プロフィ〜ル


Q.あなたのお名前なんてーの?

藤海 日之輪[ふじうみ ひのわ]
と、言います。
理系の大学の大学院をなんとか修了。現在は特別派遣社員として、某製薬企業にて
働いてております。
派遣とは言っても、いちおう給料は月給で貰えて(時給でなく)、ボーナスも少ないながらも貰える身分ではあります。
ひとまず満足……かな? ちょっと前まで無職でしたからね。

Q.「年齢・性別・職業をご記入の上、」

197X年11月11日生まれ。蠍座ですね。ちなみに血液型はA。男です。ばりばりです。
ちなみに、自分では「蠍座」にも「A型」にも、性格占いはきれいに当てはまっていると思っています。
世間一般的に当たる物なのかどうかは、知らないですけど。

職業は会社員。

Q.「あなたの自己PRを1分間でお願いします」?

インドア派。というかオタク(笑)
でも、実際に会ったら、ほとんどなんの印象も残らない外見&オーラだと思う。
オタクというほど、オタクらしくないし。いや、オタクなんだけど(笑)

理性と感情が両方とも拮抗して高くて、しかもその両方がインプットというか、内向の回路
として特化されているから、普通にしていたら他人にはほとんど影響を与えない。
理性の方が(若干とはいえ)感情に勝っているから、自制がきいて尚更印象に残らない(笑)


趣味は漫画を読むことと集めること。……だったはずなのだけど。
最近は「小説を書くこと」が、完全に最大の趣味です。
これ、書き始めると膨大な時間が必要だから、他の趣味がほとんどなくなってしまうんですよね。
これでプロに転向したら、「趣味」と呼べる物が何もなくなってしまうなあ。


Q.オタクというとどのような……

ギャルゲーもやってたし、漫画の蔵書はたぶん200冊は超えていてまだ増えているし。
でもアニメはほとんど見てないね。
ライトノベルもあんまり。
まあ、オタクにも色々いるっちゅー事ですが、私は集中力高めて、がつんと物語に
のめり込めるような物が好きだ、ということなんでしょうか。

Q.ギャルゲー、ですか?

世間的には白い目で見られているジャンルだけども、良いものは本当によくできてる。
やってた頃は、日本の才能、ここに全部集まっちゃってるんじゃないかと思ったくらい。

とくに「物語」「キャラクター」「恋愛」「葛藤」なんかの要素の深さや緊迫感は、
女性向けに作られた物よりも、よほど誠実に作られていることが多いと思う。

可愛い女の子が い〜っぱい出てくる! というとっかかりの部分は凄いご都合主義に見えても、
「そこから先の部分」は、けしてご都合主義で終わっていたりはしない。
やっている人は誇りを持ってやっていていい、と思うんだけどな。
「文学」に匹敵するクォーリティがあると思いますよ。


Q.どんな物語が好きですか?(書く時&読む時)

さっき「がつんと」と言いましたけど、短編でテンション高くて、エモーションが
全開で伝わってくるような作品が好き。
逆にできごとばかりが色々と立て続けに起こっているだけ、な感じがしてしまう物は苦手。

ハッピーエンドが好き。
自分のハッピーエンドに向かおうとする「意志」、あるいは幸せな場所を希求し続ける「a焦がれ」。
そういう「終わらない熱意」みたいなものがある作品が好き。

実用に供する作品が好き。
新しい物の見方を教えてくれたり、悩みに立ち向かう方法や勇気を与えてくれたり、
心の整理の付け方を教えてくれたり、
そんな生きるための心の能力を与えてくれる作品が好き。

だから、生まれながらに強いヒーローが、
どんなにカッコよくっても、かっこいい行動をとっても、あんまり響かない、かな。



Q.では、作る上で重視しているのはやはりリアリティー?

うーん。
「リアリティー」という言葉の解釈にはいくつか種類があると思うんですよ。
私が知覚できる範囲でも3つくらい。

……と言って話し始める時点で、3番目の物が一番よくて、私の目指しているものだ、
という論法なのが丸見えなんですが(笑)
それを承知で話を進めますと、

1つ目は、「暗い」ということ。
「みんなお金持ちになりたがるけど、お金持ちになったっていいことばかりとは限らないんだぜ」
とか、「世界にはこんなに辛い境遇の中でもがんばっている人もいるんだぜ」とか。
そういうことを、みっしり突き詰めて書く。
この「リアリティー」を突き詰めていくと、ハッピーエンドが書けなくなってしまう。
確かに、そんなに幸せばかりがゴロゴロ転がっているわけもないものね。


2つ目は「平凡」ということ。
普通の人の人生に、こんな劇的なこと起こるわけないじゃんねー、という
発想。文学の世界なんかでは自然主義なんて言ったりしますか。
この論法を突き詰めていくと、ヒロイックな行動が書けなくなってしまう。
確かに、誰もが危地に際して際して勇敢であれるわけもないし、とっさにそんな
カッコのいい台詞を思いつけるものでもない。
(というか気障過ぎて、そんなセリフ浮くだけ、とも言うわな)


……で。
3つ目が私の目指している戦闘スタイルで、「存在感」とか「説得力」みたいな
単語に対して「リアリティー」というルビを乗っけてやりたい、ってことを考えている
わけですが。
物語媒体全体を裏打ちしていく、「打撃の重さ」みたいなもの、そういう意味での「リ
アリティー」なら 目指している……と思います。

あるいは、読者サマに主人公や出来事にどれだけ感情移入していただけるか、どれだけ
それらを身近に感じていただけるか、という演出技術的な意味でなら。


そのために「生活や日常」とか「社会」とかが必要なら、それを追求しますし、
「主人公の能力にもできることとできないことがある」ことや、「葛藤・二者択一」が
必要ならそれも書きますけど、先にあげた2つに堕するだけなのなら、

『リアリティー』なんていらないだろ、とも思っていますね。

Q.好きなマンガとか音楽とか


これは読む側・聞く側、としてですよね。つか、書けと言われても書けないか(笑)
だったら……

まず「うしおととら」と「ドラえもん」。
ガンガン系だったら「まいんどりーむ」とか「スパイラル」とか。あと『清杉』とか。

少女マンガだったら三浦実子さんのここ一連の作品はすきですねー。
最近、刑部真芯さんの作品がすっかりツボだったのは公然の秘密(笑)
「×」とか「フルーツバスケット」なんかも好きな作品です。
マニアック? なところでは「加治隆介の議」「かってに改造」「エペリュージュ」「銀と金」などもすごく好きです。
・・・。
ちょっと饒舌ですかね。

実のところゲームするより、漫画読む方が好きだったりします(^^;
読んだタイトル数だと、小説よりも全然多いですしね。


まあ、小説だと

一番好きな作家は?
って、聞かれたら胸を張って「藤海日之輪!!」って答えちゃいますから(笑)
あんまり冊数読む必要がないんだとも言えます。
……もっともっと、書かねば! 自分が読むためにも!


音楽だと「BUMP OF CHICKEN」と「Mr.children」。

BUMP OF CHICKENは「天体観測」で気持ちいいギターを鳴らしてるなあ、もっと聞きたいなーと思ってアルバムを買おうとしたんですが、メジャーでのアルバムがそのころまだ出ていなかったので、インディーズの「THE LIVING DEAD」を買って聞いてたんですが。
歌詞世界が大ツボでした。心の一枚に決定。
最新アルバムも大好きです。和音もリズムも、全てが最高! だぁーーっ!



あっ、あと、accessが好きとか、PENICILLINが好き……とか言っちゃダメですか(笑)
……駄目ですか、そうですか(笑)




……以上、 「NO COMIC NO LIFE」 風味 でお送りいたしました(笑)

いや、今とらだよ。読んでいたもんで……



2004.09.05 更新