6.スーツ
背広を描く時注意するのは肩の部分とあの三角のへんてこな襟。スーツの襟の三角のところってなかなか難しいよね。ここも大丈夫、いい方法があるんだ。でも描く前に自分の洋服棚からスーツを取り出して着て描こうね。スーツを描くのにスーツを着て描く。別にふざけているわけじゃ・・・・いや、ふざけているね。いやいやふざけてないよ。描けなくなったら鏡に自分を写して確認して描いてみよう。なははは。

セーラー描きの術

1.セーラー服のひらひらを右の絵を参考に肩口からすっぽりかぶせてみる。ここまでいいよね。そして三角をセーラーのラインに沿って書き込んでみよう。三角は左右対称にになるように平行に補助線等をいれてしっかりデッサンしよう。

2.次は首に近い方のちっちゃい三角を描く。右の絵をを参考にして、このちっちゃい三角ラインを覚えよう。このラインはあらゆる角度に対応できるのでとても有効だよ。


角度のついたスーツの三角を描こう。
1.セーラー服を描いて襟を整えよう。左の図1.をよく見て書き写そう。
2.セーラーのラインに沿って手前のおっきい三角を双方に描く。平行に補助線を入れてデッサンの狂いを最小限におさえる。 3.最後に奥の三角を描く。ちっちゃい三角ラインを上の図3.を参考にして書き込む。で出来上がりだよ。

いろいろな三角を描いて試してみようね。
ちっちゃい三角ラインがポイント
どうかな? スーツの三角上手く描けた? とくに重要なのはちっちゃいの三角の処理だね。左の絵を見てみて。「この辺からラインを描く」ってあるでしょ。ちっちゃい三角ラインをのスタート地点がポイント。自分でいろいろ描いて感覚を掴もう。そして最後にやはり鏡に写した自分のスーツ姿をよく観察してみるのが一番大事だよ。お絵描きは紙の上にばかりで作業をしがちだけど立体的にとらえるためには鉛筆をおいてじっくり実物を観察し頭の中に3D画像を想像することが大切だよ。
斜上から見たスーツを描く

ややこしいスーツの三角を描けるようになったら一度上半身だけ描いてみようね。さあ、鉛筆持って。
服を着ている人物の胴の部分は広背筋がとても大きな筋肉なので背中ラインを少し長い目にとりましょう。これはあまり強く意識しなくても大丈夫ですよ。
1.お顔を描いてテトラポットを描いて人物に角度をつける。
2.腕を描く。衣服を着ている人物の腕は、カタカナのハという事を意識して描く。人物の向いている方向に対してのハ。
3.きちんと胴の部分をデッサンしてからセーラー描きを始める。おっきい、ちっちゃい三角描いてデッサンを整えていこう。手もきちんと描こうね。とにかく同部をシワなど描かずに簡単に仕上げる。
で、出来上がり。みんな上手く、描けたかな。

スーツはとにかく簡単に描くのがコツです。下のスーツの絵はだいぶ実物に近い形にしてありますが初心者の方はあんまりシワを描かないですすめられたほうが描きやすいとおもいます。自信がついたらもっと複雑なポーズにもチャレンジしてくださいね。