ケアンズ・ダーウィン(オーストラリア)  2001年(平成13年)7月下旬

HISのツアー(カンタス航空往復、Cグレードホテル宿泊、カカドゥ国立公園観光付、昼食2回分、諸経費)大人二人でツアー代金は493700円。後から知ったことだが、オーストラリアは国内線がカンタス航空のほぼ独占状態ということで値段が高いので、滞在は一箇所に絞ると安い。さらに個人旅行ならオーストラリアに入るにもカンタスを使わずマレーシア航空など利用するとこれよりも相当安くできるらしい。

ケアンズ
入国審査で検疫が非常に厳しい。かばんの中身も食料が探知できる特殊なX線でチェックして、申請なくして食べ物を持っていて見つかった場合、多額の罰金が請求されるので注意。到着前の機内でも「機内食の持ち出しは禁止しています」というアナウンスが流れている。
ケアンズではレンタカーを使って移動した。ケアンズ市街には道路の両端にメーター付の駐車スペースがいっぱいあるし、ピアマーケットプレイスにも無料の大駐車場がある。道路も走りやすく心配ないが、ラウンドアバウトというロータリー式の交差点だけは慣れるまで緊張する。右から来る車が常に優先なので、交差点に進入するときは車が来ないことを確認して進入し(右にウィンカー)、左にウィンカーを出して出る。ただ、二車線あるロータリーのときがやっかいだったが次のように解釈した。例えば、道路を北上しているときロータリーで西に方角を変えたい場合は左車線から進入する、そのまま北に向かう場合はどちらの車線でもよい、東に方角を変えたい場合は右車線から進入する、という具合にいけば良いようだ。
この時期は雨も少なく(時々ぱらつく程度)、気温も最高で30度くらいまでなので、からっとしていて長袖一枚でちょうどいい感じだった。
キュランダではスカイレイルに乗った。途中二箇所の散策を入れて、全行程を往復すると約
2時間かかる。一番下の乗り場(カラゴニカレイク)のすぐ横にはジャプカイ・アボリジナル文化パークがある(私は寄っていない)。バタフライサンクチュアリーでは、オーストラリアの蝶を手軽に観察できる。この時期(7月)にはあまり見ることができないトリバネアゲハやオオルリアゲハもたくさん飛んでいるところを見ることができる。
ピアマーケットプレイスでは2階のシーフードレストランのビュッフェを食べたが、おいしくなくてがっかりした。

パームコーブの近くのワイルドワールドはコアラをだっこして写真を撮ることができる(有料)し、カンガルーにエサをあげたりとても楽しい。カンガルーにはエサ袋を見せるとたくさんのカンガルーが寄ってきて大変なことになるので隠しておいたほうがいい。その他、オーストラリアのいろいろな動物を見ることができる。
オプションでカモノハシツアー(大人一人139ドル)に参加した。これは、野生の動物を見て回るツアーだ。夕方4時くらいにケアンズをシャトルバスで出発して、結局夜11時ごろホテルに戻ってきた。ガイドは日本人(欧介さん、若いのにしっかりしていてとてもおもしろい)、運転手はオーストラリア人(ジョン)。乗ったらまず最初に備品をいろいろ貸してくれた。長靴、懐中電灯、ポンチョ(深緑色)、双眼鏡である。出発してからアサートン高原方面に向かってまずカモノハシを見に行った。現地に着いたころにはそろそろ薄暗くなってきていた。デリケートな動物なので、明かりをつけてはだめ、当然フラッシュはだめ、音をたててはだめということで皆、声をひそめておそろいの地味なポンチョを着てしのび足で川に近寄ってじっと目をこらした。10メートルくらい先を泳いだりもぐったりするカモノハシをはっきり見ることができた。その後、運転手のジョンさんが焼いたバーベキューをテントの下で食べる。テントの周りは真っ暗で民家の光も見当たらない、はぐれたら怖いなあと思った。星空が最高にきれいだった。その後、野生のポッサム(木の上に住んでいる)バナナをあげて写真をとったり、カーテンフィグツリーを懐中電灯で照らしながら見学した。そして、ガイドさんを先頭に懐中電灯で足元を照らしながら草原を歩いていくと、小さいロックワラビーを見つけてさらに大きな岩を登ったあたりにいっぱいワラビーがいた。それらに手からエサを与えた。岩に座って、星空を眺めても気持ちよかった。最後にアリ塚を見て帰った。(アリ塚はダーウィンの物のほうが断然大きい)
ディントリー川のクルーズはいろいろ出ているが、私はリバートレインに乗った。いかにも列車の形をした船である。フェリー乗り場の近くから出発する。予約はなくても乗れたが、出発時間が限定されているので各インフォメーションにあるパンフレットであらかじめ調べておいたほうが良い。ちなみにケアンズ市街から乗り場まで車で二時間弱かかる。


         
     
    ポッサム        ロックワラビー(子持ち)

ダーウィン
このHISのツアー(ジャビルのクロコダイルホテル泊)では2日間にわたって終日ガイドさんが付いていろいろな観光地を案内してくれた。たまたま、私たち二人にガイドさん一人(日本人若い女性、ながこさん)、運転手一人(オーストラリア人の若い男性)が付いてくれることになり、ガイドさんはいつも傍で英訳してくれたり疑問に答えてくれたり、運転手さんは毎回乗用車のドアの開け閉めをやってくれたり、至れり尽くせりのツアーであった。彼らはVIPツアー会社(рO8−8947−0966日本語ok)の人たちでダーウィンでいろいろなツアーを扱っているらしい。
ここでは自ら運転はしなかったが主な道路のコンディションは良くレンタカーして自分たちで廻っても大丈夫そうだった。しかし、街を抜ければなあんにもない所なので、事故や車のトラブルが起こったときや夜間の運転は私たち日本人にはやや困難ではないかと思うので慎重に行うと良いと思う。ときどき道路の真ん中にオオトカゲやディンゴ(犬)など出てくることもある。
街中の移動にはタクシーを利用してもいいし、2ドルシャトルバスといった乗り物もある。ホテルのフロントで行き先を言ってシャトルバスを呼んでもらうと良い。帰りにピックアップしてもらいたかったら降りるときに運転手さんに予約をしておくと迎えにきてくれる。
休みだったために私たちは経験できなかったがGO寿司という回転寿司のレストランは日本人にも好評らしい。代わりにシャトルバスの運転手さんが薦めてくれたレストランは、CULLEN BAY MARINAにあるシーフードレストランでビュッフェ形式のところ(名前は忘れた)だ。すごく混んでいて人気のレストランのようだったが特別これがおいしいというものはなかった。それよりもスミスStモールの一本東の通りにロックオイスターというシーフードレストランはすいていたがロブスターや生牡蠣がとてもおいしかった。
   
帰りの便のカンタス航空で点検のため2時間ほど出発が遅れた。出発ロビーで『搭乗券を見せれば○ドルまでの飲食ができます』という館内放送が入った。飛行機が遅れるときはこんなこともあるので放送を注意して聞いておくと良い。

   

  ジャンピングクロコダイルクルーズ      イエローウォータークルーズ   

  

       ノーランジーロックの眺め     ケアンズ空港国際線の出発ロビーで買ったマッドクラブ(50ドル)

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