2.鬼を描く
鬼の簡単な特長について。

誰もが知ってる鬼を描いてみよう。え、家にもいるって? 嫁はん?
ほっほっ・・・それでは他人の家庭の事は気にしないで一般的な鬼を理解してみよう。

左の挿し絵を見てみよう。
も、見てのとおり。
鬼のお顔は角と牙と赤い顔。
んで、こわーくするために眉間のシワをいっぱい描き込もう。顔の輪郭はやっぱり顎ががしっと四角か丸できめよう。

体格と下半身
右下の挿し2点を見てみよう。身長2メートル50センチぐらいでしょうか?
わかりませんがジャイアントシルバがうじゃうじや・・・・筋骨たくましく上腕や脚もかなり太い。ただ不摂生がたたり体脂肪率はあまりよくなくお腹がぽこんとでています。あと虎模様腰巻き、一週間は洗ってそうもない布ッ切れ。胸毛はあるのかないのか・・・・たぶんあるような。
武器
棍棒とか石とか金棒。極めて原始的なものが多いよね。
いろいろな鬼たち
鬼にもいろいろあります。家族がいて、上司がいて下っぱがいて、その辺は人間と同じだよね。種類もいろいろあってもいいよ、角を一本にしてみたりとかね。単純に考えて描こうよ、角があって怖い顔、それで金棒もってりゃそれで鬼なんだから。

顔のアップ
眉間にシワをたくさんいれてみる。怒りの皺は深く深く刻み込まれているように描く。 できるだけ恐ーく凹凸のある顔にして鬼っぽく描こうね。
目をぎろぎろさせよう。歌舞伎役者さんの目の見開きや凝視を参考にしてね。
牙は二本から上下に四本がバランスかいいね、サーベルタイガーのような牙を描いて強そうにしよう。
って何?
鬼のような奴だ」
鬼は「人の心を持たない悪い人間」によく例えられ、また一方ではある「村の守り神、守護神」のように祀られたりで私達日本人にはとても馴染み深く親しみがあってとってもおもしろい存在だよね。そんなとても身近な鬼くんをたくさん描いてみよう。
鬼を描いて楽しむ。

鬼の角を一本にしたり4本にしたり新しい服を自分でデザインして着せたりして試してみよう。
それについては下の「コスチュームプレイ」を見てね。
これが人物デッサンの醍醐味だよ。
そして描きながら鬼がでてくる日本の昔はなしに思いをはせるのもまたいいね。
鬼が登場するお話ってなあに?
桃太郎や一寸法師、思いついたらたくさんあるなぁ・・・
実は桃太郎とか三蔵法師等なじみの主人公の描き方も紹介したかったんだけどそれは次回までのお楽しみ。
みんなもオリジナル桃太郎等を描いてみようね。
おもしろいでしょ。

鬼にコスチュームプレイをさせる。

適当に下っ端の鬼をデザインしてみる。ボスの鬼より下っぱの鬼のほうがデザインしやすいんだ。下っぱは量産型だからね。下っぱの鬼のデッサンができたら衣装を着せてみよう。鬼っぽいのね。図書館等にいったら「地獄絵巻物」ってたぐいのものを覗いてみよう。ヒントがいっぱいなんだから。それに洋風な甲冑をミックスしてみる。後は自分で混ぜ合わせてデザインしよう。でもセーラー服をきせてみるのもおもろそうだね。なんといってもプレイだから、あははは。「え、この人にこんな服を」ってな感じで着せ替えしてたら発見があって楽しいよ。
そろそろお茶を飲もうね。でもコーヒーの飲み過ぎはまずいのだ。