（２００１．　５．　６）　　　２００１年・Ｇ１シリズ＜春＞

　　　　　　　　第５弾・・・・・・　

　ＮＨＫマイルカップ　東京１６００Ｍ　　＜射程 ：　**　＞

　　　　　　　　　　 　　　羽衣　弥生  （はごろも　やよい）

「アラ、」羽衣弥生が言った。「あなたがポンちゃんなの。まあ、可愛い

わね」

「お、おう．．．」ポン助は､頬を赤くした。

「そして､あなたが､Ｐちゃん！」弥生は､Ｐ公の頭に指を触れた。「よろし

くね！」

「う、うん！」

「ええと．．．そして、あなたが、元海兵隊のブラッキー軍曹ね．．．ふー

ん．．．頼りになりそうねえ、｣

「ウェッヘッヘッヘッ．．．ま、よろしく頼むぜ。ガラは良くないが､何でも

言いつけてくれ。何だってやるぜ！」

「はいはい．．．」弥生は､むこうで内装工事をしている、大工の源三の

方を眺めた。「さあ．．．源さんもこっちへ来て、一服つけませんこと？」

「おお．．．一服するかい．．．」源三は低い声で言い､脚立の上でパン

パンとニッカーズボンのゴミを払った。

「源三さんは､お茶がいいかしら？コーヒーがいいかしら？」

「お茶を頼むぜ｣

「はい」

　

　

「さあ．．．」羽衣弥生は､自分のグラスを取って言った。「今回は私たち

に、競馬コーナーのＮＨＫマイルカップの予想をしてほしいということ

です。うーん．．．どうかしら､ポンちゃん？」

「おう、」ポン助は、杯を口から離した。「今年の春のＧ1は、堅く収まっ

てるよな､｣

「まあ．．．よう．．．」源三は､キセルにきざみタバコを詰め､火をつけて

プカリと吹かした。「中穴狙いではのう．．．問題は､今回も堅く収まるか

よ．．．」

「ふーん．．．」弥生は､自分の左肩に手をやり､キュッと押さえた。それ

から、小首を傾げて言った。「ブラッキーは、どう思います？」

「まあ、堅い所を狙ってるようじゃあ、ギャンブルとは言えないぜ、」

「でも、当てなきゃ、勝てないよ､｣Ｐ公が言った。

「ふーん．．．そこなのよねえ、」弥生は､コクリとうなづき､口元に指を立

てた。

「まあ、今回は､しっかり当てたいよな！」ポン助が言った。

「さあ、どうしたものかしら．．．うーん．．．今回は私の最初の仕事にな

るわけですものねえ．．．｣

「とにかく、難しいよな。あっさりと、クロフネから買えば､この馬はコケる

よな､｣

「いいことを言うじゃねえか､ポン公。確かに､そろそろ春のＧ1も荒れる

頃だぜ。しかし、どう荒れるのか分からん．．．あまりにも堅い．．．」

「分りました！」弥生が､すっくと立ち上がった。「それでは､ここは私が

責任を持って､ボックスで勝負をしてみましょう．．．よろしいかしら､皆さ

ん？」

「ああ。弥生さんが、そうするって言うんなら､任せるぜ、｣ブラッキーが

言った。「なあ、みんな？」

「おう、」ポン助がうなづいた。

「うん．．．」Ｐ公も大きくうなづいた。

「ヨーシ．．．ま、ここは、ママに任せるとするか！」大工の源三も､キセ

ルをくわえ直した。

　

******************************************************************************

結　論

枠連ＢＯＸ ：　＜ 1、２､ ５､ ６ ＞　

　　　「さあ、後は運を天に任せましょう！勝負です！」　　

　

結　果　　　　　　　　　　　　　　　

１着．．．４番／クロフネ

２着．．．１４番／グラスエイコウオー

　　　　　　＜ ４−１４ ．．．６８００円＞

「残念でした．．．やっぱり､難しいわねえ、｣

　

  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　    （２００１．　５．　２０）

２００１年・Ｇ１シリズ　＜春＞

　　　　　　　　第６弾・・・・・・　   　　　　　　　 

　オークス　　　　　　東京２４００Ｍ 　＜射程 ：　中穴／ ３点勝負 ＞

　　　　　 コッコちゃん　　 　羽衣　弥生  （はごろも　やよい）

「うーん．．．ビールのおいしい季節になったわねえ、」マチコが、空に

なったジョッキをカウンターに置いた。「弥生さん､もう一杯お願い」

「あ、はい。コッコちゃん､サンドイッチはまだかしら？」

「もうすぐ、」

「そ、」

「どう、」マチコが､支折のノートパソコンをのぞいた。「いい馬がいそうか

しら．．．」

「そうねえ．．．どのサイトも似たような予想よねえ．．．」支折は、体を起

こし､腕組みをした。「最近の競馬は､もう１つ盛り上がりに欠けるのよ

ね．．．何て言うか､“こう．．．集中できるものがないのよねえ．．．”｣

「．．．？．．．何処かで､聞いたような．．．」マチコは､天井を見上げた。

「ＪＲＡのコマーシャルよ」弥生が､口に手を当てた。「でも、それは、当

たっていないせいじゃないかしら、」

「ＮＨＫマイルカップは､弥生さんだったかしら？」

　 弥生は､コクリとうなづいた。

「うーん．．．」マチコも、腕組みをした。「ねえ、響子に頼もうか？」

「そう言えば､しばらく響子の顔を見ていないわねえ。弥生さん､ここに

は時々来るのかしら？」

「いえ。お見えになっていませんよ」弥生が､ジョッキにビールを注ぎな

がら言った。「でも、響子さんは､清安寺の方に居られるそうですわ。チ

ーコちゃんがそう言ってましたから､｣

「うーん．．．そうかあ．．．響子は､禅の修業にこってるのよねえ．．．」

「じゃあ、私たちだけで何とかする他ないわね｣支折は､またノートパソコ

ンをのぞきこんだ。

「どうぞ、」弥生が､新しいジョッキをマチコの前に置いた。

「弥生､サンドイッチができたよ、｣コッコちゃんが､カウンターの奥で言っ

た。

「はーい、」

「ねえ、」マチコが言った。「コッコちゃんも､こっちに来て予想してちょう

だいね｣

「うん、いいよ。面白そうじゃん！」コッコちゃんが､サンドイッチの盆を持

って出てきた。

「ヨシ！今回は､私たち４人の予想になるわね､｣支折が言った。「しっか

り頑張りましょう！｣

「おーう！」コッコちゃんが言った。

＜　３点勝負　＞　　　　　　　　　　　　

　

「うーん、今回は､３点勝負で行こうと思うんだけど､どうかしら？」マチコ

が言った。「ずっと前から考えていたんだけど､やはり競馬は､３点勝負

ぐらいが理想的だと思うのよ｣

「うん、その問題か」支折が言った。「いいよ。やってみようか。しっかり

賭けて､カラリと諦められるのがいいのよね､実際に､｣

「うん！」

「３点だと､当たると大きいわねえ､｣弥生が言った。

「そう！」

「とにかく､やってみましょうよ」支折が言った。「やっぱり、ギャンブル

は､３点勝負よ！」

「うーん．．．しっかり、的を絞らないとね｣マチコが言った。

　

******************************************************************************

結　論

３点勝負

　　　　　馬連／　８−１２　　７−８　　１１−１２

コッコちゃん

　　　　　馬連／　１−１１　

　

結　果．．．．．．．．．．．   

１着　　１３番／レディパステル

２着　　　１番／ローズバド

＜　１−１３．．．．．４８６０円 ＞

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２００１．　５．　２７）　　

 クラブ・須弥山 （しゅみせん）　　

２００１年・Ｇ１シリズ　＜春＞

　　　　　　　　第７弾・・・・・・　   　　　　　　　        

　日本ダービー　　　東京２４００Ｍ 　＜射程 ：　中穴 ＞

　　　　　 コッコちゃん　　 　羽衣　弥生  （はごろも　やよい）

＜初仕事／土建屋のガンちゃん＞

「さあ、いよいよ“日本ダービー”がやってきました」羽衣弥生は､小さな

溜息をつき､集まったメンバーを見回した。

「成績が良くないんで､みんな逃げてしまったよな､｣ポン助が言った。

「そこなの、ポンちゃん！」弥生は､両手の指をしっかりと組んで握り締

めた。「今回はしっかりとカンを働かせます．．．｣

「おう．．．」

「まず、馬場状態だけど､東京は雨じゃないかしら､」

「うーむ．．．ま、良馬場とはいかんだろう」ブラッキーが､プカリとタバコ

の煙を吐いた。「すると、跳びの大きいクロフネは、減点だな。そこで浮

上するのが､ルゼルか．．．」

「ボーンキングも、重馬場の弥生賞を２着に粘ってるぞ」土建屋のガン

ちゃんが言った。「弥生賞は、弥生さんの名前だよね｣

「いいことを言うわね､ガンちゃん｣弥生が､微笑んでうなづいた。「する

と、ボーンキングは､無視できないわね｣

「軸はどれ？」Ｐ公が聞いた。

「そうねえ､誰が､“勝利”のガッツポーズが似合うかしら､」

「搦め手から攻めるわけかい、｣ブラッキーが言った。

「最後は､カンだと思うの、」

「ふーむ、そいつは､いいことだ、」

「それで、ダンツフレームでどうかしら？」

「．．．」

「．．．」

「ま、それでいいか」ポン助が言った。「一番強い調教をやってるしよ｣

******************************************************************************

結　論　　　　９番／ダンツフレームから､流し馬券

　　　　　　　　 馬連　　　９　〜　２、７、１１、１２、１３、１８

　　　　　 単賞　　　２番／ルゼル　　　　＜穴掘り名人＞

　

******************************************************************************

　

結　果　　　　　　＜馬連．．．５６０円＞　　　　　　　　　　　

　

１着　　　１８番／ジャングルポケット

２着　　　　９番／ダンツフレーム

単賞．．．２３０円

馬連．．．５６０円

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２００１．　６．　３）　

 クラブ・須弥山 （しゅみせん）　　

２００１年・Ｇ１シリズ　＜春＞

　　　　　　　　第８弾・・・・・・　   　　　　　　　        　

　安田記念　　　　　　　東京１６００Ｍ 　　　　　＜射程 ：　中穴 ＞

　　　　　 コッコちゃん　　 　羽衣　弥生  （はごろも　やよい）

　＜土建屋のガンちゃん＞

「オオーッ！入ったぜ！」ブラッキーが、サッカーの試合を見ながら言っ

た。「日本が１点先制だぜ！鈴木だ、鈴木隆行だぜ！」

「あら、そう．．．」弥生がテレビの前へ跳んできた。

「カメルーンも手ごわいよな、」ポン助が言った。「ワールドカップまで､あ

と１年かあ．．．」

「ねえ、安田記念の予想はどうするの？」Ｐ公が、みんなの後ろで言っ

た。

「そうねえ、今年の安田記念も荒れそうね．．．｣弥生が言った。「とにか

く､競馬の方は､“日本対カメルーン”のサッカーの試合が終わってから

考えましょう｣

「うん、」

「Ｐちゃん､何か飲む？」

「うん。レモンスカッシュ、」

「はい。じゃあ、ちょっと、待ってね､｣

　

******************************************************************************

結　論　

　　単賞　．．．１５番／テスタロッサ　　（穴掘り名人）

　　　　馬連　．．．　　　　　　　　

　　　　　　　　　　８　〜　２、５､７､１２、１７、１８　（以上　６点）

******************************************************************************

結　果　　　　　　　　　　　　　　　

　

１着　　　１７番／ブラックホーク

２着　　　１０番／ブレイクタイム

　

馬連　／　１０−１７．．．１２万６００円

　　　　　　　　　　　　　　

 クラブ・須弥山 （しゅみせん）

　　　 コッコちゃん　　 　羽衣　弥生  （はごろも　やよい）

２００１年・Ｇ１シリズ　＜春・・・第９弾・＞ （２００１．　６．２４）

　宝塚記念　　　阪神 ２２００ｍ　＜射程 ： ワイド／中穴 ＞

　　　　　　　　　　　　　　 

「まあ、このレースは､説明する必要はないよな､｣ポン助が言った。

「ま、決断だけだな！」ブラッキーが言った。「テイエムオペラオーとメイ

ショウドトウも、勝負付けはとっくに済んでる。賭けるとすりゃあ､１点勝

負だぜ！｣

「しかし、ここで１点勝負に出れば､そろそろ裏目ってこともあるよな、」

「ムムーッ．．．！」ブラッキーは､空を見．．．プカリとタバコを吹かした。

「こういうのは、どうかしら．．．」羽衣弥生が､扇子をトンとテーブルに立

て、小首を傾げた。「１着２着は、堅く収まっても､３着に穴馬が来る可

能性はあってよ。そこで．．．ワイドで､中穴狙いのＢＯＸ馬券というの

は、いかが？」

「おう．．．面白いよな！」

「でも、人気のテイエムオペラオーは外すわよ。メイショウドトウから、」

「ホウ．．．ずいぶんと､張り込むじゃねえか．．．」ブラッキーが言った。

「ふふ．．」

「ま、しょうがないよな！」ポン助が言った。

「じゃあ、それは譲るが、１２番のマックロウは入れさせてもらうぜ」

「あら、どうして？」弥生が聞いた。

「オレの一押しの馬だからよ。名前が､似てるだろう？｣

「ふーん．．．」弥生は､口の上に扇子の先を当てた。「まあ、いい

わ．．．この前、外してしまったんですものね、｣

「決まった様じゃの､｣それまで、黙って座っていたタマが､口を開いた。

　

******************************************************************************

結　論　

　　 　ワイド・ＢＯＸ馬券　《 １、３、５、１２ 》 　

******************************************************************************

結　果

　＜クラブ・須弥山 ＞　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コッコちゃん

       　２００１／秋・Ｇ１シリーズ　　　

　第１弾．．．スプリンターズステークス＜中山 １２００ｍ＞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２００１．９．３０）

「お久しぶりです。春のＧ１以来でしょうか。クラブ・須弥山の羽衣弥生で

す．．．

　 さあ、秋のＧ１シリーズが始まったのですけれど、大川慶三郎・主任は、

“国際・軍事情勢”の方の仕事で手が離せません。アフガニスタンの情勢

が、微妙な段階に入ってきていますので．．．それから、マチコも、ヘリコプ

ターで旅行に行くとかで、準備しています．．．

　 そこで、とりあえず今回は、私とコッコちゃんの二人で始めます。大胆

に、確実にヒットさせていきます。どうぞ、この羽衣弥生に、ご期待くださ

い！」

　

 *********************************************************************

予　想　　　　　　　　　　　　　　　　

単　賞．．．．．．．．．４番／トロットスター　　　　

馬連・３点ＢＯＸ．．．＜３、６、９＞

 *********************************************************************

的　中　　　　　　　　　　　　　　　　

単　賞．．．．．．．．．４番／トロットスター　　＜８１０円＞

枠　連．．．．．．．．．２−４　＜２９５０円＞

馬　連．．．．．．．．．２−４　＜３０００円＞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ ２００１．１０．１４ ）

第２弾．．．秋華賞　　　　　　　　　　　　＜京都　２０００Ｍ＞　

「２週間ぶりでしょうか。羽衣弥生でございます．．．

　 うーん、第一弾のスプリンターズステークスは、単賞をバッチリ

的中しました。でも、馬連は残念ながら、逃がしてしまいました。

ごめんなさい。

　 ええ、今回も、荒れると言われる秋華賞を、しっかりと的中さ

せます。どうぞ、ご期待くださいませ。さ、それでは、さっそく予

想に入ります．．．

　 うーん．．．コッコちゃん、カクテルをこっちにお願い、」

「ホーイ！」

「今回も、またコッコちゃんと二人だけの予想になるわね、｣

「でも、当たってるから、いいじゃん！」

「そうね、」弥生は、カクテルを、チビリと口にふくんだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　 それから彼女は、カクテルを前に置き、小首を傾げた。

「結局、どの馬が、いちばん上げ潮に来ているかということなのよね

え．．．９番のローズバドかしら．．．それとも、６番のレディーパステルかし

ら．．．？」

「やっぱりよう、秋華賞は、桜花賞馬がいいじゃん！」

「うーん．．．そうかしら．．．テイエムオーシャンは、内枠だし、休み明けは

マイナスポイントよ。鉄砲実績はあるけど．．．｣

「うーん．．．」

「じゃ、単賞は、９番／ローズバド。そして、６番／レディーパステルから流

すことにしようかしら．．．コッコちゃんは、どうする？」

「うん！それじゃあ．．．６ばんをはずして、４点ＢＯＸにする！」

「そ．．．」弥生は、コクリとうなづいた。「じゃ、決まりね．．．」

　

「ええ、来週は、白石夏美さんが来て下さるので、もう少し賑やかになると

思います。どうぞ、よろしく、｣

　　　　*****************************************************************

予　想　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　馬　連．．．．．．．．．６番 〜 ２、３、５、９、１４、１５

予　想　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　馬　連 ＢＯＸ．．．．＜ ３、５、９、１４ ＞

　　*****************************************************************

結　果　　　　　　　　　　　　

　　　　　　単　賞．．． ２番／テイエムオーシャン　（２４０円）

　　　　　　馬　連 ．．．２−９　（６６０円）　　　

第３弾．．．菊花賞　　　　　　　　＜京都　３０００Ｍ＞　

　　　　　　　　　　　　　

「夏美さん、今日はよろしくお願いします」

「はい。こちらこそよろしくお願いします｣

「で、どうかしら、今年の菊花賞は？」

「うーん．．．菊花賞馬というのは、一番強い馬が勝つと言われるわよね

え．．．｣

「はい．．．うーん．．．今年の最強馬は、どの馬かしら？」

「圧倒的に強いって馬は、いないじゃん、｣コッコちゃんが言った。「ダンツフ

レームも、勝ち切れないし、エアエミネムも、距離がちょっとなあ、」

「それじゃ、ジャングルポケットは？」弥生が聞いた。

「前走が、だらしないじゃん｣

「そうね。でも、実績から言えば、ジャングルポケットではないかしら？」

「うーん．．．私は、マンハッタンカフェじゃないかと思うの」夏美が、小首をか

しげながら言った。「それに、今回は、第６２回だから、２−６が来るかもし

れないし、｣

「はい。それじゃ、その線でまとめましょうか」

予　想　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

弥生　　　　　 ＜ 14 〜　２、３、８、11、１２、１４ ＞

コッコちゃん　＜ 単賞：　８番／エアエミネム　＞

夏美　　　　　　＜ ２　〜　３、６、８、１２ ＞　（　穴狙いで、少々どうぞ）

         　　単賞．．．２番／マンハッタンカフェ　＜１７１０円＞

　　　　　 馬連．．．２−１０　　＜４６２１０円＞

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２００１．１０．２８）

　第４弾．．．天皇賞　　　　　　　　＜東京　２０００Ｍ＞　

　　　　　　　　　　　

折原　マチコ　　　　　　　白石　夏美　　　　　　　　　　　　　　　　　　羽衣　弥生　　　コッコちゃん

「ええ、白石夏美です。

　 菊花賞は、マンハッタンカフェから、穴へ４点流したのですが、残念でし

た。もう、２点も買っていれば、的中したのですが。そこで今回は、私が、

予想をまかされました。でも、今回の天皇賞は、勝負付けの済んでいるメ

ンバーなのよねえ。マチコ、どう思う？」

「うーん、ステイゴールドじゃないかしら、単賞で。今回は、来るんじゃない

かしら、」

「それじゃ、単賞は決まりね｣弥生が言った。「夏美さん、馬連の方は、」

「今年の秋・Ｇ１は、２番が良く絡んでいるし、２番／メイショウドトウから流

そうかしら．．．それとも、もう２番は来ないかしら？｣

「そっかあ、」マチコが言った。「でも、メイショウドトウは、前回の宝塚記念

でＧ1を勝ってるし、今回は、ステイゴールドがドラマを演出するんじゃない

かしら．．．」

「．．．うん！」

「そう、」弥生は、コクリとうなづいた。「私は、今回は、第１２４回だから、

＜１２−４＞で、１点勝負にします｣

　

予　想　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

マチコ　　　　　 　　＜単賞：４／ステイゴールド＞　　（１点勝負）

弥生　　　　　 　　　＜４−１２＞　　（１点勝負）

コッコちゃん　　　　＜３−６＞　　（１点勝負）

　　  夏美　　　　　　　　＜４ 〜 1、２、３、６、７、８、１１、１２、１３＞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ドラマを予想し、薄く手広く流します．．．）

         　　単賞．．．番／　＜円＞

　　　　　 馬連．．．　　＜円＞

　

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２００１．１１．１１）

第５弾．．．エリザベス女王杯　　京都＜２２００Ｍ＞　

　　　　　　　　　　　

　　　　　　白石　夏美　　　　　　　　　　　　　　　　　羽衣　弥生　　　コッコちゃん

「ええ、白石夏美です．．．

　 さっそく、予想に入ります。ズバリ、この15頭の中で、一番強い馬はどれ

でしょうか？武豊ジョッキーの騎乗するトゥザビクトリーか、あるいは、蛯名

ジョッキーが騎乗するレディーパステルか．．．それとも、逃げ馬のヤマカ

ツスズランが大駆けをするのでしょうか？」

「そうねえ、」羽衣弥生が言った。「１番人気のテイエムオーシャンはどうか

しら？」

「うーん．．．１番人気のテイエムオーシャンは、はたして秋のＧ1を連覇す

るほどの怪物なのでしょうか．．．春の桜花賞、そして秋の秋華賞と勝ち、

さらにエリザベス女王杯も勝つほどのスーパー牝馬なのかということで

す．．．」

「はい．．．」

「ええ、そこで結論は、オークス馬、１１番／レディーパステルに白羽の矢

を立ててみました．．．おそらく、２２００まで距離の伸びた今回は、この馬

が最強ではないでしょうか！」

　

予　想　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

弥生　　　　　 　　＜１−１１＞　　（１点勝負）

コッコちゃん　　　＜単賞： １５／ヤマカツスズラン＞（１点勝負）

　　  夏美　　　　　　　　＜１１〜２､３、９、１０､１３、１４、１５、＞（７点勝負）

         　　単賞．．．番／　＜円＞

　　　　　 馬連．．．　　＜円＞

　

第６弾．．．　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　マイルチャンピオンシップ　＜京都１６００Ｍ＞　

　　　　　　　　　　　　

　　　　　　白石　夏美　　　　　　　　　　　　　　　　　羽衣　弥生　　　コッコちゃん

「ええ、羽衣弥生でございます．．．

　 今回のマイルチャンピオンシップは、是非当てたいと思っています。うー

ん、夏美さん．．．的中する時は、やはりそこにはモチベーションと言うか、

何か意図があって選択した時だと思うのですけど、」

「うん。それはそうかも知れないわね」夏美は、アゴにかけていた手を、下

におろした。「サッカーでもそうだけど、決断と行動には、モチベーションが

ないとうまく行かないものよ」

「そう。そこで．．．」弥生は、細い人差し指を立てた。「この秋のＧ１初戦

の、スプリンターズステークスを勝った、１７番／トロットスターが連勝する

んじゃないかと思うの．．．ひらめいたのよ．．．」

「うん．．．」夏美は、首を横にして考え込んだ。「あるかもね、」

「でしょう？」弥生は、イタズラっぽく笑って見せた。

「ジッキーは、蛯名かあ．．．私は、ワイドにしようと思っているのよ、」

「そう．．．コッコ君は、何にするの？」

「トロットスターの単賞でいいじゃん｣

「そ、じゃあ、決まりね｣

　

予　想　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

弥生　　　　　＜１７〜１、３、８、９、１０、１２、１３、１４　＞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（８点流し．．．薄く、手広く）

　　  夏美　　　　　　ワイド／ボックス：＜　８・９・１０・１２　＞（６点勝負）

　　　コッコちゃん　単賞：　＜１７／トロットスター＞　　　　　（１点勝負）

　

 

第７弾．．．　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２００１．１１．２５）

　ジャパンカップ　＜東京　／芝／２４００Ｍ＞　

　　　　　　　　　　　　

　　　　　　白石　夏美　　　　　　　　　　　　　　　　　羽衣　弥生　　　コッコちゃん

「ええ、夏美です。

　 マイルチャンピオンシップは、ワイドのＢＯＸ馬券でようやく的中しました。

でも、２６００円もつきましたから、ワイド馬券も馬鹿にはなりませんね、｣

「ね、夏美さん．．．」羽衣弥生が、やや顔を曇らせて言った。「今回も、こ

のＧ１の常連メンバーの馬たちが顔をそろえたけど．．．うーん．．．彼等は

もう、勝負付けがキッチリついていますわ．．．あまり面白みのないレース

になってしまったと思うんですけど、」

「そうねえ．．．確かにね。これはＪＲＡが、もうひと工夫する必要があるん

じゃないかしら、」

「はい．．．そこで、私たちの予想は、以下のようになりました」

　

予　想　　　　　　　　　　　　

　　　弥生　　　　　馬連：　＜１−４　＞　　　　　　　　　　　（１点勝負）

　　  夏美　　　　　　ワイド流し：＜４ 〜 ２、３、５、６、７　＞（５点勝負）

　　　コッコちゃん　単賞：　＜４／テイエムオペラオー＞　　（１点勝負）

　

第８弾．．．　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２００１．１２．　２）

　阪神ジュベナイル・Ｆ＜阪神　／芝／１６００Ｍ＞　

　　　　　　　　　　　　

　　　　　　白石　夏美　　　　　　　　　　　　　　　　　羽衣　弥生　　　コッコちゃん

　

「羽衣弥生です。今回は色々と忙しいので、結論だけを申し上げま

す．．．」

　

予　想　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　弥生　　　　馬連：＜１８−２、３、７、８、９、１１　＞　　（６点流し） 

　　　コッコちゃん　単賞：　＜１８／ツルマルグラマー＞　　（１点勝負）

第９弾．．．　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２００１．１２．　９）

　朝日杯・ＦＳ＜　中山／芝／１６００Ｍ　＞　

　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　羽衣　弥生　　　コッコちゃん

　

「羽衣弥生です。

　 うーん、とうとう夏美さんも、狂牛病の仕事にとられてしまいました。ま

た、こちらには来られないそうです。それなら、せめて、担当主任の大川慶

三郎さんが顔を出して下さればいいのですが．．．うーん、でも、大川さん

は相変わらず、軍事衛星１号で、アフガニスタンの監視を続けています。

　 ええ、そんなわけで、今回も、私とコッコちゃんの２人で頑張ります。そ

れから、実は予想には書かなかったのですが、先週の阪神のＧ１／大万

馬券は、ワイドの５点ＢＯＸで、３頭全てを的中させていました。ワイドの３

通りを合計すると、万馬券に近いものになっていました。そこで、今回も、

この線で行ってみようと思います．．．

　

予　想　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　馬連：＜１８−２、３、７、８、９、１１　＞　　（５点流し） 

　　　馬連：ワイドＢＯＸ　＜３、６、７、８、１０＞　　（１０点勝負）

　

第１０弾．．．　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２００１．１２．２３）

　有馬記念　　　　＜　中山／芝／２５００Ｍ　＞　

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　羽衣　弥生　　　コッコちゃん

「白石夏美です。私も弥生さんも、狂牛病の方の仕事で忙しいんだけど、

とりあえず、有馬記念の予想の方に回ってきました。

　 うーん、どうなのでしょうか、弥生さん．．．テイエムオペラオーで、軸は

堅いのでしょうか？」

「そうなのよねえ、」弥生は、首を斜めにした。「彼は少なくても、２着は外し

ていないのよね。でも、圧倒的な切れ味がなくなったのも、確かだし、｣

「さあ、そこの決断なんだけど．．．

　 うーん．．．私は、４番／マンハッタンカフェで勝負したいんだけど、どう

かしら？」

「そうねえ、競馬はやっぱりロマンですものねえ．．．堅い所を、まとめ買い

するというのもねえ、｣

「だけどよ、当たるのはいつもそんな所じゃん｣コッコちゃんが言った。

「うーん．．．」夏美は、もう一度新聞に目を落とした。

　

結　　論　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　単賞：　４番／マンハッタンカフェ　（１点勝負） 

　　　馬連：　＜４−１２　＞　　　（本線・１点勝負） 

　　　馬連：　４　〜　２、５、７、８、９、１０　　（６点勝負／薄く、穴狙い．．．）