種子島・屋久島 (1999年7月)
7月最終土曜・日曜日に鉄砲まつりがおこなわれる。土曜日は前夜祭で花火大会など、日曜日は南蛮行列、太鼓山、みこし、火縄銃試射などがある。まつりを楽しむなら、西之表市街地内に宿をとるほうがよい。
レンタカーは南星レンタカーで手配したが、返すときは連絡すればどこでも乗り捨て可能なところがとてもよい。
種子島から屋久島に朝1番のトッピー(ジェットホイル)で移動しようと思っていた日に、前日の夜から接近していた台風のため終日欠航になってしまった。翌日もでるかどうかはわからないということで途方にくれてしまったが、とりあえず翌日の朝1の便を予約する。トッピーは波の高さが5mにもなるとすぐ欠航になるらしい。トッピーが欠航になった日の朝はまだ飛行機は飛んでたらしく空港は人であふれていたとのことだ。でも、翌日の鹿児島行きのトッピーも予約がもういっぱいの便がたくさんあった。私たちは屋久島行きなのでトッピーの席の確保には心配はいらなかった。島間港からフェリーもあるがそれは1日1便でトッピー同様あっさり欠航ということだった。翌日、ラッキーなことに朝1のトッピーの便(屋久島経由、鹿児島行き)が途中天候によっては引き返すかもしれないという条件つきで出発した。屋久島で降りる人たちは2階に乗った。よく揺れたがなんとか屋久島に到着できた。
屋久島に着いたらまず、屋久島環境文化村センターに行くと良い。情報もたくさんあるし、屋久島のビデオも見れてこれからの旅行に夢が膨らむ。
上屋久町のいなか浜は日本一のウミガメの産卵地である。浜のそばに町役場があって7月末までウミガメ観察会が開かれている。夜8時に受付をして、しばらくビデオを見たり説明を聞いたりする。ウミガメ上陸の連絡を受けたら、係りの人が砂浜まで案内してくれる。日によってはウミガメが来ない日もあるということだが大抵は大丈夫とのことだった。ウミガメを見に行くつもりなら夜の移動になるので宿の場所も考慮しなくてはいけない。屋久島の周囲は約132kmあることを頭にいれておこう。さらに、西部林道はカーブや狭いところもあるので車の運転には注意したほうがいいと思う。
屋久杉ランドに行く途中の道には屋久ザルがいっぱいいる。全く車を恐れずに逆にボンネットに飛び乗りタクシー代わりに使う。クラクションやワイパーでもびくともしない。しばらくすると、自ら降りていく。
縄文杉を見に行くのは誰もが行くからといってあなどってはいけない。スタートからいきなり手すりのないトロッコ橋を渡らなければいけない。ここが1番私がおそれていた箇所だった。その他のトロッコ道は平坦で楽勝って感じだが、大株歩道に入ると足を大きく持ち上げて歩かなければいけなくなってくる。また、7月は特に雨が多い。雨に打たれながら、足元はぐちゃぐちゃだし、たまに滑ったりして結構大変だ。トイレは登山道入口に立派なものがある以外は縄文杉のそばの高塚小屋に1つあるのみだ。結局私は6時半に歩き始めて11時半に縄文杉に到着、17時ごろ下山した。大変な思いをして行っただけに縄文杉は余計にありがたく拝見してきた。
上屋久町の『かぼちゃ家』の屋久島ラーメンはまた、食べたい。