2.人物デッサンーポーズを描いていこう。

立ちポーズを描こう
今回のレッスンは下の挿し絵、右足に体重がのっている立ちポーズだよ。人物がゆっくりと歩いている途中、このような体位になるよね。それじゃあこのポーズ、男性と女性の二体をしっかり描きわけてみようね。男子は女の子ばっか描いてちゃだめだよ。男性もしっかり描く。女性しか描けなくなっちゃ困るでしょ。ん、女子はどうなのかな・・・ま、いいやスケッチブックだしてね。いつものようにお茶とお菓子だよ。

下の挿し絵三つあるよね、男性と女性そして骨格図。
男性は上半身をたくましく、女性には乳房を描こうね。
女性は腰を細くキュっと絞める感じで描くことを意識しよう。
人物の体重がどこにかかっているか? 体重のかかる脚の骨盤の向きと角度は?
全体のバランスを考えながらデッサンしてみよう!

左の挿し絵を見てみよう。
ラフに描き出してみるとこんな感じになるよ。人物画の最初は濃くて太い線でしっかり描く。サラサラっとかいて見ておおまかな各パーツのポジションを決める。そこで「ハート描き」を使って肋骨や骨盤の位置を確認。おおまかなものに書き込んで仕上げていくという考え方なんだ。手足は特徴的に描けるイメージをたたきこもう。下の上腕部の挿し絵をみてみよう。濃い線でおおまかに描いてある方が特長をとらえたものだよ。筋肉のつながりを流れを理解しようね。そして細く綺麗に仕上げてあるのが清書したものになるんだよ。わかるよね。

歩き出すポーズのつづきを描こう。
1.2Bの鉛筆(先をとがらせない状態)で太くサッサッとおおまかに描く。ハート描き、そして筋肉の特長をつかみ人物のバランスをととのえていこう。

2.練りゴムで下書きの線を薄く残して清書して完成。一体の人物の手足の指までしっかり描く。丁寧に仕上げた経験は必ず次の作品に恐ろしい程の威力を発揮するよ。人物画は遠回りの連続だよ。その遠回りしたものがいろいろな作品を描く原動力になって決してあなたを裏切ったりはしないよ。

1. 2.

骨盤の重心考える。
下の挿し絵を見てみよう。上記で解説した2ポーズの骨盤の動きをラフに描いたものだよ。脚の骨の位置の確認、骨盤の動きがわかりやすくなったでしょ。簡単なポーズも要は腰と背骨、これも頭にたたきこんでおこうね。
歩いている人物の骨盤と脚の関係がどうにもよくわからない人はパンツ一枚になって鏡の前に立とう。腰を左右にずらしてみて自分の目で確認する。腰をグリグリまわしてニュロニョロしてあーでもないこーでもないしてみようね(^^)
今回はここまで、じゃあねーバイバイ。

                        2004年.10月7日更新