|
|
《関係/作品・人・土地》
1995年に千葉 宏樹、田中 弘美、小酒井 誓吾の三名でSTATEの活動を開始した際、私たちがまず始めに見つけた要素は、作品、そして人でした。
作品と作品、作品と人、人と人、それぞれが取り結ぶ関係を生じさせる場を銀座・J2ギャラリーにおいて“STATE`95”のタイトルで展開しました。
次の段階として土地という要素が入って来ます。
今度は、土地と作品、土地と人、土地と土地という関係が新たに加わったのです。
それらは1997年に銀座・月光荘画室3、仙台・ギャラリー週刊アート、岐阜・クロッキーという三都市、三つのギャラリーで“STATE/SINGULARITY”として実行に移されました。
この三都市は、私たち三名それぞれにとって生まれ育った土地だったり、活動のために暮らしている土地だったり、まだ見知らぬ土地だったのですが、土地と関係を持ち、活用していく中で、ただの地面、ある意味抽象的な場所だった、現在暮らしているこの東京という土地が、ひとつのローカルな領土として姿を現してくることがとても刺激的でした。
また同様に、自分が生まれ育った土地に関してはそれが全く見知らぬ土地として目の前に迫ってくるわけですし、見知らぬ土地においては、そこで改めて生まれ育つのです。
そうした中で生み出された場は、個々人の作品のモチーフが三カ所において同一のものであったのにも関わらず、まさに唯一・特異の(Singular)ものとしてそこにありました。
|
|