの世界に安住しており、それを他類が疑ったり疑わなかっ たりする。 そこで我々は、<山が流れる>という言葉を諸仏祖に学ぶべきである。徒らに、驚 きや疑いにまかせておいてはならない。
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(260) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(166-66) ただ山の働きが実現しているばかり…彼等が山に入った形跡は残っていない。 世間から山を眺める時と、山の中で山に会う時では、山の姿は遥かに異なる。山 が流れるとは、水が流れないという、竜魚と同じではない。
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(259) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(165-65) 山は常に聖人達の住居(すまい)である。賢人も聖人も共に山に住居とし、山を身心 とする。賢人聖人によって山の真実の姿が現れるのである。 山には多くの聖賢が集まるが、山に入って誰も、その一人にも会ったことがない。
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6月 27日 |
《脳科学のステージ》・・・(15) それを… 新型/顕微鏡で脳一面に光を照射し…ニューロンの発光を秒刻みで撮影。これは 【カルシウム画像化法】と呼ばれる。 実験では…ゼブラフィシュの10万個あるニューロンの80%を記録。休んでいる時 も、多くの部分が不可解なオン・オフをしていることが判明。
《脳科学のステージ》・・・(14) ゼブラフィシュは… 稚魚の時は体全体が透明で、脳などの内部構造が観察しやすいため、神経生物 学の実験によく使われる様だ。 実験では…この稚魚のニューロンを遺伝子操作し、発火(/活動電位に達すること)してカ ルシウム・イオンが細胞内に流入すると、蛍光を発するようにした。
《脳科学のステージ》・・・(13) 電極はニューロン活動を補足する1つの手段。これを超える方法も、研究室段階で 実現しつつある様だ。 昨年…新技術の先駆けが報告された… ハワード・ヒューズ医学研究所(アメリカ/バージニア州/アッシュバーン/ジャネリア・ファーム研究キャ ンパス)のアーレンス(Misha Ahrens)は、ゼブラフィシュ(/インド原産の体長 5 cm ほどの小型の魚。 コイ目コイ科ラスボラ亜科・・・コイや金魚などに近い)の稚魚の脳全体の活動を、顕微鏡画像レベ ルで可視化した。
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6月 26日 |
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(258) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(164-64) 今、仏道を学ぶ者が水を学ぶ時…人間の考えだけに止まってはならない。仏道の 上での水を学ぶべきである。諸仏祖が自由自在に用いる水を、どの様に見れば良 いかを学べ。先覚者の境地に、水が有るか無いかを学べ。
《脳科学のステージ》・・・(12) この様な装置が実用化すれば…眼/網膜の何万個ものニューロンの電気的活動 を測定可能。 さらに…この電極アレイを3次元に重ねたり、小さくしたり、シャフトを長くすれば… 大脳皮質の奥まで挿入可能。そうなれば、個々の細胞の電気的特性を識別しつつ 測定可能に…
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6月 25日 |
《脳科学のステージ》・・・(11) さて… <脳活動の・・・創発パターン>を画像化するには、数千個のニューロン集団を 測定できる、新しい検出装置が必要。 新素材を用いたナノテクノロジー(/大規模な記録が可能)なら、可能かも知れない。シリ コン基盤上に10万個以上の計測点を持つ電極アレイが、すでに試作されている様だ。
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6月 24日 |
《脳科学のステージ》・・・(10) fMRIは…ニューロン活動を直接とらえるわけではなく…ボクセル内の血流に生じる、 2次的な変化を記録するだけである。
《脳科学のステージ》・・・(9) 次に…fMRI/機能的磁気共鳴断層撮影装置では… 活動中の脳領域が光って見え、脳全体の活動を非侵襲的(/侵襲とは・・・ 侵入し、襲うこと。 医学では・・・生体の内部環境の恒常性を乱す可能性がある刺激全般をいう。投薬・注射・手術などの医療行為や、 外傷・骨折・感染症なども含まれる)に測定可能。しかし、検出速度が遅く、空間分解能も低い。 この画像の、1単位/ボクセル(3次元の画素)で表されるのは…約8万個のニューロン 活動が合わさったものです。
《脳科学のステージ》・・・(8) ニューロン1個の測定の対極が…脳全体のニューロン活動の補足。1920年代に …ベルガー(ハンス・ベルガー(1873~1941年)/人間の脳波の発見者)の発明になる脳波計(/ 脳波測定器)がある。 これは頭蓋に電極を置き、10万個以上のニューロン(/ヒトの神経細胞は、生まれた時には 1000億個以上あり、その後1日10万個のペースで減っていくようだ。80歳になっても約97%は残っているとか) の電気的活動をまとめて検出する。しかし、この方法は大雑把すぎ、詳細な活動 は見えて来ない。
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6月 23日 |
《脳科学のステージ》・・・(7) ニューロン細胞1個の活動測定では…実験動物の脳に電極を挿入…電気インパ ルスを記録。これで細胞から細胞へ化学シグナル(/ドーパミンなど、中枢神経系に存在する神 経伝達物質)が放出される、情報伝達の様子が分かる。 ニューロン1個の測定では、高解像度の映画をたった1画素で見ている様なもの。 全体は見えて来ない。
( 国民的大議論が・・・何故、展開できないのか?)・・・(35) 今、日本/世界は…グローバル経済の中で、極度のメタボ状態! それでも、経済原理により不摂生に拍車がかかる! カジノ法案は最後のダメ押し! 日本の美しい四季の伝統文化を崩壊させて行く! カジノは、現パラダイムの最後の暴発…文明は大収縮へ向かう!
( 国民的大議論が・・・何故、展開できないのか?)・・・(34) 日本の人口減少は、適正化の流れ!悪いコトではない! 憲法やTPPも同様だが、何故、国民的大議論ができないのか? 人口爆発の折…人口減少は歓迎すべき方向! 日本列島においても…そのキャパシティー(収容能力)から、適正人口に半減して行く べきである! |
6月 22日 |
《脳科学のステージ》・・・(6) ニューロン細胞の解明から、<創発特性>の解明は…ビッグサイエンスというより は…パラダイムシフト/“文明の第3ステージ=意識・情報革命”への変容! 具体的ミッションの1つが…昨年のオバマ政権(/アメリカ合衆国)の“ブレイン・イニシア チブ”。EUの出資の“ヒト脳プロジェクト”。日本でも…今年発足した。
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6月 21日 |
《脳科学のステージ》・・・(5) そもそも、<創発>とは… 部分の性質の総和にとどまらない性質が、全体として現れること…生物学的創発、 組織論的創発、情報工学的創発など様々… 臓器/脳もその1つだが…個々の細胞の総和を超えた莫大な機能を持つ。その方 向へのシフトは…しかし、容易ではない…
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6月 20日 |
《脳科学のステージ》・・・(4) <ジェニファー・アニストン細胞>を理解するには… ニューロン1個を測定する現状から…細胞集団が複雑に相互作用し、より大きな全 体としての振る舞う…<創発特性>へ…理解を移行する必要がある。個々の原子、 個々の細胞から…集団や臓器としての特性である。
《脳科学のステージ》・・・(3) 女優/ジェニファー・アニストンを… ニューロン細胞がどの様な計算を通じて生み出しているのか…追跡は全く不可能。 そこには主観的体験や外界の知覚もあり…その上で、ジェニファー・アニストンの顔 に反応…電気インパルスを発する。まさにエイリアン(/本来は外国人を意味していたが・・・映 画/『エイリアン』がヒットして以降・・・怪物や地球外生命体の意味で使われることが多くなった)のメッセージ…
《脳科学のステージ》・・・(2) 最近、大騒ぎになっているコトがある。 <ジェニファー・アニストン細胞>の発見だ。 個々のニューロンが、女優/ジェニファー・アニストン(/アメリカの女優。45歳。『フレンズ』のレ イチェル役で知られる・・・俳優のブラッド・ピットと結婚)の顔に反応し、電気インパルスを発するとい う。説明がつかない!この発見は、神経科学が転機を迎えたことの証でもある様だ。
《脳科学のステージ》・・・(1) ★ 核エネルギー ★ 宇宙開発 ★ コンピューター ★ヒトゲノム解読 などが並ぶ が…次は ★ 脳科学 の様だ。 私は…“文明の第2ステージ/エネルギー・産業革命”の次に…“文明の第3ステー ジ/意識・情報革命”を想定するが…その橋頭堡(きょうとうほ/橋の対岸を守るための砦)に なるのか…
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6月 19日 |
《母が亡くなりました・・・》・・・(29) 今日…ネットで注文したお仏壇が届きました。 九谷焼の陶器仏具、“たまゆらりん”というおりん。 私は無宗教ですが…仏縁(ぶつえん/仏の引き合わせ)で、『正法眼蔵』/道元禅師/日本 曹洞宗開祖の著作を学んできたわけで…迷わずに曹洞宗の御本尊(ごほんぞん/・・・本 尊とは、仏教寺院や仏壇などに、最も大切な信仰の対象として安置されたり、お守りとして身辺に常時携帯される、 仏や菩薩などの彫刻・絵画・曼荼羅・名号などのこと・・・御本尊を仏壇の中央に安置、そして位牌(いはい)を置く)。 母は…霊位(れいい/死者の霊につける名。また、位牌)となり文化的な存在へ…
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6月 18日 |
《 1眼レフカメラ入門記 》・・・(7) うーむ… 小型とはいえ、やはり1眼レフは重い。カメラ本体よりもレンズが重いわけだ。しか し、正直、このカメラだと、どう良く写せるのかも分からない程のド素人… 梅雨空の上、被写体も見当たらない。が、ともかく、シャッターを切ってみた…おお! 何となく!
《 1眼レフカメラ入門記 》・・・(6) アマゾン(/インターネット・ショップ)から小型のカメラ・リュックが届いた。三脚も付けられ る。雨対策のリュック・カバーも。が…これが背中側に収納されるもので、背負うと ゴロゴロする。 うーむ…新品だが紐をチョン切り、雨カバーを別のポケットに収納。うん!OK!さ あ、出かけてみるか!
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6月 17日 |
《 1眼レフカメラ入門記 》・・・(5) しかし… スマホ・カメラから1眼レフにグレードアップしたわけだから、その気がまるで無い わけでもない。ともかく、私の感性で撮ってみたいと思います。 あ、ケースの方は…私はリュックサック派なので、まずリュック型を注文しました。
《 1眼レフカメラ・・・入門記 》・・・(4) 一言… 使っている人に聞けばわかることだが、私は全てが五里霧中の試行錯誤。ま、 趣味の世界だから、無駄な出費も徒労も楽しみの1つ。 それから… 私は思想家であって、カメラマンになるつもりはない。したがって、テクニックやカメ ラ機材に凝るつもりは無い。
《 1眼レフカメラ・・・入門記 》・・・(3) レンズ保護フィルターと、埃を払うブロアーを一緒に購入… 別途に、防湿BOXも届いた… 次に…持ち歩くケースも必要だろうということで、1眼レフ用のウエストポーチをネッ トで探してみた。うーん…なかなか気に入ったのがない… |
6月 15日 |
《母が亡くなりました・・・》・・・(28) 趣味の【1眼レフカメラ】の方は、いずれ別のページを立ち上げます。 母は98歳の大往生だったので… 特に、悲しみもなく、空虚感もなく、周囲から母の匂いが次第に消えて行くのも…抵 抗感はありません。 今日は、インターネットで仏壇と位牌を注文しました。
《母が亡くなりました・・・》・・・(27) パソコンもそうだったが…1眼レフも全て独学で…とにかく、何も知らない… とりあえず必要なものは…レンズの保護フィルター、カメラを入れるウエストポーチ、 梅雨時だから防湿BOX…etc. ともかく、後は…スマホのカメラの様に慣れることか…
《母が亡くなりました・・・》・・・(26) 身近にいた母が他界し…私は…もう1つ趣味を増やすことに… さて…【1眼レフ・カメラ】にしてみました。【油絵】という選択肢もあったのですが、 カメラの方が行動的で軽い感じです。 そこで…1眼レフの入門機/ニコンD3200をインターネットで購入。
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6月 14日 ![]() チベット仏教の 金剛界曼荼羅 |
《母が亡くなりました・・・》・・・(25) 98歳の母が他界して…12日… ようやく母とシンクロ(synchronize/同期する・・・に由来する語で、英語 sync に相当する略語)してい た、命の関係性(/命というものが絡み合い、シンクロしているのか?)の残渣の様なものが、体か ら抜けて行った。いや、体の芯(しん/物の中央・中心の意)の疲労は、深淵な所で直後か ら抜け始めていたし…これで全てが抜け切ったわけでもない様だ。つまり、峠が過 ぎたというコトか…
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6月 13日 両界曼荼羅 (りょうかい・まんだら) ![]() 胎蔵界曼荼羅 (たいぞうかいまんだら) ![]() 金剛界曼荼羅 (こんごうかいまんだら) |
《母が亡くなりました・・・》・・・(24) 魂の体現化である誕生…魂の非体現化である死。2つは別々のものではなく… 1つのものである。死から生へと…死者の魂は回生して来る。何人も避けることの できない死に際し…私達が死後49日間のこのバルドの世界を彷徨(さまよ)うとした ら…この教典は絶大な力を持つ。
《母が亡くなりました・・・》・・・(23) <生は…死からやって来る>…と『バルド・ソドル』は主張する。 それは宗教的信条ではなく、精神生理学的なヨーガという科学による。 <目覚めた意識を持って死に・・・再び人間界へ再誕生して来たと主張する ・・・雪嶺の賢人達(/チベット仏教の覚者達)の明確な証し>…に立脚している。
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6月 12日![]() 西新井大師 寺名は詳しくは・・・ 五智山遍照院總持寺 (ごちさん・へんじょういん・ そうじじ) ![]() 曼荼羅 (まんだら) 仏教、特に密教において、 聖域、仏の悟りの境地、世 界観などを仏像、シンボ ル、文字、神々などを用い て視覚的・象徴的に表した もの。 |
《母が亡くなりました・・・》・・・(22) 西新井大師(/東京都足立区西新井にある・・・真言宗豊山派の寺)へ参拝に行って来ました。 近くにあり、しばしば参拝に訪れている寺です。母の旅立ちを報告し、御加護を 祈りました。 雨が激しく、入梅以来、記録的な降雨が続いているようです。
《母が亡くなりました・・・》・・・(21) 私達はこの導きの書により… 人間存在にとって最も高い命の秘密、最も精髄的な知恵を見い出し、そして、完全 な解放に導かれるであろう。
《母が亡くなりました・・・》・・・(20) …絵解きのように展開され、49日の最後にまでわたって、詳細に解き明かされて いる。この教典(・・・手元にある書では、“経典”ではなく、“教典”となっているので、そのまま使います)は、 死者の埋葬のための儀礼書ではなく…私達の旅する魂の実際的な導きの書であ り…この教典なくして、人が解放を得ることはない、と言われるものである。
《母が亡くなりました・・・》・・・(19) 『チベットの死者の書』の序にこうある… 『バルド・ソドル』(『チベットの死者の書』)教典は、チベットに千数百年来伝えられて来た、 金剛大乗仏教(密教)聖典である。ここには、臨終並びに死から再誕生へと転生してゆ く死後49日間の中陰(ちゅういん/バルド=存在の中間状態)における死者への導きが、鮮や かな曼荼羅(まんだら/)の…
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6月 11日![]() 2羽のカラス |
《母が亡くなりました・・・》・・・(18) ともかく… 『チベットの死者の書』には…人の意識のバルド(/死後の世界)への転移という…瞑 想の修法においての覚醒への心の諸段階と…その教えが述べられている。 私達は自覚するしないに関わらず…バルドへの転移において…生滅する存在の 輪からの解放を体験するようだ…
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6月 9日![]() 明治神宮の鳥居の1つ |
《母が亡くなりました・・・》・・・(17) 母か亡くなり…初七日も過ぎ…今日は明治神宮へ行って参拝して来ました。こういう コトについて教えてくれる人もなく、ともかく参拝してきました。しかし、まだ、体の芯 が予想以上に疲労していて、帰路は体がフラついてしまった。
《母が亡くなりました・・・》・・・(16) 『死者の書』は…死後の道標(みちしるべ)の書…古代エジプトとチベットのものが知ら れている。 近代では…精神分析学のフロイト(ジークムント・フロイト/オーストリアの精神分析学者、精神科医)、 分析心理学(通称/ユング心理学)のユング(カール・グスタフ・ユング/スイスの精神科医・心理学者)… トランスパーソナル心理学(/1960年代に展開しはじめた心理学の新しい潮流・・・行動主義心理学、 精神分析、人間性心理学に続く第四の心理学。人間性心理学における自己超越の概念をさらに発展させたとされ る。)では…ケン・ウィルバー(アメリカ/オクラホマ州生まれ/・・・現代思想家。インテグラル思想の提唱 者)の『意識のスペクトル論』、スタニスラフ・グロフ(チェコ/プラハ生まれの精神科医/・・・トラン スパーソナル心理学会の創始者の1人。LSDを用いたサイケデリック・セラピー、呼吸法を用いたホロトロピック・ブレ スワークの創始者)の『意識の地図論』が有名だ。
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6月 8日 |
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6月 7日![]() ![]() |
《母が亡くなりました・・・》・・・(15)
【俳 句】
《母が亡くなりました・・・》・・・(14) さて…ユングが手引書としていたという 『チベットの死者の書』… 私が若い頃に、仏縁で遭遇したこの書は…私の宝物ではあったが…ほんの冒頭 部分を、サッと目を通しただけである。 内容が濃密過ぎて、門外漢がフラリと立ち入って読めるような書ではない。
《母が亡くなりました・・・》・・・(13) 私は母に、『チベットの死者の書』の内容については話さなかった。母は素直な人 間だったし、私のそばに長く居たので、その感性は受け取っていたと思う。それで、 私の簡単な説明で了悟していたのだと。むろん、母は賢者ではないが、まあ大丈 夫だと思っていた。
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6月 6日![]() カール・グスタフ・ユング 分析心理学(通称・ユング 心理学)の理論を創始 |
《母が亡くなりました・・・》・・・(12) 母が、死出の不安を口にした時…私はこう言った。 <生けるものは全て死に・・・また新しい命が生まれてくる。秋になれば・・・ 木は葉を落とし・・・草は枯れる。考えることなく・・・在りのままを・・・受け入 れればいいのだ・・・>と。 母は納得し…以後、不安を口にしたことは無かった。
《母が亡くなりました・・・》・・・(11) 心理学者/カール・グフタス・ユング(分析心理学/通称・ユング心理学の創始者)が… 私の変らぬ手引書としていたという…『チベットの死者の書』(バルド・ソドル)によれば… 死の瞬間に原初のクリヤー・ライト(/真のリアリティー(実在)である眩しく輝く透けた発光)が見ら れると言う。覚醒者は、この光に導かれて、無上の垂直道(/ヨーガのたぐいまれな熟達、非 常に多く積まれた功徳や善行によってのみ、ここに到達することができる。この光と合一し、輪廻の束縛は消える、) で、ダルマ・カーヤ(法身/・・・無限の大洋・・・)を得ると言う。
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6月 5日 |
《母が亡くなりました・・・》・・・(10) 祭壇の母の遺影は…優しく笑い、私をからかっているような…温かい眼差し… その前で…私は時々テレビの方を眺め…ブランデーの梅酒作り。梅は南高梅の良 いものを買って来た。氷砂糖はやや少なめに。49日の納骨を終え…新盆が過ぎ… 9月頃には試飲ができます。
《母が亡くなりました・・・》・・・(9) 母はトイレに行く時、よく転んで、額や腰を打っていました。 トイレに行くのを…私が全面的に介助する様になったのは、1年未満だと思います。 薬のみ器/水差しを買って来たのが…約3ヶ月前… その後…リハビリ・パンツは1パック半/ 23枚を使いましたが…最後まで元気でし た。
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6月 4日 |
《母が亡くなりました・・・》・・・(8) 流れ作業の中で…母の亡骸(なきがら)は火葬に付され…お骨になって帰って来まし た。大往生(だいおうじょう/少しの苦しみもなく安らかに死ぬこと。生を全うして老衰死すること。)で…予 想外に陽気なものでした。 しかし、その自覚に反し…体の芯が疲労困憊(ひろうこんばい/疲れきってしまうこと・・・困憊は、 すっかり疲れきること)している様子です。これが、母の死なのでしょう。この疲労が抜け るのに、しばらく時間がかかりそうです。
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6月 3日![]() 若い頃の母の写真 右から2番目が母 ![]() 母の拡大/ 大正6年生まれですが、 昔、長野市の貯金局にいた 頃の写真とか... |
《母が亡くなりました・・・》・・・(7) 母の死が確定すると…救急車、警察、死亡診断の医師… そして夜の8時になると、葬儀屋の車が母の亡骸を葬儀場へ運び…棺に入れ、ドラ イアイスを入れ…火葬の準備…トントン拍子の速さです。
《母が亡くなりました・・・》・・・(6) 6月1日はひどく暑かったのですが、2日はそれほどでもなかった… さあ…私は両手で母を抱き上げ…母の部屋へ運び、ベッドに寝かせました。救急 車を呼ぶとなれば、パソコンのある私の部屋ではマズイだろうと思ったからです。 そして、結局、警察も来ることに…
《母が亡くなりました・・・》・・・(5) さて…どうしたものか…? 母は、私のベッドに寝かせていて…私はパソコンに向かい…昨日と同じようにクー ラーで部屋を冷やしていました。 実は…昨日から喉にタンが絡み、多少、喉が鳴っていました。そして、それが止ま り、静かに眠っていたのですが…その時、実は呼吸は…?
《母が亡くなりました・・・》・・・(4) 午後から…ウォーキングを兼ねて買物に行く予定でした。母の牛乳がもう少ししか なかった。しかし、ウォーキングを兼ねての買物には行かなかった。 そこで…月曜日なので、近くのコンビニで少年ジャンプだけ買って来たが…マンガを 読むような状況ではない…
《母が亡くなりました・・・》・・・(3) しかし…息はしていないようだが…細く枯れた手首を握っても、脈などは分からな い。そう言えば、これまで、脈などは1度も計ったことがなかった。 多分…母は亡くなったのだろうと思ったが、体はまだ温かい。生ていると思いたい。 さて…どうしたものかと思った。
《母が亡くなりました・・・》・・・(2) さて…母が息をしていないようだ… たった一人で直面する…母の死です… 介助・介護は、全て私1人でやってきたので、状況は分かっていました。しかし血 色が良いので、もう少し大丈夫かなと思っていたのですが、その時は、不意にや って来ました。
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6月 2日![]() 龍 樹 (りゅうじゅ/・・・ サンスクリットのナーガール ジュナの漢訳名) 頭上にナーガ(/インド神話 に起源を持つ、蛇の精霊あ るいは蛇神)をいだく龍樹 尊称: 龍樹菩薩、龍樹大士 生地: インド 没地: インド /2世紀に生 まれたインド仏教の僧 大乗仏教中観派の祖であ り、日本では、八宗の祖師 と称される。 真言宗では、真言八祖の1 人であり、浄土真宗の七高 僧の第一祖とされ龍樹菩 薩、龍樹大士と尊称。 密教系の仏教では、龍猛 (りゅうみょう)と呼ばれるこ ともある。 南インドのビダルバの出身 のバラモンと伝えられ、幼 い頃から多くの学問に通じ た。サータヴァーハナ朝の 保護の下でセイロン、カシミ ール、ガンダーラ、中国など からの僧侶のために院を設 けた。この地(古都ハイデラ バードの東 70 km)は後に ナーガールジュナ・コーンダ (丘)と呼ばれる。 釈尊が生まれたのは、紀元 前5世紀頃(/孔子がいた のもこの頃・・・紀元0年が キリストの誕生)だが... 龍樹が生まれた2世紀頃に は、大乗仏教が勃興してい て、この運動を体系化した ともいわれる。 ことに大乗仏教の基盤とな る『般若経』で強調された 「空」を、無自性に基礎を置 いた「空」であると論じて釈 迦の縁起を説明し、後の大 乗系仏教全般に決定的影 響を与える。 このことにより龍樹は大乗 八宗の祖として仰がれてい る。 彼の教えは、鳩摩羅什によ って中国に伝えられ、三論 宗が成立。 また、シャーンタラクシタに よってチベットに伝えられ、 ツォンカパを頂点とするチベ ット仏教教学の中核とな る。 8世紀以降のインド密教に おいても、龍樹作とされる 『五次第』などの多数の文 献が著された。 |
《母が亡くなりました・・・》・・・(1) の事を母に言うと、優しく笑っていました。 私はパソコンの方を向いていたのですが、その背後で、眠る様に亡くなっていまし た。
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(257) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(163-63) 人間は海の中のもの、河の中のものが水とを知っているが、竜魚やその他のもの が、どの様なものを水として用いるかを知らない。自分が水と考えるものを、どの類 もみな水として用いると、愚かに決めてはならない。
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(256) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(162-62) 我々はこの様にして、対立した見方を超えることを学ばねばならない。それでなけ れば凡夫の身心を解脱することができず、諸仏祖の国土、凡夫の国土、凡夫の宮 殿を、正しく理解することができない。
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(255) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(161-61) …我々が今<山が流れる>と聞いて驚くように、竜魚は忽(たちま)ち驚き疑うであ ろう。しかし中には、<宮殿楼閣の欄干や柱が・・・流水ということもあり得る> と、理解する竜魚もあろう。この道理を思い巡らすべきである。
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(254) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(160-60) ところが、竜魚が水を宮殿と見る時には、ちょうど人がこの世の宮殿を見る時の様 に、宮殿が流れるとは思わないであろう。もし傍観者がいて、<お前が宮殿と見て いるものは・・・実は流水なのだ・・・>と言えば…
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6月 1日![]() 玄奘三蔵 の像 (げんじょう・さんぞう) <東京国立博物館 蔵 鎌倉時代 重文 > 尊称:三蔵法師 宗派:法相宗 寺院:大慈恩寺 著作:『大唐西域記』ほか、 仏教典多数 唐代の中国の訳経僧。玄 奘は戒名であり、俗名は陳 褘(ちんい)。尊称は三蔵法 師。鳩摩羅什(くまらじゅう) と共に二大訳聖。真諦と不 空金剛を含めて四大訳経 家とも呼ばれる。 629年に陸路でインドに向 かい、巡礼や仏教研究を行 って645年に経典657部 や仏像などを持って帰還。 以後、翻訳作業で従来の 誤りを正し、法相宗の開祖 となった。 また、インドへの旅を地誌 『大唐西域記』として著し、 これが後に伝奇小説/『西 遊記』の基ともなった。 ![]() 鳩摩羅什 の像 (くまらじゅう・・・ サンスクリット: クマーラジーバ) (新疆ウイグル自治区/キ ジル石窟の入り口前広場 に、最近建てられた鳩摩羅 什の像) 新疆ウイグル自治区クチャ 県の西域僧。 後秦の時代に長安に来て 約300巻の仏典を漢訳し、 仏教普及に貢献した訳経 僧。 最初の三蔵法師。後に玄 奘など、多くの三蔵が現れ た。後の玄奘と共に二大訳 聖と言われる。 |
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(253) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(159-59) 存在世界に、初めから、上下四方の差別があるのではない。物質の働きを基準と して、方角のある世界を考えるのである。天界は上、地獄は下にあるのではない。 地獄も一切世界にあり、天界も一切世界にある。
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(252) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(158-58) それは、仏道の上での上下である。いわゆる、地や水の行く処を、仮に下とするの である。下として初めから定まっている処に、地や水が行くのではない。同じ様にし て、火や風の行く処を仮に上とするのである。
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(251) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(157-57) 従って<水が上に昇らない>という言葉は、仏道の内外の典籍にない。尤(もっと) もある経の中に、<火風は上に昇り・・・水火は下にくだる・・・>という1節があ る。ここにいう<上下>という言葉は、さらに検討する必要がある。
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(250) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(156-56) 諸仏祖の行く処に、水は必ず行き、水の行く処に、諸仏祖が必ず現れるのである。 そのため諸仏祖たちは、必ず水を、自己の身心として学んできたのである。
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(249) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(155-55) 従って、仏の国の中に水があるとも言えず、水の中に仏の国があるとも言えない。 水は時間や存在のあり方に関わりなく、水としての真実を実現しているのである。
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(248) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(154-54) また… <水が江河をなしているのであるから・・・水の中に世界のあるはずがなく・・・ 仏の国のあるはずがない・・・> …と考えてはならない。1滴の水の中にも、無限に広い仏国土が実現するのである。
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(247) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(153-53) しかし、そうではない… 水の中にも、江河があるのである。従って、江河でない処にも水はあるのであって、 水が地に下る時、江河を形づくるに過ぎない。
( 禅・・・ 日本における展開 )・・・(246) 《 道元・・・ 『正法眼蔵』 》・・・(152-52) また文子が…<地に下って江河となる>と言っている様に…水が地に下る時、 江河となり、江河の1滴がよく賢人になることを知るべきである。凡庸(ぼんよう)の もの達は、水は必ず、江河海川にあると思っている。
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