2.綺麗な直線を描こう!
綺麗な直線を引くには

1.炎の直線描きなのだ。
綺麗な美しい直線、それは定規を使わなくてもフリーハンドで直線を描く技術、つまり手だけで描くということ。訓練次第で定規に近いような線をひけるようになるよ。指だけを微妙に動かして短い直線を描く方法と3本の指と手首と上腕を動かして描く方法があります。双方なかなか高等テクニックを要するけれど慣れて早く自分のものにしてしまおうね。でもそれには鉛筆の持ち方がポイントだよ。まず普段どおりに鉛筆を握ってみよう。
鉛筆を支えている3本の指だけで直線を描く方法
この場合は手首は固定し指だけを動かしてね。
A.鉛筆は3本の指で持ちます。中指を一番下、第一関節と爪の間に乗せて人差し指、親指でそっと挟む。姿勢をただしくした状態で鉛筆の先がしっかりA.のようなかたちになっていますか?
このAの持ち方がスタートです。紙に鉛筆の芯をのせましょう。シャープペンシルはやめましょう、絵は鉛筆で描いて下さいね。でないと暖かい木の感触と描けば減っていく芯の特製を知る事ができません。鉛筆の芯は減った部分で描けばまた違った表現ができ絵を生き生きとさせてくれるよ。さっ、紙を用意したら直線をゆっくり引いてみよう。

B.ゆっくり線を引く。手首は動かさないよ。鉛筆を支えている3本の指だけで鉛筆を操る。小指の右側面は紙にぴったりとつけたまま動かさない。
c.フィニッシュです。AからCの間で鉛筆を微妙にすべらす感覚を身体で覚えてみてね。これの繰り返しが綺麗な線になるよ。綺麗な線引けたかな。普通に鉛筆を持った時、鉛筆の全体が見えている状態がベストですね。あまり鉛筆を立てて描かないで適度な角度を持たせて描きましょう。
線の練習をしてみよう。5センチ程でいいよ。左の挿し絵を見てね、だいたい直線だったらそれでいいよ。縦に指だけですーっすーっと描いてみよう。縦の直線が済んだら今度は横に引く。もちろん紙は動かさない。手首を少し動かして左から右にすーっすーっと。4センチ程でいいよ。この短い直線はいろいろな場面でとても約にたつよ、自分のものにしてしまおう。

上腕と3本の指で長い直線を描く方法-なんで裸なんだ・・・
a.スタートポジションだよ。ここはさっきのといっしょだよ。「肩に力入ってない?」大丈夫、力を抜いてね。
b.指は微妙に、上腕はリストが紙に対して平行にスーッと動かしてみて。指に力いれないでね。
c.フィニッシュです。手首はほとんど動かさない。上腕と3本の指だけで描く。
チェックポイント。aからcの鉛筆の傾きは前項の描き方に通じているね、何回も練習してみよう。
上の挿し絵、手のアップと上半身の挿し絵を模写してみよう。手は自分の手を参考にデッサン。上半身は右腕と方の動きに注意してデッサンしてみよう。

ノートやちらしの裏等、描けるものならなんでもいいよ、すーっすーっと縦横15センチぐらいに長い線を描いてみよう。この練習はたまにちょこちょこするといいよ、もちろん毎日やって直線王になってもいいよ。綺麗な直線を引けたら定規をひつようとしなくなるよ、デッサン力もあがるしいいことばっかりだよね!
応用しなきゃね!
線を描く練習をした後は食べ物で行ったらできたてホヤホヤ。早くしないと賞味期限が切れちゃうぞ。すぐ描こう今すぐ描こう。紙用意してすぐ描こう、かこうかこうカッコウカッコウ、カコカコカコカコ・・・・。最初は四角、箱、立柱体、チョコの箱などカクカクしてるものをデッサンしてみよう。練習のあとはスラスラ描けるよね。