2 わずかな手がかりから
  • 定規を張り付ける、あごの幅って何?-はじめる前の基礎知識

一般の絵の参考書と違って私の場合めちゃくちゃな理論をみなさんに教えています。よって訳のわからん言葉がでてくることもしばしばです。そこで顔の描き方2ではかなり頻繁に出てくる妙な言葉が二つあるのであらかじめ意味を書いておきますね。

定規を張るとは・・・左図を見て下さい。おでこに見ての通りに定規を張り付けることです。

あごの幅とは・・・・左図をみて頭に入れておいてください。その定規の底辺の長さ。ここの場合だけの話ですよ。あごというのは耳のしたから全体を差すのですがこの顔の描き方2では先っちょのあごだけと考えてください。

  • 顔を描く時は必ず十字を引くこと
顔を描きはじめるときは薄く円を引いてから縦と横に線をいれよう。完成までの段階の中で最後まで大きく影響する柱みたいなものなんだ。この十字で顔の向き、角度がきまってしまうよ。

コンセプトは何も見ないで紙の上だけのわずかな情報から正確に顔を描きあげる。それもあらゆる角度の顔をです。みなさん、とてもいい戦法だからあなたの中に取り込んで役立ててくださいね。しっかり読んで実践したら必ず上手く描けるようになるよ、がんばってね!
わかっている正確な情報は十字の線だけ。少ない手がかりからしっかり描いていく。
人の顔のスケッチや顔写真等の模写をするとき、まったく何も見ないで描くときも、基本の十字線は必ず引くよね。つまりこの情報は一番信用できるものということになるんだ。だからこの情報、十字線を徹底的に利用して正確な顔を描いていこう。さあ、えんぴつ持って!
半円を描いて十字線をひきます。横の線はだいたいまゆ毛のラインになります。
この立体の十字は上の十字とは少し違います。横の箱がほお骨にあたり縦の箱はあごの幅になります。この立体十字はそのまま顔の大部分を締める大切な要素なので非常に重要です。しっかり描きこなしておこう。
ここでひとつのアイテムを作ります。
十字線にあわせてまゆ毛のラインから下に立体十字をあてはめる。あとは角を削り整えていく。特に顎の横の太さに注目して下さい。立体十字の箱の線がそのまま顎の太さになってるでしょ。この方法はこのあごの幅を特に重要としていますので意識して描いてください。図のように丁寧に描かなくていいよ。ラフに薄くね。どうゆうシステムかを理解して欲しいので。
上の図をもとにして目鼻口をいれて出来上がり。立体十字は薄く描こうね。でないと目をいれにくくなるから。

左右の絵を見て下さい。つまり僕が言いたかったことはこうゆうことです。顔の基本十字線を基にしてそれに立体十字を張り付ける。するとあらゆる角度の顔を高い確率で正確な絵にすることができるのです。うーん伝わっているでしょうか?