6.お尻の突起と小さなかかり
足の上下とその表情

足を上げたり下げたりした時筋肉や形動きを観察してみよう。左の挿し絵は右足を上げている状態を描いたものだけどいっぱい情報を出しているポーズなんだよ。まず支えている左足をみると内ももと外側の筋肉の長さが違うよね。骨の線が表面に出ていたりまず形を暗記しよう。技術面では膝のところに下腿に繋がる連結部分のノリシロを四角にとってから描こう。後は分解図を見て一度描いてみようね。

膝の下の球
折り曲げた足を描くには下の挿し絵をのように膝の下に球を描いて描くとデッサンが安定するよ。必ず上の大腿の下面にくっつける事を忘れちゃだめだよ。
描けないと悩む前に自分で手がかりを探して描こうね。分解図を参考にしていろいろなポーズを描いてみよう。
お尻の突起について
骨盤を真横から見るととんがっているのを知っているかな?
その突起はしっかり身体の表面にでているよ。その突起のにはお尻のお肉と足の筋肉がある一定の形をしているんだ。下の挿し絵の真ん中を見てみよう。骨盤箱戦法を使っているよ。お尻のとんがりと足の筋肉の関係をよく見て観察してみよう。小さなかかりがあるでしょ。
左の絵を見てね。これもお尻の突起と足の筋肉のところに小さなかかりがあるよね。この形は一つのパターンとして覚えようね。人物画では結構でてくるのでよく見て理解しておこう。


地味だけどとても重要な骨盤と足-最後に・・・
下半身は人物画にとってとても大切なパーツであることは私が説明するまでもありません。上半身がとても上手く描けているのに足腰がしっかり描けていないと画面がしまらないはずです。
これからは、あえて逃げないでしっかりと腰やそのまわりの筋肉をびしっと決めて素敵な人を描いていってください。
さあ、鉛筆持って締めくくりのデッサンをしましょうね。ここまで実践した技法を使い分けて分解図を描いて仕上げてみよう。いろいろなポーズにあわせて自分のひらめきで技法を当てはめよう。楽しく実践しよう!
にゃははは。