二見シーパラダイス

 遅い夏休みを取って、伊勢方面へ旅行に行って来ました。メインは鳥羽。そこに旅館をとってたった1泊の旅行でした。
 初日はミキモト真珠島と鳥羽水族館を見学。昼前についてミキモト真珠島を見たあと食事。その後鳥羽水族館を見て歩いて気付けばもう閉館時間。旅館に向かいました。
 二日目は二見へ。本当は前日時間がなくて行けなかった鳥羽湾巡りとイルカ島に行きたかったのだが残念ながら当日は雨。船が出ないほどのものではなかったのだが、景色も面白くないだろうしと思ってあきらめた。素直にバスに乗って二見へ向かう。
 二見シーパラダイスに到着。見て回る。

 すみません。二見シーパラダイス、なめてました。
 おもしろい!
 水族館は前日見てきたし、鳥羽水族館の方が絶対大きいしと思って、そんなに時間をとるつもりは無かったのだが、その考えは甘かった。鳥羽水族館が見て回るだけで時間がかかる大型水族館であるのに対して、二見シーパラダイスは狭い空間で楽しみまくる文字通りパラダイスだったのだ。鳥羽水族館が大企業なら二見は失礼ながら中小企業。しかし、元気な中小企業である。社員が一体となって元気に仕事に取り組んでいるって感じが伝わってくる。しかもその社員にはアザラシもアシカもその他大勢も含まれている。妙に元気な営業マン達なのだ。
 ここはもともと「海獣王国」を名乗っているところ。セイウチ、アザラシ、アシカ、トド等がいる。まず入り口外にもうトドがいる。私が行ったときにはちょうど外でアザラシのふれあいショー?をやっていた。外で、である。凄い!。入館?券を買って中を見て回る。やっぱり広くないし水槽も大きくはないし、それほど珍しいものがあるわけでもないし、照明が暗くてそんなにキレイではない。ただ回るだけならあっという間に終わってしまうところだ。
 しかし、それではここに来た意味が全くない!
 ここでは小刻みに何かショーをやっているのだ。アシカショーはもちろんのこと、セイウチ、アザラシ、トドにイルカにペンギンまで何かやる。一つのショーが終わると次のショーの予告が流れ、ほとんどの人がそっちに流れていく。水槽を見て回るのが難しいぐらいだ。しかもその辺の壁に社員の人(飼育員とか調教師とかって言うべきか?)が書いたイラストやマンガ、写真付きの飼育日誌などがあってこれも楽しい。(おすすめは名前忘れたけどふぐ博士のコメント。かわいいイラストのわりにストレートな表現は大人向きの辛口だ。)また、内容もいい。アシカショーはどこよりも面白かった。司会のお姉さんも元気だが、アシカが不思議なぐらい元気。で、シナリオもよくできていて、限られた芸を上手く使って倍ほどあるかのように見せる手法であきさせません。イルカショーも狭い水槽で頑張ったあと、他のショーの間にボールでイルカと勝手に遊べるシステム???が凄い。さらに、キングペンギンショーはそんなネーミングながらキングペンギンに何も芸がないのでただの写真撮影会ですというオチもある。もちろんあっかんべーをするアザラシとの写真撮影もあり、狭いながら移動に忙しい。
 セイウチなどは本当に怖いが、それでもここでは触れるものにはさわって、写真を撮ってくれるものには素直に写って、ショーをノリノリで楽しみまくるのが正しいかと思う。ペンギンやアザラシとのツーショット写真は非常に愛想のいい社員さんが進んで撮影を引き受けてくれるのでカップルや家族でも全員で写れるので安心だ。デジカメとかにも慣れているのでそのへんも安心。

 結局、予定がだいぶずれ込んだが、最後に伊勢神宮をお参りして旅行はおしまい。
 かなり疲れたが、楽しい旅行でした。
 ありがとう!二見シーパラダイス。


ちなみにこれまでもなめてかかってすみません状態になったところがいくつか。
・若草山(よく見るところしか知らなかったが、奥が深かった。)
・赤目四十八滝(そんなに人がいっぱいいる人気スポットとは思っていなかった。)
・姫路城(全部見るのにそんなに時間がかかるとは思っていなかった。)
などです。でも、思っていたより面白かったものは少々疲れても許せます。というか嬉しい。

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