セガのCM

 セガってCM下手だよね。つくづくそう思う。セガサターンがプレイステーションに負けた理由の一つもそれだと思う。サターンの消える間際、「せがた三四郎」のCM以外、何も覚えているものがない。CM自体の印象が凄く薄い。結局、いつ何が発売になっていたのか全然知らないといった状況になったのだと思う。かたやプレイステーションは名作CMぞろい。ビデオに残しておきたいものもある。これは私だけではないようで、「プレプレ」とかいうプレステファンのCD−ROMマガジンにはCM集だけのCD−ROMがあった。見せてもらったのだが、いまCMだけを続けて見ても見応えがある。
個人的に好きな作品をあげれば
面白かったものでは
 「影牢」で女の子が彼氏?を罠にかけるやつ。最後にでっかく丸い石に轢かれるシーンは最高。
「かまいたちのよる」おじいちゃんの速攻「いやじゃー」炸裂バージョン。
いいなぁと思ったものでは
 「アークザラッド」「かっこわるいぐらい感動した」「あんた泣いてるの」の作品
 「レガイア伝説」「この霧をはらすのは僕たち」の「ノーライフキング」を思い出す作品。
理屈抜きでやけに印象に残っているもの
 「いくぜ100万台」女の子が家庭科室らしきところでなすびのコントローラーを握って「ジャンピングフラッシュ!」をやってるやつ
等だ。
 キャラクターも一生懸命売り出そうとしているソニック(ソニーとパナソニックみたいな名前がそもそもよくない)のかわいげのなさにくらべてムームー星人やバンデグーの愛嬌のいいこと。ぱっとでのキャラなのにあっという間にソニック君を抜いてしまっていた。この辺もセガはよくない。

 で、最近思うのがドリームキャストのCMのプレステ化。「セガラリー」のCMで屋台から、自転車から、ブルドーザー?までドリフトしていく作品を見たときにやっと面白いCMを作る気になったかと思ったのだが、よかったのはその一作だけ。あとにつづくのはどれもこれもプレステCM風に作ってみました的な鼻につくものばかり。嫌みっぽくというか、下品な感じだけがする、どこからみても真似しの出来上がりなのだ。格好だけ真似しても中身が変わらなくては意味がないの典型例だ。
 プレステが売れているから一緒のことをしてれば売れるかもなんてことはやめて、いかにもセガ、いかにもドリームキャストというCMづくりをして欲しいものだ。もちろん面白くて印象に残るやつを。

 そういえば最近本体のCMをめっきり見なくなったな。

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